SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2018-11-24 18:50:14 | 日記
ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅨ「悪魔の囁き」を観る聴く、
  雨の中、通りで交通違反を取り締まる刑事たち、高見からの俯瞰のカメラ、手前には黒い傘が回る、交通違反の車が止められて、降り立つ運転手、中には老人が座っている、不気味な表情、姿、光と影、間、傘が舞い落ちる、見上げる刑事、死体、こんな始まり、街中の通りではイヤホーンを耳に当てて、通信機を肩から掛けて歩く男、後を追う刑事、取り巻きの人々、雑踏、連絡が、電話ボックス、故障中、刑事の一人が開けると、中にイヤホーンの男の娘が殺されている、倒れて、血まみれ、人々の叫び声が響く、男は、貴方たちが殺したのだと、放っておいて欲しいと云ったのにと、娘を捜し求めていたイヤホーンの男、度々起こっている、通信機に依る、誘拐殺人、オフィスに臨時ニュース、皆はあらためてこの殺人事件に取り込まれて、一人青年ばかりは己には関係ないとテレビも見ない、幼稚園、庭でオルガンが奏でられ、先生が弾いているのだ、子供たちが囲んで巡って唄い踊り、豪華な車が着いて、始まりのシーンの車では無いか、車の老人が降り、事務室に、園長と語らう、使用人の伯母さん、援助金の通帳、覗くような老人、足の悪い杖をつく園長、先ほどの青年はこの幼稚園の保母さん、オルガンを弾いていた娘の恋人なのだ、時期に結婚することに、娘を連れにやって来た青年、挨拶して二人は外に、一端別れて、娘はアパートの部屋に、玄関前で襲われて、連れ去られて、約束のカフェ、未だやって来ていない娘、ウェイターに手紙を渡されて、一味からウェイターに手渡しの手紙、誘拐、慌てて彼女の部屋に、犯人の残した通信機、警察に連絡しようと、階段下の電話口、娘の事が心配で電話できずに部屋に、手紙の時間通りに連絡が、通信の連絡、イヤホーンで聴き入る、青年が博物館の仕事をしているのを知って居る、当直の勤務も、先日、運ばれて金庫にある像を盗めと、受け入れるしか無い青年、当直の日、先番の先輩が休憩に、青年が見張り役、金庫の中、開けるとまさに光輝く像、運び去り、通信からの連絡通りにタクシーに、目的地を告げる、運転手が明け方の疾走の中、何気なく通信誘拐事件の事を語ると、なんと後ろの席の青年がイヤホーンを耳に、まさに、警察に知らすべき状況、誰が手配したか、運転手が連絡したか、どうやって、前から尾行されていたか、恋人が誘拐されているのだから、だが、青年は知らせては居ない、判らない、闇の世界、後ろから現れるパトカー、駅に、列車に乗り込む青年、像を胸に抱えたままに、何も語らずに、取り巻いて座る刑事たち、列車を刑事たちが捜査する、そんな彼に通信、窓を開けて、トンネルを越えた土手に白い旗を振る者が在ると、そこに荷を投げろと、最後の通信だと、刑事は何を聴いたのだと問いただすが沈黙の青年、斯くて、青年の視界に、土手の上で白い旗を振る者たち、荷を投げる、慌てる刑事たち、荷を手にした者たちはジープに乗って走り去る、列車を止めろと刑事、だが、既に遅い、奪われてしまった、未だ娘が戻らない、娘の部屋で待つ青年、苛立ちの青年、そんな青年に電話が、マニキュアの店にと、やって来た店、スタッフの娘たち、年増のマダム、裏の部屋、連れられてホテルの一室、この青年に惹かれたマダム、部屋の中には通信機、此処の通信機では、互いに語り合える、双方向無線、そんな最中部屋に戻ってくる娘、刑事は何処に居たのですかと、青年とすれ違った刑事たち、何処に行くのか、部屋の窓から見詰める刑事、追いかけろと刑事、結局、マニュキアの店では、刑事たちは何も誰も見つけられずに、娘は彼女のアパートの屋上の倉庫に、目隠しされて、縄の輪に首を縛られて、隣のアパートに縄が連なっている、間違って目隠しのママに飛び出せば、