はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

映画「悪人」

2010-09-17 20:48:57 | 本・映画・ドラマ
映画「悪人」を見てきました。

・・・何故愛したのか?何故殺したのか?誰が悪人なのか?・・・って、オフィシャルサイトには
書かれていた。

一言で言えば、とても哀しい。

感じたところによれば、悪人はいない。
殺人犯の清水くんは、愚かだ。
一緒に逃避行した光代は、哀しい人だ。
増尾は、軽薄だ。
殺された佳乃も、軽薄だ。

そう感じた。

生きるのが不器用な人が、軽薄な人に触れ、傷つけられて、どうしていいか
わからず、殺人を犯してしまう。

光代は、清水が殺人犯だと知っても、傍に居たいと願う。
その気持ちが理解できなければ、この映画は、なんとも空々しい感じがしてしまうのかも
しれないけれど、実に、自然に、“そりゃ傍に居たいだろう”って思わせてくれた。

一番衝撃的だった台詞は、逃避行中の光代が妹に電話した時の、妹の台詞。

「出会い系で出会ったような人が、お姉ちゃんのことなんか、本気で好きになるわけないじゃないの」という台詞。

その“おねえちゃんのことなんか”の“なんか”が、とてもぐさりと刺さったのだ。

妹と2人暮らしの光代なのに、妹から、そんな風にバカにされている・・・ってあたりで、
光代の行動が、とても自然なことのように思えた。

出会った形は出会い系にしろ、唯一自分のことを理解しようとしてくれ、向き合おうと
してくれている唯一の存在が、清水だとしたら、
ずっと傍に居たいと願うのは、ごく自然のことなのかもしれない。

佳乃の父の、語る台詞が、心に堪えた。
正確には覚えていないが、
“大切な人はいますか?その人の幸せな様子を思い浮かべるだけで、幸せな気持ちになれるような愛する人が・・・”
みたいな台詞。


もちろん、殺人は悪いこと。
でも・・・心が寂しい人が多すぎる世の中だから、何かがゆがんでいるのかもしれない。

いろんな気持ちが、溢れてきて、エンドロールが終っても、涙は止まらなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンドリンの弦

2010-09-17 09:02:20 | マンドリン
弦は今まで、1種類しか使ったことがない。
オプティマの赤。

マンドリンを購入した時に、一式つけてくださったし、
以前、三重で演奏会に出る時に、みんなのぶんまとめて購入するからと買ったもの、
両方とも、オプティマの赤だった。

まだ知識がいまいちおぼつかないので、あれこれ調べていると、
マンドリンの弦の多くは、G,D弦は巻弦だけど、A,E弦は巻弦じゃない。
でも、トーマスティークの弦は、A弦も巻弦になっているので、A弦だけそれを使っている
人も多い・・・と、書かれていたりした。
最近発売された(?)オプティマの紫も、A弦が巻弦になっているようで、
もしかしたら、音色的に、巻き弦の方が好まれているのだろうか?なんて思ったり。

私は、自分のマンドリンの、G,D弦の音色は好きだけど、A弦の音色は、ちょっと
金属っぽい感じがしてあまり好きじゃない。
(録音して聞いてみると、そう金属っぽさは感じないのだけれど)
巻弦を使ってみたいなぁ~~~~と思い、調べていると、
当たり前のことかもしれないけれど、ちょっと・・・お高い^^;;

オプティマの赤なら、G~E全8本で、1300円くらいで揃うのだけれど、
Aの巻弦2本だけで1000円くらいする(~~;
う・・・試してみたい・・・でも、ちょっち高い?^^;;と、ネットをちまちま検索しては、
どうしようかなぁ・・・・と、悩んでいた昨日だった^^;

って、まだ心を決めていないので、悩みは続いているのだけれど。
でも、やっぱし、試してみたいから、一度くらいは買ってみるんだろうな(^^ゞ

と、自分の腕前のことは棚上にしておいて、いい音が出ないのを弦のせいにしちゃ
いけないんだけどね(苦笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする