summer diary

日記らしきページ

梅雨の晴れ間

2012年06月17日 | Weblog

今朝まで強く降っていた雨も今は一休み。 太陽も望める時もあり、日差しはさすがに厳しい。 空全体は雲に覆われているので、晴天とは言えないけど、風も吹いているので湿気が多いにも関わらず意外と過ごしやすさを感じる。
来週も雨日が続く予報なので、この日差しは貴重な一時だろう。 洗濯物もいくらかは干すことができるし、なんとか乾く程度に日差しも指している。 車を洗おうかな~~と思っているけど・・・。 空模様を考えると無駄足になることが気になる。 まっ、今日は止めておこうかな。

大飯原発再稼働容認。 これを受けて早々に稼働するための準備に入った様子だ。 新聞には各電力会社への節電目標を解除、緩和する政府方針が載っていた。 もちろん、節電目標が解除されて電力への心配が無くなったことは国民にとってひとつの不安が無くなったことは事実だけど、それ以上に、いや、その数百倍、数万倍、数億倍のリスクを同時に負わされたことを認識するべきた。
限定的な稼働??ではないはず。 一旦稼働した以上はおそらく今後稼働を続けることは間違いない。 

諸外国から見るとこの再稼働をどのように見ているのだろうか? あれほどの災害をもたらした原発を1年3ヶ月足らずで容認したこと。
原発依存度が高い関西や九州などはこの一年間で一体何をやらなければならなかったのだろう?
政府は何をしてこなかったのだろう? さらに、本当に必要なのは電力なのか・・・それとも、本当の幸せとはなんだろうか?と考える時には一体何が本当に必要なものなのかを改めてじっくりと思考する必要があるのではないか。
 少し前に来日したブータン国王夫妻を想い出す。ブータンはGNPではなく、GNH (国民総幸福度)を尊重する国家だと言う事。 世界8位。 1位はデンマーク、2位スイス、3位オーストリア共和国・・・90位日本。 ある意味では経済発展国家以外の順位が遥かに上位に位置する。
 
人間は何のために生まれ、何のために生きているのか。 何を一番求めているのか? この根本的な(これなくしては生きる価値などないのだけど)概念を置き去りにしたままで国家の構築を進めてきた日本人の哀れさは、求めれば求めるほどに遠のいていく片思いの恋心にも似ているような気がする。 幸せを求めているために必要な物が物質的な豊かさや便利さやプライバシーや自己顕示欲などへ転化してしまっている。 むしろそれらの真逆にこそ本当に思っている幸福があるのではないだろうか。 もっともっと不便で豊かでは無かった頃の方が遥かに豊かな精神や文化を生み出し、希望や生きがいや人々の触れ合いや人間関係の絆を感じる。
経済力で得られるものは物質的な部分がほとんどだ。 そこには文化と言える様な豊かな生活は見いだせない。

と考えるのはおかしいだろうか?