漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検漢字辞典第2版から ㊴  缶 句 譎 辜 亘

2016年03月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●缶:カン、フ、ほとぎ、かま
・漢検2で、音による意味分けあり。「カン」=かま、かん、金属製の容器。「フ」=ほとぎ、もたい、口をつぼんだ素焼きの器。「撃缶(ゲキフ)」
・「罌缶(オウフ)」で「木の罌缶を以て軍を渡す」という過去問(音読み問題。25-③)がありました。
●句:ク、準1:コウ、あ(たる) 1級:ま(がる)
・漢検2で、音による意味分けあり。「ク」は略。「コウ」=意味①あたる。任務にあたる。意味②ま(曲)がる。かがむ。「コウ」対応の熟語記載なし。
・他の漢和辞典では、
 「あ(たる)」=句当(コウトウ)=勾当=とりあつかう、処理する、任務を担当する
 「ま(がる)」=句倨(コウキョ)=まがる、句廉(コウレン)=川岸が曲っていて角があること
●譎:キツ、ケツ、いつわ(る)、いつわ(り)、あや(しい)、とおまわ(し)
・漢検2:「とおまわ(し)」以外は音訓あり。
・掲載熟語:「譎詐(ケッサ・キッサ)」=「いつわる、いつわり」に対応。「譎怪」=「あやしい」に対応。「譎諫」=“とおまわし”にいさめる、「怪譎(カイケツ)」「狡譎(コウケツ)」
・「譎怪」のよみ:「ケッカイ(大字源)」「譎諫」のよみ:「ケッカン・ケツカン」
・これもしかし、なぜ、訓読みに「とおまわ(し)」と記載しておかないんだろう(ーー)対応する掲載熟語「譎諫」は載せているのに(ーー)
●辜:コ、つみ、とが、はりつけ、そむ(く)、ひとりじ(め)
・漢検2:「とが、ひとりじ(め)」が訓に入っていない。にもかかわらず、「辜較:意味④ひとりじめにする」という熟語は載せている(ーー)
・他の掲載熟語:無辜、不辜、辜負←そむく意。
・「辜較」のよみと意味:
  <大字源>「コカク」=権力などにより財貨・利益の独占をはかる 「ココウ」=あらまし、大略、概況。
  <漢字源>「ココウ」=①一手ににぎって取引する。独り占めにする。②全体をまとめること、あらまし、だいたい。
・「はりつけ」に対応する熟語
 「辜磔(コタク)」=罪人を八つ裂きの刑に処する、体を八つ裂きにする刑罰(大字源)、はりつけにする(漢字源)
●亘:コウ、セン、わた(る) 
・漢検2:「亙」の俗字。意味①わたる 意味②めぐる *「めぐる」は現行訓にはナシ。 音熟語記載なし。
・「コウ」「セン」・・・大字源や漢字源では音による意味分けあり。
 「コウ」:わたる・・・
 「セン」:①めぐる、めぐらす、もとめめぐる 同:旋 ②のべる、宣揚する 同:宣 ・・・「セン」の音熟語見当たらず。
・「コウ」(わたる)に対応する熟語
  連亘(亙)、綿亘(亙)・・・
  亘古・亙古(コウコ)=昔から今に至るまで、永遠(大字源)。永遠、永久(大漢和)。
  亘帯(コウタイ)=わたりめぐる(大漢和)

