百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 4月1日 曇
陸軍病院に暫くいると、私が患者ではないと判ったらしく、私を拘束することも無くなった。退屈のあまり、大きなゴミ箱に上って塀の外の練兵場を眺めていた。其処には上半身裸の若者の集団が何か訓練をしている様子。
部屋に戻ってその話をすると、少年刑務所に服役している者が練兵場を開墾するらしいとの情報が掴めた。この話に興味が湧いて、彼等の行動を毎日飽きもせず見詰め始めた。
数十人の若者が2列に並び点呼に入った。いま思い出すと、後列の者が右から左に番号を連呼して行き、最後の者が番号を唱えると前列に出た。成程これは面白い。しかも正確に数を掌握できる。逃亡を防ぐイイ方法だと感心した。
次に何列かに分かれて矩形になった。すると矩形の外側に制服を着た若者が4隅に立った。刑務官ではない。刑務官はその外側に手持ち無沙汰風に立って居る。
後で聞いた話だが、4隅に立って居る若者は重い犯罪人でみんなから怖れられているという。強盗・殺人・強姦など長期服役者で、刑務所では独房に居て特別待遇だそうだ。”毒を持って毒をを制す”ということか。この4隅の青年に全てを任せて看守はただ立って居るだけだ。良く見ると、この4人は地下足袋を履いているが、他の少年は、皆半裸で裸足だ。 、
こんな入院生活も長くは続かなかった。やがて退院通知が出て、除隊となった。
百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 4月1日
日数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数(歩 |
|
今 日 |
1 |
22,579 |
15,805 |
|
今 月 |
1 |
22,579 |
15,805 |
22,579 |
今 年 |
91 |
2,141,864 |
1,499.305 |
23,537 |
2005年から |
3,705 |
56,613,109 |
39,629,176 |
15,280 |
70歳の誕生から |
7,237 |
138,563,240 |
96,994,268 |
19,147 |
ワシントンからアメリカ大陸横断へ、デンバーに向って後 1,330,824m