水虫受診 ２

　「パンツを脱いで診せてください」女医さんが言った。
　「陰部も痒いんです」と訴える夫にタムシの検査が行われる。

　ベッドで診るのかと思ったら突っ立ったままで調べるとの事。
　夫は恥じる様子も無くズボンを下ろしベロンと丸出しにした。

　検査の結果は「股ずれ」、私はホッとするやら恥ずかしいやら。
　仕事とは言え先生は食欲をなくしたんじゃないかと心配する。

　無表情な先生にお礼を述べて帰ったが、若い女医さんには気の毒！
　偏見かもしれないが女性のヌードは見れても男性のは拒否したい。

　夫は診察結果にケラケラ笑う、笑っている場合かと思うけど…

水虫受診 1

　もう何年も前から夫は水虫に悩まされている。
　毎年夏になると近所の皮膚科医院を訪れる常連さん。

　しかし塗り薬を処方されるだけで一向に良くならない？
　足の指の爪は黒ずみ、手の人差し指まで広がり始めた。

　私はうつされはしないかとタオルなども別にしている有様。
　頑固な水虫は塗り薬だけでは駄目と人から聞き他病院へ移る。

　決断が遅すぎたきらいもあるがこの際、根本的に治療させたい。
　８時からの受付で受診してきたが大きな病院はシステムが近代的。

　器械相手に事が進み、支払いもATMで最初は戸惑う事が多かった。