Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

進取究明。日々の雑感を気ままに綴る私なりに思い考え行い実践する不定期の記録。写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ。

仏教、なかんずく日蓮正宗とキリスト教

2019年04月05日 20時34分09秒 | 邪宗教キリスト教一神教・邪教占い・統一教会・神社神道・新興宗教・神様系・等々邪教
 キリスト教のラジオを性懲りもなく聞いていたら、そのパーソナリティがこんな事を述べていた。何故この世に不幸や障碍者や悪い事が起こるかについて、
 「キリスト教以外の宗教は、その原因を親やその祖父母、祖先・御先祖様、果ては前世のせいだ、と決め付け、そのせいにする。一人キリスト教は、イエスが目の見えない人を前にして、周りの人が、先生、この人の目が見えないのは、この人が悪いのかこの人の親ないし先祖が悪いのかと聞くと、イエスは、それは神のみわざがあらわれる為である、と言った位で、キリスト教は前世も問わないし、むしろ親やその親のせいにもしない宗教だ」と言った。
 日蓮正宗を始め仏教は、仏様と自分とを静かにして冷徹に現実を見つめる。それは他者を介さず、孤独な自分自身との自問自答に尽きる。そして、原因と結果、因果の理法を見つめる。孤独な対話だ。仏教が科学的だという見方が、科学に反しない理由がここにある。
 自分の過去世において、現世での結果の原因が、現実から照らして、過去世にあり、とこれは自分が納得して初めて得られる智慧、知識となる。
 ここで、大聖人の御書から。
『開目抄』
「天台云はく『今我が疾苦(しっく)は皆過去に由(よ)る、今生の修福(しゅうふく)は報将来(むくいしょうらい)に在(あ)り」等云云。心地観経(しんじかんぎょう)に云はく「過去の因を知らんと欲せば、其(そ)の現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、其の現在の因を見よ』等云云」
(御書・五七一頁) (通解)
天台大師は、「今、私たちが悩み苦しむのは過去に原因がある。今生で福を修めればその報いはこれから表れてくる」と述べている。心地観経には、「現在の結果から過去に行ったことが明らかになる。同じように現在の行いを見ることで、未来の結果を知ることができる」と説かれている。

 キリスト教は、障碍者が生まれるのは神の御業が現れる為、と言うが、何と無責任で無慈悲な所業だろうか。つまりこの世は神(ゴッド)の巨大な実験場であり、神は障害を負った子供が大人になるまでの長大な時間を無言・沈黙のまま見つめている、何もしない。そしてその苦しみは何よりも神を喜ばせるための計画、仕組みとして、その障碍者は生まれて来た。何で完全無欠の、全知全能の神ならば五体満足の、何不自由しない人間として、全ての人を生まれさせ、生かさないのか。冗談じゃない。だから神は無責任・無慈悲だと言うのだ。
 因果の法則からすれば、神が生じた原因については聖書には何一つ述べられていない。神は原因も結果もなく昔から存在した、と彼らは言う。この世を神が作ったならば、それ以前の、この世が出来る前、無の世界に、神はどこにおったと言うのだ。神の存在するスペースすらない。
 神などは初めからいない、と自らが、神を人の前に立てた時点で全ての間違い、矛盾が噴き出してくる。仏教以前の、外道宗教の限界、無責任さを露呈している。
 キリスト教は実に幼稚で、程度が低い宗教だ。鎌倉時代の日蓮大聖人の仏教各宗派との論争の時の方が、数倍宗教論としては格が上であり、高度な法論だ。キリスト教という邪教は、この世から除去、根絶、禁止させねば絶対にならぬ。