一昨日の夜、ある患者さんが亡くなられました。
夜、担当の看護師が二人で伺い、ご家族の皆さんと旅立ちの洋服をあれこれ選びながら、エンゼルケアを終わらせたそうです。
とてもよいお顔で、まるで笑っているようだと、ご家族も喜んでくれたそうです。
帰り際、看護師にも何度もお礼を言って頂き、ほんの3カ月も満たないほどの御付き合いでしたが、とても濃いケアをさせていただき、担当の二人も感無量のお別れとなったようです。
で、昨日そのケアマネさんから、担当看護師に電話があったそうです。
その方は、ある葬儀社の会員で、長年積み立てをしていたので、その葬儀社に葬儀を依頼したそうです。
その葬儀社はかなり大手なのですが、営業の方かなり強引な方だったようで、「このままだと、顔が崩れますよ」と言って執拗に湯棺を勧め、おびえた妻はとうとう了承したそうです。
「本当は、とても嫌だったんです。看護師さんや娘やみんなでせっかく素敵に着せた服を、また全部脱がして・・・」
その話を聞いて、ケアマネさんも怒り心頭、うちにも電話をくれました。
すでに死後の処置は済んでいます。
御家族みんなとお別れの準備をして、とても満足されていました。
御風呂は1週間前まで週に3回は入っていましたし、寝ついてからもほぼ毎日ケアをしていてピカピカでした。
うちは、エンゼルケアに高分子吸収体の注入を行っているので、あとから分泌物が出る事はありません。
その事も家族はお話ししたそうです。
確かに葬儀屋さんもお仕事ですから、少しでも多くのオプションを付けて業績を上げる必要があるのでしょう。
特に湯棺は、だいたい10万円ほどが相場のようです。
でも、「すでに、終わりましたので結構です!」ときっぱり言える方にはあまり言わないようですが、今回の奥様のように気弱気なかたには、そういう言い方をするようです。
以前にも患者さんの御家族から、後日『「身体のあちこちから、たまったものが出てきて大変なことになるから、湯棺したほうがよい。」と何度も勧めれたけど、断ったよ。でも、ぜんぜんきれいなままだっとよ。」と言われたことがありました。
ある方は、やはり同じようなことを言われ、何やら処置をしている時に、たまたま担当が訪問し、「私たちの処置がどう駄目で、何をしたらきれいになるのか、ぜひ見せてください。」とお願いしたら、黒服の人達が立ちはだかって、追い払われたそうです。
この方は、数100万もかかったと、後でお聞きしました。
もちろん、湯棺は決して悪いことではなく、お風呂が大好きだったから最後に入れてあげたいと思われる方は、とても満足されると思います。
男性でも二枚目俳優のようなメークをしてくれますし、それはそれでプロの仕上がりになりますから、あくまでも御家族のご希望によります。
でも、訪問看護が入っていていい関係でいるとなかには「他人に触らせたくない。御世話になった看護師さんと家族だけできれいにしたい」と言われる方もいますし、娘さんなどの近い御家族が、丁寧にメークを施したりもしているのです。
ここでも、どこまでご家族の想いを汲めるのか・・、ということだと思います。
葬儀屋さんによっては、ちゃんと御家族の想いに沿って、良心的で温かい葬儀をして下さる所もたくさんあります。
葬儀屋さんによって高い葬儀のコースから紹介し、だんだん値段を下げてくるところと、低いコースからだんだんあげて紹介するところとあるようです。
もちろん、高いほうから下げられると、故人に対してケチっているような罪悪感から、少々高くてもしょうがないと思ってしまうかもしれませんね。
最近では、家族葬や密葬と言った、質素でも温かい御葬式をご希望される方が多いようです。
今回のように、遺族の気持ちを無視して、家族で行ったケアを平気で否定するような営業は、どうかと思います。
人生の最後の儀式です。
嫌な思いを残さずに、送ってあげられないものかと、不愉快な気持ちになってしまいました。
