小手鞠るいさんの「シーツとシーツのあいだ」を読みました。
“まいごの子猫”というような名称のバーを訪れる人たちの、ちょっぴりミステリアスな
恋の物語短編集。
私は、最後の「闇夜のベルベット」ってのが一番好きだったけれど、
どの短編の中にも登場するのは、“全てのものを(自分の命までも)捨てても恋を選びたい”と思う人たち。
そういう人たちが、この世の中に居るのか(居るから、信じられないような事件が
起きるのかもしれないけれど)、
私が、そう思った経験がないのは、不幸なことなのか?
わからないけれど、やっぱり、一線を引いて、少し冷めた目で見てしまう私が居る。
“全てを捨てて”なんていう行動は、今までの自分の人生を全て否定しているように
思えてしまうから、きっと、私には、そんなことは、どう転んでもできないのだろう。
自分ができないからこそ、物語の主人公のような行動に憧れるという人も居るのかもしれない。
私は、主人公の気持ちに自分を重ね合わせることができないと、どうも違和感を
感じてしまうタイプなのかもしれないけれど。
でも、“全てを捨ててしまいたい”と思えるほどの情熱は、一度くらいは感じてみたいものだ
なんて。
“まいごの子猫”というような名称のバーを訪れる人たちの、ちょっぴりミステリアスな
恋の物語短編集。
私は、最後の「闇夜のベルベット」ってのが一番好きだったけれど、
どの短編の中にも登場するのは、“全てのものを(自分の命までも)捨てても恋を選びたい”と思う人たち。
そういう人たちが、この世の中に居るのか(居るから、信じられないような事件が
起きるのかもしれないけれど)、
私が、そう思った経験がないのは、不幸なことなのか?
わからないけれど、やっぱり、一線を引いて、少し冷めた目で見てしまう私が居る。
“全てを捨てて”なんていう行動は、今までの自分の人生を全て否定しているように
思えてしまうから、きっと、私には、そんなことは、どう転んでもできないのだろう。
自分ができないからこそ、物語の主人公のような行動に憧れるという人も居るのかもしれない。
私は、主人公の気持ちに自分を重ね合わせることができないと、どうも違和感を
感じてしまうタイプなのかもしれないけれど。
でも、“全てを捨ててしまいたい”と思えるほどの情熱は、一度くらいは感じてみたいものだ
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