私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

あなたの内面の葛藤に気づいてください

2015年03月28日 21時57分44秒 | 自覚ワーク等の紹介
◇あなたの内面の葛藤に気づいてください◇

私たちはみな、内面の奥深くで自分を束縛や制限をかけています。
その束縛や制限は、多くの場合、具体的ないくつかの言葉や概念によってなされています。
その内容は、人によって様々です。
自分を抑えるためのものだったり、自分を律するためのものであったり、自分を奮い立たせるためのものなど、本当にいろいろです。
それらは、言わば、自分に対する安全装置のようなものです。
あるいは、自分に対する囚われと言うこともできます。

ちなみに、私(慧空)の場合は、
・人としてちゃんと生きなきゃいけない
・何かしていないといけない(何もしないのはよくない)
・人に迷惑をかけちゃいけない
等の囚われが働いていました。

これらの囚われは、内面の深い所で作用していることが多いため、意図してそれを手放そうとしてもなかなか難しいです。
しかし、深い悟りに入っていく過程では、何らかの形でこれらの囚われも手放していくことになります。

その際の手放しの道は、二つの道があります。
それらの囚われは、自分に対する束縛や制限等になりますので、内面に強い葛藤やそれによる苦しみを生じさせます。
いずれの道も、その葛藤や苦しみが手放しのヒントになります。

一つ目の道は、日常を生きる中で、束縛や制限等による内面の葛藤や苦しみに気づき、その葛藤や苦しみと向き合っていく道、あるいは受け入れて、自分を許していく道です。
もう一つの道は、自覚の道です。
内面に起こる葛藤や苦しみを自覚し、それを手掛かりに、自分に対する束縛や制限等に気づいていく道です。
ただし、多くの方の場合、その二つの道のいずれか一方を通ると言うよりは、どちらかに重心が偏ることはあるでしょうが、二つの道をほぼ同時に進んでいかれるのだろうと思います。

あなたの内面に起きる葛藤や苦しみは、貴重な貴重な導きであり、ヒントです。
否定的に捉えるのではなく、できるだけ肯定的に捉えながら、歩んで頂きたいと思います。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2015-03-29 11:21:41
 受け入れ、許すとは否定の反応に気づき肯定することで、ゼロ化することですか?
返信する
Re:Unknownさんへ (慧空)
2015-03-29 15:18:24
コメントありがとうございます。

>受け入れ、許すとは否定の反応に気づき肯定することで、ゼロ化することですか?

ゼロ化するという言葉のニュアンスがいまひとつピンと来ませんが、その自分を縛っている囚われが消失することです。
囚われが消失すると、その分、感情や思考も減り、自我が薄くなります。
返信する
Unknown (kayo)
2015-03-29 16:49:46
慧空さん
いつも、記事をありがとうございます。
自分を律するのをやめてからなんだか常に笑いとともにいて、
いろんなことが起こるのですが葛藤や苦しみが全くありません。
ナンダコレ? という感じです。
こんなんでいいんでしょうか?
返信する
Re:kayoさんへ (慧空)
2015-03-29 22:23:43
コメントありがとうございます。
断言はできませんが、おそれく、まだ何か残っておられるのではないかと思います。
そのまだ残っている囚われは、おそらく、kayoさんも今の状態と相性がいいのだろうと思います。
それで気にならないし、葛藤も苦しみも無いのだろうと思います。
でも、無理に残っている囚われを探そうとしても、それは難しいです。
やはり、葛藤や苦しみ等の手掛かりが必要なんです。
いまは、その楽な感じを味わわれたらいいんだと思いますよ。
返信する
返信ありがとうございます (kayo)
2015-03-29 22:31:56
慧空さん
そうですか
今は、楽しんでおいたらいいのですねー
慌てず、手ががりが出てくるのを待ちます。
ありがとうございます。
返信する
Re:kayoさんへ (慧空)
2015-03-29 22:52:10
こんばんは^^
分かりにくいかも知れないので、私が持っていた囚われを例にして、もう少し説明しますね。
私は、上に書いているように、
・人としてちゃんと生きなきゃいけない
・何かしていないといけない(何もしないのはよくない)
・人に迷惑をかけちゃいけない
の深い囚われがありました。
しかし、これらの囚われは、普通に日常を暮らしている分には、その普段の営みとの相性や整合性がいいので、その囚われによる葛藤や苦しみは殆ど起きてこないのです。
私は、特に就職してからは、自分で言うのもなんですが、結構ちゃんと生きてきましたし、特にこれというような迷惑を人にかけるようなこともありませんでしたし、仕事を中心にあれやこれやと結構忙しくく動き続けてましので、それらの囚われが葛藤等を起こすことは殆ど無かったのです。
それがなぜか、2012年12月に明け渡しがあって悟りの道を歩み始めてから、仕事が手に着かなくなり、身体も自然に動くこと以外は極端に動きが悪くなり、動けなくなってしまったのです。
そう言った状況の中、上の三つの囚われによる葛藤や苦しみが激しく生じることとなりました。
特に、仕事が出来なくなり、一年以上も仕事をほったらかしにしてしまった結果、お客さんに多大な損害を迷惑をかけてしまったのです。
それでも、仕事は手に着かないままであり、これによる苦しみはとても大きかったのです。

