しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

悲しい事件

2010-02-01 06:48:53 | 主張
 トラックを運転するには右手でハンドルを操作しながらウィンカーやライトのスイッチ類も操作する。左手はシフトレバーを操作するしワイパースイッチもね。

 右足はアクセルとブレーキ、左足はクラッチペダルを担当している。

 助手席に乗っている幼稚園児の甥っ子は良く観察しています。


 会社に戻り、仕入れた材木を下ろしている間は運転席で運転の練習さ!
 
 キーとサイドブレーキは絶対に触るなよと教えております。


 「ブーン、ブーン(ゴリゴリ)、ブウーン(ゴリゴリ)、ブウーーンーー」

 加速やら減速をシフトチェンジもしながら再現しているぜ!

 静かになっているので耳を澄ませば

 「チッカ・チッカ・チッカ・チッカ」

 おおっ!ウィンカーを点けて信号待ちかよ・・・


 そんな男の子の運転の練習はたまらなく可愛いものです!

 おじいちゃんをはじめ、近所の方から来客までほとんどの人が甥っ子の運転に興味を持って覗いてしまいます。

 「なんだー、運転の練習かい?」

 「あれ?やめちゃうの?」

 自分の世界に入ってしまっているし、イメージトレーニングは邪魔してはいけない。

 「ブゥーン、ブゥーン(ゴリゴリ)、ピーッ、バカ野郎!、ブーン」

 先ほどよりもエンジンの出力がアップしているなあ・・・


 ある時、右折待ちでウィンカーを出している時でした。

 対向車線のトラックがパッシングをしてくれ、右折した時に私はちょこんと頭を下げた。

 助手席の甥っ子が手を上げている。ちらっと見たら

 「代わりにやっといたからね!」

 「おおっ、ありがとうをしてくれたのか?助かるなあ。」

 もう、可笑しくて可笑しくて思い出す度に笑ってしまう。


 兄の子供、妹の子供には「オムツがとれたらトラックに乗せてあげる」と約束してる。

 配達や仕入れに行くトラックに同乗しているだけです。

 塾に通う訳では無いから、何も教えてあげる訳でも無く、ヒマつぶし。

 むしろ私の方が子供の感受性に触れて新しい発見があるくらい。



 先週、隣の町で悲しい事件がありました。

 小学1年の男の子が親の虐待で亡くなりました。

 学校や児童相談所では指導をしていても強制力が無い日本・・・

 映画「チャンプ」なんかを見ているとアメリカなんかでは、児童福祉局(正式名称は覚えておりませんが)なんかの権限は絶大です。

 親が子供を育てる収入があるか?生活環境は?様々なチェックを受けてパスしなければ子供は施設に引き取られてしまう。親権剥奪のようなもの。

 子供は国の宝物。国で育てる精神。かつての日本にもあったような気がする・・・

 「俺の子供を殺そうが煮て食おうが俺の勝手だろ!」

 そんな親に子供手当が支給されてしまったらと思うとゾッとします。

 人気獲りばかりの民主党は詰めが甘いぜ! 
コメント
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