図書館の本

　図書館から葉書が来ていたので本を受け取りに行った。
　「予約していた本の順番が来ましたよ」の連絡葉書。

　次々予約しているから、どの本の事かと思いながら行く。
　葉書には図書番号しか記載されていないから分からない。

　それと予約していたのをすっかり忘れている本もある。
　今回は予約者が既に相当数いたようで半年程は待った？

　特に買ってまで読む事もないが話題作だからで申し込んだ。
　待つのは苦手だが他にも読みたい本は一杯あるので大丈夫！
　
　似たような人がいるのか私の後にまだ50人もの予約者がいる。

　

社会の窓

　ここで取り上げる「社会の窓」はズボンの前開き部分、俗語。
　女物は大抵ファスナー仕立てだから問題は滅多に起こらない？

　しかし男性はボタン留めなどもあって開いている時もある。
　夫も時々、閉め忘れたりしてぶざまな姿をさらしている。

　「前！」と注意すると少しは羞恥心があるのか薄笑いで応じる。
　パジャマを買ってきた。うっかりしていてズボンに問題あり！
　
　「社会の窓」がついてない！ズボンを下げての用足しは嫌がる。
　窓無しのせいで今までにジャージのズボンなど無駄にしている。

　やむなく上下不揃いのパジャマ姿、どうも落ち着かない。
　

ハイビスカス

　数日ぶりの晴天、玄関を出るとハイビスカスが咲いていた。
　1週間ほど前に買った鉢植えで赤が3輪、パッと目につく。

　毎年必ず2，3鉢は買っている。でも滅多に年越しは出来ない。
　花はすぐにポトンと落ちる。でも次々と蕾をつけるから嬉しい。

　この時期になると店頭に並ぶ。見かけると買わずにはおられない。
　いつか樹のような大きいのを見たが万円超では手が出なかった。

　欲しければ買えば良いのに…そんな自分の心の声もあった。
　でも花如きで勿体ない気がして踏ん切りがつかずにあきらめた。

　普通の鉢植えで我慢！ブーゲンデリアも好きだがこれも一夏？
　


　

阪神優勝

　ディから戻った夫が嬉しそうに1枚の紙を私に見せに来る。
　それには半紙に墨筆で4文字「阪神優勝」と書かれていた。

　「誰が書いてくれたの？上手な字ねぇ。優勝すると良いね」
　私がそう言うと「○○さんだよ、彼女も熱烈な阪神ファン」

　前々から彼女の話は聞いている。野球の話で盛り上がるとか。
　「枕元に飾ってあげるね」と言うと「有難う！」

　早速ピンで留めた後、パンパンと柏手を打っておいた。
　「神様に優勝祈願のつもりよ。朝夕拝むと叶うかもよ？」

　夫はニタニタしっぱなし、良いプレゼントを貰ったものだ。

行き先不明

　パンを買いに行った帰り道、夫が「そのまま直進！」と言う。
　「どこに行きたいの？」と聞くと「黙ってそのまま行ってくれ」

　「分からないで走らせるわけには行かないわよ」と車を停める。
　「まっすぐ行けば分かる！」尚も夫は命令口調で言う。

　夫が関心を寄せそうな店や品物を数点挙げてみたが首を振る。　
　「困ったわねぇ。一体何が欲しいの？これじゃあ迷子だわ」

　「店の名を忘れたんだ。700円もあれば買える物、ク何とか」
　クで了解。薬局で昨年、買った事がある発泡酒アサヒクリア！

　酒屋名もあげたのにNOだった。その店でなくても売ってるのに？

　

精米の消費期限

　普段は米を買う時、直販所で玄米を5㎏ずつ精米してもらっている。
　しかし今日、寄った店は米の特売日だったので浮気してしまった。

　千円以上の買い物をするのが条件でコシヒカリがサービス値との事。
　帰宅後、調べなかったのはうかつだが精米日が１ケ月前と気付く。

　精米の消費期限は１、2か月の説もあれば1年位は大丈夫とも聞く…？
　いずれにしろ日々劣化するのだから味が落ちているのは当たり前！

　古い物を安くなんてインチキ！　開封してしまったので返品は不可。
　お米は昔ほど食べなくなっている。でも少量を美味しく頂きたい。

　もう2度とあの手には乗るまい。怒りを鎮めるのに苦労した。

日焼け止め

　新聞のお洒落ライフ「紫外線に注意しましょう」の記事に注目。
　シミシワの元凶になるのは知っている。β波とα波の解説を読む。

　それらを避けるのには「日焼け止めクリーム」が有効との説。
　論者は資生堂の関係者だったが、その対策法を読んであきれた！

　顔、首筋、耳の裏、腕や手、指、足の先まで全身くまなくの勧告。
　そんな事をしていたら頻繁にクリームを買わなければならない？

　それに春～夏の数か月間、連日そんな事を続けられる訳がない！
　時々ならできない事はないかも知れないが、クリームに頼り過ぎ？
　
　紫外線防御の大切さは分かるが、実情にそぐわぬ正論に白けた。

新品好き

　皆、似た傾向があるかもしれないが夫はとりわけ新品好き。
　昨日、靴を買いに行ったのだが早速、今日から掃くと言う。

　新しいシャツは予備に取り置くつもりだったのに、もう着用。
　それを着てニコニコ顔で「どうだ、似あう？」と見せに来る。
　
　「お腹が出てなければ言う事ないんだけどねぇ」と私は皮肉る。
　「そうだなぁ」と少しは気にする。でも凹ます気は無さそう？
　
　お洒落には無頓着なのに新品の魅力には勝てない様子。
　子供のような笑顔に私もつい鷹揚になって甘い態度になる。
　
　夫は昔から周りの人たちにも大事に扱われる。得な人だと思う。

ステテコ

　ディの職員が「すみません！ステテコのほころびを大きくしました」
　私の顔を見るなり謝る「ほころび？そんなの全然気にしませんから」

　それで別れたが、洗濯物を取り出すのに夫のバックの中を点検した。
　はいている筈のステテコが入っていて、しかも見事な大破ぶりに驚く。

　ほころびどころかビリビリに裂けていて繕う余地などない有様。
　洗濯しすぎで布地が薄くなっていた所に余分な力が加わったのだろう？

　夫にその時の様子を聞いてみたが、要領を得ないので分からない。
　それにしても見事な破れように職員の方が驚いたと思う。申し訳ない！

　
　文句を言った訳でもないのに、夫は明日からステテコは不要と言う。

季節外の寒波

　数日前の梅雨入り宣言後、当地は隔日毎に雨だったり晴れたり。
　今日は１日中雨、しかも寒波の影響で春先に戻ったような寒さ。

　夫は「寒い」と部屋着の上に長袖パジャマを着てうろつく有様。　
　何とも不細工な格好だが風邪を引かれるよりはマシと黙認する。

　私も半袖ではおられなかったので、朝食後すぐ長袖に着替える。
　買い物に出る時は、その上からカーデガンを羽織って行った。

　昼間の室温は２０度だったが体感では１５度以下に思えて寒い。
　こんなに寒暖の差がひどいと体調を崩しそう、要注意と心する。

　折角、安定してきた野菜が高騰するのではないか？これも心配！

佳子様

　秋篠宮家の次女、佳子様は今やアイドルになっている。
　種々の女性週刊誌にも取り上げられてまるでタレント扱い？

　昨日、晩餐会デビューをしているがこれも派手な報道ぶり。
　スタイルも良く美貌にも恵まれて外見は確かに可愛い。

　嫉妬しても始まらないが、フィーバーすぎではなかろうか？
　長女、眞子様は何時の場合もこんなに騒がれたりはしない。

　彼女の存在は希薄、妹と比較されるのは良い気分ではない筈。
　そんな心配は余計なお世話だろうが、何だか不憫に感じる。

　どうしろとは言いようもないが、複雑な心境で騒ぎを見ている。

赤大根甘酢漬け

　市場で赤大根を見かけたので小ぶりのを100円で買った。
　以前、懇意にしていた知人（故人）に度々貰った大根。

　思い出の野菜で懐かしい。久々に甘酢漬けを作ろう。
　厚さ１ｍｍ位の薄切りにして、薄く塩をふりかける。

　しんなりしたら軽く絞って甘酢に漬けこむだけの事。
　１晩で食べられる即席漬。結構日持ちもするから便利。

　赤大根は酢に反応する。紅色がより鮮明になるので綺麗。
　今回は塩が濃すぎたのか失敗作、もっと薄味が好み！

　夫は１口食べただけで「もう結構」残念だが仕方ない。

トイレの手すり

　夫の為にトイレにも手すりをつける方が良さそうと思っていた。
　ケアマネさんに相談すると、福祉用品を扱う業者がやってきた。

　以前にも電動ベッドなど借りた事がある会社で係り員も親切。
　取りあえずレンタル用のにしたが予想外に使用に難点があった？

　座式でどっしりしているが場所ふさぎでトイレがせせこましい？
　「金属部は錆やすいので水遠慮」では掃除がままならない！

　それと構造上、器具の手前部分に男の場合は少便がかかりやすい。
　そこに布を巻きつけ頻繁に交換すれば良いが、それは返って面倒？
　
　結局、夫にも不評で１晩で返品。簡単に考えていたが意外と難問！

泰山木の花

　天気の良い日は夫を見送りに角の家まで出て送迎車を待つ。
　この家の主が亡くなって２年、庭の手入れはされていない。

　塀越しに今年も梅や皐月が咲いていたのは見知っている。
　朴葉味噌で馴染のホオ、それに似た葉が道路に落ちてきた。

　上を見上げると、白いハスに似た大輪の花が咲いている！
　蕾も沢山つけている。頭上に突如出現した立派な花に驚く。

　「お父さん見てよ！近所なのに今まで気が付かなかったねぇ」
　二人とも初めて見る花、名は知らないので調べると泰山木！

　名は聞いた事はあったが初見、こんな近場で見れるとは感激！

手抜き料理

　毎週日曜日はドライブを兼ねて食料品の買い出しに行く。
　夫の気晴らし、暇つぶしに協力しているつもり？

　駐車場等で夫の歩行に難のない店を数軒はしごする。
　帰ると昼前なので手の込んだ料理など作る暇はない。

　その昼は出来あいの物を並べる。手抜きも良い所！
　値段は割高になるが結構あれこれ食指を誘う物もある。

　彩りよく小奇麗に盛り付ければそれなりの料理に見える。
　誰も文句は言わない。しかし家の味より塩辛くなりがち？

　毎日ではないから、まあ良いか？そのように自己弁護する。