ゆみねこ日記

日常日記です。

9月の読書記録

2019-10-01 06:48:34 | ブックレビュー
9月の読書メーター
読んだ本の数:34
読んだページ数:11097
ナイス数:4668

希望の糸希望の糸感想
加賀恭一郎シリーズだけど、従弟の松宮くんが主役。人気カフェの女性経営者が殺害され、捜査にあたる松宮。加賀さんは上司としてナイスなアドバイスを。松宮くんの出生の秘密も絡め一気に読了しました。長い糸は切れずにいて希望の糸に。
読了日:09月01日 著者:東野 圭吾
クジラアタマの王様クジラアタマの王様感想
面白かった!製菓会社の岸・都議会議員の池野内・人気タレントのヒジリ。一見なんの繋がりもなさそうな彼らが遭遇する出来事。クジラアタマの王様って、そういうことだったのか。ラストまでページを捲る手を止められません。
読了日:09月02日 著者:伊坂 幸太郎
アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴンアンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン感想
毎度お馴染みの堀田ファミリーの日々。悲しい旅立ちを見送り、新しい出会いもあり。勘一さんが長生きして、このシリーズがずっと続くことが私の願い。かずみちゃんの決断に涙。
読了日:09月02日 著者:小路 幸也
私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜感想
読み友さんの感想から。主人公の女性に起こったあまりにも理不尽な出来事。こんなことが地球上で実際に起きている…。まずは私たちが事実を知らなくてはいけないと感じました。書影クリックで読めます。皆さん読んで下さいね。
読了日:09月03日 著者:清水 ともみ
まなの本棚まなの本棚感想
もう子役と呼んでは失礼ですよね。聡明で清楚なお嬢さんになった芦田愛菜さん。幼い頃からの読書が彼女をこういう女性に育てたことは言うまでもありません。これからどんな大人になって行くのか楽しみです。芦田愛菜さん初読み。
読了日:09月03日 著者:芦田 愛菜
鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日々鬼人幻燈抄 葛野編 水泡の日々感想
中西モトオさん、初読み。江戸時代半ば、葛野という集落に流れ着いた甚太と鈴音。青年となった甚太は巫女の護衛役に就く。物語は序章、この先の展開を楽しみに待ちたい。鬼と人を描いたファンタジーの始まり。
読了日:09月03日 著者:中西 モトオ
純子純子感想
一言で感想を述べると、強烈な糞尿小説。。
読了日:09月04日 著者:赤松 利市
くらまし屋稼業 (時代小説文庫)くらまし屋稼業 (時代小説文庫)感想
くらまし屋シリーズ第1弾。平九郎・七瀬・赤也、それぞれの特徴を活かした裏の稼業。今作はワケあってやくざ稼業から足抜けする万次と喜八。面白い!シリーズ、追いかけます。
読了日:09月04日 著者:今村翔吾
犯人に告ぐ(3) 紅の影犯人に告ぐ(3) 紅の影感想
面白かった!今作は巻島とリップマンがネットテレビを通じて対決する。リップマンこと淡野の生い立ちも明かされるが、巨悪の元締めワイズマンやポリスマンとの戦いはこれからも続くらしい。早く続編を読みたい。お薦めです。
読了日:09月05日 著者:雫井 脩介
東京すみっこごはん (光文社文庫)東京すみっこごはん (光文社文庫)感想
商店街の脇道にひっそりと存在する「東京すみっこごはん」。年齢も職業も異なる人々が手作りの料理を共に食べる場所。素敵な連作短編集で、登場人物それぞれにとって「すみっこごはん」はかけがえのない居場所になっている。素敵な1冊、読メをやっていたからこそ出会えた良書。
読了日:09月06日 著者:成田 名璃子
ちょっと一杯のはずだったのに (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)ちょっと一杯のはずだったのに (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)感想
泥酔して記憶がないラジオディレクターの矢嶋。密室で殺害された恋人・西園寺沙也加に最後に会った人物と言うことで警察から疑われる。密室の謎を解けば疑惑が解けるが。。何だか途中から名探偵が登場して主人公がぼやけた感じ、残念な読み心地。
読了日:09月07日 著者:志駕 晃
銀座の紙ひこうき (単行本)銀座の紙ひこうき (単行本)感想
意に染まない就職で、銀座の紙を扱う商社に就職した・神井航樹。新米サラリーマンとして、懸命に頑張る姿にじわっと感動が。「紙から本は作られる」、紙の本を愛する皆さんにお薦めの1冊です。
読了日:09月08日 著者:はらだ みずき
伴連れ (新潮文庫)伴連れ (新潮文庫)感想
シリーズものとは知らずに読了。女性警察官・高野朋美の警察手帳紛失から次々に明らかになる内部の失態。警官として柴崎に触発されながら覚醒して行く高野の成長譚として楽しめました。シリーズ、遡って読みたい。
読了日:09月09日 著者:安東 能明
あちらにいる鬼あちらにいる鬼感想
実父である井上光晴とその妻・笙子、そして愛人である女流作家・瀬戸内寂聴をモデルに描かれた物語。現実はもっとドロドロしていたと思いますが、光晴さんに惹かれる女性たちの心理を理解できない普通人の私です。寂聴さんの帯が作品を絶賛していて、やはり常人には理解しがたいです。
読了日:09月09日 著者:井上 荒野
MGC(エムジーシー) マラソンサバイバルMGC(エムジーシー) マラソンサバイバル感想
目前に迫った東京2020のマラソン代表選考会・MGC 。オリンピック代表を目指す12名の女子選手たち、その中で有力5人に焦点を当てたマラソンサバイバル小説。レースの途中経過や選手たちの心理描写、中継車で解説する元選手。ハラハラドキドキ、あぁ、今度の日曜、テレビから目が離せなくなるだろうな。読むなら今、お薦めです。
読了日:09月10日 著者:蓮見 恭子
穴掘り穴掘り感想
行方不明者のファイルを精査して事件の端緒を見つけ、殺人事件を炙り出す。まさに穴を掘る男・信楽征一郎。遺体なき殺人事件、中々読み応えがありました。信楽・森内のコンビで長編を読んでみたい。
読了日:09月10日 著者:本城 雅人
夢見る帝国図書館夢見る帝国図書館感想
駆け出しの小説家「わたし」が上野公園で出会った不思議な老女・喜和子さん。喜和子さんから提案された「図書館が主人公の小説」。明治に出来た日本初の図書館と喜和子さんの生涯を結んだものは?ここにも戦争が及ぼした人々の人生が重なる。図書館を愛するすべての方にお薦めです。
読了日:09月12日 著者:中島 京子
黙秘犯黙秘犯感想
大学生が撲殺され、現場に残された凶器の指紋や目撃証言から容疑者が特定されるが、背後に不審死や連続婦女暴行事件が絡む。容疑者・倉田の愚直で真面目な日常と、捜査本部にかかる圧力。どういう結末になるか、一気に引き込まれる読書でした。面白かったです。
読了日:09月13日 著者:翔田 寛
震える天秤震える天秤感想
北陸のとあるコンビニで起こった高齢者によるトラックの突っ込み事故。不幸にして店長の男性が亡くなった現場を取材で訪れたライター俊藤律が感じた違和感。本当に加害者の老人は認知症だったのか?事件の裏にあった真実は。。染井さん、今作も読み応えありました。
読了日:09月14日 著者:染井 為人
落花狼藉落花狼藉感想
幕府が公認した傾城町・吉原。西田屋の女将花仍の視点で遊郭の創成期を綴る。町作りに奔走した甚右衛門、番頭の清五郎、歌舞伎役者の猿若勘三郎、太夫の若菜、魅力的な登場人物が多く興味深く読み進めることが出来ました。
読了日:09月15日 著者:朝井 まかて
欺す衆生欺す衆生感想
横田商事(豊田商事がモデル)で詐欺師をしていた男たちが手を変え品を変え詐欺を続けて行く。何故、人は騙すのか?知恵と行動力を真っ当な方向に使えば、家庭を崩壊させなくても良かったのかも?聡美と次女の結花もしたたかだ。分厚いけれど面白くて一気読み。
読了日:09月16日 著者:月村 了衛
あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 (PHP文芸文庫)あなたの不幸は蜜の味 イヤミス傑作選 (PHP文芸文庫)感想
6人の人気女流作家のイヤミス競演と期待して手にしたら、辻村さん小池さんは既読でガックリ。新津さん・乃南さんは結末が予想できたけれど安定の面白さ。
読了日:09月17日 著者:宮部 みゆき,辻村 深月,小池 真理子,沼田 まほかる,乃南 アサ,新津 きよみ
魔眼の匣の殺人魔眼の匣の殺人感想
シリーズ第2弾。こちらも面白かったです。閉ざされた山奥の匣。死の予言とは?M機関の謎はまだまだ明かされず。
読了日:09月18日 著者:今村 昌弘
昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)感想
スケボーをきっかけに花林神社の管理人・田中さんと交流するようになった小6の3人組。74年前に11歳だった田中さんが語る戦争のこと。とても素敵な1冊です。小学校高学年以上のすべての皆さんにお薦め。
読了日:09月18日 著者:椰月 美智子
決壊 上巻決壊 上巻感想
ネット社会の闇を描いた作品なのか?感想は下巻で。すごく先が気になります!
読了日:09月19日 著者:平野 啓一郎
決壊 下巻決壊 下巻感想
バラバラ遺体で発見された弟と、容疑者扱いされるエリートの兄。ネットで犯罪を犯す中学生の北崎友哉。被害者家族に向けられる悪意。悪魔の正体は誰なのか、一気に読了したのですが、ラストの衝撃に救われない思いでどんより。ネットの普及で世の中が急激に変化し、色々なものが壊されて行く。作者はそれを読者に問いたかったのでしょうか?
読了日:09月19日 著者:平野 啓一郎
僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から感想
佐世保小6同級生殺害事件、被害者の二人の兄を描いたノンフィクション。家族に愛されていた怜美さんを突然襲った凶行。そのときの兄や父の気持ち、それからの心の動きや暮らしの変化。A 子と呼ばれる加害者の元少女はどういう思いで生きているのだろうか?一生罪を背負い生きて行くことの重さよ…。御手洗さんご一家が、希望を持って幸せ過ごしていかれることを心から願いたい。
読了日:09月20日 著者:川名壮志
ドラゴンスリーパードラゴンスリーパー感想
元刑事の久井とイマドキ刑事・中戸川のコンビ。パイルドライバーの第2弾。イジメ問題と中国残留孤児、複雑に絡み合った事件。『マビノギオン』の挿入が難解でやや流し読み。本当の悪人にゾッとさせられた。
読了日:09月22日 著者:長崎 尚志
ルパンの帰還 (講談社文庫)ルパンの帰還 (講談社文庫)感想
警察官ファミリーの夫・桜庭和馬と泥棒一家の妻・三雲華、二人の間には愛娘の杏。和馬には新人の北条美雲が新たにバディに。連続殺人事件とバスジャック事件、名探偵一家の娘でもある北条美雲が大活躍、帰還したルパンの一族のLがどう絡むのか?続編も読まねば。
読了日:09月22日 著者:横関 大
罪と祈り罪と祈り感想
元警察官だった父・辰司が殺害された。地域のおまわりさんとして周囲に信頼されていた辰司は何故殺されたのか?息子の亮輔と幼馴染みで刑事の賢剛は死の謎を追い、やがてたどり着いた真相。昭和から平成に移ろう時代の間で翻弄された人々と、未解決の誘拐事件。ずっしりと重たい読後感の1冊。
読了日:09月23日 著者:貫井 徳郎
アネモネの姉妹 リコリスの兄弟アネモネの姉妹 リコリスの兄弟感想
花言葉をモチーフに兄弟・姉妹を描いた6つの物語。私自身が姉の立場なので長女の気持ちはどことなく理解は出来る気が…。重苦しい物語が大半でしたが、最終話が前向きな終わり方で読み心地は良かったです。
読了日:09月25日 著者:古内一絵
土に贖う土に贖う感想
北海道の様々な産業に生きる人々を描いた短編7編。養蚕・ミンクの飼育・薄荷栽培・羽毛採取・馬の蹄鉄師・煉瓦作りの頭目と息子の陶芸家。北の大地で可能性にかけた男たちの物語。鮮烈なデビューとガツンと響く第2作で期待して読みましたが、長編で読んでみたかったな。
読了日:09月27日 著者:河崎 秋子
夫が邪魔 (徳間文庫)夫が邪魔 (徳間文庫)感想
不穏なタイトルなので、図書館本ですがカバーを掛けて読了。時代背景は少し古いけれど、新津さんの巧さでグイグイ読めました。でも私は長編を読みたいなぁ。
読了日:09月28日 著者:新津きよみ
ドアを開けたらドアを開けたら感想
同じマンションに住む知人を訪ねたら、遺体の第一発見者となり面倒なことに関わりたくなくて逃げ出した中年男。その様子を目撃して脅迫する男子高校生。扉の向こうにあった遺体は消えてしまった。ドロドロした物語かと思ったら、スッキリと読み終えることが出来て面白かったです。
読了日:09月30日 著者:大崎梢

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