漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検漢字辞典第2版から 【67】  熟語の読み  躍躍(ヤクヤク?テキテキ?)

2016年06月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●漢検2掲載の「躍躍」・・・読みは振っていない・・・(注)復習に余念のない方は読まない方が良いです。混乱するから・・・。
●漢検2:音による意味分けあり
「躍」:①ヤク=おどる、おどりあがる、とびはねる・・・躍如、躍進、躍動、活躍、跳躍、暗躍、一躍、雀躍、飛躍、勇躍・・・すべて「ヤク」音。
    ②テキ=すばやい、速くはしる 「躍躍」
・こういうふうに記載してあったら、当然、「躍躍」は「テキテキ」と読むんだろうと思う・・・

<大字源>
①「ヤクヤク」=喜ぶさま、胸がわくわくするさま、気がはやるさま 「利を得て、躍躍(ヤクヤク)と喜ぶ・・・」
②「テキテキ」=すばやいさま。「ウサギが躍躍(テキテキ)と・・・」

・文意をよく理解して読み分けないといけないのかもしれない・・・。なお、「テキ」音は準1配当のようだ・・・。
*「躍:中学…ヤク、おど(る)準1…テキ」(漢字辞典ネット)

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漢検漢字辞典第2版から 【66】  熟語の読み  混淪 コンロン?コンリン?

2016年06月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●漢検2掲載の「混淪」・・・読みは振っていない・・・(注)復習に余念のない方は読まない方が良いです。混乱するから・・・。
●「混淪」・・・
・以前、「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その48 擽 淪 」(2015年09月14日 | 熟語の読み(音・訓))で以下のように紹介・・・
「漢検漢和辞典第2版から
①「擽(くすぐ)る」の「擽」
 (略)
②「淪(しず)む、淪没・淪滅・淪落」の「淪」
・第1版:音「リン」訓「しず(む)」意味「①しずむ。おちぶれる。②さざなみ。小さい波。」 下つき「沈淪」
第2版で音「ロン」熟語「混淪=水のながれるさま、もやもやとまじりあうさま」が追加されている。読みの記載はないが、たぶん「コンロン」
・現行読みは「リン、ロン、しず(む)、ほろ(ぶ)、おちぶ(れる)、まじりあ(う)」
・だから、たぶん、「混淪(コンロン)ー淪(まじりあ)う」
・大漢和「混(渾)淪・・・音「崙(ロン)に通ず。」」、字通「混淪」「渾淪」あるも音読み記載なし(そもそも、「ロン」音よみ記載なし)、角川・大字源「混淪」「渾淪」ともに「コンロン」
・「渾崙呑棗」の 「渾崙」と、意味・内容は近いんでしょう・・・丸ごと、ひっくるめて、一緒くた など。
・だから、混淪=渾崙=渾淪・・・かな。
・天地開闢のとき、天地創造のとき、など、最初に世界が作られるときの、あの、もやもやした状態のことが、よく各神話などに書かれているけど、その時の状態を「混淪(コンロン)」というとも・・・。」
・どうも記事は正確ではなかたような・・・その後の調査結果、
<大字源>
①コンリン:渾沌の①に同じ(=天地がまだ分かれないさま=渾淪(コンリン))
コンロン:①めぐり行くさま、水の流れ巡るさま ②「崑崙(山名)に同じ
<漢字源>
コンロン・コンリン(両読み):①天地がまだ分かれず万物が1つに入り交じるさま ②ぐるぐるとめぐり行くさま
②コンロン:崑崙山のこと
<字通>
「コンリン=渾沌(コントン)」とあるのみ。
<大漢和>
①コンリン:①元気の未だ分かれないさま、渾沌(コントン)・渾淪(コンリン・コンロン)に同じ=分離しないさま。渾沌①に同じ(=天地がまだ開けず、不分明な状態をいう。転じて、物事の区別の不分明なさま)
コンロン:めぐり行くさま

●天地不分明なさまは「コンリン」なのか・・・、「まじりあう」状態の場合も、「コンリン」が優勢だが・・・(漢字源はどっちでもOK)・・・
●結論:ま、「コンロン」と読んでおけば、✕にはしないだろう・・・たぶん・・・責任は持てないが。

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漢検漢字辞典第2版から   路、輅   

2016年04月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●<路:小学・・・ロ、じ 準1・・・みち、くるま>
●<輅:ロ、くるま、みくるま>


・「路」に“くるま”という訓読みが掲載されていた・・・が、音熟語は掲載されていない模様・・・いつもの4漢和辞典を調べたら、「路馬(ロバ)」「路車(ロシャ)」ぐらいしか該当しそうな熟語がなかった・・・。
「路馬(ロバ)」=天子・諸侯の馬車につける馬 (大字源) *路が“馬車(=くるま)”の意だと思う。
「路車(ロシャ)」=①天子の乗る車 ②諸侯の乗る車
 
・なお、「路馬」=「輅馬(ロバ)」となっていて同義。 *「輅」の音は「ラク」ではなくて、「ロ」なので要注意!!
・「輅(ロ)」の熟語としては、「輦輅(レンロ)」とか「輅輦(ロレン)」とか紹介済み・・・天子のくるま・みくるまという意味・・・
 *漢検2には「輅」の熟語掲載なし。

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漢検漢字辞典第2版から 【64】  邑  猷

2016年04月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●<邑:ユウ、オウ、むら、くに、みやこ、うれ(える)>
・漢検2に「於邑」という熟語があり意味等の説明がなかったので調べた結果についてはすでに案内済み。ほかに、食邑・邑落・忿邑・村邑・都邑などの熟語掲載あり。これらの熟語の「邑」の音はすべて「ユウ」。
・「オウ」音について調べた。
 <大字源>
  ①ユウ(漢音)、オウ(呉音)・・・意味は上記訓読みと同じ。
  ②オウ(アフ(漢音)、オフ(呉音))
   「阿邑(アオウ)」=おもねり迎合するさま
   「嗚邑(オオウ)」=「於邑(オユウ)」と同じ。(=悲しんで気分のふさぐさま・・・など)
 
 *漢字辞典ネットさんに「【邑楽】おうら」という熟語が掲載されていたが、これは、群馬県にある地名らしい「群馬県邑楽郡邑楽町・・・」。 
 *余談
  ・ネットの「日本辞典」に、『「邑楽(おうら)」は、古くは「於波良岐(おはらぎ)」。茨城と同義で、
   「オ(接頭語)・ハラ(原)・ギ(場所を示す接尾語)」→「オフラ」→「オウラ」と転じた説がある。
   また、野原に多くの木が茂っていたことから「オハラギ(大原木)」とする説や「オハ(崖地)・ラ・ギ(場所を示す接尾語)」
   の意とする説もあるという。 』とあった。
  ・いずれにしても「オウ(オフ?)」という音に「邑」を当てているということは、呉音だとしたら、歴史的にはだいぶ古くから
   付与されていた地名かな???(^^;)このあたりのことも、古代史的観点から考察すると面白いんだが・・・。

●<猷:ユウ、みち、はかりごと、はか(る)>
・漢検2の熟語は「嘉猷(カユウ)」(=良いはかりごと)のみ。意味②の「みち(道)」の熟語掲載なし・・・。
・「はかる、はかりごと」に当たる熟語は、「(天子の)猷念」とか「猷詢(ユウジュン)」(=はかり問う)とか、いろいろある。
「みち(道)」に当たる熟語は、どうも、「大猷(タイユウ)」のよう・・・
  * 「大猷」には「大きなはかりごと」という意味ももちろんあったが・・・(大字源・漢字源ともに「大」の項の方の「大猷」では、そのような意味での説明あり)
 <大字源>大猷(タイユウ)=大道
 <漢字源>大猷(タイユウ)=長くのびる道  「秩秩たる大猷・・・」(詩経・小雅・巧言)
  *漢字源の出典の詩経にある「秩秩」の意味・・・
   ①川の水が調子よく流れるさま
   ②びっしりとつまるさま
   ③秩序正しく整っているさま
   ④うやうやしくつつしむさま
   ⑤清らかで美しいさま
  *「秩秩たる大猷・・・」の「秩秩」は、③か⑤の意味でしょうかね・・・。
 
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漢検漢字辞典第2版から 【63】  熟語の読み   吁

2016年04月03日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●<吁:ク、キョ、ああ、なげ(く)>
・漢検2:音による意味分けなし。意味①:ああ、なげき、うれい・・・などときに発する声 意味②:なげく、うれえる  *大見出し項目では「吁(ああ)」のみ。 音熟語の掲載なし。
・この「吁」・・・各漢和辞典によって、「音」の扱いや読み方が異なっている
 <大字源>①ク(漢音)、ウ(呉音):なげく・・・ ②キョ(漢音):ふく、息をゆるやかに吐く
 <大漢和>ク、キョ(=“噓”に同じ。・・・とあるも熟語なし)
 <字通>ク、ウ
 <漢字源>ク(漢・呉音)、ウ(漢・呉音)
  *字通、漢字源には「キョ」音ナシ・・・。
・各熟語の読み
 吁気(クキ)=ため息をつく(大漢和)
 吁吁(クク)=なげきの声、なげく様子(大漢和・漢字源・字通)  *大字源のみ「クク/ウウ」両読み。
 吁然(クゼン)=おどろきなげく様子(大漢和・大字源・字通)
 吁呼=<大字源>「キョコ」=息を吐く <大漢和>「クコ」=息を吐き、また、入れること。呼吸。<字通>「クコ」=呼吸する。
 吁嗟=なげく <大漢和・漢字源>「クサ」 <大字源>「クサ/ウサ」 <字通>「ウサ」
 吁兪(クユ)=応答する声=“しかり” (大漢和・字通)

 等々・・・4辞典でも、音による読み方がマチマチなものがある(ーー)

*ここは「ク」音で覚えて読んでおけば間違いないような気がする。

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漢検漢字辞典第2版から  【55】 (【54】の続き)  “音耗”の読み・意味

2016年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●漢検2では読みのフリがなかった「音耗」・・・
●熟語の読み・一字訓読問題  「音耗(  ) - 耗(  )り
●「音耗」は“音信”や“消息”などと同じ意味・・・、
  ・「音」は、「オン、イン」・・・音信(オンシン・インシン)から。
  ・「耗」は、「モウ、コウ」・・・消耗(ショウモウ・ショウコウ)や耗損(コウソン)などから。
●だから、音読みとしては、
 音耗・・・①おんもう ②おんこう ③いんもう ④いんこう  の4つが考えられる。
●一応、「おんもう」かなと当たりを付けたうえで調べてみた・・・
 ①音:イン(漢音)、オン(呉音)
 ②耗:モウ(慣用音)、コウ(漢音) *漢字源では、コウ(漢・呉音)
 ③<大字源>「音耗」熟語あるも読みナシ。<漢字源>当該熟語掲載ナシ。
 ④<大字源・漢字源>で、「音耗」の“類”として、「耗問(コウモン・コウブン)」=おとずれ・たより。問:ブン(漢音)、モン(呉音) *他に、類義語として「信耗」「息耗」など・・・。
●ここまでで、漢音・呉音・慣用音などを踏まえると、「漢音」と「呉音」の併用・・・たとえば、「オン」(呉音)+「コウ」(漢音)=“オンコウ”などはありえないのでないかと思料・・・でも「耗問」で「コウモン・コウブン」と振ってあって、「コウ・モン」は「漢音+呉音」の組み合わせとなっているし、わからんなあ、漢字の世界は・・・と思い、大漢和と字通も調べた・・・
●<大漢和・字通>では、
 「音耗(おんこう)」=音信をいう・おとずれ・たより(大漢和)、たより(字通)
 *大漢和では同義の「音問」は「オンモン・オンブン」と振ってあった・・・これも「オンブン」読みは「呉音+漢音」・・・。
●結論
 ・熟語の読みにルールなし(再確認)。歴史的に生き残っている読みが、正しいというか、現時点での読みとなる・・・ということ。
 ・4つの読み方は“ありうる”が、現時点での読みとしてあるかどうかは別ということ・・・。
 ・従って、結論としては(勿論、私見だが)、
  「おんこうーたよ(り)」が、宜しいかと・・・。 *「おんもうーたよ(り)」でも×にはならないとは思うが・・・。*たぶん、漢検2でも読みを振っていないのは、他の辞典なりで「おんもう」という読みもあるのかもしれない、また、「いんもう・いんこう」も、もしかしたらあるかもしれないが、いつもの4辞典では不明でした👍

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漢検漢字辞典第2版から  【54】 熟語の読み・一字訓読

2016年03月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●熟語の読み・一字訓読問題・・・
①彬彬(  )ー彬(  )らか、彬(  )わる
②斌斌(  )ー斌(  )しい
③賓服(  )ー賓(  )う
④嬪儷(  )ー嬪(  )う 
⑤権柄(  )ー権(  )い 、柄(  )い  

⑥娩沢(  )ー娩(  )しい  
⑦瞞然(  )ー瞞(  )じる  
⑧草莽(  )ー莽(  )い   
⑨濛雨(  )ー濛(  )    
⑩忿邑(  )ー邑(  )える  
⑪飫賜(  )ー飫(  )きる
    
