ゆみねこ日記

日常日記です。

3月の読書記録

2021-04-01 05:55:34 | ブックレビュー
3月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:9522
ナイス数:4104

菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。菩薩と崇められる定火消し進藤内記。笑みの下に隠された悪を暴こうとする読売書きの失踪、番付の為に他の火消しから手柄を奪おうとする小藩の火消し。羽州ぼろ鳶は源吾の指揮の下で命を守る為に戦う。火消し菩薩は深雪さんこそ本物。くらまし屋との繋がりを発見して狂喜!
読了日:03月04日 著者:今村翔吾
殺人依存症 (幻冬舎文庫)殺人依存症 (幻冬舎文庫)感想
息子を不幸な事件で亡くした刑事の浦杉は現実から逃れるため家族から離れて仕事に没頭する。陰惨な連続殺人事件が勃発し実行犯たちは逮捕されるが、影で男たちを操る女の存在が明らかになる。真千代の生い立ちは不幸だが犯罪は許せない。真千代と浦杉の戦いは続きそう。おぞましく陰惨なシーンが頻繁に出てくるので読むタイミングを選ぶ1冊。
読了日:03月05日 著者:櫛木 理宇
代理母、はじめました (単行本)代理母、はじめました (単行本)感想
今作はちょっと未来の日本が舞台。富士山の噴火と原発の事故で格差が広がった日本。貧しさ故に義父から「人助けの立派な仕事」と騙されて代理母になった16歳のユキ。義父はユキを金儲けの為の道具にしようとする。ユキと幼馴染みのミチオは貧困から逃れる手段として代理母ビジネスを手掛ける。辛い不妊治療、LGBTQ の人たちや独身者が子供を望んだら?問題提起をしながら前向きに進むユキたち。中々面白かったです。
読了日:03月06日 著者:垣谷 美雨
夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。吉原には火消しはいるが、市中のそれとは成り立ちも事情も異なる。連続して火付けが起こり下手人と思しきものが殺害され、黒幕の存在が浮かび上がるが…。源吾のリーダーシップ、彦右衛門の男気、彦弥の格好良さ!新之助が良い仕事をする。何度目でも面白い!
読了日:03月08日 著者:今村翔吾
狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。鳶市、現代版・ドラフトあり、何者かによる火消し番付狩りあり。果ては2年前に火刑になった秀助と思しき火付けが頻発する。江戸の火消しが結集し猛火に挑む今作。どいつもこいつも格好良すぎる!
読了日:03月09日 著者:今村翔吾
玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)玉麒麟 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。鳥越新之助が火付けと一家惨殺の濡れ衣を着せられ江戸市中の火消し全員を敵に回す!?ぼろ鳶は動きを封じられ絶体絶命の大ピンチ。源吾はこの危機をどう乗り越えるのか?あぁ、二度目の読了も夢中で。面白かったです♪
読了日:03月10日 著者:今村翔吾
双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)双風神 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
再読。大阪の町を襲う炎の旋風「緋鼬」。京の淀藩常火消・野条弾馬は江戸から松永源吾の協力を得る。何の為に大阪を狙うのか、狂気の力に倒れた一人の天才。バラバラだった大阪火消しをまとめ上げた源吾。東西の悪との最終対決は次巻か。
読了日:03月11日 著者:今村翔吾
襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
源吾が憧れた尾張藩火消頭取・伊神甚兵衛。18年前の業火で源吾の父・重内と共に亡くなったその人物が鍵になる。気になるところで上巻は終わり。感想は下巻で。
読了日:03月13日 著者:今村翔吾
襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)襲大鳳(下) 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
先が知りたい、でも読み終えたくない!ぼろ鳶と江戸のすべての火消したちが巨悪に立ち向かう。まさに「襲大鳳」、羽州ぼろ鳶組、シリーズ最終巻を堪能させてもらいました。
読了日:03月14日 著者:今村翔吾
共謀捜査 (集英社文庫)共謀捜査 (集英社文庫)感想
検証捜査から6作、作者自身のあとがきによれば、シリーズではなくすべて検証捜査のスピンオフだと。今作はICPO 出向中の永井がリヨンで拉致され、部下の保井凛がリヨン市警と捜索を開始。日本では神谷たちにある事件を探れと警察庁から特命が下る。日本の事件と永井の拉致はどう繋がるか?うーん、永井さんってば…!
読了日:03月16日 著者:堂場 瞬一
全盲先生、泣いて笑っていっぱい生きる全盲先生、泣いて笑っていっぱい生きる感想
病院図書室本。思いがけず素晴らしい1冊と出会いました。大学を卒業し故郷で国語教師となり音楽教師の妻と結婚し子供も生まれ順風満帆の人生から突然の網膜剥離による失明。絶望から再び中学校の教壇に立つことが出来た新井先生。
読了日:03月17日 著者:新井 淑則
クロウ・ブレイン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)クロウ・ブレイン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
首都圏でカラスが人を襲う事件が多発、その事実に気づいた入社2年目の新聞記者・権執印怜一。カラスの生態に詳しい学者を取材した直後にその教授は自殺し、カラスに襲われた人々に鳥インフルエンザが感染する。記者としてスクープを狙うゴンちゃん!壮大なバイオテロを仕掛けたのは誰なのか?展開は疾走感があり面白かったです。この先期待の作家さん。東一眞さん初読み。
読了日:03月19日 著者:東 一眞
それでも、僕は前に進むことにした (双葉文庫)それでも、僕は前に進むことにした (双葉文庫)感想
最近立て続けに視覚障害者の物語を。幼い頃からCM作りに憧れ、その才能を認められた勘太郎を襲った網膜色素変性症、やがて光を失う病気を怖れ、苛立ちもがく。それでも前に進むことが出来た彼はとても恵まれた存在。良書だと思います。Kindleで読了。
読了日:03月19日 著者:こかじ さら
いっちみち乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)いっちみち乃南アサ短編傑作選 (新潮文庫)感想
表題作はコロナ禍を、他の短編はちょっとホラーめいたもの。「青い手」が一番印象に残り、「団欒」の家族はちょっと笑えた。手練れの作家さんなので何度も読み返して楽しみたい。
読了日:03月20日 著者:乃南 アサ
駄犬道中おかげ参り (小学館時代小説文庫)駄犬道中おかげ参り (小学館時代小説文庫)感想
天保元年、六十年に一度の「おかげ参り」の年。博徒の辰五郎と奉公先から抜け出した子供・三吉とすぐに死のうとする美女・お沙夜、代参犬の翁丸の三人と一匹のお伊勢参り珍道中。笑ってちょっと泣ける人情もの。東海道のグルメも満載の楽しい一冊です。面白かったです♪ 
読了日:03月22日 著者:土橋 章宏
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)感想
病院図書室本。人気のシリーズ、今まで縁がなくちょうど良いタイミングで読めました。波照間島生まれ、勉強の出来ない凛田莉子が高度な鑑定眼を持つ万能鑑定士として活躍する。力士シールの謎と日本が陥ったとんでもない危機。続きが気になるところで終わったので次も読みます。
読了日:03月22日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)感想
病院図書室の本。日本を襲ったハイパーインフレと市中に出回った偽一万円札の謎。故郷・波照間島へ戻った莉子は犯人への手がかりをつかもうとする。なるほど、全部繋がっていたのね。面白かったです。
読了日:03月23日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿X (角川文庫)感想
病院図書室の本。シリーズ1・2を読了してこちらが続編と知りすぐに手に。「万能鑑定士Q」の開業の経緯と、莉子がどのように成長を遂げたのか、ハイパーインフレがどう落ち着いたのか全部分かってスッキリ!面白かったです。
読了日:03月24日 著者:松岡 圭祐
特等添乗員αの難事件III (角川文庫)特等添乗員αの難事件III (角川文庫)感想
病院図書室の本。適当に手に取ったら特等添乗員シリーズだったけど面白かったです。閃きの小悪魔・浅倉絢奈が婚約者の壱条那沖のピンチに大活躍。
読了日:03月25日 著者:松岡 圭祐
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~感想
病院図書室の本。リリー・フランキーさん初読み。多才なリリーさんの自叙伝的小説。オカンの愛情深さに泣けました。甲状腺のガンの手術のあと上京して一緒に暮らしてからの日々、息子の周辺の人にも美味しい食事を振る舞う。自分のことよりも息子の為に生き抜いたオカン。文章も読みやすく一気読み。
読了日:03月26日 著者:リリー・フランキー
記憶屋 (角川ホラー文庫)記憶屋 (角川ホラー文庫)感想
病院図書室の本。織守きょうやさん、初読み。ホラー文庫と言うわりに怖さは控え目。大学生の遼一は「記憶屋」と呼ばれる人物に想いを寄せる先輩杏子が夜道恐怖症になるきっかけの記憶と共に自分のことまで忘れられショックを受ける。他にも不自然に記憶を失った人の存在を知り、真相を探り始めるが…。どちらかと言えばファンタジー寄り。若者向けかな?
読了日:03月27日 著者:織守きょうや
万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿V (角川文庫)感想
病院図書室の本。莉子の初めての海外旅行編。本物の美術品に触れようと計画したパリ旅行は、高校の担任・喜屋武先生との珍道中に。同級生の楚辺君の勤める一流レストランで起こった不可解な事件の解決に関わることに。莉子の冴えた推理が光りとても面白く読了。
読了日:03月27日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿IX (角川文庫)感想
病院図書室の本。「モナ・リザ」の真贋に関わる謎解き。37年ぶりに日本開催が決まった「モナ・リザ」展。臨時学芸員に選抜された莉子を待つ大掛かりな罠。小笠原くん大活躍の巻。
読了日:03月28日 著者:松岡 圭祐
万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)万能鑑定士Qの事件簿 XI (角川文庫)感想
病院図書室の本。わずか5年で京都随一の有名スポットになった音隠寺。住職・水無瀬瞬は莉子の兄弟子とも言える存在。祈願箱のトリックをほぼ見抜いた莉子だが決定的な証拠がつかめない。瞬が狙うのは安倍晴明の式盤、莉子と瞬の国宝探しの戦いの行方。水無瀬瞬、嫌な奴かと思いきや、最後の仕掛けにニヤリ。
読了日:03月28日 著者:松岡 圭祐
ヤンのいた島 (角川文庫)ヤンのいた島 (角川文庫)感想
病院図書室の本。沢村凜さん、初読み。未知の生物「ダンボハナアルキ」に魅せられて南の小国・イシャナイに調査隊として赴いた瞳子は、一人で島のジャングルへ出向き、ゲリラの頭目・ヤンと出会う。瞳子の見る夢とヤンとのつながり。支配される小国の未来の姿。うーん、今一つ集中出来ず感想が書きにくい。
読了日:03月29日 著者:沢村 凛
スモールワールズ刊行記念〈特別ショートストーリー〉「回転晩餐会」スモールワールズ刊行記念〈特別ショートストーリー〉「回転晩餐会」感想
何と素敵な短編でしょう!これは本編を読むのが楽しみでたまりません。回転するレストランに年に一度現れる一組のカップルを巡る物語、一穂ミチさん、新しき才能に期待大!初読みの作家さん。
読了日:03月29日 著者:一穂ミチ
万能鑑定士Qの探偵譚 (角川文庫)万能鑑定士Qの探偵譚 (角川文庫)感想
病院図書室の本。前作は未読ですが、何となく想像しながらの読書。心に傷を負い鑑定士としての自信を失った莉子の再生の物語。波照間島に籠っていた莉子を引き出してくれたのは小笠原くん。飯田橋に戻れて良かった。
読了日:03月30日 著者:松岡 圭祐
ある晴れた日に、墓じまい (角川文庫)ある晴れた日に、墓じまい (角川文庫)感想
乳ガンを患った44歳の古書店経営者の赤石正美。バツイチ子無し、老齢の父はいるが兄姉は全く頼りにならない。先々のことを考え抗がん剤治療を受けながら墓じまいを敢行する。正美のパワフルさは中々のもの。これからの時代、お墓について色んな選択肢がある。久々に読んだ堀川さん、面白かったです。
読了日:03月30日 著者:堀川 アサコ

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