しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

良心的な仕事をする事

2015-04-07 12:32:00 | 仕事のはなし
会社のご近所さんから仕事を頼まれた。

自宅1階の和室の床がブカブカするので見て欲しいと言われたが

私は大工の経験が無いので大工さんを紹介する事にした。


丁度、うちのマンションの修繕工事が終わったら来てくれる段取りで

どんな状態か診て報告するように指令があった(-_-;)

畳の上を歩いて床下に潜って診断した結果は

床下の根太組みを新規にやりかえると結論付けた。

1階の床下と言っても自転車置き場として使える高さがあるから

2階の床組みと同じ根太を6尺飛ばしにしてあるものを

桧の3寸角を3尺ピッチで入れ1,5×1,3で根太を組む算段で

必要な材木は仕入れておいた。


土曜日の午後から大工さんが下見に来てくれて

診断した結果は施主であるご主人が補強の為に入れた束が

部屋の真ん中を押し上げていると判明。

但し、畳床のべニア板は寿命でコシが無いので取り替えることにした。


月曜日の朝から工事開始。

畳を上げてからべニア板を剥がして水平を見る為に水糸を張ると

なるほど部屋の中央の床組みが盛り上がっている。

補強で入れた束を取り除き、3尺ピッチに桧の3寸角を入れて

根太は現状の物をそのまま使い床の上に乗っかっているうちに

床が水平に戻ってきた。

高さが決まってから必要最小限の束を建ててべニア板を張り

畳を敷き詰めると工事は終了です。

大工さんと娘婿(スリランカ人)の二人で一日で終わりました。

うちで納めた材木も最小限で済みました。

商売としては面白味に欠ける仕事なのですが

年金生活の施主にとっては良心的な仕事が出来たと思います。


最近は住宅街をうろつくリフォーム会社の営業マンが

直す必要も無い家を無理矢理工事するトラブルも多いです。

仕事が取れれば良いとか会社は業績アップで急成長してると自慢するけど

本当にそれで良いのだろうか?

良心のかけらもないくせに年収はアップして奥さんは大喜びだろう(泣)

この国はどうなっているのかと心配です。




コメント (2)
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