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漢検漢字辞典第2版から ㊱  埆、 蠖、 楽 

2016年03月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●埆:カク、そね、やせち  ・・・「确」の別体字(ただし、「确」は対象外)
・漢検2では、「意味:そね、やせち。石の多いやせた土地。「墝埆(こうかく)」」  *「墝」は対象外。*辞典によっては「ぎょうかく」と読んでいる。
・一方、「墝」と同義(別体字?)の、対象漢字である「磽(キョウ、コウ、やせち)」の方は「やせち。土地がやせて石が多いこと。「磽薄」」とある。
・おっかしいんじゃないの?整合性がまるでない・・・「土へん」または「石へん」で統一した熟語だから「磽埆」とか「墝确」とかの熟語は成立しないのはわかる(ホントは「磽埆」なら両方とも対象内漢字になる)が、整合性を保つのなら、「磽」の方にも「やせち。土地がやせて石が多いこと。「磽薄」「磽“确”」」と、(「墝埆」と同様の意味・熟語として整合性のある)「磽确」も載せておくべきなんじゃなかろうか・・・。いづれにしても、両熟語とも1級対象外漢字が含まれちゃうので1級受検用の熟語としては出ないんだろうけど・・・。学習者やネットでも混乱が見られるようだ・・・。
●蠖:カク、ワク、しりぞ(く)  *「カク」は慣用音。「ワク」が漢・呉音。
・漢検2では、「カク、ワク」のみ。意味で「「尺蠖(セキカク)・(セッカク)(しゃくとりむし)」に用いられ、ちぢめる・しりぞくの意を表す字。「蠖屈」」とある。(「蠖屈」の読みは掲載されていない。)
・大字源・漢字源で、「カックツ」ではなくて「“カツ”クツ」となっているからかも・・・こういうの、困るんですよね。こういうのこそ、読みを振っておいてくれないと(ーー)
・ついでに、「ワク」音での熟語:「蠖略(ワクリャク)」=進んだり止まったりするさま 、「温蠖(オンワク)」=ちりやごみの積もったさま。一説に、愚かで乱れているさま。
●楽:ガク、ラク、たの(しい)、たの(しむ) 準1:ギョウ、ゴウ、かな(でる)、この(む)
・漢検2で「ガク、ラク、ゴウ」音による意味分けあり・・・「ガク」「ラク」は略。「ゴウ:(意味)好む、求める、こい願う、愛する」で「三楽(サンゴウ)」「楽欲」「愛楽」。
・「楽欲」「愛楽」に読みが振っていないのは他の読みもあるのかもしれない・・・簡単な熟語なので未調査。でも「ゴウ」で読んでおいたほうが良さそう。ちなみに、この2熟語は広辞苑には載っていない・・・「三楽(サンゴウ)=3つの好み願うもの」は論語の言葉でもあるので載っている。
<2017.8.11追記>(上記記事は調査不足だったため訂正がてら追記補筆・・・)
*漢検漢字辞典では「君子三楽(クンシのサンラク)」(出典:孟子)と読んでいるが・・・この「三楽(サンラク)」と「三楽(サンゴウ)」の違いは、以下の広辞苑を参照・・・。
 「三楽(サンラク)」:①(孟子・・・)君子の三つの楽しみ。すなわち、、父母兄弟がともに生存し、天にも人にも恥じるところがなく、天下の英才を教育すること。②(列子・・・)人生の三つの楽しみ。すなわち、人と生まれたこと、男子に生まれたこと、長寿であること。 ③➪解説:さんごう
 「三楽(サンゴウ)」:(論語・・・)(「楽」は好み願う意)三つの願い望むもの。益と損とあり、礼楽を適度にわきまえ、人の善をほめ、賢友の多いのを好むの三つは益、驕楽(キョウラク)・佚遊(イツユウ)・宴楽を好むの三つは損。
*楽欲(ギョウヨク):(広辞苑)(仏)(「楽」はねがう意)願い求めること。欲望。 *他の国語辞典も意味・読みとも同様・・・。
*愛楽(アイギョウ):(広辞苑)(「楽」は願う意。)①(仏)願い求めること。・・・②愛し好むこと。・・・ *他の国語辞典も意味・読みとも同様・・・

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漢検漢字辞典第2版から ㉟  繹  鰕  鰔  啞啞と噁噁

2016年03月07日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●繹:エキ、ひきだ(す)、たず(ねる)、つら(なる)、つら(ねる)
・漢検2では、訓に「ひきだ(す)」が記載されていない(意味の①に記載してあるのに・・・しかも、「演繹」「紬繹」と2つも熟語掲載あるのに・・・。)
・他の掲載熟語:たずねる「尋繹」、つらなる・つらねる「絡繹」
紬繹(チュウエキ):<大字源>糸口をひきだしてたずねる、引きだす。*「紬」には“いとぐち”の意あり(大字源)。
●鰕:カ、えび
・「カ、えび」の読みだけなのに、漢検2「①えび(蝦) ②さんしょううお(山椒魚) ③めくじら、雌のくじら 類:鯢」だって・・・意味②&③を載せている意味がわからん・・・。②&③を削除して、大字源に載っている「えび」に対応する熟語「魚鰕(ギョカ)=さかなとえび、海鰕(カイカ)=えび」を載せた方が良くないか(ーー)
・ちなみに、大字源・漢字源・大漢和では、この②と③の意味が微妙に異なっている・・・
 <大字源>②大きいサンショウウオ
 <漢字源>②オオサンショウウオ ③雌のくじら
 <大漢和>③「鯢の大なるを鰕という・・・鯢、雌鯨也。大は長八九尺、別名 鰕」・・・(と、あるので、大漢和では、大きいめくじらの意味としている模様・・・ついでに、「=鰕=えび、小さいえび、又、魚の名」とある。「」は対象外だけど・・・。)
●鰔:カン、かれい
・漢検2・・・意味で「①ぎぎ。コイ科の淡水魚。 ②かれい。海水魚」だって・・・重要度順の筈の意味①で現行訓にないものが載っている・・・何度もいうけど不整合多し。載せている意味がどうもよくわからん・・・。
●啞啞と噁噁の違い
・啞啞(ア、アク、ああ、わら(う)):「アア」と読めば、①カラスなどの鳴く声 ②幼児の話す語。 「アクアク」と読めば、笑い声の意味。
・噁噁(オ、アク、いか(る)):①「オ」:いかる ②「アク」:鳥の声を表す *「噁噁(アクアク)」 

