絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

ボッチチェリー

2009-12-25 | 美術
システィーナ礼拝堂の天井壁画と最後の審判については、先日お話ししました。

そのときに、両サイドにある絵については、また後でと言って、そのままでした。

すこし、触れてみたいと思います。

この両サイドの絵は、14名の画家が選ばれて描いたといいましたが、その時は、ボッチチェリーが中心だったのかなと思います。ボッチチェリーは、一人で3枚描いています。正面に向かって右側がモーゼの生涯、左側がキリストの生涯だったと思います。

その他の画家たちは、画集を見るとわかりますが、私も暗記するほど掴んでいません。ただ、ラファエロの先生であるペルジーノがいました。それだけは記憶にあります。

そのとき、年齢的にも力的にも当然選ばれても不思議ではないレオナルドがいません。その理由は、定かではありませんが、どうも絵を描くのが遅いとか、自分で納得しないと途中でやめてしまうとか、心配だったので選ばれなかったのではないかと言われています。

要するに、協調性がなかったからでしょう。よく言えば、完璧主義だったので、決められた通りにはやってくれないということが原因でした。

ーーーーー
ただ、レオナルドとボッチチェリーは、同じベロッキョ先生の所で、働いていましたから、仲も悪くはなかったと思うのです。フィレンツェのサンタマリアデルフィオーレ教会のクーポラの上に球と十字架を立てるときには、一緒に携わったらしいのです。そのときは、二人とも若くて、ベロッキョ先生のところにいたのです。

ボッチチェリーは、レオナルドより8歳年上でしたから、ボッチチェリーが22歳でレオナルドが14歳だったのかな?そのくらいの年齢でした。
ボッチチェリーは、ベロッキョ先生のところにいたのは、数年で弟子というより、共同で仕事をする仲間くらいの感覚だったでしょう。

ーーーーーー
ボッチチェリーからしてみたら、まだレオナルドは駆け出しという感じで見ていたでしょう。しかし、28歳のとき、レオナルドが20歳で、画家組合に入ってきます。絵の力が優れていたので、20歳で入って来たのにはボッチチェリーも驚いたようです。その画家組合は、聖ルカといいました。

ーーーーーーー
だから、絵の力は優れていて、しかもボッチチェリーとの関係も良かったので、選ばれても良かったのですが、ボッチチェリーは誘わなかったのです。

ーーーーーーー
この話は、長くなるので、少しづつ話します。

つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスイブ

2009-12-24 | 日記
今日はクリスマスイブ。


みなさんメリークリスマス。

今夜は、一番好きな人と一緒に過ごす夜です。

どこかで、そう聞きました。

だから、自分のことを一番好きと考えているかどうかが、
分かる夜でもあるのだそうです。

いま、一緒にいられる人は、幸せですね。

ーーーー
私は、一人で、年賀状を書いていました。
興味のあるテレビもないので、後は、ローマ人の物語を読んで寝ます。

ーーーー
そうだ、サンタクロースは、サンタが聖という意味でしょ?
クロースは、Xです。

だから、「聖 X」ということは、Xは未知数だから、なんでもいいわけですよね。

だから、サンタはお父さんでもいいのです。

ーーーー
経済評論家に三田さんという人がいますね。あの方は、よいプレゼントのような予想をしてくれるので、サンタさんと言われているそうです。

子どもの頃、寝たふりをして、サンタクロースが来るかどうか、薄眼でみていたことがあります。お父さんが、私と弟がもう寝たかなと様子を見て、そーっとプレゼントを枕元に置いてくれたことを思い出します。

それで、サンタクロースはお父さんだと分かりました。でも、思いだすと、嬉しいですね。夢を与えてくれて、プレゼントをくれた父、母に感謝です。

ーーーー
家庭教師に行っていた時、その家にサンタクロースが来た写真を見せてもらいました。子どもたちは、本物のサンタだと言っていました。お父さんが会社の社長さんで、社員の方にサンタになってもらって、プレゼントを持ってきてもらったようです。一緒に写真を撮って、楽しく一緒に過ごしたのだそうです。だから、サンタはいるんだよと真剣に言っていました。

一軒の家に、一時間もいたら、一晩で何件も周れないですよね。
でも、それを言ったら、いけないですね。夢をありがとうですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県展制作始まる

2009-12-24 | 絵画指導
県展制作が始まりました。
この二人は常に一緒に競争しながら描いています。
下絵段階ですが、ご覧ください。

この方は、昨年までランプのある静物を描いていましたが、今回は石膏像に挑戦です。ランプの透明感まで出せるようになったので、石膏も描けるかなと思ったら、石膏はまた難しさが違うようで、かなり苦労しています。
石膏像は、美術をやる人はかなり描けないと力を見抜かれるので、勇気のいるモチーフです。なぜなら、美大受験で誰もが経験しているので、うまくて当たり前のものだからです。しかし、それが上手に描けると、この人は力がある人だということがわかります。だから自分の力を示すには都合の良いものでもあるのです。その辺を考えて描くと良いと思います。
ごまかしがきかない分、気をつけるモチーフとして、お話ししました。


この方は、同じ人形ばかり描いているので、そろそろ違うモチーフを探した方が良いと思うのですが、まだ納得がいかないらしく、とにかくこの人形にこだわっています。もちろん少しづつ変えているので、工夫もしているのですが、あまり同じものばかり描くと、柳の下の二匹目の鰌を狙っているように思われる心配があります。
連作ということも必要ですが、その場合には、連作をする理由が必要です。
一枚描いていて、問題点が見つかって、それを解決するには、その絵を直すより別の絵で描く方が良いと思われるときに、連作をするのだと思います。そうでないと、単なるバリエーションを作っているに過ぎないと思われて、マンネリを指摘されます。

この二人の絵がどのように仕上がるか、皆さんも楽しみにご覧ください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブザービート

2009-12-24 | いろいろ
ブザービートを再放送で、やっています。

午後2時からです。

このドラマの空気が綺麗です。

バスケとバイオリンと恋愛ドラマ

私にとっては、自分が感情移入しやすいかな?

なにせバスケ経験者ですから。

ーーーーー

コーチと選手が同じ女の子を好きになって、上手くいくのかな?

自分の彼女を取られて、その人とチームメートとして上手くいくのかな?

振られても、「好きになるまで待つ」というセリフ、そういうことは私にはできないなあ。

「俺は信じてる、お前のこと」とは、「俺が好きになった女を横取りするなよ」という意味ですよね。そんなことをコーチから言われたら、どうしますか。
そのコーチが、試合に使う選手を選ぶんですよね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2009-12-23 | 日記
夕べというか、今朝というか、夢を見ました。

最近おかしな夢をたくさん見ますが、この夢は何を意味するのでしょうか?

お葬式が行われていました。告別式なのでしょうが、最後のお別れで、棺桶の中の顔を見る場面がありますね。その時でした。私の予感と言うか、望みと言うか、そうあってほしいという展開になりました。

そうです、死体が生き返ってしまったのです。

顔は、真っ青でまるでフランケンシュタインのような感じなのですが、むっくり起き上がって、あートイレに行きたいと言って、立ちあがりました。そして、一人でトイレにかけて行きました。

そうしたら、トイレが混んでいて、その前で入れないで、並んでいるのです。

私は、こんなときどうするのかと考えていました。
生き返ったということは、もう死なないのか?病気が治ったのか?そんな訳ないから、今後どうなるのだろうか?とか。
もうすぐ死にますから、また死んだらお知らせしますというのか。
いっそのこと、生前葬というのも聞いたことがあるから、告別式はやってしまおうかとか。とにかく、どうするのだろうと考えていて、夢が覚めました。

変な夢ですね。

生き返って良かったのか、だからと言って、そのまま死んでいてくれとも言えないし、とりあえずは、生き返ってくれてありがとうと家族は思うだろうし。などと。

ーーーー
途中から、これは夢だなと思っていたのですが、どうしたらいいのかとは、思いながら、目が覚めました。

ーーーー
もう一つ、夢の中で、次の絵の構想が思いつきました。時々、そういうときがあります。これは、画家ならではでしょうか。

風景なのですが、こんな所を絵にして見たらいいなあと思うものでした。
今度、絵にして見ようと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする