今回は記事の公開がたいへん遅くなってしまいました。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第374回記事(2018年9月17日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
ものづくり・工場改善/財務・原価(2) 財務3表一体理解法 國貞克則
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今回はまず、データと目次を示します。
データ
著者 :國貞克則
出版社 :朝日新聞社
出版年 :2007年
定価 :720円+税(当時)
ページ数:238p
目次
第1章 会計は難しくない
第2章 財務3表の構造を知ろう
第3章 財務3表一体理解法~基礎編
第4章 決算書を読み解くツボ
第5章 新会計基準もわかる 財務3表一体理解法~発展編
この本の概略と本を読んでの書感ですが、
会計はむずかしい?
会計は難しい!!そう思われている方が多いのではないでしょうか。
私も会計の苦手意識からなかなか脱却できずにいます。(最近は部分的には脱却できていますが。)
著者の國貞先生も会計に苦手意識を持ち、自社の財務3表を表計算ソフトでシミュレーションすることで、
財務3表間の「つながり」をつかまれて、会計の仕組みを理解されました。
本の中心ポイント
損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)キャッシュフロー計算書(CS)を、
具体的な会社の事業活動を通して同時に作り、
どのようにこの3表が繋がっているかが分かりやすく書かれています。
このことが書かれているのが、第3章 財務3表一体理解法~基礎編です。
仕分けや簿記の知識は不要です。
その結果、
会計への苦手意識のある方も、仕分けや簿記の知識は不要ですので、
(かなり)すらすらとこの本が読めて理解できると思います。
実際私も読み返す中で、いくつもの発見がありましたし、
理解も進みました。
かなり財務への苦手意識が克服できたと確信できました。
さらに、書かせていただくと
中小企業の財務3表は「正しい」と思いこまないこととが大切です。
企業さんを診断する中で、見せてていただいた貸借対照表や損益計算書などの辻褄が合わないように思われ、
苦情を言ったところ、
「それを見破り、どのくらいのウソ(差異)があるのか見極める実力をつけろ。」と言われてしまいました。
ウソを見破る件等については、178、179pを参照ください。
最後に
財務3表間の「つながり」がわかれば、会計の理解がすごく進みます。進むはずです。
この本の一読をお勧めします。
井上 直久
外観
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