冬のツーリングにはスクーターが一番です。
さらに風防を取り付けて防寒対策もバッチリです。
日曜日の朝8時に出発した。
環七通りを南下して葛西・新木場と抜けて東京ゲートブリッジ~臨海トンネルを利用し
都心部を横切ることなく距離と時間を短縮できる。
大森東で左折すると国道15号(第一京浜)となり箱根駅伝ルートで箱根を目指す。
横浜市内で国道1号へ右折するのだが迷子になった。
道路案内標識って有料道路へ導いたりするので分かりずらいのです。
以前、自転車で走った時もこの辺で迷子になった経験があります。
国道1号線は片側1車線で市街地を走るので慢性的な渋滞続きですり抜け走行で前に進む。
平塚を過ぎて流れが良くなったのにまた滞り、すり抜けで渋滞の原因を確認すると
車に撥ねられた猫が道路の真ん中でもがいていて車が猫をよけるので混んでいるのです。
スクーターのスタンドをかけて猫を歩道に移動させた。
助からないだろうけど私に出来ることはこれぐらいです。
箱根湯本駅前にある入浴施設「かっぱ天国」に到着。
出発から4時間を要しているのでここで1時間滞在して帰らないと日が暮れてしまいます。
この季節は日暮れとともに気温が急激に下がるので体温が奪われて消耗します。
冬のツーリングに無理は禁物ですからね。
従弟がどうしても芦ノ湖まで登りたいと言うので
「時間的にも温泉に入るのを諦めるのなら行ってもいいよ」と条件を付けて走る事に。
箱根の山は天下の険と言われるほど勾配がキツイ峠道です。
アクセル全開でも40km/hしか出ません。従弟のジャイロキャノピーは30km/hまで低下。
道端に雪が積もり凍結路に気を付けながら走っていると従弟が遅れ始めた。
たった49ccの非力なエンジンで走るから車に追い抜かれます。
それでもなんとか芦ノ湖湖畔の遊覧船乗り場に到着です。
こんな小さなバイクでよくぞここまでこれたものですね~(ここまで130kmを超えてます)
午後1時を過ぎてから昼食です。
食堂の店員さんに聞くと箱根駅伝の往路のゴール地点はここではないとのこと。
食後、ここから2km先にある「箱根駅伝ミュージアム」を目標に行ってみた。
駅伝ファンなら入館料¥550ですがお勧めです。
午後2時芦ノ湖湖畔を出発して自宅を目指します。
温泉入浴を諦めて従弟は土産を買うのも諦めると言うので
「ツーリングのお土産は無事に帰ることだよ」と答える(笑)
コロナの影響か日帰り観光客の車が多くて国道1号は混雑してました。
横浜までこんな渋滞すり抜け走行を続けていたら事故ってしまいそうなので
国府津で左折して県道72号を北上し国道246号で渋谷を目指して我慢の走り。
厚木市を過ぎたら流れが良くなり快調な走りです。
途中、コンビニやマックで休憩しながらの原付ツーリング。
日没と同時に風が冷たく、信号待ちで並んでも会話が少ない💦
寒さに耐えながらひたすら走るのが冬のバイクツーリングの泣き所。
多摩川を渡り都内に入るとお互いに走りが元気になります。
マックで最後の休憩をして冷え切った体をほぐします。
湾岸エリアでショートカットするルートは止めて夜の都心部を横切るのは従弟の趣味です。
なんたって従弟の愛車はメルセデスベンツAMG5,6LV8エンジン搭載の日本に数台しかない代物です。
それなのに原付3輪車でポルシェやBMWの前に割り込み笑みを浮かべる不気味さがある。
渋谷から三宅坂、銀座4丁目の交差点を通過して隅田川を跨ぐ両国橋を渡ると
お互いに「あーっ!ここまで帰って来たんだ~」って叫んでしまいます^^
「麒麟が来る」が始まる前に帰ってこれて良かったねー」と叫んで解散です。
夜の7時30分に帰宅して所要時間は11時間30分、270kmの走行でした。
自分で自分を褒めてあげたい「頑張った感」に包まれる原付ツーリング♪