人里に現れた熊は殺されなければいけないのか私も疑問に思います。
熊の食糧である木の実を付ける樹木を伐採して杉やヒノキを植えた戦後の植林事業が
熊の生息域を脅かしたのなら人工林を元に戻すのが答えのような気がします。
どこの新聞記者もハンターの高齢化等を指摘するだけでその点に触れてないのも気になる。
奈良県の鹿も観光用に家畜化されて数が増えすぎると餌を与えず年間に50頭以上餓死させるとか。
役所は目先の対応しかしないのです。
「かわいそうだろ!」ツキノワグマ3頭駆除で町役場に苦情殺到。担当者は「私たちだって精神的にキツイし、苦渋の決断」ドローンも飛んだ決死のクマ捕獲大作戦の実態
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10月4日、秋田県美郷町にある畳店の作業小屋に3頭のツキノワグマが侵入。いずれのクマも24時間ほど立てこもった末に捕獲、駆除されたが、これに対して、駆除を担当した美郷町役場に苦情が殺到しているという。美郷町役場農政課の職員に話を聞いた。 【閲覧注意】昨年、長野で飼い主を襲い射殺されたツキノワグマ
クマ立てこもり、緊迫の攻防
最初に美郷町役場に通報があったのは、10月4日午前7時半ごろ。 町内の認定こども園職員から「園庭にクマがいる」との連絡を受け、10分後に駆けつけた同役場の農政課長が車で追い払おうとするも、3頭のツキノワグマは園のすぐ隣にある斉藤製畳の作業小屋に侵入してしまった。 その後のクマと人間の攻防について、現場で対応した美郷町役場農政課の職員が振り返る。 「クマが作業小屋に侵入したため、小屋のシャッターを下ろして閉じ込めました。 午前8時前から農政課長が隊長を務める、美郷町鳥獣被害対策実施隊のメンバーが次々と現場に到着。猟友会と報じているメディアもありますが、中に猟友会のメンバーもいただけで、立場としては非常勤公務員です」(以下、同) しかし、小屋の中で気配を消して潜むクマたちに、現場の緊張感は増すばかり。 「物音もせず小屋のどこにいるのか見当もつかない状態でした。 シャッターは一部が人間でも蹴破れるようなアルミサッシとなっていて、クマがいつ出てきてもおかしくなかった。とはいえ、うかつに入れば襲われかねません。 ドローンを飛ばして中の様子をうかがってみたところ、クマは小屋のすみっこ、除雪などに使うホイールローダーという重機のアーム先端部分に寝転んでいました」 ただし、いる場所を確認できても、そう簡単に駆除ができるわけではない。 「猟銃や麻酔銃は建物に向かって撃つことができないという規則があり、クマを外におびき出さなくてはいけない。 ですが、外で撃つにしても警察の発砲命令が必要なため、動くに動けないもどかしい時間が続きました。 午後3時半ごろにようやく警察からの発砲命令が下り、小屋の壁を叩いたり、爆竹を使っておびき出そうとしたのですが、結局、その日のうちにクマが出てくることはありませんでした」 日没以降は猟銃を発砲できないため、出口のアルミサッシ部分にエサとともに檻を設置して夕方6時に職員らは撤収。夜のうちに3頭すべてのクマは檻の中に入り、翌朝7時15分すぎにクレーンで檻ごと撤去。その日の午前中のうちに山中で駆除された。