ギリギリ滑り込んできました。
雅叙園の百段階段。
〜文豪が誘うノスタルジックの世界〜ということで、建物だけでも十分雰囲気のあるお部屋に、明治から大正〜昭和初期の文学作品をテーマにしたイラストや立体作品が展示されていました。
十畝の間は萩原朔太郎の『猫町』
猫のオブジェやレトロな喫茶コーナーの展示も素敵ですが、何より障子やら欄間、天井絵が豪華なお部屋です。大好き。
漁樵の間は中島敦の『山月記』
漁樵の間は、もともと立体絵の柱や壁が、ゴージャスかつ、ちよっと怖い(意見には個人差があります)部屋ですが、夜の神秘的な山の雰囲気にはぴったりでした。
草丘の間は太宰治の『葉桜と魔笛』
主人公の姉妹が暮らして居たお家がイメージされた装飾。衣装やオブジェが綺麗でした。
窓際の廊下や硝子戸もレトロ感満載でした。
静水の間は小川未明の『月夜とめがね』
小川未明にしては、ほっこりかわいいファンタジー。ピンクのワンピースやミシン、大きな月がイメージ通りでした。
星光の間は泉鏡花の『外科室』
外科室…外科室ぽい展示でしたが〜!私、星光の間の天井やら欄間やら、そもそものお部屋が大好きなので、企画展示の隙間の写真ばっかり撮ってました…失敗。
清方の間は谷崎潤一郎の『秘密』
星光の間と、ほぼ一緒、というかそれを上回って。
だって、鏑木清方だよ〜。それだけで十分じゃん(暴言)
秘密、読んでないからかもですが、部屋重視になってしまった。
99段目、頂上の間はレトロな諸諸が飾ってあって、綺麗〜、素敵〜と言いつつ、まったりできました。
ここで、スマホでアンケートに答えて、絵葉書を貰っちゃいましたよ。
百段階段、靴を脱いで、ひたすら上がることになります。
私より、ちょっと年上かな?なおねーさん達が「来られるうちに来なくちゃ」「来年は無理かも」と言いながら登ってました。
私も〜、膝が痛いし。今のうちに見ておかねば。
おまけ。
ネットでアンケートに答えたからか、翌日に、お礼メールが来ました。
楽しく過ごせましたか?とか次回の展示の案内とか、あっさりだけど、嬉しかったです。
次も、ですが。
次も、ですが。
建物だけ、の解説&展示企画をやって欲しい〜。出来ればガイド付でお願いします(アンケートにも書いた)