逃げ出せば、首がくびれて死していた、不安な娘は園長の元に、皆で青年を待つ、斯くて、今度は青年の失踪、一人通信機を手にして黒い傘の男、警察に掴まって、戦時中のスパイ組織の仲間たち、妻を失った、いや、この男の妻こそが、マニュキアの店のマダムでは無いのか、マダムは知らないと白を切るが、だが、この男も誰の仕業とは判らない、果たして、マダムは青年のメイキャップ、初老の紳士に仕立てて、何をする気なのだ、通信では、彼はナンバーで呼ばれて、既に彼等の仲間の一人として扱われているのだ、娘の不安は募るばかり、園長の屋敷に、泊まることに、ドアの音、園長が眠れますかと、声を掛け、ドアを閉めて外に、窓から園長の様子を伺う、なんと、杖も無く歩いている、廊下の中途で杖を手にして、しかし、見詰めるばかりで、如何とも出来ないパジャマ姿の娘、何やら不審な場、間、としか、この屋敷には住み込みの青年の部屋が、彼の匂いがするでしょうと使用人の伯母さん、笑みの娘、そんな矢先に、園長の子供、老人の子供、相次いで誘拐されて、老人の元にも通信機、金と像が箱の中に、なんでこの老人が像を手にしている、老人が犯人なのか、青年こそが、犯人に仕立てられているのでは、使用人の伯母さんのアップ、表情、冷たい視線、青年の部屋、札束、誘拐された子供が寝ている、縛られている、伯母さんは知って居るのか、仲間か、果たして、判らないままに、こうして、通信機を持つ老人と園長と、娘も共に車に乗り込み連絡先に向かう、子供たちが誘拐されているのだから、一方連絡を受けたマダム、青年を連れて、いや、行かせたくない、恋か、初老の紳士に化けた青年は巻き込まれたと知った上で、無理にでも、犯人を見届けたい、ホテルのボーイも仲間の一人で見張っているのだ、身動きは出来ない、従うしか無い、だが、マダムは、共に逃げましょうと、二人はもつれ合いながらも車に、橋で待てとの連絡、園長は車の中で息苦しいと、後部席に、席の下には通信機、なんと園長こそが通信の張本人、後部座席からの連絡、聴き入る老人と娘、橋に向かう、車を止めて、知らず青年は降り立つ、止めるマダムを殴り倒して、一方の車からは園長が降りたって、予定の像と金を手にして、近づく、園長は青年だと、ならば青年が犯人、園長の思惑、娘は違うと、青年の筈が無い、だが、良く見るとやはり青年だ、娘は車の外に出ようと、止める老人、青年に近づく園長、銃を構える青年、さて、マニュキアの店の口軽い娘は、殺された、青年の運転する車が、娘の名がアパートの外のマダムに叫ばれ、顔を出す娘、屋上から垂らされていた白い縄が首に巻かれて、下からのカメラ、窓の娘、屋上の黒ずくめの一味の一人、素晴らしい、この巻かれたままに、ロープは青年の運転する車に、マダムが繋げて、マダムは早く車を出してと、走り出す車、これであなたも仲間だと、後ろには引きずられる娘の肉体が、知って戦きの青年、絶対に気付かれることはないとマダム、国籍の無い娘なのだと、在日の娘の様子で、青年は既に殺しまでしてしてしまって居た、斯くて今、橋の上、園長を撃てるか、撃って見ろと園長、撃ち殺して仕舞っては、これでは全く見事に犯人に、銃弾は当たらない、銃撃戦、やっと最後に一発掠めたか、逆に、杖から刀が、青年に襲いかかる園長、マダムは園長に撃たれていた、二人は川に落下、いや、園長は川に落下、黒い傘が回る、余りに巧みに、仕組まれて、巻き込まれて、青年は果たして、この疑いを晴らせるのだろうか、戦時中のスパイ組織の仕業、真だろうか、これは一人のスパイに関係した男が語ったに過ぎない、ともかくも、戦後に至っても、闇の世界で暗躍するものたち、園長が全てのボスだろうか、それだって怪しい、老人は何者、皆青年同様に、巻き込まれて、操られていないか、戦後の自由、民主主義、だが、何者かに、いや、絶対的な者すら判らずに、どこからか伝わってくる通信に操られ仕組まれて、青年は、娘は、いや、私たちは、逃げ場は無いのだ、黒い傘が回る、回る、回る、何時までも、何処までも、