Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

36―43

2012-12-20 | Others
 寒さと風で桜並木の黄や赤の葉がすべて落ち、夕刻ともなればLEDの灯りが裸の木のシルエットを、黒々と冴えた姿で浮かび上がらせます。

本当に寒い地方や、寒い国に暮らす方にはまた笑われそうですが、一日中10℃以下の日が年内にあろうとは思いもしなかったので、寒さと宴会に気をとられているうちに今年もあと少しになりました。

明日は冬至ですが、実際に昼が一番短かいのは上旬だったそうです。
つまり、日が永くなりつつあるわけですね。
そう思うと、多少気が楽になります。



先日は岩元さんと、かねて約束していた市内某所で食事しました。
「わけのわからない作文」と言われてましたが、飲んでいるうちに「本人を知っていると何だか味のある作文」にまで昇格させてくれます。
普段がマシンガン・トークなので、座って向かいあった日には機銃掃射かと思いきや、やさし目のマシンガンで色々聞かせていただきました。

「人に歴史あり」岩元さんの社会人スタート時は、シャツのネックサイズ「36」の痩身だったそうですが最大「43」まで成長し、その間すべてのサイズを着てきたという珍しい経験の持ち主です。
一時期休憩時の甘い物が習慣化すると、成長が止まらなくなったといいますから、日々の積み重ねは怖ろしい。

その日用事をキャンセルして合流してくれた津々井社長のおかげもあり、盛り上がって、午前中の人間ドックで飲んだバリウムを忘れさせてくれるくらい美味しい食事となりました。


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握手、握手.......

2012-12-18 | Others
 稀にひとからブログにたどり着きましたよとか、ブログ書いてるでしょとか言われることがあります。
ちょっとやそっとのことでこれに行き当たるとは思えないので、どんなのか聞いてみると、そりゃエロなやつじゃないのなんて外れていたりします。

ですから、皆さんいい方ばかりでという先日の記事を読んでいただいているわけもありませんが、年末で一番大きなイベントにお邪魔すると、そこでもいい方ばかりで皆様にお気遣いいただき、何時にも増して楽しい一時を過ごしました。
二次会に行っても妙に持ち上げられたりするのでおかしいなと思っていると、帰りは電車で睡魔におそわれ乗り過ごしてずっと先まで行ってしまいました。



一年に一度その集まりでしかお目にかからない方もいらして、一晩で半年分くらい握手した気分です。
なかでも鈴木さんに浅野忠信さんの「ファミリーヒストリー」の話をすると、一週間ぶりなのに十年分くらいの力強さで握り返してくれました。
たまに、いつもどおり「何、真面目な話してんですか」という呪文が後ろから聴こえてきます。

二次会は前週に引きつづき筒井君のご厚意で、トラットリア・フランコになだれ込みました。
みんな美味しいので初めての方にも喜んでいただき、話がはずみます。
時間は瞬く間に過ぎ、パーティーはあっという間にお開きとなります。
皆様お気遣いいただき、誠にありがとうございました。

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ぼんろく

2012-12-10 | Others
 結婚ラッシュのあとは、うれしくありませんがノロです。
なんだか腹の調子が悪い、と言ってた人がノロだった。
その同僚がノロだった。
ウサギより亀がノロだった。
食べ物にあたったと思ったらノロだった..........

というわけで周りにノロの洗礼を浴びる人が続出ですが、幸い皆さん数日で回復しております。



写真にいたずらして、面白おかしい意味を付加した画につくり変えたりするのがあります。
いわゆるパロディーですが、マッド○○○さんの作品が先ず思い浮かびます。
○○○は言うまでもありませんが、ドッグとかラッズではありません。

ところで下の荒い画像は、右の人物の顔だけなんだか貼り付けたようにも見えますが、手は加えられてないようです。
逆パロディーというか、素です。
左の方が普通に見えるところを勘案すると、どうも右の方は頭部が大きいような、縮尺をいじってしまったような印象を与えます。

以前、体つきが柔道家みたいな首相が就任間もなく、賓客を迎える図が新聞の一面をかざったことがありました。
握手しようと差し出した腕に、うまく連動しない袖が取り残されて、カフががばーっと出ています。
それを見せてくれながら、訪ねた仕立屋さんが嘆いていました。
「こんな写真が世界に配信されると、日本の仕立屋のレベルが疑われてしまう」というのです。

じゃあ、オタマジャクシみたいに見えてしまったら?
小顔に削るのは痛そうですから、ただちに服の主治医・良い仕立屋さんをさがすのがお薦めですね。

ところで関連して思い出しましたが、選挙が近づいてTVは賑やかです。
中で日本をとり戻すみたいなことを言ってるのが、何だか自分の自信を取り戻すみたいに聴こえるのはうがち過ぎでしょうか。



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もっと光を

2012-12-05 | Others
 ここ二・三年は年末まで暖かく、年が明けるのを境に思い出したように寒くなったような気がします。
今年は秋なのに寒いというか秋が短いというか、慌てて寒さへとなだれ込んだような、リズムの合わない感じがしています。
今週末は寒波がやってくるといいます。
くれぐれも風邪にはご注意ください。



前にも似たようなことを書いたような気がしますが、ジャケットの下に、他人から見たら一年中似たような中間的な色合いのグレーを合わせています。
もちろん夏は白っぽいものが多いとか、上が明るいのでライト・グレーも多用する等、例外はあります。

ですからひとから尋ねられても、そういうものを薦めます。
ところが比較的多い頻度で、茶系には茶じゃないかとか、何でそこでグレーなんだ、と怪訝な顔をされる場合があります。
そういう時は次善の選択肢を説明することになります。
また日本人のバヤイ、何でもかんでも紺や黒のパンツを合わせようとする人がいるのも困ったものです。

上の画像で合わせたパンツは普段よりちょっと濃いのですが、先日これを穿いたつもりで電車に乗って、ふと膝の辺りを見るといつものミディアム・グレーを穿いてきてしまったと思いました。
ボケちゃったのかしら、と少し慌てます。
窓を透して斜め上からくる日射しに、実際よりだいぶ明るく見えたのでした。

ある夏の夕暮れ、南イタリアの仕立屋さんで地がミックス調の生地を判別し間違えそうになると「ルーチェにかざして見た方がいい」と言ってくれます。
夏で南ともなればことさら日が永いですが、さすがにその時間は光線の色もかわって、すでに微妙な色は判別し難くなっていました。





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