前を走るトラックから真っ白な排気ガスが噴き出ている事がある。
いすゞの小型トラックエルフのマフラーにはDPF(排ガス除去装置)が取り付けられていて
DPFが詰まってくるとエンジン回転を上げて高温で窒素酸化物を燃やすのです。
目と鼻にツーンとくる白い排ガスの正体です。
一時代前の排ガス除去エンジンで現在の主流は尿素を一緒に燃やすことで環境基準をクリア。
ただし1000km走行するごとにad-blue(尿素)を補給するのでコストがかかる。
日野自動車でも大型トラック用のエンジンでは尿素を使うエンジンが主力となるが
中型・小型トラック用エンジンは不正を行わないと基準に満たないエンジンばかり。
下の記事でも既に注文を受けた車両の出荷は認めるが生産は認めないとある。
トヨタの圧力がなければ不正エンジンを搭載する車両はすべて出荷停止になっただろう。
日野デュトロ=トヨタダイナに搭載する4000ccディーゼルエンジンは2時代昔の物。
いすゞと三菱ふそうは3000ccディーゼルターボエンジンで排ガスを高温にして規制をクリア。
三菱ふそうの小型トラックユーザーである私も日野のエンジンは疑問に思っていたのです。
過去の不正を教訓にふそうはモデルチェンジを繰り返し規制をクリアするので車両価格が高騰。
いすゞも同じように苦労を強いられているのに対し日野ートヨタだけ目こぼしです。
日野自動車を救済する事で自動車生産台数世界一のトヨタが崩壊する危機もあり得る。
日野、中型トラック「レンジャー」 一部出荷を再開 生産再開は検討中
日野自動車は13日、中型トラック「レンジャー」の一部車種の出荷を同日から再開したと発表した。国土交通省が9日、日野の一部車種の出荷再開を認めたことを受けて再開した。 国交省が再出荷を認めたのは中型エンジン「A05C/尿素SCR」「J05E/尿素SCR」と小型エンジンの「N04C/HC―SCR」の搭載車。これらのエンジンを搭載する大型観光バス「セレガ」の一部車種、中型バス「メルファ」、大型路線バス「ブルーリボン ハイブリッド」、小型バス「ポンチョ」、小型トラック「デュトロ」についても準備が整い次第出荷再開する。 レンジャーを含めた生産の再開については検討中としている。