丸紅ギャラリーに行ってきました。
『聖徳太子絵伝四季図大屏風(中宮寺蔵)と新作』
です。
物知らずなので、濱野年宏というお名前を知らなかったのですが、わからないまま見ても、大屏風は凄かった。
和紙に墨、金泥、銀泥、岩絵具、アクリル。
大作なのに繊細な描写が多く15年かかっただけのことはありますね。
水の流れ=時の流れと季節の植物を背景に聖徳太子の様々なエピソードが描かれています。
ちょっと面白いのは、年齢順ではないところ。
ここまで↑は、春の屏風。
ここから↓は秋の屏風。
春には春の、秋には秋に起こった出来事を配置。大きさは重要度に比例する…わけでもないような。
鎌倉時代に描かれた『聖徳太子絵伝』にならったものだそうで、実際の聖徳太子の時代の衣装や風俗とは異なり、更に現代テイストもあり。
薔薇の花とか、咲いちゃってます。
改めて考えると。
聖徳太子って、何着てましたっけ?どんな住まいでした???
十七条の憲法とか、遣隋使とか、冠位十二階と推古天皇の摂政ぐらいしか覚えていない〜。
奥さんのエピソードや亡くなる時の話、愛馬の話など、初めて知ったことがたくさんありましたよ。
今回は春夏の展示でしたが、勿論、秋冬もあるそうで。
でも、展示の予定は未定だそうです。
太子が亡くなった後、残された一族が滅ぼされてしまうような場面も描かれているとか。
あと半分があるなら見たいですね。
あと半分があるなら見たいですね。
ぜひ公開して欲しいです。
それと。丸紅ギャラリー、外からわかりにくい〜。
正面入口から入ってよいのかちょっと悩みましたよ。何か表示があると嬉しいんだけどな。
詳細
↓
今回の展示は14日(土)まで。
※日曜祝日がお休みなので要注意