⑫飫宴(  )ー飫(  )り  
⑬倫次(  )ー倫(  )で  
⑭悋気(  )ー悋(  )む  
⑮陵轢(  )ー轢(  )る  

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①ひんぴんーあき(らか)、そな(わる) ②ひんぴんーうるわ(しい) ③ひんぷくーしたが(う) ④ひんれいーそ(う) ⑤けんぺいーいきお(い)、いきお(い) ⑥べんたくーうつく(しい) ⑦もんぜんーは(じる) ⑧そうもう・そうぼうーくさぶか(い) ⑨もううーこさめ・きりさめ ⑩ふんゆうーうれ(える) ⑪よしーあ(きる) ⑫よえんーさかも(り) ⑬りんじーつい(で) ⑭りんきーねた(む) ⑮りょうれきーふみにじ(る)
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漢検漢字辞典第2版から  【53】 掲載されている熟語の読み&意味  その③

2016年03月23日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●漢検2で「読みはあるが、意味の説明がないもの」、「意味の説明はあるが、読みがないもの」「読みも意味もないもの」を抽出してみました。なお、すでに、他の記事で紹介しているものなどは除いています。
 *「 」内に( )で読みをいれているものは漢検2で読みが振ってある読みです。
①<邑:ユウ、オウ、むら、くに、みやこ、うれ(える)>
於邑(オユウ)」=(大字源・「於」の方での掲載)①悲しんで気分のふさぐさま=於悒 ②憤ってかっとなるさま (大字源も「邑」の方で掲載の「於邑」=「悲しみや憤懣で胸がつまり、また、むせぶこと」となっている。)
②<揖:ユウ、シュウ、ゆず(る)、あつ(まる)、へりくだ(る)>
揖揖」=(大字源・漢字源)「シュウシュウ」=集まる意。 *読みを振っていないところを見ると(音分けもないし)、他の辞典では「ユウユウ」となっているものもあるのかも・・・。
③<予:ヨ、 準1:かね(て)、あらかじ(め)、ゆる(す)、 1級:われ、あた(える)>
逸予(イツヨ)」=(大字源)きままに遊ぶ。あそびくらす。逸楽。
悦予(エツヨ)」=(大字源)よろこびたのしむ
不予(フヨ)」=(大字源)よろこばないこと、不快。(*他に、「天皇・上皇の病気。御不例。」の意味あり(広辞苑)
賚予(ライヨ)」=(大字源)賚与。物を、賜う・あたえる。
④<瀾:ラン、なみ、なみだ(つ)>
瀾汗」=(大字源)「ランカン」=①波の大きくうねるさま「洪濤瀾汗」 ②涙のはらはら流れるさま
瀾漫」=(大字源)「ランマン」=①したたるさま ②分散するさま ③物の乱雑なさま、まとまりのないさま ④喜ぶ気持ちのあふれるさま ⑤色どりの美しいさま ⑥広く遠いさま
 *他の辞典では他に、「瀾澳(ランイク)」=波とみぎわ。くま。「瀾濤(ラントウ)」=なみ、大波=瀾波。「瀾文(ランモン)」=波のあや=波紋。「瀾瀾(ランラン)」=涙のとめどなく流れるさま   <比較>「爛爛」・・・「目が爛爛とかがやく」等。 
⑤<榴:リュウ、ざくろ>
榴火」=(大字源)「リュウカ」=ざくろの花の赤いのを火に例えて云ったもの。
⑥<稟:リン、ヒン、こめぐら、う(ける)、ふち、もう(す)>
異稟(イリン)」=(大字源)特にすぐれた生まれつき。異質。
牢稟(ロウヒン・ロウリン)」=(大字源)扶持米。*大字源は「ロウリン」読みのみ。
⑦<鏤:ロウ、ル、え(る)、きざ(む)、ちりば(める)、かざ(る)>
属鏤(ショクル)」=(大字源)春秋時代、呉王夫差が伍子胥にあたえて自殺を命じたという名剣の名。・・・こんなの、なんの説明もなく平気で載せてるんだもんな(ーー)

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漢検漢字辞典第2版から 【52】  掲載されている熟語の読み&意味  その②