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漢検漢字辞典第2版から㉔  怒“漲”、丁憂、調笑・調弄

2016年02月27日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●1級の「漲」(チョウ、みなぎ(る))
・「怒漲(ドチョウ)」という熟語掲載あり。意味説明ナシ。
・「怒張」と間違えやすいかも・・・こんなの、書き問題で出るかも知れないな・・・。
・文例はないが、
  ①「ドチョウした濁流が流れる」とか「濁流にドチョウが起る」とか云うのかしら・・・この場合は「怒漲」。
    *怒漲=水などが勢いよくみなぎること(大字源)
  ②「血管のドチョウが起る」とか「肩をドチョウさせて怒る」とか・・・この場合は「怒張」。
    *怒張=(漢検2)①血管などがふくれあがること ②肩などを怒らして張ること (大字源)①はちきれるように膨らむ ②筆の力の勇ましいこと

●8級相当の「丁」(チョウ、テイ、トウ、ひのと、わかもの、あ(たる))
・「丁憂」という熟語が掲載されている。意味の説明はナシ。・・・こんなの、わかるのかなあ・・・。
「丁憂(テイユウ)」ー丁(あ)たる (大字源)憂いにあたる=父母の喪に遭う=父母に死なれる。親の忌中にあること。=丁艱(テイカン)
・「丁(あ)たる」に対応する熟語は(大字源では)、「丁憂」「丁艱」の2つだけ・・・。

●これも8級相当の「調」(チョウ、しら(べる)、ととの(う)、ととの(える) 準1レベル:みつぎ、やわら(ぐ)、あざけ(る))
・といっても、「やわら(ぐ)」「あざけ(る)」は準1級レベル・・・
・音熟語の記載はナシ・・・
・大字源で調べたら、
 「調笑」-調(あざけ)る、「調弄」ー調(あざけ)る  *それぞれ「嘲笑」「嘲弄」に相当するもの
・「調(やわら)ぐ」に対応する熟語はよくわからなかったけど、「調諧」=ととのえやわらげる、「調合」=①和合する ②薬などを混ぜ合わせる、「調燮(チョウショウ)」=ととのえやわらぐ=調和 などが該当するのかもしれない・・・。
 🚬🚬🚬余談🚬🚬🚬
 ・「調」には(現行音にないが)「チュウ」音あり・・・「調飢(チュウキ)=朝の空腹。一説に非常に空腹なこと(大字源)」
 ・漢字源では「調飢(チュウキ・チョウキ)」=朝食前の空腹。朝に当てた用法=朝飢。 との事。
 🚬🚬🚬余談🚬🚬🚬

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漢検漢字辞典第2版から㉒  馴・・・調馴(チョウジュン)、教馴(キョウジュン)・・・

2016年02月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その52 馴 」(2015年09月19日 | 日記)を以下のように訂正補筆しています。ごめんなさい。
「●漢検漢字辞典第2版から
①雅馴、馴化、馴鹿(ジュンロク・となかい)でお馴染みの「馴」・・・
・また、見つけちゃったよ、今度はひどいよ・・・←これ、ごめん。ひどいのは私でした、どうやら見間違いの模様(2016.2.25補筆)
・第1版:音・訓「ジュン、シュン、な(れる)、な(らす)」意味①なれる。ならす。なつく。「馴化」「馴致」②おとなしい。従順な。すなお。よい。「馴雅」「馴行」・・・ 下付き「雅馴(ガジュン)」「 調馴(チョウジュン)
・第2版:音 ジュン、シュン=なれる、ならす、よい  クン=おしえる、おしえ。 で、「クン」音のあとに、「調馴(チョウクン) 」だって!! 2016.2.25訂正:私の見間違いかも・・・調馴(チョウジュン)でした。「クン」音のあとではなく、横に記載されていて、てっきり「チョウクン」と思いこんでいたようです。失礼しました。 ↓次の文章も間違い、無視してください。
「調馴」は「チョウジュン」なの?「チョウクン」なの???・・・どっちなの?漢検さん、教えてくださいな(-_-メ)
・大漢和には「クン」音あり、「おしえる、おしえ」という意味のとき「クン」読みの模様・・・ただ、「調馴」の熟語は見つけられなかった、代わりに「教馴」というのはあった・・・たぶん「キョウクン」と読む・・・説明の中に「「訓」に通ず」とあったから。
・字通は「クン」音なし、ただし「調馴」「教馴」「服馴」など、「クン」で読みそうな熟語は幾つか列挙されてた。でも、読みは不明。
・大字源は大漢和と同じで、「クン」音あり、「「訓」と同じ」ということで、その説明のあとに「教馴」「調馴」あり・・・ただし、読みは明示されていなかった。けど、たぶん「キョウクン」「チョウクン」と読ませようとする配置だった・・・。
<2016.2.25訂正>
 大漢和・大字源 「教馴」「調馴」・・・「クン」音のところに説明あるも、それぞれ読みは「キョウジュン」「チョウジュン」と振ってあった。
 漢字源・・・「馴」に「クン」音なし。この2つの熟語の記載なく不詳。