脅かすつもりはないですが、囚われが深く強いものであればあるほど、その手放しが起こるときは、多くの場合、大きな困難や苦しみを伴うものになるのではないかと思っています。
囚われを手放すということは、簡単ではないんです。
多くの方は、とても表面的な囚われに翻弄されたまま、一生を終えていく訳ですから。
返信する
Re:kayoさんへ (kayo)
2015-03-29 23:31:39
慧空さん
いつもわかりやすい説明ありがとうございます。
表面的な囚われはもう、わからないので、
深く強い囚われが残っているかもしれないということですね。

お話を聞いて少し怖くなりました。
すっかり生活が変わってしまうかもしれないのですね。
それならば覚悟が必要でしょうか。

なぜ、自分がこれほど囚われをほどきたいとおもっているのかわかりません。
小悟のままのほうが幸せですものね。
ちょっとくじけそうです(笑)
返信する
Unknown (kayo)
2015-03-31 13:14:09
慧空さん
今日、苦しみにつかまりそうになって、
それは、ありのままを受け入れていないからだと気づき、
すーっと楽になりました。
囚われを手放すときにも、ありのままを受け入れれば
苦しみはないような気がします。
いかがでしょうか?
返信する
Re:kayoさんへ (慧空)
2015-03-31 20:55:14
すみません、二つもコメントを頂いていたのにいま気づきました。

小悟の悟り階層(特に、その前半部分)は、基本的にハッピーなんです。
多くの人は、その幸福感を掴んでしまいます。
そのような人に、まだその先があるんだと言っても、無駄なんです。
私(慧空)の体験からすると、小悟の先にまだ何かあるとうことは明らかだったのです。
幸福感は確かにありましたが、それが表面的なものであることはなんとなく直ぐに分かりました。
そして、何より、私は自覚をやっていて、自分の心にまだモヤモヤしたものがあることがよく分かっていましたから、そのモヤモヤがあるうちは、まだ先があるのだろうと強く確信することができました。
だから、小悟の幸福感に溺れることもなく、先に進むことができました。

>囚われを手放すときにも、ありのままを受け入れれば苦しみはないような気がします。

ありのままを受け入れることで囚われを手放すという手法は、確かに結構有効だと思います。
それに、ありのままを受け入れられれば、楽になることも多いのだろうと思います。

でも、残念なことに、「ありのまま」と言うのも考えであり、囚われになり得るのです(現にそれが囚われになってしまっている人もいるんだと思います)。
最後は、「ありのまま」も手放す必要があるんです。

根本的な苦は、何か考えを一つでも握っているうちは、それ一時的に触れられることはあっても、しっかりと捉えることはできないんです。

解脱を求める人は、どうしてそれを求めるのでしょう。
それは苦しいからなのです。
どうして人は解脱するのでしょう。
それは、存在そのものが苦であるとに気づいたからなのです。
返信する
Unknown (kayo)
2015-03-31 21:37:05
慧空さん
わたしも、まだ、先に何かあるはずという確信があり、
慧空さんのブログにたどり着きました。
幸せに浸っているのは何か違うと。

>「ありのまま」というのも考えである。
>「ありのまま」も手放す必要がある。

深いです。
やはり、自覚を続けていきます。
ありがとうございます。
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