Windowsのパソコンは、汎用性に富み、様々な会社、各社が競っていて、一つのマイクロソフト社に準ずるハードにしろ、ソフトにしろ、OS(オペレーティングシステム)が皆同一なので、非常に応用が利き、しかも、全世界のパソコンのシェア、市場占有率も九割を超えて、PC界の王者だ。
以前、日曜日に、東京FM系列で放送している、山下達郎のサンデーソングブックにて、達郎さんが、何のパソコンを使っているかを、確か、正月の特集番組で、大滝詠一氏と語らい合っていて、それが何かを聴いていたら、何と、ウィンドウズで、音楽を作っている、と言っていた。
PC9801、などとも、懐かしいパソコン話もしていて、私はてっきり、音楽家は皆、マック、Macintoshのコンピュータを使うものかと最初は思ったが、どうやらそうではないらしかった。マックなどは、それら最先端の音楽家の眼中には、全く無かったのである。
私も一時期、マックに凝り、しかし、一年に一度、六~七月頃に、強制的に、一日がかりでマックのアップグレードに、年中行事のように嫌々付き合わされ、その間には勿論、マックは使えないし、一日、眠れなくなりそうな程、それらの進捗状況に心配半ばで、こちらの精神的な負担も甚だしかった。
それから、マッキントッシュのコンピュータは、寿命が短い。メーカーのOS保証期間が短いのだ。五、六年使えれば御の字じゃなかろうか。Windowsのように、十年選手とはいかない。Windowsの方が、おサイフにも優しい。
マックは、全てをアップル製品で揃えなければ、というアップル社の呪縛がある。それ、その泥沼にハマると、そこから出て来るのが、容易じゃない。要するに、社会生活、常識の世界、日常の世界、平凡なる、PCを扱う世界の感覚が非常にブレて、アップル社は自社製品でアップル信者の囲い込みの運動であり、まあ、マックはまやかしの世界で包まれている。マックは、デザイン、操作性に優れる、と言われたが、元会社社長の、故スティーブ・ジョブズが亡くなってから、その勢いも乏しくなった感もある。
私は、WindowsのPCが一番、自分には性に合っている、と思う。