・なお、「秦 本紀」の中に、「・・・大費、拝して受く。舜を佐け、鳥獣を調馴す。鳥獣、多く馴服す。是を柏翳(ハクエイ)と為す。 舜、姓を嬴(エイ)氏と賜う・・・」という文章あり。・・・意味からすると、後段は「なれ服する」という意味だと思うので「ジュンプク」と読むのかも、とすると、前段の「調馴」も「調練してならす」という意味なら「チョウジュン」と読んでも良いのかも・・・とかなんとか、色々と考えて時間をかなり使ってしまった<(`^´)>・・・第2版の再度の読み込みが遅遅として捗らない(ーー)
・・・」

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漢検漢字辞典第2版から㉑  陶 ・・・陶陶(ヨウヨウ)・・・

2016年02月25日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●陶:トウ、ヨウ、すえ  *「ヨウ」は表外音。
・常用漢字の「陶」ですが、表外音の「ヨウ」が気になったので調べた。
・「皐陶(コウヨウ)」という人名以外は、大字源・漢字源ともに「陶陶(ヨウヨウ)」の熟語のみ。あ、もちろん、漢検2には「ヨウ」音の熟語掲載ナシ。
・ただし、「陶陶」には、「トウトウ」と「ヨウヨウ」の読みがあります。
・「陶陶(ヨウヨウ)」の場合
 <大字源>
 ①やわらぎ楽しむさま 「君子陶陶・・・」(詩経)
 ②長いさま 「冬夜陶陶・・・」(楚辞)
 ③陽気のさかんなさま 「陶陶孟夏・・・」(史記・屈原・・・)
 ④ともに従い行くさま 「陶陶遂遂・・・」(礼記・祭儀)
 <漢字源>
 ①ゆったりするさま 「君子陶陶・・・」(詩経)
 ②調和して長くつづくさま 
 ③はるか遠いさま (「遥遥」に当てた用法)
・「陶陶(トウトウ)」の場合
 <大字源>
 ①馬を走らせるさま 「駟介陶陶・・・」
 ②水勢のさかんなさま (「滔滔」に当てた用法)
 <漢字源>
 ①うちとけるさま 「駟介陶陶たり・・・」
 ②川などが広々としてどこまでも続いて波打つさま (「滔滔」に当てた用法)

 *読みはともかく、熟語の解釈が、この2辞典だけでも、だいぶ異なっているなあ(ーー)

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漢検漢字辞典第2版から⑲  熟語の読み・一字訓読  浚急、濬池、濬哲、雑厠、疵

2016年02月24日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●インフルや痛風が流行っているようです・・・マスクとザイロリックをご用意ください(^^)・・・
●先週、図書館で「漢検漢字辞典第2版」が踪不明になっちゃって学習が頓挫した・・・今週、やっと見つかり学習再開~。
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●熟語の読み・一字訓読
①浚急(  )ー浚(  )い    *漢検2掲載熟語
②濬池(  )ー濬(  )い    *同上
③濬哲(  )ー濬(  )い    *同上
④雑廁(  )ー厠(  )じる   *同上
⑤疵厲(  )ー疵(  )     *同上

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①しゅんきゅうーふか(い) ②しゅんちーふか(い) ③しゅんてつーふか(い) ④ざっしーま(じる) ⑤しれいーやまい

(注)疵厲=疵癘。疵には「わざわいする、たたる、わざわい、たたり」という意味もある(現行訓読みにはナシ)

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漢検漢字辞典第2版から⑯  熟語の読み・一字訓読  戎、葺、錮、尭、曖

2016年02月22日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●熟語の読み・一字訓読問題。すべて1級未満の漢字です。易しすぎるかも・・・すべて、漢検2掲載熟語であります。

①戎功(  )ー戎(  )きい   
②補葺(  )ー葺(  )う   
③錮疾(  )ー錮(  )い
④尭尭(  )ー尭(  )い
⑤曖曖(  )ー曖(  )い


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①じゅうこうーおお(きい) ②ほしゅうーつくろ(う) *「おぎな(う)」と間違いやすい。 ③こしつーながわずら(い) ④ぎょうぎょうーたか(い) ⑤あいあいーくら(い)
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漢検漢字辞典から⑮  荀  准