2016年03月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●漢検2で「読みはあるが、意味の説明がないもの」、「意味の説明はあるが、読みがないもの」「読みも意味もないもの」を抽出してみました。なお、すでに、他の記事で紹介しているものなどは除いています。
 *「 」内に( )で読みをいれているものは漢検2で読みが振ってある読みです。
①「殍」(ヒョウ、フ、うえじに、うえじに(する)、か(れる))
 ・「殍餓」:大字源・漢字源ともに「ヒョウガ・フガ」となっている。
②「蘋」(ヒン、かたばみも、うきくさ)
 ・「蘋風」:「ヒンプウ」(大字源)=浮草の上を吹く風
 ・「蘋藻(ヒンソウ)」(大字源)=水草の類(①周代にはこれを宗廟の祭りに供えた。②婚礼祝いの賜りものに用いた。) 
 ・「藻蘋(ソウヒン)」=水草。転じて粗末なおかずをいう(大字源)
 ・「萍蘋(ヘイヒン)」=蘋萍(ヒンペイ)=うきくさ(大字源)
③「繽」(ヒン) *他に「繽紛」掲載ありー略ー
 ・「繽繽=多くさかんなさま」:「ヒンピン」(大字源)=①多くさかんなさま ②もつれみだれるさま「鳥、繽繽として、蘿に迷う」
 <参考>
  他辞典には、他に「繽繙・繽翻(ヒンパン)」=①鳥や花びらの乱れ飛ぶさま ②旗などの風に翻えるさま ・・・「大鵬、繽繙(繽翻)、翼を垂れるが若し」
④「甫」(ホ、フ、はじ(め)、おお(きい))
 ・「衆甫(シュウホ)」:万物のはじめ(大字源)
 ・「尼甫(ジホ)=男子に対する敬称」:尊父、尊甫、孔子のこと(漢字源)
 ・「章甫(ショウホ)」:殷代の冠の名(緇布の冠)。孔子が用いてから儒者の冠となる。(大字源)
 ・「台甫(タイホ)」:大字源・漢字源では「タイフ」。=貴下。
⑤「焙」(ホウ、ハイ、ホイ、あぶ(る)、ほう(じる))
 ・「焙茶」:大字源に「ハイチャ」とある。 *広辞苑「焙じ茶」 *「ホイ」は唐音・・・焙炉(ホイロ)
 ・その他掲載熟語:「炮烙(ホウロク・ホウラク)」「焙煎(バイセン)」
⑥「梵」(ボン)
 ・「暁梵(ギョウボン)」:朝の読経の声(大字源)

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漢検漢字辞典第2版から ㊿  掲載されている熟語の読み&意味

2016年03月21日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●漢検2で「読みはあるが、意味の説明がないもの」、「意味の説明はあるが、読みがないもの」「読みも意味もないもの」を抽出してみました。なお、すでに、他の記事で紹介しているものなどは除いています。
 *「 」内に( )で読みをいれているものは漢検2で読みが振ってある読みです。

<隘(アイ)>:「褊隘(ヘンアイ)」  <大字源>①土地が狭い、窮屈 ②心がせまい
<嘉(カ)> :「静嘉」 <大字源>「セイカ」=清らかで美しい。「珍嘉」<大字源>「チンカ」=美しい、珍しくてよいこと、珍しがり褒める
<歙(キュウ、キョウ)>:「歙肩」 <大漢和>「キュウケン」=肩をそびやかす。<漢字源>「キュウケン」=肩をそびやかす、人にへつらいこびるさま。<大字源>「キョウケン」=肩をすぼめる、機嫌をとるさま *漢検2は意味③の「ちぢまる。すぼめる」のところに掲載している。なお「ちぢまる」の現行訓読みはナシ。
<吾(ゴ)>:「伊吾(イゴ)」=書を読む声。=「咿唔」(漢検2は「唔」の項で「咿唔」を記載していて、ここでは“書を読む声”とある。ただし、「咿」は対象外)・・・どうして、「伊吾」の方には何も説明ないんだろ・・・。「故吾(コゴ)」=(広辞苑)昔の自分。もとの自分。主として明治期に用いた語。<参考>「今吾(コンゴ)」=現在の自分。今我。主として明治期に用いた語。
<梗(コウ、キョウ)>:「生梗(セイコウ)」=しんがかたい(漢字源) *「梗(かた)い」 「土梗(ドコウ)」=にんぎょう(大漢和) *「梗(でく)」

<挈(ケツ、ケイ)>:「挈挈」<大漢和・字通・大字源>「ケツケツ」=急切のさま、急なさま。 「挈起」<大漢和>「ケツキ」=手で持ち上げる
<射(シャ、セキ、ヤ)>:「射侯」<大字源>「シャコウ・セキコウ」=①獣類の皮でつくった的 ②的を射る ③天子の行なう大射の礼
<霎(ショウ、ソウ)>:「一霎(イッショウ)」=①ひとしきり、一陣 ②(俗)少しの間
<烝(ジョウ、ショウ)>:「烝矯」<大辞典>「ジョウキョウ」=曲った木を蒸して、ため正す
<棗(ソウ)>:「羊棗(ヨウソウ)」=<大字源>なつめ。「羊矢棗(ヨウシソウ)」とも。<漢字源>木の名。なつめ。

