嚥下機能が著しく低下して、誤飲性肺炎などを繰り返すようになると、胃瘻の話が出てきます。(消化機能が問題ない場合ですが。)
高齢や、廃用が進んでいる場合、ここでの選択肢は、
①このまま自然にまかせ、食べられるものだけ食べて、肺炎を起こしてもそれは自然の事としてうけとめ見守る。
②胃瘻を入れて、栄養を状態を改善しつつ、延命を図る。
という二つです。
(消化管に問題がある場合は、中心静脈栄養になります。}
私は、慢性呼吸不全で20年以上も闘病の末衰弱し、寝たきりになった母の、「食べたい」という思いを尊重しました。
母にはもう、自分で選択することはできませんでしたので、いつも私を待って、私の差し出すスプーンに口をあける母を見てそう思いました。
そして、ある日ゆっくりと食べ物が気管に落ちていきました。
母は、もともと呼吸器を患っていたので、それは死を意味することでした。
その時、病棟看護師の「だから、そんなに食べさせなくてもいいのに」と呟いた言葉を忘れません。
私がいなければ、食事はずっとサイドテーブルの上でしたよね。
結局、私は人工呼吸器も拒否したので、最後は医師の足も遠のき、ただ静かにその時を待つだけでした。
不思議なのは、ステロイド漬けになっても、繰り返した重度の喘息でしたが、最後の日々はほとんど苦しい顔をしなかったことです。
自然にまかせるとは・・・そういうことです。
でも、衰弱の過程が見ていられない場合もあります。
胃瘻にすることで、元気になる可能性のある人もいます。
そういう場合は、胃瘻を選択します。
胃瘻も、胃の中に風船を膨らませて固定するタイプと、ボタンのようなもので固定するタイプがあります。
それぞれ、胃の上からチューブを20センチほど出して、チューブの根元を円板様なもので固定するタイプと、
本当のボタンみたいに、胃に蓋つきの注入口だけがついているものとがあります。
どちらにするかは、お医者さんが決めます。
後は家で管理するだけです。
管理の方法は、うちの訪問看護ステーションでは、「在宅医ネット」の方法で行っています。
この方法は、また次回にご紹介しますね。
スリットガーゼを張っていて、肉芽が全然治らない方、糜爛でぐちゅぐちゅの方、すぐ治りますよ~。
高齢や、廃用が進んでいる場合、ここでの選択肢は、
①このまま自然にまかせ、食べられるものだけ食べて、肺炎を起こしてもそれは自然の事としてうけとめ見守る。
②胃瘻を入れて、栄養を状態を改善しつつ、延命を図る。
という二つです。
(消化管に問題がある場合は、中心静脈栄養になります。}
私は、慢性呼吸不全で20年以上も闘病の末衰弱し、寝たきりになった母の、「食べたい」という思いを尊重しました。
母にはもう、自分で選択することはできませんでしたので、いつも私を待って、私の差し出すスプーンに口をあける母を見てそう思いました。
そして、ある日ゆっくりと食べ物が気管に落ちていきました。
母は、もともと呼吸器を患っていたので、それは死を意味することでした。
その時、病棟看護師の「だから、そんなに食べさせなくてもいいのに」と呟いた言葉を忘れません。
私がいなければ、食事はずっとサイドテーブルの上でしたよね。
結局、私は人工呼吸器も拒否したので、最後は医師の足も遠のき、ただ静かにその時を待つだけでした。
不思議なのは、ステロイド漬けになっても、繰り返した重度の喘息でしたが、最後の日々はほとんど苦しい顔をしなかったことです。
自然にまかせるとは・・・そういうことです。
でも、衰弱の過程が見ていられない場合もあります。
胃瘻にすることで、元気になる可能性のある人もいます。
そういう場合は、胃瘻を選択します。
胃瘻も、胃の中に風船を膨らませて固定するタイプと、ボタンのようなもので固定するタイプがあります。
それぞれ、胃の上からチューブを20センチほど出して、チューブの根元を円板様なもので固定するタイプと、
本当のボタンみたいに、胃に蓋つきの注入口だけがついているものとがあります。
どちらにするかは、お医者さんが決めます。
後は家で管理するだけです。
管理の方法は、うちの訪問看護ステーションでは、「在宅医ネット」の方法で行っています。
この方法は、また次回にご紹介しますね。
スリットガーゼを張っていて、肉芽が全然治らない方、糜爛でぐちゅぐちゅの方、すぐ治りますよ~。