はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「ブラザー・サン・シスター・ムーン」

2009-10-01 17:17:39 | 本・映画・ドラマ
恩田陸さんの「ブラザー・サン・シスター・ムーン」を読みました。

う~~~ん、これは、感想を書くのがとっても難しい。

高校から同じ大学に進学した、綾音、戸崎くん、はこちゃんの3人が、
大学時代を振り返り、今の自分は、大学時代に得た何かがベースになって
出来上がっている・・・・みたいな回想をするお話。
もちろん、大学だけじゃなく、高校や、それ以前の出来事も、全て、
今の自分を形成する素になっているのだろうとは思うけれど。

この本のタイトルは、同じタイトルの映画から取ったのだろうと思う。
はこちゃんは映画監督になっているし。
で、その映画は知らないな~と思い、知ることで、この小説を理解する
ヒントが得られるかも・・・と思い、あらすじだけを読んでみたけれど、
いまいちピンと来なかった。

理解するのではなく、心で何か感じる物語なのかもしれない。

私の大学時代は、今の私に、どんな影響を与えているのだろうか?
な~んて、大学時代を懐かしく思い出しながら読んでいた。
今の毎日は、10年後の私を形成する素になるのだろうし、
そういう意味では、1日1日を大切にしたいなと思う。
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映画「ココ・アヴァン・シャネル」

2009-10-01 16:53:59 | 本・映画・ドラマ
映画『ココ・アヴァン・シャネル』を見に行ってきました^^。

フランスの田舎町の孤児院で育った少女が、どうやってシャネルになったのか。
その半生を描いた映画。

見終わった後の感覚は、“哀しい”だった。
もちろん、自分が成功するためには、何でもする・・・というような強い意思を持ち、自立するわという、雰囲気を持っていつつも、
実際は、男の人に依存し、貴族に囲ってもらいながら、少しずつチャンスを
手に入れてきた。

そのやり方は、個人的には好きではないが、
“どんな手段でも、成功してみせる”という強さは、うらやましい気がする。

そんな中、大恋愛に落ちる。
結婚してたまらなくなる・・・が、不幸にも、恋は成就しない。
そのことがあって、恋に向けていたエネルギー全てを、仕事に注ぎ込んだゆえに、
大きな成功に繋がったのではないかと思った。

恋が成就して、心が満たされてしまったら、毎日に満足してしまい、
貪欲な気持ちになれないような気がするから。

生涯、独身で通したから、哀しいとは言わない。
ただ・・・本当は、恋や結婚がしたかったという本心を胸に、
その満たされない思いが、成功へのエネルギーになっているような
描かれ方だったので、“哀しい”という感じが残ってしまったのかもしれない。
もちろん、実際は、そんなことはなくて、やりがいを感じ、仕事への情熱で
あふれていたはずだから、心は満たされていたのかもしれないけれど(^^)

女性が頑張って成功するストーリーは、元気がもらえるから好きなんだけれど、
今回は、ちょっと私には無理?という感じがしてしまった。
しいていえば、心を満ち足りた状態に置かず、少し渇望感を残した状態で、
日々を過ごしたほうがいいのかな^^ってヒントをもらったような気がする。


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