<霏(ヒ)>:「煙霏」<大字源>(エンピ)=①たなびくもや ②煙がたなびく・煙がとぶ ③物の数の多いたとえ「煙霏雲散」 「林霏」<大字源>(リンピ)=林にこもっているもや。林靄(リンアイ)。

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漢検漢字辞典第2版から  ㊾  熟語の読み・一字訓読

2016年03月20日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●熟語の読み・一字訓読問題・・・
①即応ー即く
②潤沢ー沢う
③謫所ー謫す
④朕兆ー朕し
⑤逓更ー逓わる
⑥逓講ー逓いに
⑦矜伐ー伐る 
⑧非道ー非い 
⑨秕政ー秕い 
⑩麋散ー麋ける
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①そくおうーつ(く) ②じゅんたくーうるお(う) ③たくしょーなが(す) ④ちんちょうーきざ(し) ⑤ていこうーか(わる) ⑥ていこうーたが(いに) ⑦きょうばつーほこ(る) ⑧ひどうーわる(い) ⑨ひせいーわる(い) ⑩びさんーくだ(ける)
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漢検漢字辞典第2版から ㊽  熟語の読み(音訓) 攀、 翅・蜃・搔・箔

2016年03月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●攀:ハン、ひ(く)、よ(じる)、すが(る)) 
・漢検2、音訓すべて掲載あり。下付き:「追攀」、「登攀」
・大見出し熟語:「攀援(ハンエン)」=「①よじのぼること。②頼りにすること。①は「攀縁」とも書く。」「攀縁(ハンエン)」=「①「攀援」に同じ。②俗事に心ひかれてかかわりあうこと ③怒ること。憤怒。 」
・この、「攀縁」の③の意味「怒ること。憤怒。」が、どうにもわからず調べた・・・
 <広辞苑>「(上記②の意味の「俗事に心ひかれて・・・」が転じて、心の平静さを失う意から)いきどおること。」とあった。
 <大字源>(国語として)「いかる、不快、憤怒」 ・・・大漢和も同様。なお、漢字源には、この意味の説明なし。
ということで、どうも日本語特有の意味としてあるらしい・・・こういう説明もなにもないんだよな、この漢検2は・・・(ーー)

🚬🚬🚬 (余談) 一方で、余計な説明などがあるものなど  🚬🚬🚬

●「翅」:魚翅が「魚の翅(ひれ)」というのは記事にしたとおり。漢検2では、意味③として「ただ、ただに 類:只、啻」と載せている。・・・なんでこういうことするのかなあ、現行訓読みにはないのに(ーー)・・・たしかに、漢和辞典には「奚(なん)ぞ、翅(ただ)に食のみ重きや」(孟子・告子下)の使用例を載せているが・・・。
●「蜃(おおはまぐり、みずち)」漢検1では、「蜃気楼は、昔、この現象が蜃(はまぐり)が吐く気によって生じると考えられていた」→漢検2では、「・・・大蛤(おおはまぐり)が吐く気によって・・・」と改定されている。 さすがに漢検1の読みではマズイと思ったか、それにしても素直に「・・・蜃(おおはまぐり)が吐く気によって・・・」と改定しておけばよいのに、わざわざ、「大蛤」という字を使っている(ーー) *なお、大字源では「・・・古人は蜃(おおはまぐり または みずち)が吐く気によって生じると想像した」となっている。
●「搔(ソウ、か(く))」 :漢検2の意味②に「さわぐ、さわがしい 「搔擾(ソウジョウ)」 類:騒」だって(ーー)これも現行訓にはないのに、どういう意図で掲載しているのか(ーー)・・・ちなみに、同様の熟語に「搔動(=騒動)」「搔乱(=騒乱)」(以上、大字源)などあり。

●「箔(ハク、すだれ、のべがね)」:意味③に「まぶし。蚕をいれ、繭をつくらせる養蚕用の道具」だって・・・現行訓にはナシ。

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漢検漢字辞典第2版から ㊻  趨(趨走・・・)、繙(連繙・・・) 

