被災地では車が進入できない場所でもバイクなら通行できる場合もある。
能登半島でも自衛隊のバイク部隊が活躍してます。
通信インフラを一刻も早く復旧しようとNTTでもバイク部隊が活躍しているんですね。
私も以前、トラックにバイクを積んで各地を旅した事があります。
目的地近くまでトラックで移動しバイクしか通行できないルートを走るのです。
4輪+2輪=6輪旅とか記事に書いてましたよ。
近年人気がある全国から石川県千里浜海岸を目指すSSTRというバイクイベント。
主催する冒険家の風間さんが声を掛ければボランティアバイク部隊が作れそう。
NTT東日本のオフロードバイク部隊「災害特別支援隊」とは? 通信インフラを守るため、災害現場を駆け2300キロ!
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NTT東日本千葉事業部が所有する9台のオフロードバイク部隊「災害特別支援隊」
NTT東日本・災害特別支援隊 ホンダのXR230とCRF1000Lアフリカツインを採用している
現代の暮らしは通信インフラなしには成り立たない。固定電話、携帯電話はもとより、息をするようにSNSでコミュニケーションを取り、スマホひとつで電車に乗れ、買い物もできる便利な暮らしは、安定したネットワークの上に成り立っている。そのネットワークをどんな状況でも安定して運用するためにオフロードバイクが使われていることは、ほとんど知られていないのではないだろうか。 【画像15点】NTT東日本のオフロードバイク部隊「災害特別支援隊」の車両、専用装備、訓練風景を写真で解説 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)千葉事業部では有事に備えて「災害特別支援隊」を持ち、14人の隊員ライダーと9台のオフロードバイクが、災害現場で活躍していることをお伝えしたい。
1995年(平成7年)に人口密集地を広域で直撃した阪神淡路大震災では、高速道路が倒壊し往来が途絶したため、阪神淡路エリアに近づくことすらままならない状況に陥った。その際にバイクが活躍したことは、当時そのエリアに住んでいたライダーなら覚えがあるかもしれない。震災直後に比較的被害が少なかった大阪などから、甚大な被害を受けたエリアへ物資を運搬できるのはバイクだけだったのだ。その機動性と利便性に白羽の矢が立ち、今後起こりうる災害に対応するための支援組織に、バイクが導入されることとなった。 NTT東日本千葉事業部災害対策室に置かれる災害特別支援隊は、千葉県成田市を本拠地としている。千葉・茨城を活動本拠とし、必要に応じて東日本、西日本の広域支援を展開する同隊にとって、成田市は各方面に駆け付けるのに交通の便のよい場所であるという。 同隊のミッションは初期の情報収集だ。災害直後の通信手段が途絶えた地域にバイクを積んだトラックで向かい、現場で下ろす。トラックは冷暖房、通信設備を備えており、現地では8回線を備えた電話ボックスに早変わりし、現地の人々にさしあたっての通信環境を提供する。一方、バイク部隊は現状確認へと出動する。四輪車では入れないところもオフロードバイクがその機動性を発揮する。 バイクで直接現地に向かう体制を取らず、トラックに積載し「二段ロケット」のような運用をしているのには理由がある。隊員の体力の温存、往路での給油が可能かどうか状況が読めないことなど、災害現場で動くことを重視している。このような四輪、二輪の混成部隊はNTT東日本管内ではここだけのようだ。 復旧活動に入るには、初動での情報収集が欠かせない。実際に足を運ぶことで、どういう状況であるか、何が必要とされているかを把握するという重要なミッションを災害特別支援隊は持っている。 同隊には現在20代から50代まで14名の隊員ライダーが所属している。それぞれ社内で各自の所属を持ちながら、日々のスキルアップ、訓練活動を欠かさない。筆者が災害特別支援隊を知ったのも、自治体が行う公開防災訓練だった。こういった市町村のイベントに参加することで、NTT東日本の災害に備える取り組みをアピールする役割も果たしている。 2011年(平成23年)の東日本大震災では宮城県に出動し、1ヵ月をかけて情報収集にあたったとのこと。また記憶に新しいところでは2019年(令和元年)の房総半島における豪雨災害では孤立した集落に赴き、積載した衛星携帯電話で初期の通信手段の提供に一役買った場面もあったという。