夜、担当の看護師が二人で伺い、ご家族の皆さんと旅立ちの洋服をあれこれ選びながら、エンゼルケアを終わらせたそうです。
とてもよいお顔で、まるで笑っているようだと、ご家族も喜んでくれたそうです。
帰り際、看護師にも何度もお礼を言って頂き、ほんの3カ月も満たないほどの御付き合いでしたが、とても濃いケアをさせていただき、担当の二人も感無量のお別れとなったようです。
で、昨日そのケアマネさんから、担当看護師に電話があったそうです。
その方は、ある葬儀社の会員で、長年積み立てをしていたので、その葬儀社に葬儀を依頼したそうです。
その葬儀社はかなり大手なのですが、営業の方かなり強引な方だったようで、「このままだと、顔が崩れますよ」と言って執拗に湯棺を勧め、おびえた妻はとうとう了承したそうです。
「本当は、とても嫌だったんです。看護師さんや娘やみんなでせっかく素敵に着せた服を、また全部脱がして・・・」
その話を聞いて、ケアマネさんも怒り心頭、うちにも電話をくれました。
すでに死後の処置は済んでいます。
御家族みんなとお別れの準備をして、とても満足されていました。
御風呂は1週間前まで週に3回は入っていましたし、寝ついてからもほぼ毎日ケアをしていてピカピカでした。
うちは、エンゼルケアに高分子吸収体の注入を行っているので、あとから分泌物が出る事はありません。
その事も家族はお話ししたそうです。
確かに葬儀屋さんもお仕事ですから、少しでも多くのオプションを付けて業績を上げる必要があるのでしょう。
特に湯棺は、だいたい10万円ほどが相場のようです。
でも、「すでに、終わりましたので結構です!」ときっぱり言える方にはあまり言わないようですが、今回の奥様のように気弱気なかたには、そういう言い方をするようです。
以前にも患者さんの御家族から、後日『「身体のあちこちから、たまったものが出てきて大変なことになるから、湯棺したほうがよい。」と何度も勧めれたけど、断ったよ。でも、ぜんぜんきれいなままだっとよ。」と言われたことがありました。
ある方は、やはり同じようなことを言われ、何やら処置をしている時に、たまたま担当が訪問し、「私たちの処置がどう駄目で、何をしたらきれいになるのか、ぜひ見せてください。」とお願いしたら、黒服の人達が立ちはだかって、追い払われたそうです。
この方は、数100万もかかったと、後でお聞きしました。
もちろん、湯棺は決して悪いことではなく、お風呂が大好きだったから最後に入れてあげたいと思われる方は、とても満足されると思います。
男性でも二枚目俳優のようなメークをしてくれますし、それはそれでプロの仕上がりになりますから、あくまでも御家族のご希望によります。
でも、訪問看護が入っていていい関係でいるとなかには「他人に触らせたくない。御世話になった看護師さんと家族だけできれいにしたい」と言われる方もいますし、娘さんなどの近い御家族が、丁寧にメークを施したりもしているのです。
ここでも、どこまでご家族の想いを汲めるのか・・、ということだと思います。
葬儀屋さんによっては、ちゃんと御家族の想いに沿って、良心的で温かい葬儀をして下さる所もたくさんあります。
葬儀屋さんによって高い葬儀のコースから紹介し、だんだん値段を下げてくるところと、低いコースからだんだんあげて紹介するところとあるようです。
もちろん、高いほうから下げられると、故人に対してケチっているような罪悪感から、少々高くてもしょうがないと思ってしまうかもしれませんね。
最近では、家族葬や密葬と言った、質素でも温かい御葬式をご希望される方が多いようです。
今回のように、遺族の気持ちを無視して、家族で行ったケアを平気で否定するような営業は、どうかと思います。
人生の最後の儀式です。
嫌な思いを残さずに、送ってあげられないものかと、不愉快な気持ちになってしまいました。