2016年03月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<音訓>
●趨:スウ、ソク、シュ、はし(る)、おもむ(く)、はや(い)、うなが(す)
・漢検2では音訓すべてあり。
・音による意味分けもあり:「スウ、シュ」=①はしる。足早に行く。②おもむく。目的に向っていく。「趨向」「趨勢」
             「ソク」=①はやい。すみやか。②うながす。
・掲載熟語:「趨炎附熱(スウエンフネツ)」「趨向(スウコウ)」「趨勢(スウセイ)」「趨走(スウソウ)」=①速くはしること。②はしり使いをすること。また、その人。めしつかい。  下付き:「帰趨(キスウ)」「疾趨(シッスウ)」
・このうち、「趨走」について・・・
 *大字源では「ソクソウ」=はやく走る、「スウソウ」=はしる、めしつかい、走り使いする者 ・・・と音分けしている。 
 *漢字源では「スウソウ」読みのみで、①はやくはしる、②あちこち走りまわって仕官のための運動をすること・・・となっている。
・なお、漢検2掲載はないが、以下の熟語は、大字源・漢字源ともに「趨(ソク)・・・」読みだった・・・意味は微妙に違っている。
 「趨趨」(ソクソク)=<大字源>①歩き方の速いさま、慌ただしいさま ②こおろぎの別称。促織。趣織(ソクショク)。趨織(ソクショク)。
            <漢字源>①せわしげに歩くさま  ②こおろぎのこと。促促。
 「趨数」(ソクソク)=<大字源>速いさま。慌ただしいさま。<漢字源>せわしげでわずらわしいさま(「促」に当てた用法)。
 
●繙:ハン、ホン、ひもと(く)、ひるがえ(る)、ひきつづ(く)
・漢検2では「ひるがえ(る)、ひきつづ(く)」の訓読み記載はないが、意味②(ひるがえる、はためく)「繽繙(ヒンパン)」意味③(ひきつづく)「連繙」・・・と、意味のところに熟語は掲載している(ーー)
・音による意味分けはナシ(他の漢和辞典でも意味分けはナシ)・・・「ハン(漢音)」「ホン(呉音)」の違いだけだからかもしれない・・・。
・「連繙」・・・漢字源には当該熟語なし。大字源にはあったが読みのフリはなし・・・「れんはん・れんぱん」「れんほん」どれでも良いんだろうな・・・私は「れんはん・れんぱん」で読んでおこうと思う。「れんぱん」読みのほうが合ってる気はするが・・・。
・なお、漢検2の「ひもと(く)」訓に対応する熟語は「繙閲(ハンエツ)」「繙読(ハンドク)」が掲載されている。

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漢検漢字辞典第2版から ㊹  熟語の読み・一字訓読

2016年03月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●27-③WEB発表以来、合格のご報告などをいただいていますが、「このブログが役に立った」と言われることが、なにより嬉しいですね。「このブログに合格の報告を載せるのが夢でした」なんて、嬉しすぎる過分なお言葉もあったりして、ホント、ブログを続けていて、こんなうれしい瞬間はありませんね・・・最近は、なんと「“奨励賞”受賞しました・・・このブログのおかげです・・・」なんて、ご報告もいただきました。こちらこそ、ご愛読、ありがとうございます。益々のご精進と今後の更なるご贔屓をよろしくお願いいたします(^^♪
●初チャレンジで127点の惨敗をしてから、初合格に向けて学習に“火がついた”、あの頃の熱い気持ちがよみがえるようです・・・たしかに、1級用の参考書などはほとんどなく、私も最初の頃は、ほとんど、ネットにある漢検1級向けブログなどを片っ端から探して勉強したものです。やはり、その存在は有り難かったですねえ・・・。特に、「漢字戦場ブレイズム」さんのブログには圧倒的な刺激を受け、猛烈に勉強した思い出がある・・・ちょっとレベルは高すぎたが・・・。今から思えば、その当時、「ボクちゃん日記」さんの存在を知っていれば、もっと楽に学習できて合格できていたかもしれない・・・。
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●熟語の読み・一字訓読
①熨帖ー熨える  
②湯熨ー熨す   
③貫弓ー貫く    
④逕進ー逕ちに  
⑤侯鵠ー侯      
⑥告愬ー愬える  
⑦焜燿ー焜く   
⑧緝捕ー緝える  
⑨餉給ー餉る   
⑩烝矯ー烝す   
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①うっちょうーおさ(える) ②とういーの(す) ③わんきゅうーひ(く)*「貫」:音による意味分けあり。「ワン」=ひく、弓をひきしぼる ④けいしんーただ(ちに) ⑤こうこくーまと *「侯」:まと、弓矢の的。他に「射侯」 ⑥こくそ-うった(える) ⑦こんようーかがや(く) ⑧しゅうほーとら(える) ⑨しょうきゅうーおく(る) ⑩じょうきょうーむ(す)
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漢検漢字辞典第2版から ㊸  28星宿  ~觜(とろきぼし)、昴、奎~