2016年02月21日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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(これはあまり役に立たないお話・・・)
●荀:ジュン、シュン  *ジュン(慣用音)シュン(漢・呉音)
・漢検2:意味①草の名 意味②人の姓 「荀子」
・「意味①草の名」というのが気になって調べた。辞典によってかなり異なるというかいい加減と云うか・・・(ーー)

<大字源>:「美しい彩りの草の意。音符の艸と音符の旬=彩りが美しい意=絢(ケン・シュン)とから成る。」
<漢字源>:「会意兼形声。艸+音符「旬」(まるくとりまく)」とのみ記載。
<字 通>:「声符は荀(ジュン)。説文に「艸(くさ)なり」とあり、山海経・中山経に荀草という草があり、「之を服せば人の色を美しくす」とみえるが、何の草か知りがたい。」 荀草(ジュンソウ)=草の名。「荀草赤実、厥の状、菅の如し。・・・夏姫、是れ艶あり。厥の媚三たび遷れり」(郭璞、山海経・円実下・荀草)
<大漢和>:筍草(ジュンソウ)=草の名。「黄華赤実、其の本、蒿本の如し。名づけて荀草と曰う。之を服せば人色を美とす」(山海経・中山経)

●准:ジュン、シュン、なぞら(える)、ゆる(す)
・「准」は常用漢字。表外読みで「シュン、なぞら(える)、ゆる(す)」(準1レベル)
・「准許」「批准」「准后」「准拠」などが掲載されている。
・下付き熟語で「因准」という熟語が掲載されていた・・・見慣れない熟語だったので調べてみた・・・
・なんと!!
 <大漢和><漢字源><大字源><字通>の4辞典に掲載なし・・・見つけ方が悪いのか、調べた限りでは見当たらなかった(ーー)
・広辞苑にもナシ・・・困ったときの「大言海」・・・でも、ナシ!!
・これでもう調べるのをあきらめかけたが、念のため、大言海のとなりにあった「大辞林」も見てみた・・・あった!!
<大辞林>
 「因准(インジュン)」=先例などにしたがうこと。「先例に因准して・・・」(太平記)。
 *図書館から帰ってきて、この熟語をネットで探したら、やはり、大辞林の上記説明が真っ先に掲載されていた(ーー)とほ。
 *「因循(インジュン)」(=古い方法、習慣に従って改めようとしないこと)とはちょっと意味が異なるのかな・・・。

・しかし、ここまで調べないとわからないような熟語を掲載しているなんて・・・(ーー)しかも、1級レベルとはほど遠い常用漢字レベルで。理解に苦しむというか編集者・記述者のかなりな偏向というか・・・まったくよくわからん(ーー)

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漢検漢字辞典第2版から⑬   峙・・・対峙ほか・・・  縒(シ、サク・・・) 

2016年02月20日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●峙:ジ、チ、そばだ(つ)、そな(える)、たくわ(える)  *「ジ」(呉音) 「チ」(漢音) この漢字の熟語読みは呉音がメインですね。
・意味と掲載熟語
 ①そばだつ 「峙立」  ②じっと動かずにいる 「対峙」 ③たくわえる、そなえる (掲載熟語なし)
 *下付き:霄峙、聳峙
・意味②の「じっと動かずにいる」って・・・? 現行訓読みで対応するものは無いってことなのか(ーー) 確かにこういう意味もあることはあるみたいだが、“そばだつ”という意味も含まれているようなので、ちょっと不親切ではないだろうか・・・。
・「対峙」
 大字源:(“峙”の項での)「対峙」=たつ、じっとまっすぐ立って動かない。(“対”の項での)「対峙」=①2つのものが向かい合って高くそびえる ②敵同士が対立して勢いを示し合う
 漢字源:対峙=①対立する両者が激しく張り合ったまま動かないこと ②高くそびえる2つが向かい合って立つ
     *「峙」:そばだつ、じっと動かないでまっすぐに立つ。対峙。峙立=じっとそびえたつ

 *「③たくわえる、そなえる」に対応する熟語(大字源) *漢字源には、この訓に相当する意味、熟語なし。
  峙積(ジセキ)=積峙(セキジ)=たくわえ。つむ。 儲峙(チョジ)=たくわえる、そなえる。
●縒:シ、サク、ふぞろ(い)、みだ(れる)、よ(る)、よ(り) *漢検2では「みだ(れる)」訓ナシ。意味のほうにのみ記載。
・音による意味分けあり・・・「シ」:ふぞろいなさま、「参縒(シンシ)」 「サク」:いりみだれるさま、「縒綜(サクソウ)」(=錯綜)
・となっているが、大字源では、
 「参縒(シンシ)」=ふろぞいなさま、みだれるさま
 「縒綜(サクソウ)」=糸がふぞろいに乱れるさま、ふぞろいのさま
 となっており、漢検2の音による意味分けはちょっとおかしくないだろうか(ーー)
・たとえば、こういう熟語・一字訓読問題はありうるのでは???
 「参縒(シンシ)」 ー 縒(ふぞろ)い、縒(みだ)れる
 「縒綜(サクソウ)」ー 縒(ふぞろ)い、縒(みだ)れる

・ついでに、「縒(よ)る」「縒(よ)り」は邦語。なので、音熟語はありません・・・。

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漢検漢字辞典第2版から⑫   泗、膩

2016年02月19日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●漢検漢字辞典第2版・・・手元にないので、図書館で、一日(午前中の半日3時間程度)100頁をめどに、読み進めている。今、700頁まで読了。毎日行っているわけではないが、あと10回(10日)分ぐらいだから、なんとか今月中には終わらせたいと思っている。
●読み進めながら、記事にして(時には問題化して)ご案内しています👍
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●泗:シ、はなじる、なみだ  ・・・涕泗(テイシ)
・下付きで「洙泗(シュシ)」なんて載っていた・・・説明などナシ。  *「洙」は対象外漢字。
・大字源
 洙泗=①川の名。洙水と泗水。洙水は沂水(ギスイ)と合して泗水に注ぐ。孔子の故郷の今の山東省の地を流れる2つの川。
    ②孔子が洙泗のほとりの地で門人を教育したことから、孔子とその伝統の学をいう。洙泗の学。儒学。泗洙。洙泗の風。
 *「泗水の学」=四字熟語「泗水之学」も同じ意味。
 *広辞苑ほか国語辞典にも「洙泗」「洙泗の学」と載っている。
 ・・・ま、自分で調べろということなんでしょうね(ーー)

・「シュシ」を調べていたら広辞苑で同音異義語がたくさん目に止まったので、問題ができた(^^;)・・・お遊び問題です(^^)・・・
(書き問題):行きつけの①シュシ(  )で②シュシ(  )のもてなしを受けた。お酒は大きめの③シュシ(  )にそそがれた。その店は酒屋のしるしの④シュシ(  )を軒に立てかけていた。また、その店は酒の醸造もしていて、もろみをしぼったあとに残った⑤シュシ(  )で奈良漬けなどもつくっていた。  ー解答は末尾参照ー

●膩:ジ、ニ、あぶら、あか、あぶらあか、なめ(らか) *「ジ(ヂ)」(漢音)、「ニ」(呉音)
・掲載熟語:膩理・・・読みフリなし。
・膩理(ジリ)・・・4辞典ともに「ジリ」。他の辞典で「ニリ」とでも読んでいるのがあるのかしら?なぜ読みを振ってないんだろ(ーー)
・膩理(ジリ)ー膩(なめ)らか
*4辞典でも「ニ」音の熟語は、漢字源の「油膩(ユニ/ユジ)」のみ。他に、広辞苑で「烏瑟膩沙(ウシツニシャ)」(=肉髻(ニクケイ)のこと)。
 このくらいしか、「ニ」音の熟語見当たらず。
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<書き問題の解答>
①酒肆 ②酒食 ③酒卮(酒巵) ④酒幟 ⑤酒滓
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漢検漢字辞典第2版から⑨  蜈蚣(ゴコウ)・蚣蝑(ショウショ) ( 粞・絫 )

2016年02月17日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
蒿雀(あおじ)
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●時代ものの本を読んでいると、良く、尺貫法での漢字が出てくる。勺は、1合の1/10(約18㏄)。で、ちょっと尺貫法が気になったのでウィキペデイアを見たら、
・体積: 石 · 斗 · 升 · 合 · 勺 · 抄 · 撮 · 圭 · 粟 · 粒 · 黍 · 稷 · 糠 · 秕 · 禾 · · 束 · 把 · 才 · 斛
・質量:貫 · 斤 · 匁(銭) · 分 · 厘 · 毛 · 俵 · 担 · 鈞 · 両 · 銖 · · 黍
と、見慣れない漢字があった。
 *粞(セイ):尺貫法の非常に微小な体積の単位で、尺貫法の体積の最小単位。:小米、砕米。もみ米の外皮、もみぬか、もみ殻。
 *絫(ルイ):中国の古代の質量の単位で、銖の1/10にあたる。キビ10粒の質量がで、10絫が1銖にあたる。
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●蚣(コウ、ショウ):『「蜈蚣ゴコウ(むかで)」「蚣蝑ショウショ(きりぎりす)」に用いられる字』と掲載されていた。
 *「蝑」は対象外漢字。大漢和・大字源・漢字源ともに、「蚣」に関する熟語は、この2熟語しかないから仕方ないか・・・でも意味あるのか(ーー)

 <大字源・大漢和>
 ①コウ(漢音):「蜈蚣(ゴコウ・むかで)」
 ②シュウ・ショウ・ソウ(漢音):「蚣蝑(ショウショ・きりぎりす)」=螽斯  *漢字源はチト違う。下記参照。
 
 ・ついでに「蝑」も調べた。
 <大漢和>
  ①ショ:蚣蝑(ショウショ)=きりぎりす ②シャ:しおづけのかに。蟹醢。
 <漢字源>
  ①ショ(漢音)ソ(呉音):蚣蝑(ショウショ)=昆虫の名。バッタ目の総称。又はトノサマバッタ。←同・漢字源で「蚣」の項での「蚣蝑」は「バッタ科の昆虫の名。イナゴ、バッタ。「螽斯」とも。」とあった。
  ②シャ(漢・呉音):カニのしおから。蟹蝑(カイシャ)。

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漢検漢字辞典第2版から⑦  “蛾“(ガ、ギ、まゆげ、あり)

2016年02月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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●今度の日曜から待ちに待ったプロ野球オープン戦~(^^♪ 今年は、新生・“鉢”タイガース・・・みんな、だいじょぶか(^^;)鉄人・カネについていけてんだろうか(^^)・・・カネが漢検1級だとしたら球児以外はみんな2級以下だかんな~(^^)
●今週月曜朝のカラオケ、できず。ちょっと遅れて行ったら、もう、ライブダム<激辛>の使える部屋は埋まっていた・・・月曜の朝だよお(ーー)おいおい。・・・って、他人のことは言えないが(^^;)それにしてもスゴイな・・・家から2、3分の所にあるからまだ許せる。今度の月曜、開店と同時に行かなくチャ👍
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●蛾(ガ、ギ、まゆげ、あり)・・・「ガ」って、訓で「が」じゃないんだ(^^)
・「ギ」音は「あり」の意味・・・以前、「蛾子(ギシ)」を紹介済み。
・漢検2にも、「蛾賊(ギゾク)」という熟語掲載あり・・・フリは無かったけど、音分けの「ギ」のところにあったのでたぶん「ギゾク」。他の漢和辞典でも確認済み・・・これはさすがに「ガゾク」では×にするだろな・・・意味:アリのようにむらがる賊・賊の人数の多いこと(大字源)
・「蛾賊(ギゾク)」「蛾子(ギシ)」以外の「ギ、あり」の熟語
 「蛾術(ギジュツ)」:アリの子が親アリのすることを見習って土を運んで大きなアリ塚を作りあげるように、人もまた、つねに聖賢の教えを学び大成すべきというたとえ「礼・学記」。「蛾子(ギシ)、時に、之を術(まな)ぶ」
 「蛾傅(ギフ)」:アリのように城壁にくっついてよじのぼる
 「蛾伏(ギフク)」:アリのように伏せる

  <参考>蛾(ガ)の熟語 (漢検2掲載)  蛾翠、蛾眉、翠蛾、青蛾、双蛾、飛蛾


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漢検漢字辞典第2版から⑥  公人朝夕人

2016年02月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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●古代史関連の書籍や文献には、1級以上の漢字も多い。今年に入ってから、古代史関連の研究にも力を入れ始めているので、そういう漢字もいろいろ調べては学習している・・・だから、漢検1級27-③でも、「躊躇」の「躇」とか「かたじけな(い)」の「忝・辱」とかの簡単な字がすぐ書けず、ちょっと慌てたりした、反省、反省。でも、大漢和辞典なんかで色々と調べたり見たりしていると漢検1級以下の漢字の範囲なんて全然大したことないことがよくわかる・・・ホントに、漢字って膨大な数、あるんですね・・・ホント、まったく飽きないワ。
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●公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)=室町時代の下級役人 (漢検2) *漢検1にも掲載あり*
・しっかし、なんで、こんなもの掲載しているのか・・・理解に苦しむ。「公人・・・」の「公(ク)」音の例として載せてんだろうけど(ーー)
・折角だから、ちょっと調べた。
・広辞苑によれば、
 「公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)」:江戸時代、目付の支配に属し、将軍束帯して出行の時、尿筒(しとづつ)を持って従った者。朝夕人。
 とあった。
・さらに、「朝夕人(ちょうじゃくにん)」で調べたら、
 ①朝夕雑色に同じ。
 ②公人朝夕人に同じ。
 とあった。
・で、「朝夕雑色」も調べた。
 「朝夕雑色(ちょうじゃくぞうしき)」:鎌倉時代、幕府で雑役を務めた小役人
・ついでに、確認の意味で、漢検2で「朝夕」をみたら、
 「朝夕(ちょうせき)」:①朝と夕方、朝と晩 ②ふだん、いつも、明け暮れ
 しか載っていなかった(ーー)
・念の為、広辞苑で「朝夕(ちょうせき)」をみたら、
 「朝夕(ちょうせき)」:①あさとゆうべ。あさばん。②明けても暮れても。いつも。毎日。③朝晩の食事。 ④→ちょうじゃく
 となっていたので、④の「ちょうじゃく」をみたら、
 「朝夕(ちょうじゃく)」:(「じゃく」は「夕」の呉音。)①朝と夕。ちょうせき。②朝夕雑色の略 ③朝夕人の略
 と出ていた。

 *ここまで調べてやっと全体が理解できたけど、なんか、この熟語、掲載しておく意味あるのでしょうか(ーー)
 *1級で「朝夕」なんて漢字の読みは出ないだろうけど、「ちょうじゃく」と読んでも〇にしてくれるんだろうな(ーー)・・・。

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漢検漢字辞典第2版から③ 肄:イ、なら(う)  肄:ひこばえ

2016年02月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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・・・今日は未明から暴風雨・・・一歩も外に出られないワ・・・
●そういえば、漢字ペデイアも「麕至(クンシ)」読みだけだった・・・第2版の内容を載せてるんだろうから当然かもしれないが・・・「漢字ペデイアは直すんですか」と直截的・具体的にも照会すればよかったな・・・。
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●「肄」を見てたら「肄(ひこばえ)」という訓あり・・・
・漢字ペデイア
 音:イ 訓:ならう・ひこばえ 意味:①ならう。練習する。「肄業」②ひこばえ。切り株から出た芽。下つき:教肄(キョウイ)・習肄(シュウイ)
掲載熟語はみんな「なら(う)」意味の熟語
●肄(ひこばえ)に対応する熟語を調べたら、「詩経・周南・汝墳」の詩の中にあった。
 「彼の汝墳に遵いて、その條枚を伐る。未だ君子を見ず、惄(でき)として調飢の如し。
  彼の汝墳に遵いて、その條肄を伐る。既に君子を見る、我を遐棄せず。
  魴魚赬尾、王室燬くが如し
  則ち燬くが如しと雖も、父母孔だ邇し。」 ・・・過去問などで有名?な「魴魚赬尾、王室燬くが如し」などもこの詩句からですね。
 ちなみに、
 ・汝墳:汝水(河南を東南に流れて淮水に入る河)の堤岸、あるいは国名・地名とも。
 ・條枚:枝・幹  ・惄:ひもじい意 ・調飢:困窮のたとえ ・條肄:枝・再生してくる枝 ・遐棄:遠くに放棄
 *惄(デキ)・・・1級対象外 *條・・・旧字。「条」と同じ。
●だから、
 「条枚(ジョウバイ)」=枝や幹  *現行の「枚」の読みには「枝や幹」の意味はありませんが・・・。
 「条肄(ジョウイ)」=「条」(えだ、すじ)にも“枝”の意味あり。枝や再生してくる肄(ひこばえ)という意味か・・・。
 ということで、「条肄」で「ひこばえ」に相当する「肄」を含む熟語を見つけました。

🚬🚬🚬 余談 🚬🚬🚬
●「条達」(vs「上達」)・・・「樹木の生長が盛んで根や枝がジョウタツする」なんて書き問題が出たら書けるかなあ・・・1級の本番で(^^)ま、書けそうな気もするが・・・。
・「条達」=①枝が伸びるように、四方に伸び通じること。 ②すじみちがはっきりしていること。(第2版)
・ネットで調べると適切な文例は上記以外はあまりなさそう・・・
 「培養に資せざれば遂に-する能はず/明六雑誌 14」
 「木:曲直(きょくちょく)≒条達(じょうたつ」(五行論ー東洋医学ー)
 「条達を好み、抑鬱を嫌う(生理機能)」「樹木が枝葉を伸ばして、柔軟に拡がっていく性質で、伸展や上昇などの意味を表している)
 「肝は血を蔵すると言われ、体内の血液を貯える臓器です。・・・また疏泄条達(そせつじょうたつ)を主るとも言われます。疏泄条達 とは簡単に言うと、物事を伸びやかにする事とでもいうのか、要するに隅々まで・・・」
・医科系の用語でよく使われている模様・・・
●「基“肄”城」(きいじょう、きいのき)
・有名な朝鮮式山城(佐賀・福岡)・・・国の特別史跡
・“肄”が使われている。が、もともと(語源)は、椽(テン、たるき)の「椽(き)」で「椽城(きいじょう、きいのき)」だったとか・・・。
・これは“古代史カテゴリー”の方での研究課題・・・研究中・・・ウイキペデイアなども『「白村江の戦い」で倭国(日本)が敗れた後、唐の侵攻を防ぐために天智天皇によって造られた・・・』みたいな通説的説明がなされているが、まったく歴史上の真実とは異なると思う(私見)
・ま、これは余談も余談・・・詳しくは古代史のほうで考えよう。

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