Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ますのすけ

2013-06-29 | Others
 梅雨の晴れ間、日が長いので7時でもまだ明るいです。
帰る方向の電車をやり過ごしつつ、駅のホームで何やらポリポリしながらロング缶をあけていたお父さんの周りだけ、ゆったりした時間が流れていました。
アベノミクス効果をお父さんのまるい背中に感じとるのは困難ですが、代わりにシンパシーを感じてしまいます。

久し振りに会った新婚の健ちゃんにも言われましたが.........
お気付きの方もあるかもしれませんが、更新が滞りがちなんですね。
何だか、ゆとりがありません。
ほとんど真っすぐ帰っていると話題の一つも生まれないというわけで、ゆとりの一つもないようでは困ったものです。

ゆとりがないと肉も真ん中は食べられませんで、端っこも端っこ、煮込んだ舌や尾ばかり食べる始末です。
ちょっとゆとり違いな気もしますが.........



先日、魚屋でマスノスケさんに巡り会いました。
初対面でしたが、バイトの男子高校生であるはずもなく、魚屋のお兄さんでもなく、それは鮭のような顔をして切り身になった魚でした。

北海道産、天然、のシールが賑々しく貼られ、四角な箱に納まっています。
よく見ると名前の横に「キングサーモン」とありました。
北海道でキングサーモンが獲れるとは知らなかったので、二度と巡り会うこともないんじゃないかと思い食べてみました。
養殖じゃないのというくらい脂がのっていましたが、やさしい脂で食べるとすぐ溶けていきます。

シャケやイクラが大好物だった小泉さんに食べさせてあげたら、さぞ喜んでくれたんじゃないか、と思うと少し残念でした。
ますのすけでなく、マスノスマだったら回文ぽかったんですけど。


マスノスケは目が怒っていた。食べる私に対してか、捕まった自分に対してか、定かではありませんが。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の日

2013-06-18 | Others
 ちちの日にちなんで「母乳」の話じゃないなぁとか、「昼間のパパはちょっと違う」かもしれませんが「夜中のパパはだいぶ違う」ってのは危ない方にいきそうだと悩んでいたら、だいぶ日が経ってしまいました。

そんななかスポーツニュースを見ていたら、元横綱・北の湖の還暦土俵入りというのを報じていました。
そういう行事のあることを初めて知りましたが、親方のしぼんだおっぱいが揺れてました。



カフェで自分のバッグで席を確保する日本人をみて、あり得ないと友人のイタリア人に言われた、と先日聞かせてくれた人がいます。
大人になって住むのはいいけど、子供を育てるにはそういう環境が将来(海外で)本人の為にならないんじゃないかとも言ってたそうです。

そう言えば、あるメーカーの人達が海外研修にでかけた時のこと、
朝食を摂ろうと食堂で席をきめ、めいめい好きなものを皿に盛って戻ると、置いてあったはずのバッグがそっくり盗まれていたという事件を聞いたことがあります。
予定は大幅にくるうし、あとの手続きもたいへんだったことでしょう。

コンフェデレーション杯初戦ブラジルに完敗を喫しましたが、以前も書いたように、真夜中車の来ない横断歩道でつい信号を遵守してしまうような、飼い馴らされた精神構造が変らないうちは、本気のブラジルに勝つのは難しいように思います。
本田選手のいうことが全てとは思いませんが、「個の力」を突きつめると、つまるところ個々人の一瞬の判断の連続です。

現在のモラルでは、猪瀬都知事が海外で断言したようには「落とした現金でさえ戻る」かどうか分かりません。
しかし、150年ほど前に外国人が書き残した日本人が持っていた良いメンタリティーを残しつつ、サッカーみたいな競技に強くなるというのはなかなか難しそうです。

かつてスパイク・リーは「人種として前進すればするほど、我々の音楽が中身の薄いものになっていくのはなぜだろう」と言いました。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好きこそものの........

2013-06-04 | Others
 ロッセリーニではありませんが、2週間のイタリア旅行から帰ったきた人に会うと、一目で今回の成果が分かるくらい良い着こなしをしています。
「腕をあげたんじゃない」
「いぇ、イタリア人のおかげ」というので、向こうの人が合わせてくれたのかと思ったら、各々別の店で買い求めたものを自分で組み合わせたとのことで、単なる謙遜みたいです。



かいつまんで聞いただけですが、リグーリアからプッリャまでイタリア縦断しながら本業が忙しかったはずなので、買物にばかり時間を費やしていられなかったでしょう。
でも、今日本に入ってない品や入ったことのない良いものを、「しばらくは大丈夫」というくらい仕入れて来たそうです。

それらのほとんどは日本で買うことが出来ませんが、例えばそのジャケットと同じブランドは日本にも入っています。
日本で数十万で売られるそのブランドのジャケットは、現在日本で展開しているのはまったく傾向の違うスタイル・色柄です。
イタリアの店にとっては、そうしたブランドも国内メーカーという地の利もあり、小さいロットにも対応する習慣と、相応の付き合いで出来あがった関係から、当然自分の店の顧客に合うスタイル・色柄を選択していることでしょう。

必ずしも店主がお洒落に見えなかったりして心配になりますが、商品には良い色柄が混在していることがあります。
訊けば自信たっぷりに「見てってくれ」と言わんばかりの返事が返ってくるに違いありませんが、意図してのことか偶然か、その辺は定かではありません。
ただ、まるっきりハズし続けていては淘汰されているでしょう。

翻って、日本のモンテナポレオーネ+スピガ、トルナブォーニ、コンドッティ+ボルゴニョーナを足したより広くて繁華な商圏を歩いてみても、ブランドはあるけど琴線にふれるような品になかなか出会わないのは何故だろう、と夜中に目覚めて考えました。
日本では知られていないものがほとんどですが、良い買物をしてきたのを見せてもらって、好きに勝るものはないなぁという感慨に至りました。




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする