ゆみねこ日記

日常日記です。

仙台っ子ラーメン

2014-08-10 10:11:23 | グルメ
土曜日の午前中、近所に買いものに出かけた帰り
ダンナ様、急にラーメン食べたいと…

我が家周辺は、ラーメン屋さんが多くて、大通りに
面したところに、ざっと数えて6~7軒。

その中の1軒「仙台っ子ラーメン」さんへ。

鶏ガラと豚ガラの濃厚なスープのラーメンでした。
見た目、かなり脂っこい感じ…
でも、食べたら思ったよりはあっさりでした。

ご馳走さまでした。
650円なり。




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いかくんとセロリのサラダ

2014-08-07 22:34:01 | 料理
暑い日が続いていますね。

こちら東北でも熱帯夜が3日連続…
そしてお天気が急に崩れてもの凄い雷雨とか、この頃は
日本の夏がどんどん亜熱帯になってきているような。

暑さが続くとついさっぱりしたものが食べたくなり、
我が家の定番のいかくんサラダを作りました。


きゅうりとセロリを薄切りにして、いかくんと中華風の
ドレッシングで和えただけ。
ドレッシングはお好みのもので、何でもOKです。





美味しかったで~す。
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レモン塩

2014-08-04 09:43:55 | 料理
6月の末に漬けこんでおいたレモン塩、完成しました。


早速豚肉、玉ねぎ、きのこをたっぷりの炒め物の味付けに
使ってみました。

味の感想は、うん、レモンとお塩でした!(笑)

塩麹を使った時は味に奥行きというか、うまみがたっぷり
でとっても感激したので、今回も期待は大だったのですが、
これは、多分リピートはないだろうなぁ。

塩もちゃんと粗塩を使ったんだけどねぇ。
夏向きのさっぱり味ではありましたね。







これを作った翌日、鶏肉のレモン塩ソテーも作ってみました。
実は、これはちと失敗。
塩麹の時のように、たっぷりと揉みこみ過ぎて、しょっぱい!
大失敗の巻(笑)

またこのレモン塩たくさんあるので、何とか使い切ってしまおう。




コメント (2)
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7月の読書記録2

2014-08-01 10:01:07 | ブックレビュー
文字数の関係で2つにわけました。

こちらは7月前半のレビュー、一部重複ご容赦ください。


村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
下巻はただ一人決意を秘めて敵陣に挑んだ景の姿が格好いい!眞鍋海賊との戦いぶりも凄まじく、スピード感のあるストーリー展開は読みごたえがありました。登場人物では、七五三兵衛が魅力的、そして弟景親がどんどん男らしくなって行くのが良かった。鬼手、恐るべし。本屋大賞受賞、おめでとうございます!
読了日:7月17日 著者:和田竜
村上海賊の娘 上巻村上海賊の娘 上巻感想
お話は序盤、登場人物が多いのでやや苦戦しました。泉州海賊たちが景の美しさやふるまいを好ましく思うところが楽しい。合戦のシーンは迫力あります。感想は下巻で。
読了日:7月16日 著者:和田竜
ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)ゴースト≠ノイズ(リダクション) (ミステリ・フロンティア)感想
クラスで居場所のなくなった男子生徒と一風変わった女子生徒。トリックが幾重にも仕掛けられていたりで、面白かったことは確かです。ただ、文章が読み難くて読み進めるのにやや時間がかかりました。クラスの人間関係やイジメだけかと思ったら、家庭の問題も絡んで来る。ラストはまずまず。
読了日:7月15日 著者:十市社
マイ・ホームタウンマイ・ホームタウン感想
つい先日、この本の舞台になっている「登米高等尋常小学校」、現在は教育資料館を見学に行って来たばかりです。読友さんのご紹介でこの本を手にし、読むことが出来ました。1967年から70年小学校3年から6年までの細やかなエピソード。野山を駆け巡った私の小学校時代を思い出し、何とも懐かしい気持ちで読了しました。
読了日:7月14日 著者:熊谷達也
誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち感想
不幸な虐待死をニュースで見聞きしているけれど、そこには至らないまでも虐待により心と体に大きなダメージを負った子供たちを5例紹介した本。里親制度のことなど、今まで知らなかったことを詳しく知ることが出来ました。身体や髪を洗うこと、言葉を話すこと、他人との関わり方、普通の子供たちならば親から教えられていることを知らずに育った子供もいる。この本で紹介された里親さんたちは、みな懸命に里子たちを育てて下さっている。頭の下がる思いです。
読了日:7月14日 著者:黒川祥子
仮面同窓会仮面同窓会感想
久しぶりの雫井さんの作品、楽しみにしていたのですが…。これは、ちょっと好みの作品ではなかったですね。洋輔の性格が煮え切らないのと、友人たちのキャラクターも今一つ分からないのと。押入れの中に、あんな人物?荒唐無稽過ぎて、残念でした。次の作品に期待しましょうか。
読了日:7月13日 著者:雫井脩介
銀河に口笛銀河に口笛感想
昭和ノスタルジーにたっぷり浸れますね。東京三河島あたりの昭和46年から47年くらいの風景。仲良し4人組みの男の子たちと、風変わりな転入生リンダとの交流。途中でミハルも加わって「ウルトラマリン隊」。銀色の道、大好きな歌です。
読了日:7月13日 著者:朱川湊人
エンジェルフライト 国際霊柩送還士エンジェルフライト 国際霊柩送還士感想
異国で命を落とした日本人を迎え、日本で最期を迎えた外国人を送りだす「国際霊柩送還士」。こういう職業があることも知らなかったし、一般の葬儀社が請け負っているものと思っていました。創業者のお二人やエアハースの社員の皆さんの真摯に仕事に向かわれる姿に感銘しました。宗教や地域性によって弔う形も様々、日本人の遺体に対する思いをここまでくみ取って下さる方々に敬礼。
読了日:7月12日 著者:佐々涼子
貧しい国で女の子として生きるということ―開発途上国からの5つの物語貧しい国で女の子として生きるということ―開発途上国からの5つの物語感想
日本人に生まれたことに感謝。貧しい国では女の子の地位が低いと言うことは認識していたけれど、これほどの残酷な現実がまだあるという事実にショックを受けます。今いる自分の場所で、ささやかながら何かお手伝いをしなければと決意させられました。女の子に教育を、そして男の子にも女の子を大事にする教育を。
読了日:7月12日 著者:
カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
風早の町の自動ピアノの音楽が流れるカフェかもめ亭。曾祖父の代から70年も続いている素敵なお店には、様々なお客さんがやってきます。美味しいお茶を飲みながら、音楽に耳を傾けて静かなひと時を過ごしてみたくなりますね。「ねこしまさんのお話」がとても好きです。文庫書き下ろしの「クリスマスの国」には、コンビニたそがれ堂も出て来て嬉しいかぎり。
読了日:7月12日 著者:村山早紀
流転の薔薇流転の薔薇感想
場末の色街で芸者の子として生まれた千鶴が、突然実父である地方の素封家萩生家に引き取られ、同年の腹違いの妹鈴子と出会う。やがて没落した萩生家と、大女優になる千鶴との関わり。戦中、戦後と日本の映画史を読むといった側面からも楽しめる一人の女優の愛憎の物語。何となく実在した女優さんや映画監督、時代劇の大御所などを連想しながら読了しました。
読了日:7月11日 著者:加藤元
二重螺旋の誘拐 (『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ)二重螺旋の誘拐 (『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ)感想
幼い妹を失った研究者と、若い夫婦が巻き込まれた誘拐事件。マナちゃんって、そうか、そっちだったのか~。11年、やっぱり彼女は頑固な性格だったのね。
読了日:7月10日 著者:喜多喜久
ライバルライバル感想
高校生ゴルファーの成長物語。真面目で努力家の宇希恵とお気楽で細かいことを考えない葉奈。トラブルを抱えて悩む宇希恵と、なんとかそれを克服する方法を考える葉奈。スポ根ものとは言い切れないかもしれませんが、それなりに楽しく読める1冊ですね。これからの二人が真のライバルとして活躍していく続きの物語もちょっと期待したいですが、どうでしょうか?川上先生。
読了日:7月10日 著者:川上健一
二度目のノーサイド二度目のノーサイド感想
5年前に解散した武蔵野電産ラグビー部は、最後の試合で抽選負けをした。マネージャーの死をきっかけに当時のメンバーでフジビールとの再試合を目指すことになる。5年の歳月がメンバーたちの環境も変え、乗り越えなければならない壁も大きい。ラグビーというスポーツは良くわからない私でも、熱い情熱を感じることが出来ました。
読了日:7月10日 著者:堂場瞬一
あのひとは蜘蛛を潰せないあのひとは蜘蛛を潰せない感想
ロードサイドのドラッグストアの店長梨枝。母と二人で暮らす彼女は、母の望むような生き方を強いられてきた。母を疎ましく思うとともに、母に対する憐憫の思いもある。母と娘というのは、簡単に割り切れない感情があることは理解できるし、読んでいて切なくもなる。梨枝の成長ものとしても面白かったし、母の気持ちを思うとまた違った視点で共感も出来たり。今のところ彩瀬さんの本は外れがありません。若いのに、これだけの表現力、楽しみな作家になりそうですね。
読了日:7月9日 著者:彩瀬まる
遠野物語remix遠野物語remix感想
若いころ柳田先生の遠野物語を読んで以来。こちらは現代文になっているのでとても読みやすかった。奥深い山里には、やはり現代科学や文明では語りつくせないような不思議が息づいている気がしますね。遠野へ行ってみたくなります。
読了日:7月8日 著者:京極夏彦,柳田國男
思い出のマーニー (新潮文庫)思い出のマーニー (新潮文庫)感想
イギリスの湿地地帯の海辺の町にやってきたアンナは、内気で人と関わることが苦手。養い親のおばさまにも心を開けない彼女が、リトル・オヴァトーンの町で出会った金髪の少女マーニー。彼女は実在するのか?不思議な出来ごとのあとに明らかになったこと。素敵な物語でした。ジブリのアニメになったらどんな色合いで見せてもらえるのでしょう?楽しみ。
読了日:7月8日 著者:ジョーン・G.ロビンソン
ワイルドピッチワイルドピッチ感想
お初の作家さん。甲子園を目指す野球名門校のエースのお話。肘に故障を抱えた高橋武蔵は、後輩ピッチャー鈴川大樹へのイジメ問題も抱えながら、夏の県大会を制し甲子園に臨む。遠く離れた八丈島で身元不明のトランク詰めの女性の遺体が発見され大樹の母との関わりが発覚して。これは、二人のエースの成長ものとしても、ミステリーとしても楽しめて、思わぬ拾いものといった感じです。他の作品もちょっと読んでみたくなりました。
読了日:7月7日 著者:蓮見恭子
ぼくの守る星ぼくの守る星感想
中学2年生の夏見翔は識字障害を持っている。翔の視点からの物語と周りの人々からの物語からになっている。翔の母親とクラスメートまほりの母親が痛々しく読むのが苦しかったが、親よりも子供の方が大人でしっかりしている部分もあるのだなと認識させられた。「ぼくの守る星」素敵なタイトルで、これからの翔の成長が楽しみになる。
読了日:7月7日 著者:神田茜
とんずら屋弥生請負帖とんずら屋弥生請負帖感想
近江の小国来栖家の当主と本陣の娘の間に生まれた弥生が、江戸の船宿松波屋で男姿で船頭になる。松波屋は裏稼業としてわけありの人間の「とんずら」を請け負う。物語はとんずらがメインではなく、来栖家のお家騒動が主軸になっているので、裏稼業でスッキリを期待すると肩透かし。面白くないわけではないけれど、ちょっと期待外れかもしれません。
読了日:7月6日 著者:田牧大和
学校のセンセイ学校のセンセイ感想
名古屋の私立高校教諭の桐原は、教師2年目。友人付き合いも、職場の様々なこともすべて面倒くさがりながら生きているが、表面上は周りと上手くやれているように行動するのが得意な若者。彼がだんだんと面倒くさがりから前向きなセンセイに変わって行く姿が良かった。坪井くんのキャラクターがとてもいい。出来ればヤンキーの両親の登場シーンが欲しかったかも?
読了日:7月5日 著者:飛鳥井千砂
十二単衣を着た悪魔十二単衣を着た悪魔感想
弘徽殿女御をメインにした源氏物語異聞。就職試験59社に失敗しフリーターになることを余儀なくされた伊藤雷、優秀な弟にコンプレックスを持つ彼が源氏物語の世界にタイムスリップしてしまう。高麗から来た類い稀なる陰陽師「伊藤雷鳴」と名乗った彼の平安京での生活は、あらすじを描いた本だけが頼りという。内舘さん特有のユーモアにあふれた物語。はからずも現実世界に戻った雷の決断がステキでした。やっぱりキチンと源氏物語を読まないとって思いました。
読了日:7月5日 著者:内館牧子
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂2ふしぎ駄菓子屋 銭天堂2感想
シリーズ2作目。不思議な駄菓子屋銭天堂、「ドクターラムネキット」と「おもてなしティー」が好きです。jyajyaさんの挿絵が物語の雰囲気にぴったりでとても素敵、エピローグの新作駄菓子の企画からすると、第三弾もすぐに出そうですね。楽しみに待ちましょ。
読了日:7月4日 著者:廣嶋玲子
リアスの子リアスの子感想
仙河海という宮城県北の港町を舞台にした物語。若手中学校教員の和也と、彼のクラスに都会から転入してきた少女希の交流を描く。熊谷さんご自身の体験がベースになっていると推察できますね。若い男性教員が女子生徒の扱いに苦労しながらも周りの同僚たちに助けてもらいながら頑張っている姿はほほえましいかも?希のレースのシーンは胸に迫りました。
読了日:7月3日 著者:熊谷達也
64(ロクヨン)64(ロクヨン)感想
厚さにめげずに一気読みしました。警察内部の権力争いや様々な陰謀を描かせたらやっぱり横山さんに敵う人はいないですね。三上の父親としての苦悩、刑事魂を抱いたまま広報官として悩む姿。警察官も完璧な人間ではないけれど、14年間苦しみ続けた被害者の父が悲しかった。
読了日:7月2日 著者:横山秀夫
国銅〈下〉 (新潮文庫)国銅〈下〉 (新潮文庫)感想
巨大な東大寺の大仏を、天平時代の人々がどのようにして造営していったのか。この物語はその労苦と一仕丁「国人」の成長の物語でもあると思いました。長門を送りだされた15人が5年の歳月を経てたった1人しか戻って来れなかったほどの、過酷な労務。まだ、奈良は未知の場所。ぜひとも大仏の威容をこの目で見たいと思いました。
読了日:7月1日 著者:帚木蓬生
国銅〈上〉 (新潮文庫)国銅〈上〉 (新潮文庫)感想
奈良の大仏造営に携わった男たちの物語。この時代のことは、ほとんど知らなかったので興味深く読ませてもらいました。長門周防の奈良登りでの銅の鉱石の掘り出し、鋳造、そして長い道のりの都への旅。国人が今後どのように都で活躍して行くのかが楽しみ、下巻に行きます。
読了日:7月1日 著者:帚木蓬生

読書メーター
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7月の読書記録その1

2014-08-01 09:39:36 | ブックレビュー
7月は外出が少なくて、家にこもって読書三昧。
おそらく、過去最多かな?

イチオシは「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている」佐々涼子さん著

本屋大賞受賞作、村上海賊の娘上下も読了しましたが、これは
ちょっと期待したほどでも…。



2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:54冊
読んだページ数:16706ページ
ナイス数:4776ナイス

十字架 (100周年書き下ろし)十字架 (100周年書き下ろし)感想
14歳の男子中学生の自殺。彼が遺した遺書に名前を記された少年、少女。重くて辛い十字架を背負った彼らのその後の人生。20年の時が経ち、彼らが親となり分かる心情もあり、切なかった。少年少女、そして親の気持ち、重松さんならではの小説ですね。お勧めです。
読了日:7月31日 著者:重松清
獄の棘 (単行本)獄の棘 (単行本)感想
新米刑務官「武島良太」は、自分と1歳しか年齢の違わないキャリア上司の看守長から、刑務所内の不穏な動きを探るように依頼を受ける。賭けごと、イジメ、刑務官同士の軋轢。閉鎖社会である刑務所内部の、様々な出来事をよく描いていると思います。あまりこの職業に気乗りのしなかった良太が、先輩秋村たちとの関わりを経て、成長して行くのが良かったです。大門さんの作品の中でも好きなほうです。
読了日:7月30日 著者:大門剛明
前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録感想
あの時、現場で何が起こっていたのか?あらためて文章を読むと、無責任な東電と、その場しのぎの官邸という構図が見えてくる。命がけで戦った自衛隊、消防、警察、国土交通省東北整備局の皆さんと協力企業の皆さんに、心から感謝したい。震災を風化させないためにも、大勢の人たちに読んでもらいたいですね。
読了日:7月30日 著者:麻生幾
明日のマーチ明日のマーチ感想
山形県鶴岡市の工場団地で派遣労働者として働いていた4人が、派遣切りに遭い、徒歩で東京を目指すことになる。ブロガー伸也が「明日のマーチ」と名付け、4人の旅をアップしたことで大きな注目を浴び、思わぬ大きな力が彼らを飲み込んで行く。4大を卒業して就活に失敗した陽介、中国残留孤児の3世豊泉、過去に大きな過ちを犯した修吾。個性の違う4人の、歩き始めたきっかけは違ってもいつしか心を通わせてゆく過程が良かった。年越し派遣村をちょっと連想した。
読了日:7月29日 著者:石田衣良
ガソリン生活ガソリン生活感想
うふふって、思わず笑ってしまえるような、車同士の会話。望月家の愛車、緑のデミオとその家族が巻き込まれた事件。車をもっと大事に扱ってあげたいと思いますね。我が家のフィットはお隣の車と何を語らっているのかしら。地元なので知っている地名なんかが出て来て、思わずニッコリ。図書館でも大人気で、リクエストしなかったけれど1年ちょっと待って手に出来ました。亨が賢くて、さらにエピローグのサプライズがGood!
読了日:7月29日 著者:伊坂幸太郎
ひこばえに咲くひこばえに咲く感想
青森のゴーギャンともよばれ、沢山の絵を産みだしながらも、売るための絵ではないと土蔵の中に収蔵されていたその絵と出会った一人の画廊経営者。彼をオヤブンと呼び、支え続けた一人の女性。とても読み応えがあり、面白かったのですが、画廊経営者香魚子の恋愛の話は少し邪魔なような気がしました。フクさんの若き日の百合子さんとの話がとても印象に残り、それだけでも別な物語として読んでも良いかと思われます。土蔵の美術館、いつか行ってみたいです。
読了日:7月27日 著者:玉岡かおる
夜な夜な短歌集 2014年春号夜な夜な短歌集 2014年春号感想
春号も読ませていただきました。なんて素敵な春でしょう。三十一文字の文学、これからも楽しみにしています。みなさん、表現力豊かだなぁ、感心しきり。
読了日:7月27日 著者:masaレイmomonga華雪せんむJune
水の城―いまだ落城せず 新装版 (祥伝社文庫)水の城―いまだ落城せず 新装版 (祥伝社文庫)感想
「のぼうの城」で超有名になった、武州忍城の水攻め。こちらは同じ戦をテーマにした風野さんのもので、こちらも良かったです。この方の本は文章が読みやすく、歴史が苦手な人でも読みやすくて好きです。成田長親、石田三成を比較対照して読み進めることも出来て楽しい読書になりました。
読了日:7月27日 著者:風野真知雄
夜な夜な短歌集 2014年夏号夜な夜な短歌集 2014年夏号感想
みなさんの素晴らしい表現力に感動しました!夏を堪能させていただきましたよ。ありがとうございました!
読了日:7月26日 著者:雪JuneseriせんむnonたんSage七色一味新地学tetsuyamomonga華レイmasa
東京ロンダリング東京ロンダリング感想
原田ひ香さん初読み。大都会東京の賃貸物件で、死者が出た部屋を事故物件という。そんなワケありの部屋に短期間住まい、事故などなかったことにする、部屋の「ロンダリング」をして生活せざるを得なくなったりさ子。谷中の乙女アパートに入居してからの展開が面白く、ラストも良かった。44階の超高級マンション、出入りまで監視されるような生活は、私なら絶対したくないなあ。いや、そもそもご縁がないでしょうけど。面白かったです。他の作品も読んでみたいですね。
読了日:7月26日 著者:原田ひ香
珈琲屋の人々珈琲屋の人々感想
人を殺めて刑期を終えた行介が営むのは、父が遺した喫茶店「珈琲屋」。バブル崩壊後の商店街にたたずむ古びたこの店にやって来る人々は、何かしら心に闇を持つ。ただ、作中の女性たち、冬子と島木の妻久子以外共感出来る人、ほとんどいません。和菓子屋の娘省子はまあまあ。行介の入れてくれる熱いコーヒー、飲んでみたいです。
読了日:7月26日 著者:池永陽
ばくりやばくりや感想
「ばくる」とは交換すると言うこと。人には理解されがたい特殊な能力を持つ人のもとに、「ばくりや」から案内が届く。間の悪いと思った女性が、実は強運の持ち主だったという「ついてなくもない」が面白かったです。人にはない能力、憧れるけども、やっぱり平凡なのが良いですね!
読了日:7月25日 著者:乾ルカ
鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙感想
オスのしま三毛「サバ」と、元盗人で今は猫絵師の拾楽。ワケありの男が曰くつきの長屋に住まい、周りで巻き起こる謎を解く。サバが賢くて可愛くて、猫好きにはこたえられません(笑)成田屋のダンナが良い味で、こちらも良かった。犬の「アジ」、泣かせますね。
読了日:7月25日 著者:田牧大和
蜂蜜秘密蜂蜜秘密感想
素敵なファンタジーでした。文明からかけ離れた「ポロウ」の村の農学校に、一人の転入生がやって来て。彼、レオは特別の使命を帯びて…。あぁ、美しいポロウの村、そして蜂蜜を食べたくなりますね!
読了日:7月24日 著者:小路幸也
キサトアキサトア感想
風のエキスパートの父、色がわからない6年生の兄アーチ、1年生のキサとトアの双子の姉妹は日の出と日没を境に目覚めそして眠る。この家族を中心にどこか不思議な海辺の町の物語。コラムニストのY・S氏(笑)登場人物もほとんどが良い人でさらりと読めました。「僕は長い昼と長い夜を過ごす」をちょっと思い出してしまいました。
読了日:7月23日 著者:小路幸也
月は怒らない月は怒らない感想
ヒロイン恭子はとある市役所の窓口に勤める女性。同時に3人の男と付き合い、晴れた日曜日には公園のベンチの老人と会話する。恭子の内面がどうなっているのかと読み進めましたが、はっきり彼女の過去は明かされていません。でも、ハッピーエンドなので、読み心地はまずまず。
読了日:7月23日 著者:垣根涼介
少年たちの贖罪: 罪を背負って生きる少年たちの贖罪: 罪を背負って生きる感想
犯罪を犯した少年を精神科の医師としてサポートする女性の著作。とかく手厚く保護されていて、人権が守られていると批判を受ける立場の加害少年たち。彼らが何故犯罪を犯したのか、家庭環境や発達障害など同乗される部分も多いとは思いました。しかし、被害者たちの望みは「原状回復」。相手の命を奪った場合はそれは叶わないこと。被害者のみならず加害者の家庭も大きく傷ついてしまうと言う現実。読んでいて、辛くやり切れない気分になりました。贖罪、重い言葉です。
読了日:7月23日 著者:青島多津子
紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている感想
本を愛するすべての人にお勧めします。未曾有の震災で壊滅的なダメージを受けた日本製紙石巻工場、日本の出版書籍の4割を生産するこの工場の再生は、出版会の未来と日本製紙の社運、そして石巻の地域経済のために、どうしても成し遂げなければならなかった。図書館で借りて読了しましたが、この本は手元に永久に残しておきたいので購入します。巻末の『本書売り上げの3%を、公益社団法人全国学校図書館協議会を通じて、石巻市の小学校の図書購入費として寄付いたします』、もちろん喜んで協力させていただきます!
読了日:7月22日 著者:佐々涼子
末裔末裔感想
絲山さん、初読み。何とも不思議なお話でした。妻を亡くし、子供たちも独立し、歳老いて認知症になった母親を施設にあずけている地方公務員の省三。ある日仕事を終えて家に帰ると、あるべき場所に鍵穴が無くなっている…。誰もが誰かの末裔であることを思い起こさせてくれますね。物語の終わり方も中々好みでした。他の作品も読んでみたくなりました。
読了日:7月22日 著者:絲山秋子
家族写真家族写真感想
様々な家族を描いた7編。表題の「家族写真」が一番良かったですね。「しりとりの、り」、こちらも中々笑えました。ロングドライブでのしりとり、我が家もよくやったなあと懐かしく思い出したり。「肉村さん一家176㎏」もダイエットあるあるネタで思わずニヤリ。
読了日:7月22日 著者:荻原浩
巨鯨の海巨鯨の海感想
江戸から明治にかけての和歌山県太地町の捕鯨の物語。命がけで鯨と戦う男たちの姿、人力で小さな船をこぎ、銛を投げ、網に追い込む。とどめを刺すのは大剣、潮目を読み、天候を見極め、鯨の全部の部位を無駄にしない日本古来の捕鯨の歴史を学ばせてもらいました。この時代、生まれおちた場所で生きるために、嫌でも捕鯨に関わらざるを得なかった太蔵を描いた「訣別の時」が一番印象に残りました。
読了日:7月21日 著者:伊東潤
図書室のキリギリス図書室のキリギリス感想
私は読書が好きだったのに、中高生時代は学校の図書館をほとんど利用していませんでした。詩織さんのような司書さんのいる図書館なら、連日のように通いつめてしまうかもしれませんね。本に興味のなかった大隈くんが、星野道夫さんの本をきっかけにどんどん本好きになって行く姿が良かったですね。
読了日:7月20日 著者:竹内真
ひかりの魔女ひかりの魔女感想
真崎家に同居することになった「ひかり」おばあちゃん。真崎家の長男で浪人生光一の視点で語られる家族の再生物語。85歳のひかりさん、元書道の先生として教え子に慕われるその人となり、こんな素敵なおばあちゃんになってみたい、逢ってみたいと思いました。お勧めします。
読了日:7月20日 著者:山本甲士
裁きの鐘は(下): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)裁きの鐘は(下): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)感想
上巻での法廷劇、そして息詰まる選挙の戦いを終え、下巻の主役はセバスチャン。親友の父親のとんでもない陰謀に巻き込まれて、何とか切り抜けたと思いきや…。ハリーとエマは、何故にドン・ペドロの正体を息子に告げないの?いや、告げてしまったら次へのお話が続かないか。また4巻が刊行されるまで楽しみに待ちますかねぇ。
読了日:7月19日 著者:ジェフリーアーチャー
裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部 (新潮文庫)感想
前巻の気を持たせる終わりから、ちょっと間があいたのが残念。でも、読み始めたら一気に集中して入り込めました。バリントンの男って…(笑)エリザベスお母さんの正しき眼力、さすがですね。下巻に進みます!
読了日:7月19日 著者:ジェフリーアーチャー
ことりことり感想
小鳥を愛した一人のおじさん。言葉の不自由な兄(ぽーぽー語なる、弟である彼にしか通じない)と二人の生活を長く続け、兄亡きあとは図書館で鳥の本を読み、幼稚園の小鳥の世話をして。世間の人が彼のことを誤解したのは悲しかったですが、静かな時が流れゆく小川ワールド、じっくり堪能させてもらいました。
読了日:7月18日 著者:小川洋子
アップルソング (一般書)アップルソング (一般書)感想
終戦直前の岡山で、米軍の空襲による爆撃の瓦礫の中から救い出された一人の女児。やがて太平洋を渡った彼女は報道カメラマンとして生きることになる。彼女が報道カメラマンとして生きた軌跡は日本の戦後史そのもの。一枚の写真、有刺鉄線から彼女が捉えた人間の愚かさと欲望。美しさを求めてカメラを手にした彼女が何故に憑かれたように紛争の地へ赴いたのか。炎の中から生まれやがて炎の中でその生涯を閉じた鳥飼茉莉江、美和子と彼女のつながりに涙が出ました。これはお勧め、沢山の人に読んで欲しい本ですね。
読了日:7月18日 著者:小手鞠るい
村上海賊の娘 下巻村上海賊の娘 下巻感想
下巻はただ一人決意を秘めて敵陣に挑んだ景の姿が格好いい!眞鍋海賊との戦いぶりも凄まじく、スピード感のあるストーリー展開は読みごたえがありました。登場人物では、七五三兵衛が魅力的、そして弟景親がどんどん男らしくなって行くのが良かった。鬼手、恐るべし。本屋大賞受賞、おめでとうございます!
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