はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「ヘヴン」

2010-03-05 23:43:15 | 本・映画・ドラマ
川上未映子さんの「ヘヴン」を読みました。

重かった^^;
アマゾンの本紹介に書かれている内容によれば、

「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」頬を濡らすあてのない涙。14歳の苛めを正面から描き、生の意味を問う、哀しくも美しい物語。

ということだった。確かにそうかもしれない。
でも・・・ただ、ただ、哀しかった。

読後、私自身の子供の頃のことを思い出した。
いじめられたというわけではないのだろうけど、
保育園から小学1年生くらいまでの間、ミキオくんという一人の男の子に、
いじめられ、泣かされた記憶はしっかり残っている。
とはいえ、最近の“苛め”とはほど遠く、靴をかくされたり、少し突き飛ばされたり、
と、その程度だったのだろうとは思っているけれど。
でも、保育園に行きたくなくて、毎朝泣いては、仕事に行くために私を保育園に
連れて行かなくてはいけない母を困らせた。

それは、とてもよく覚えている。
子供心に、どうすれば保育園に行かなくて済むのか、一生懸命考えていたから(苦笑)

1年生の時、担任の先生が、クラスのみんなの前で、私に、ミキオくんをぶっていいと
言ってくれた(たぶん)。
いつも苛められていたから、おかえしということだったのだろうと認識している。
(記憶は定かじゃないけれど)
私にぶたれて、ミキオくんは泣いた。
その顔だけ、何故かいつまでも覚えている。
ミキオくんは、1年生だか2年生の時に、転校していった。

今は、どんな大人になっているのだろう?なんて思ったりした。

たぶん、当時のそれは、
「ミキオくんは、ayaちゃんのことが気になって仕方ないのね~」と、
大人が笑って言う程度のものだったのかもしれないけれど。
(実際、何度か、そう言われたし^^;)

私が、子供の頃から、大人になるまで経験した、“いじめ”らしきものは、
それが最初で最後である。
そんな風に、のほほんと育った私には、この物語の内容は衝撃的で、
そんな毎日を過ごす子供たちは、なんて過酷な毎日なのだろうと
胸が痛くなった。

苛めるほうにも、何か理由があるのだろうとは思うけれど、
苛められて死を選んでしまう子供が後を絶たない今、
何とかしなくちゃいけないことなのだろうなとは思う。
自分に何ができるのか?と思うと、自分の非力さに愕然としてしまう。

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台湾のゼリー

2010-03-05 00:32:03 | 日々あれこれ
今日、職場で、
「台湾出張のお土産~」と、梅ゼリー(らしきもの)をいただいた
おいしいのかな?と、恐る恐る食べてみたら、とてもおいしかった

で、ふと包み紙を見ると、「ゼリー」ではなく、「ゼソー」って書かれていて、
思わず、ふふっと笑ってしまった。

こういうのは、なんだか、癒されるぅ~から好き

でも・・・
その商品だけが、ゼソーなのか、台湾では、みんな“ゼソー”だと思っているのか、
ちょっと気になる・・・。
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