2016年03月15日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●<觜:シ、スイ、けづの、とろきぼし、くちばし、はし>
・「觜」の音訓整理はどこかに公開していると思いますが、今回、復習していて「とろきぼし」の事が気になったので色々と調べた。
・「とろき、とろきぼし」は和名。ただ、この語源というか意味が全然分からず・・・図書館にある漢和辞典、国語辞典類を片っ端から調べたが、単に「とろき、とろきぼし」とあるだけで、深く説明してくれている辞典はなかった・・・「日本国語大辞典」(小学館)にわずかに「觜(シ)の和名」とあるのみ。
・困ったときのネット調査・・・こういう時は頼りになるというか信頼性はともかく、何らかの情報は得られる・・・
・で、見つけたのが、「銀河鉄道 WWW版 第28~30号 西中筋天文同好会」の「二十八宿和名考(上・中・下)」。上原貞治さんという方が書かれていた。・・・そのまま引用させてもらいますが・・・
・この中に、「觜(とろきぼし)」の説明として、
「オリオン座の頭部の細かい星がカシャカシャと集まっている部分である。野尻氏は意味不明としながらも、「鷹に餌をやる板をトロイタという」と いうことを紹介している。「觜」はクチバシ(嘴)のことであり、鷹の餌との相性はいいだろう。でも「トロイタ」を「トロキ」と呼ぶのか、「トロ」がクチバ シのことなのかは疑問である。
 「星のふるさと」の著者として知られる鈴木壽壽子氏は、「燈籠着」(とろぎ)に由来するではないかと指摘している。燈籠着というのは、京都の 北のほうにある八瀬の「赦免地踊」で女装した少年が頭に燈籠を乗せて歩くのだが、その少年のことをこう呼ぶのだそうだ。氏のコメントの通りすくっと立った オリオンの頭部を少年の頭上の燈籠と結びつければなかなか良い絵になりそうである。(*)
 私は、「タルキ星」(垂木星)の転訛を考えてみた。タルキ→トロキは大きな問題はないと思う。垂木とは日本建築の屋根の傾斜を支えるやや細め の木材のことで、三角形になってオリオン本体(四角形)の上に載っている觜宿は、家の屋根のてっぺんの形状と共通しているのではないか。」 とあった。
・また、和名の語源というか「なぜ和名がついたか」について、以下のように面白い説明をされていた
「二十八宿の和名が誰によって付けられたか、何のために付けられたかは明確でないが、日々の吉凶の占いをするためのものであったらしい。現在でも、二十八宿を日々に配当し、それに占いを施すということは行われている。たとえば、「はつゐぼし: 祈願始め・結婚・祝い事・祭祀・井戸掘りに吉」 というようなものであるが、このような占いは、需要と供給があって世に行われるようになったものであろうから、この占いを世に広めることを意図した人がいて、漢名より親しみやすい和名を付けたのではないだろうか。
 占いというのは、あまりにズバリと予言を行うとめったに当たらなくなり信用を落とすので、「適度にぼかす」ということが重要である。それに合わせて、星の和名も。何となく怪しげで、意味がわかりそうでわからないものが意味深長に見えて良い、と考えられたのではないか。そのために、故意にさまざまの起源の和名が取り混ぜられた、ということが考えられる。 」
・この「二十八宿和名考(上・中・下)」・・・なかなか面白いから、暇な方は読んだら面白いと思う。

・ということで、わかったようなわからないような感じですが、この和名・訓読みの語源などは深く考えなくてよさそう・・・ということはわかった。
・なお、ちなみに、28宿中、現行訓読みで読めるのは以下の3つの星宿だけです。
 ○觜(とろきぼし):觜宿(シシュク・スイシュク・とろきぼし) *「スイシュク」と読んでいるのは確か大漢和だったかと。
 ○昴(すばる)  :昴星(ボウシュク・すばるぼし)
 ○奎(とかきぼし):奎宿(ケイシュク・とかきぼし)
・しかし、この28宿、例えば、心星(なかごぼし)、尾宿(あしたれぼし)、壁宿(なまめぼし)、畢宿(あめふりぼし)、婁宿(たたらぼし)などなど・・・こんなのが熟字・当て字で出題されたら目も当てられないな~(ーー)・・・でも大丈夫(^^;)漢検2辞典の巻末・本文中にも、これらの星宿の読みは出ていませんから・・・絶対とは言えませんが、出題はされないでしょう・・・。上の3つだけ覚えておけば良いでしょう(^^♪
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