北のパラダイス

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春分の日

2014年03月21日 | 日記
外は雪模様です。

気温もたぶん零度以下でしょう。

寒い春分の日です。

お彼岸ですから本来はお墓参りをする日ですが、北海道はこの時期お墓もまだ雪の中です。

今年は特に雪解けが遅いような気がします。

しかも寒いですね。寒いから雪解けも遅いんでしょうが...。

3月に入ってからも真冬日が続きました。

今冬は北海道各地で真冬日の最多日数を更新しましたしね。

雪解けが遅いと、特に水田や畑を起こし田植えや種まきする時期がずれ込んでしまうので、農家の人達はヤキモキしていることでしょう。

弊社の農場(タカシマファーム)もまだ雪がドッサリと残っており、農場主の高嶋さんも気が気ではない様子です。

雪解けが遅れると田植え時期の水温や地温が適正温度まで上がらず、それが稲の生育に大きく影響します。

雪解けを促進させるために融雪剤という黒っぽい粒剤を撒くんですが、今日みたいに雪が積もるとせっかく撒いた融雪剤が意味をなさなくなってしまいます。

なので、融雪剤を撒く時期をいつにするかということがとても重要になりますが、そのへんは長年の経験と勘が頼りです。

毎年、気象条件が異なるため、それに合わせてやり方を変え対応しなければなりません。

「何十年間も米作りをしてみて全く同じやり方だった年は一度もない」と言う話を、何人もの生産者から聞きました。

私は、春分の日の頃の残雪量が生育や品質、収量にけっこう影響しているんじゃないかと感じてます。

特に水温は重要なファクターです。

北海道の米どころと言われている旭川市や深川市の周辺は、石狩や南空知などより北に位置していますが、水温が意外と高くそれがお米の生育に適している要因の一です。

反対に、タカシマファームのある石狩南部地域は支笏湖に端を発する千歳川の冷たい水を水田に引き込んでいるため、上川・空知北部地域より水温の影響を受け易いと言えます。

さて、これから気候はどのように推移するんでしょう。

お米に頼って生きているので、一日も早い雪解けを願わずにはいられません。