ある日突然デビッド・ジャガーが店にやって来て、ボーヤだかお付きの人が
「カード使えますか⁈」
と尋ねてきた、
なんてことはモチロンありません。
(ジャガー違い)
先日は勤めの頃の先輩が、寄ってくれました。
一通り昔話をして2Fへ上がると、
「何でこんな物がここにあるの?」
「どうして、どうして。何でだよ!」
と驚いた様子で浴びせられ、答える隙も与えてくれません。
「出張でニューヨークへ行ってた頃、◯◯のデザイン・チームがサンプルのヴィンテージものを買ってる店を紹介されたけど、ここまでのはなかった」と言います。
昔そういう会社らしきところに、当然ですがよくオークションで競り負けていたので、存在はよく知っていました。
そういうところが絡むと、本一冊でも10万近くまで上がることがしばしばあって、個人では太刀打ちできません。
増え過ぎたそれらの品を、譲ったりした事もあります。
ある日他の方が試着すると、最初ただの筒状にしか見えなかったコートが、ベルトを締めるにつれ美しいラインが現れ...
と思った途端、
「頼むから、売らないでおくれよー」
と懇願する、日本昔話みたいな声が聞こえてきました。
もちろんそんなことは初めてですし、コートは声を発しません。
幸い選にもれたその品は今も手元にあり、静かにたまの出番を待っています。
「カード使えますか⁈」
と尋ねてきた、
なんてことはモチロンありません。
(ジャガー違い)
先日は勤めの頃の先輩が、寄ってくれました。
一通り昔話をして2Fへ上がると、
「何でこんな物がここにあるの?」
「どうして、どうして。何でだよ!」
と驚いた様子で浴びせられ、答える隙も与えてくれません。
「出張でニューヨークへ行ってた頃、◯◯のデザイン・チームがサンプルのヴィンテージものを買ってる店を紹介されたけど、ここまでのはなかった」と言います。
昔そういう会社らしきところに、当然ですがよくオークションで競り負けていたので、存在はよく知っていました。
そういうところが絡むと、本一冊でも10万近くまで上がることがしばしばあって、個人では太刀打ちできません。
増え過ぎたそれらの品を、譲ったりした事もあります。
ある日他の方が試着すると、最初ただの筒状にしか見えなかったコートが、ベルトを締めるにつれ美しいラインが現れ...
と思った途端、
「頼むから、売らないでおくれよー」
と懇願する、日本昔話みたいな声が聞こえてきました。
もちろんそんなことは初めてですし、コートは声を発しません。
幸い選にもれたその品は今も手元にあり、静かにたまの出番を待っています。