Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

牡丹

2021-05-29 | 映画
外国の女優さんに触れたので、最近観ているという邦画から。
邦画をほとんど観てこなかったという話には、大人になってからですが例外があって、それが勝新太郎作品「座頭市」とか「悪名」シリーズでした。
ですからシリーズもので一番観たのはダントツで勝新映画で、それに続くのが少し離れて市川雷蔵「忍びの者」「眠狂四郎」シリーズ。
それからまた間が空いて、「緋牡丹博徒」シリーズ7作。

フジサンと言っても、もちろんマウント・フジではありません。
藤純子(その頃の表記)さんはその頃20代真ん中だったそうで、劇中「器量好しで度胸よし」と煽てられるシーンがありますが、落ち着き具合はとてもそうは見えません。
亡くなった太地喜和子さんが、富司さんの娘さんに「お母さんの若い頃の映画見ない方がいいわよ、やめたくなっちゃうから」と言ったとか言わないとか。
毎回メンバーはほとんど一緒ですが、その中で一番いいのは毎回役どころが違う待田京介さんです。
そこへ鶴田・高倉どちらかがゲストで加わります。





そう言えば、今「美人画ブーム」だと聞きました。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご存知かどうか分かりませんが...

2021-05-21 | 映画
去年から「男の人でちゃんとしたカッコの人はホントに見かけないね!」なんて何度も聞かされてくじけていましたが、今年に入って少ししたら心臓に毛がはえてきたのかすっかり慣れてきました。
今では、女性がいるから大丈夫なんて思います。
男性でそれらしい方には本当にお目にかかりませんが、女性は探さなくてもお洒落した人がたまに前から歩いて来ます。

という訳で、子供の頃TVで観た女優さんは有名な人も多かったですが、今回は少しマイナーな方を。
と言っても既に書いたような話ですが...

昔はワーナーのB級ギャング映画もたびたび放映されていました。
アナトール・リトヴァク監督「栄光の都」(1940)はギャング映画ではありませんが、主演がジェームズ・キャグニーでその頃の「汚れた顔の天使」など他の作品と続きもののようなイメージがあります。
相手役のアン・シェリダン(1915~67)もその頃一連の作品に出てくるイメージで、眠いような眼が印象的な女優さんでした。
何年後かにゲイリー・クーパーの「善人サム」に奥さん役で出ています。
何度か引用したキャグニーの自伝ではアン・シェリダンとの思い出に触れて、「あんな美しい人が早く亡くなるなんて」と、いつもタバコを手放さなかったので吸い過ぎは良くないと心配していたそうです。





もう一人はケイ・ケンドール(1926~59)。
亡くなる前の数年は、レックス・ハリスンの奥さんでした。
子供の頃に観たのは「魅惑の巴里」というジーン・ケリーと女性3人のミュージカルです。
ケイ・ケンドールが好きと書いたのを見たことがあるのはお一人だけで、あの「塀の中の〜」を書いた安部譲治さんでした。
コメディエンヌの素養もあってエレガントな、ちょっと面白い人です。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よもやま話

2021-05-05 |  その他
これも聴かせていただいた話です。
車好きの方が好きな車を2台買って片方をお仲間に運転してもらい、一緒に走るもう1台からその姿を眺めるというお話。
面白いですね。
聴かせてくださった方はもちろんそれは知らないと思いますが、何時だったか、自分で気に入った生地の服を着ていても何か満足できないことに気づいたと書きました。
やはり鏡にうつったのを見るのと、他の方が着ているのをダイレクトに見るのではちょっと違います。
私のはだいぶ話のスケールが違いますが、思うことは一緒だなと思いました。

また別の方の話から。
元大臣の選挙違反に絡む汚職事件を解説した番組があったそうです。
過去の事例を遡った映像で、10年20年くらい前の事件の際の街頭インタビューが流れると、マイクを向けられた男性のカッコが現在に比べちゃんとしていた、というお話です。
偶然の可能性もありますが、長年にわたるカジュアル化の傾向から無理もないことかも知れません。
私どもの仕事をキチンとして行くしかありません。



ついでに、暫く前にYouTubeで「アニエッリ一族」みたいなタイトルの番組を見ました。
半世紀近く前のイタリアの状況は映画や活字でよくご存知の方も多いかと思いますが、そのドキュメンタリーの中盤では両手で足りないくらい凄惨な映像がありました。
政敵や利益を阻害する者を容赦なく排除していた時代は聞きしに勝るもので、映画以上です。
まったく別の場所だと思いますが、イタリアで「昔この通りで凄惨な事件があった」と聞かされたのを思い出しました。
日本でファッション誌の視点からだけでは分からないことがあるのは、ウィンザー公もそうですし、ヘンリー王子が反目するのもお母さんの事があったからかなと思います。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする