Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

饂飩いろいろ

2010-04-30 | Others
 まだ出来てそれほど経ってないと思いますが、横浜では珍しい饂飩専門の店の近くを通りかかった時、家内が入ってみようと言うので寄ってみました。
店内に出汁の解説があって、風味を大切にしているので塩味は濃くないですとありましたが醤油の量はかなりしっかりしていて、思わず自分が外国人か関西人になったように錯覚したほど、しょっぱいなーと感じました。一応その店では割ることも出来ました。

辻静雄さんの著作で、普段きつい塩味をきかせる自分達を棚に上げてフランスの料理人たちが醤油をしょっぱいと敬遠したという話を、以前読んだのを思い出しました。



以前書いたかも知れませんが道頓堀今井の出汁にはまった話を京都でしたところ、よかったら此処へ行ってみてくださいと教えてもらったのは、脱サラして勉強した方が開いたという饂飩屋さんで、美味しいと既に大変評判の店でした。
ようやく出掛けたのはその次に京都を訪れた時だったと思いますが、開店直後にあわせて行くと入口に、たった今奥さんが急病で店を休みますと切迫した感じの貼紙がありました。

まだお会いした事もないご夫婦ではありましたが、袖振り合うも多生の縁というほどではないものの、ご無事を祈ってその日は店をあとにしました。
その後、次回訪れてみると店は別の店になっていました。もちろん何も出来ませんが、何か良くない事が起こってなければよいがと願うばかりでした。

それが五年以上前だったかも知れませんが、そのご夫婦がもっと静かな土地に移られて元気に通販で饂飩を商ってらっしゃると昨年知って、何か憂いが晴れたような嬉しい気持ちになりました。あの日の午前中から始まった話ですが、一つ完結した感じがしたものです。



独特の質感Atkinsonsのアイリッシュ・ポプリン・タイ。
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噛めば噛むほど.......

2010-04-29 | Soul
 先週と今週の画像はチェスのサニー・ボーイとボブ・マーリーの「Exodus」をリピートで聴きながら作りました。画像から聴こえてきますか、そんなはずないですよね。
頭から尻尾まで美味しくいただける干物のように、このB・マーリーの盤も滋味の滲んでくるような一枚です。 



先週白井さんの知り合いの方がいる店を尋ねて、天王洲までお昼をいただきに出掛けました。
男性四人で好きな物をたのんで、カンパーニャ州のアリアニコを一本空けすっかり満たされた心地でいると、食べ物か何かの話の流れからだったか白井さんが「梅と杏とどっちが高いか知ってる?」と仰います。
怪訝そうに顔を見合わせて考えていると、「答えは杏.......アンズよりウメがやすし」。
あやしい予感がしたのですが迂闊にもまともに受け取ってしまい、一同総崩れで床に転げてしまうところでした。
これまた滋味のある.....

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明るいニュース

2010-04-28 | Jazz
  先週ケンちゃんと中華に行くと、新しいメニューに挑戦しようよとアグレッシブな所を見せたのですが、一品目を失敗するとその味を打ち消そうと次も失敗し、結局二人して返り討ちにあってしまいました。
やはり日頃馴染んだ美味しいメニューが良いのではないかという、初志とは程遠い結論に落ち着きました。



子供の頃たまたま見たワイド・ショーに出演していたジャズ・プレイヤーが、演奏の合間にマイクを向けられて「いやなニュースばかりだから、もう何年も前から新聞は見ていない」と語っていました。
そこだけをずっと覚えているのは、子供にも頷ける何かが含まれていたからでしょう。

ニュース番組を見ていると、本当に次から次へと困ったニュースが続きます。
明るいニュースとか、楽しいニュースとか滅多にありません。好みにも寄りますが笑っちゃうようなのは、犬猫の映像とか後は.....思い出せないくらいです。
件のプレイヤーが最近のニュース番組を見たとしたら、一体何と言ったでしょうか。卒倒したかも知れません。

明日からゴールデン・ウィークに入りますが、良い事の多い休日だといいですね。


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言いまつがい、書きまつがい

2010-04-27 | Others
  今週の朝の柑橘類は大分のサンクィーンという品で、外皮の肌理が滑らかで本日のタイのようなとても鮮やかなオレンジ色をしています。
瑞々しくて味も香りもすばらしいですが、唯一身ばなれが良くないのが残念なところで皮ごとカットして食べるよう解説が付いています。それでも薄くナイフを入れて皮をむくと、ジューシーなので果汁が溢れます。



今日出かけた先でスーパー・マーケットに寄ると、鮮魚売り場に「ほてるいか」と大書したショーカードがありました。その下にあるパッケージ本体にはちゃんとホタルイカとありましたので、単なる入力ミスかと思いますがちょっと楽しませていただきました。
こんなふうに間違えちゃいけないと思いながら、なぞるようにそのとおりになってしまう事ってたまにありますね。実況生中継など修正の利かない一発勝負でそういう場面に出くわしたことがありますが、可笑しいのに言ってしまった人の狼狽を思うとこちらもハラハラしてしまいます。

でも、最近では人に語った話のなかで固有名詞が違っていたんじゃないかなんて思う事がたまにあって、知らず知らずのうちに笑いを提供してるんじゃないかと恥ずかしいやら仕方ないと諦めるやら、といった感じに自分自身がなっているのでした。





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麻100%

2010-04-26 | Others
 二週間くらい前から庭先に藤の花が咲き始めているお宅がありましたが、ようやく近所の雑木林にも例年の藤の花を見掛ける時期がやって来ました。薄紫や薄青のような色合いが、濃い八重桜との対比で爽やかに見えます。
今週後半からはかなり気温も安定し、陽気がカレンダーに追いついて来るそうです。



今回のジャケットはブイヨンじゃありませんがマギーの麻。シルクや三者混やウールっぽいもので引っ張って来て、ようやく麻でもいいかなと思える日射しになってきました。
麻100%と言えどもウェイトのあるものは日本の夏には暑いので、この素材はギリギリの厚さでしょうか。

他の色でもそうですが、特に麻の紺色等の濃色は日に当たるとやけて変色しがちなので、気に入った状態を保つのは中々難しいです。日光に限らず、蛍光灯でも肩の辺り等ずっと当たった状態にあるとやはり変色を免れません。
以前秋冬のオフ・シーズンを部屋に剥き出しで掛けていたという方の、変色した紺麻のジャケットを見たことがあります。蛍光灯を浴びていた前見頃だけが紫がかった紺になっていました。

またクリーニングでも色はダメージを避けられないので、出す場合は一応の心づもりをして出さないとその時になって慌てたり大騒ぎしたりする事になりかねません。



タイも麻。
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半年経ちました / 裾の話

2010-04-24 | Blues
 今週もデヴィッド・ゲイツから始まって、ナット・キング・コール、ウィリー・ウィリアムス、クライスラー、ボズ・スキャッグスと来まして本日は英デッカから出ていたシカゴ・ブルースのオムニバス。LPジャケットに写る横顔はロバート・ナイトホークです。

相変わらずランダムではありますが、スタート当初からなのでそのままかも知れません。今週の中ではD・ゲイツの「Lorilee」などは大抵の人から好まれるようなメロディーでCMに使われてもおかしくないほどですし、もちろんボズはもっと売れていたでしょう。
そんなこんなで気がつくと、半年が経っていました。



たまには服の事書かないと何のブログだったか忘れられそうなので、先日問い合わせのあったパンツのカフ(折り返し)の幅について。
以前会ったすごい人で、学生服の折り返しが3センチだったのでずっとそうしてるとか、昔読んだ本に3.5センチって書いてあったので以来それを守ってるとか、鳥が親を認知するシステムがDNAに組み込まれているような事を言う頑なな方が結構いました。

日本の既製服ですとメーカーにもよりますが、だいたい身長160から185センチの方のサイズを網羅しています。その方々が皆同じカフの幅なんてことはありえないので、冷静に考えれば全体のバランスから加減するのが妥当でしょう。

例えばノーマルな裾幅で身長170センチの人のカフが4センチだったとしたら、165の人は3.5センチ、 180の人は 4.5センチとかに変化します。
ところが、それにプラスして体格とかパンツ自体の裾幅との関連もありますので、個々に応じて柔軟に対処されるべきかと思います。

また、このように数値で表現したものを鵜呑みにする傾向のある方も中にはいらしゃるかも知れませんが、木や金属とは違いますので、裾上げの仕上がりが数ミリ違ったからといって目くじら立てるのも解かってないのを露呈するようなものです。
はく位置が動きますし、クリーニングに出される方はドライと言えども多少の縮絨は免れません。
また大抵は太る場合ですが、体型の変化によって三年もないスパンでも自覚のないうちに股下自体が短くなる方も珍しくありません。ですから購入時に数ミリの誤差があっても、執拗に修正させたりするのはあまり意味のない事でくれぐれも避けたいです。
それでも神経質に気になる方は、自分でやると一番納得できるそうです。

そんな話を書いて思い出すのは、二十年以上前だったか日本版エスクァイアが出始めの頃に、伊丹十三さんではありませんが真っ当なスーツを着ようとサヴィル・ロウで注文した方の話です。
裾をダブルにして欲しいとリクエストすると、もちろんその方が良いが貴方の身長ではその選択肢はないと即座に却下され、シングルになったそうです。

ちゃぶ台返しのような話になってしまいましたが、要は全体のバランスに帰結するという事ですね。

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ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯

2010-04-23 | Rock
 十五日の話で画像のアリシア・デ・ラローチャに掛けて「スペインの灼けた大地を思わせる」ワインの話を書いたら、自分がその気になってしまい土曜日には捜しに出かけました。
でも今回のはカスティーリャ・イ・レオンの物。
まだ開けていませんが、今日のボズ・スキャッグスのLPジャケットのように情熱的な感じでしょうか。



昨日モル・フランダーズの話を書いたので、今回はスペインの「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」。
ピカレスク小説の元祖のような位置づけみたいです。作者不詳で日本の伝承昔話みたいな趣があり、風刺を楽しみながら、人生訓のように生きる知恵を授けようとする側面もあったかも知れません。

十六世紀に出された本で時代的にもだいぶ隔たっていますので、現代から見ると部分的に暴力的だったり残忍なように感じる場面もあるかと思います。日本の昔話と同じですね。

この話も一人称で少年が成長していく過程が語られますが、ずっと何か似た印象を残すものがあったはずだと考えていたら、イタリアの地下鉄や街かどで見たジプシーの子達でした。

一度ローマの繁華な一角を抜けた辺りで、新聞紙をひろげた数人の子供らに夫婦で取り囲まれた事があります
。突然ではありましたが、その手口は以前に聞いていたので慌てることなく軽く払いながら「どいたどいた」と日本語で言うと、拍子抜けするくらいあっさり散って行きました。
その時の印象が、この本から受けるものと何かしら似た後味を残したのでした。



賢くなれるようにフクロウのモチーフ、英国製。
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モル・フランダーズ

2010-04-22 | Others
 小学校に入る前、六歳上の姉がどこかで覚えて来た話を聞かせてくれるのを、楽しみにしていた時期がありました。
多分今聴いたら他愛ない内容なのかも知れませんが、その話から喚起される子供なりのイメージに没入出来て、ハラハラしたりドキドキしたり恐らく何回もリクエストしたと思います。
一人称で主人公が何処行ってどんな目にあったかという、シンプルなその手の話特有の展開が延々続いても、その辺は子供なので飽く事なく楽しめたのでしょう。



二十歳を過ぎて知ったのがピカレスク小説と呼ばれる分野のいくつかの話ですが、その中の一つが「モル・フランダーズ」です。話の構成が姉の話を思い出させました。

岩波文庫で上下巻にわたって主人公の女性モル・フランダーズの数奇な運命が次々と展開して行くのですが、十八世紀の話ゆえ今日ではへぇとかほぉとかいう感じです。
そこで思うのは、話の筋よりも作者ダニエル・デフォーを含めて、書かれた時代の混沌とした様子が垣間見える事です。

例えば世界史の教科書には出て来ないと思いますが、新大陸には最初かなりの罪人が送り込まれた事が知られています。そういう人たちが先住民から、タダ同然でマンハッタン島を手に入れた経緯もまた有名な話ですね。
この小説にも、そういう背景を感じる部分があったような気がします。

最後は確か、めでたしめでたしで終わるところも昔っぽくて、それもまた良しという感じです。


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Willie Williams / Raw Unpolluted Soul

2010-04-21 | Blues
  本日の盤は「Willie Williams / Raw Unpolluted Soul」。熊殺しとか牛殺しとかは関係ないと思いますが、ハウリン・ウルフ・バンドの最後のドラマーとして参加していました。
この盤では、パイントップ・パーキンスとサニーランド・スリムのピアノ、エディ・テイラーとヒューバート・サムリンのギター、キャリー・ベルのハープ等が付き、ウィリー・ディクスンのプロデュースという'70年代にもシカゴ・ブルースを支えた面々です。
一つの曲で歌入りとカラオケ、疑似ライブ、ラフな録音と荒い作りが目立ちますが、それもまた味わいでこの分野の時代の空気が閉じ込められています。



ハウリン・ウルフの右腕としてバンドを支えたヒューバート・サムリンのプレイは、他の誰とも違うアプローチでした。この盤で共演している抜きん出たギタリストで、ブルースマンとしても偉大なエディ・テイラーに比しても、その独創性とトーンは一際異彩を放ちます。

その特徴あるプレイを堪能するには、やはりウルフのイニシャル・レコーディングを聴いていただくのが最も解かり易いと思いますが、ウルフの引退に伴い周囲のミュージシャンをバックアップする機会が増しただけでなく、いくつものソロ作も出しました。

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服好きの料理人、エトセトラ.....

2010-04-20 | Jazz
 一昨晩、先輩のサチコさんと鈴木君と赤ワイン・ポリフェノールを大量摂取したら、昨日の朝は久々に残っていました。

なんで飲み過ぎたかのかと考えたところ、途中から店の服好きなクオーコも混じって、彼が料理の勉強中に寄ったことがあるイタリアの紳士服店の話を聞き、色々なことを思い出そうとアルコールの駆け巡る頭を普段以上に使ったからかも知れません。
またその店が、服飾関係のプロからも聞いたことがないくらい見つけ難い店なので、その思い出話でも互いに盛り上がってしまいました。
妻がTVで得た知識によると、思い出せない事も脳を甘やかさずその場で思い出せといいます。
おかげで血管が三本くらい切れた心地がしました。



先日知人に聞いた話ですが、そのまた知人で服好きの人が、違う国で買い物をしながら色々な店の写真を撮っていたそうです。ところがある有名店で買い物した後写真を撮って、小さなトラブルになりかけたとのこと。
ご存知の方も多いかと思いますが、店内は言うに及ばずウィンドウでさえ写真撮影を拒む店というのが国によって結構あるそうです。熱意が無謀な方に働いてしまったのでしょうか。

上記お二人の例に限らず、熱心な方は結構いらしゃるようです。それを受け止めて、良い趣味へ導くプロの研鑚というものもまた求められるかも知れません。


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ソムリエ平山君

2010-04-19 | Rock
 何年前でしたでしょうか、ナノ・テクノロジーを応用した商品が少しづつ出始めて、「ナノってなんナノ」なんて面白い事を言ってた人がいました。シンプルで好きです。最近ではナノ○○というのも大分一般的になって、様々な商品がありますが、防汚処理の施されたタイ等が、比較的身近でしょうか。



小中学校の同級生平山しげゆき君が海外へ行くというので、皆で集まったのは高校を出た頃でした。何処へ何しに行くのという、もう何遍も聞かれたであろう質問をその時も皆で浴びせたと思いますが、フランスへソムリエの勉強に行くということでした。
なぜソムリエだったのか尋ねたと思いますが、その答えは記憶から抜け落ちています。

ナノの出始めと同じように、その頃ソムリエと言っても一般的な認知度はあまりなく、唐突にも思えたし、はっきりした目的を持って外国へ勉強しに行く彼が大人っぽくも見えました。
またその頃は、自分が将来外国人と接するようになるとは考えてもいませんでしたので尚更です。

平山君はいつもひょうきんで明るく、何か煮詰まった状況でも笑いに転じさせるような機転を働かせる子で、中学の時はバレーボールをやっていました。

性格に反して字だけは乱暴で、渡仏後葉書をくれたのですが残念なことに住所が判読できません。しばらくすると「手紙の一枚もくれないとは、つめたいやつだな」とフランス仕込みのフィルム・ノワールとは関係ないとは思いますが、追い打ちが来ました。
そしてこれじゃ届かないと思いながらも、返信を書いたと思いますがどうなったか記憶にありません。

多分その後は忙しかったのでしょう、音信はありませんが、きっと何処の空の下にいても持ち前の明るさとバイタリティーで周囲を楽しくさせていることでしょう。



後日談:その後、ご本人らしき方からメールをいただきました。まだ再会がかなってないのではっきりしませんが、私の記憶はその後ひとから聞いた情報も加わって正確ではないようです。ご容赦ください。
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暑いなー

2010-04-17 | Jazz
 昨日歩きながら、この寒さはいったいどのくらい逆戻りしたくらいの天気なのかと考えました。ついこの間のようにも感じますし、二ヶ月以上前の遠い事のようにも思えます。寒さの中で桜の花も、百貨店の地方物産展最終日の撤収のようにそそくさと散っています。
本当に冷房が必要なくらいの暑さはやって来るのかと心配になりますが、とりあえず暑いなーなんて呟いてみたりして。

この気候の経過から、GWは暑いとか冬は凄く寒くなるとか先読みしたくなるようですが、この冬の暖冬の件もありますので、その時にならないと解かりませんね。



今度十年振りに同窓会をやります、なんて高校の時の同級生から葉書が来ました。比較的コンスタントに会う人もいれば、こんな時でもないと会えない人も多いです。
前回まったく名前も顔も思い出せない人がいて、自分の記憶力が心配になったと思ったら、特別参加のよそのクラスの人でした。

数年前そのうちの何人かが重複する会があり仕事帰りに合流したのですが、残っていた十人近くが男女とも皆泡盛を飲んでいたので、皆こんなに強かったのかとびっくりしましたが、数時間後にはそのままつぶれる人が出て二度びっくりでした。

その日は最初何かもらった後私も泡盛をつきあったものの、なぜ泡盛だったのか聞きそびれてしまい謎です。
そんな事もふくめて、何年か会わないと趣味嗜好も様々になっていて面白いです。



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Gimme some lovin' everyday

2010-04-16 | Soul
 映画「ブルース・ブラザース」で、主人公ジェイクとエルウッドのバンドが郊外のライブ・ハウスで「ギミ・サム・ラヴィン」を演奏し始めると、カントリーの店だったので大ブーイングで、仕方なく客に合わせて歌い出すのが今日の画像のタイトル曲「Stand by your man」です。
映画ではカントリーの店の場面なので、原典はキャンディ・ステイトンでなくタミー・ウィネットのヒットによっています。



その「ギミ・サム・ラヴィン」はもちろんサントラ盤にも入っているのですが、映画の場面の音とは違います。ご存知のようにケージで囲われたステージで演奏していたのですが、ビール等投げつけられまくって曲を中断せざるを得なかったんですね。
でも、よく作られたサントラ盤のものより劇中の演奏がなかなか良くて、それがフル・コーラス聴けないのは残念でした。

何と言ってもダック・ダンにスティーヴ・クロッパー、マット・マーフィーetc.というバックに支えられて、誰が歌っても気持ち良く歌えそうな贅沢な音になっています。

画像のキャンディ・ステイトンはフェイム録音という事もあって評価が高いようです。比べる必要もないのですが、例えば同じフェイム録音で今迄出て来たスペンサー・ウィギンスやローラ・リー等と並べると少々一本調子な感じは否めません。


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スペイン

2010-04-15 | Others
 エンゼルスを迎えてのヤンキー・スタジアムでの今シーズン初戦、昨シーズンワールドチャンピオンとなったヤンキースにリングが贈呈され、最後に今は相手チームとなった松井選手にも贈られる場面がありました。良いシーンでしたが、最初松井選手に贈られた物が実は偽物であとから本物のリングが手渡されたという話が子供みたいで、更に良かったですね。



昨日買った今週分の柑橘類は清見タンゴール。なんだかインドの詩人みたいな名前ですが、みかんとオレンジをかけ合わせたものらしいです。みずみずしい味でした。

そして十数年毎晩飲み続けたワインは、年明けから毎晩飲むのはやめましたが、今週は軽いブルゴーニュの物を飲んでいました。するとなんだか、南イタリア、ピエモンテやボルドーの重い味わいの物が懐かしく感じます。

重いものと言えば、ひところ灼けた大地を思わせるスペインのワインを頻繁に選んだことがありましたが、最初は好ましく思えた特徴ある樽香がしだいに鬱陶しくなり、遠のいてしまいました。でも、たまにリベラ・デル・ドゥエロのなど飲みたくなります。

同じ重いものでもナポリ辺りのタウラージは、独特の味わいで何に合うんだかと思うほど強烈で、食事の時にそんなのは飲まないと言ったイタリア人の言葉が頷けます。


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Soul Men

2010-04-14 | Soul
  TVの番組間にやる短い通販のコーナーでウォーキング・シューズの宣伝を見た家内が、「このデザインなら男性用はスーツにも合いそう」というナレーションに、どう見ても合わないでしょと突っ込んでいました。

そう言えば先日、白井さんが電車の中で「最近はちゃんとした底の靴を履いている人が少ないね」と周りを見渡して仰るので、形状的に平坦でスーツには不似合いなウレタンっぽい底の靴や反り返った靴底が氾濫している現状を思い起こし、一頃の本格靴への盛り上がりは何だったのかなと無理な接ぎ木を見たような印象が蘇ります。



「何でもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う」と言ったのは小津安二郎監督でした。
価値基準は人それぞれですが、どうでもよいと思って流行に従った結果がアブドラ・ザ・ブッチャーみたいな靴だったり、意図しないイカガワシイ風体になってしまったり、その辺は気を抜く所ではないようです。

特にアパレルの人にとっての着こなしは、上記の「何でもないこと・重大なこと・芸術のこと」のどれに近いか問うてみると三番目に最も近く、勉強を積み重ねた自分に従うべきもののように思えます。

なんて堅い話になってしまいましたが、本日の話題は画像とはソール違いでした。



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