須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

作り上げるまで…

2011年04月20日 | スタッフより
作り上げるまで、あと少し!

今日は、カバーの紙と中身の紙、須永博士の希望した用紙で作られた「束見本」というものが届きました。

写真の左側、白いものです。


通常のスケジュールとはかなり遅れた到着ですが、今の状況の中で、出版ができるというだけでも、本当にしあわせなことです。


震災の影響で、用紙の確保に、かなりの時間を要したそうです。

でも、わたしの心の中では

「ゴールデンウィークに間に合わせたい」

という気持ちと

「間に合わなくとも、須永博士の想いがつまった詩集を作り上げるんだから、あせることはない」

という、とりかかる時点で抱いた気持ちが重なっていました。

本を作るということが、できるだけでもありがたいですし、今も、やるだけのことをやっているのだから、あとは気を抜かずに、完成まで努力しつづけるだけです。


振り返れば、当初は120ページの予定が、148ページに増えました。

載せるはずの詩を、かなり削っても、やはりまだまだ載せたい詩があります。

「言葉って、難しい」

と、載せる詩や、表現が伝わるのだろうか、

と、考える毎日でした。

ブログでも、もっと書きたいけど、書けない。


でも、ほとんどの詩は、今年1月末に私の手元に届いた詩であるのに、編集しながら涙をながしたり、力をもらったり…

ここまで大きな悲しみに包まれてしまうなんて、編集当初は想像もしていませんでした。

須永博士は、旅をしながら、家族を失った人、愛する人を失った人、

辛い想いをした人にたくさん出逢い、話しをきき、詩を書き

少しでも生きる力を持ってほしい

たった一度の人生を、あなたらしく生きてほしい

しあわせをつかんでほしい


願い続けています。


69歳の今まで生かされてきたことの意味を、日々感謝して、

いのちの大切さ、生きることの素晴らしさを、これからも書き綴っていきます。

「いのちの詩集」

完成を楽しみに…(*^_^*)
また内容も紹介します!

コメント
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