漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検漢字辞典第2版から②  和気“藹藹” と 和気“靄靄”

2016年02月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●問題です・・・熟語・一字訓読・・・
 ①藹藹ー藹(  )やか
 ②靄靄ー靄(  )やか

●現行の訓読みでは、①と②の訓読みは異なります。
 ・藹:アイ、さか(ん)、おお(い)、おだ(やか)
 ・靄:アイ、もや、なご(やか
●第2版では、どう書いてあるかと云うと、
 ・藹藹=①なごやかなさま(和気藹藹) ②草木がさかんに茂るさま 「靄靄」とも書く
 ・靄靄=うちとけてなごやかな気分が満ちているさま(和気靄靄) 「藹藹」とも書く
 *この説明だと「藹藹ー藹(おだ)やか」という訓読みを理解するのは困難ではないかな。
●ちなみに、大字源では、「藹藹」と「靄靄」・・・以下のようになってます。
 ・藹藹=気持ちがやわらぎおだやかなさま (*ほかの意味もありますが省略)
 ・靄靄=なごやかな気の満ち満ちたさま  (*ほかの意味もありますが省略)

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漢検漢字辞典第2版から①   萵 苣

2016年02月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●漢検漢字辞典第2版の読み直しを開始しています・・・手元にないので、図書館で。
●27-③の反省を踏まえて、1級配当漢字以外の漢字や熟語についても目を凝らして読んでみることにしました。
●現在、400頁まで読みましたが、試験官というか出題者側の視点・立場になってみていると、いろいろありますねえ・・・引っかかりそうなのが(^^)・・・機会があったら、追々、ご案内したいと思っています👍
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●補筆訂正の連絡です。
・「漢検1級 27-③に向けて その2 萵 苙」の記事を以下のように補筆訂正しております。

「●漢検漢字辞典第2版から・・・
 ・・・
①「萵苣(ちしゃ・ちさ)」の「萵(ワ、カ)」・・・
・音読みでは、漢検2では「ワキョ」。漢音・呉音ともに「ワ」音らしい・・・でも、「カ」音もあり。ただ、「カ」音ありとしているのは、漢検2と大漢和・大字源のみ。漢字源は「ワ」音のみ。 *字通には「萵」の字、見つからず。
・で、「萵苣」の音読みは、
 「ワキョ」・・・漢検2、漢字源
 「カキョ」・・・大漢和、大字源
・漢検2では「ワキョ・カキョ」となっていないので、「ワキョ」と覚えておかないといけないんでしょうね(ーー)
2016.2.14訂正補筆:漢検2で「苣」の項(316頁)では『「萵苣(カキョ、ちさ、ちしゃ)」に用いられる字』となっている!!
・・・                     」

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咥(キ、“テツ”)

2016年02月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
コゲラ(小啄木鳥)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「漢検1級 27-③に向けて (番外) 0206  これが最後!! 苦参、鰙(はや・はえ)、咥える」で、
「<咥:キ、テツ、わら(う)、か(む)、くわ(える)>
・漢検2で音による意味分けはないから音熟語が万一出たらで「キ・・・」でも「テツ・・・」でもたぶん大丈夫とは思うが・・・詳細は後日案内しますが・・・
  ①“わらう”意味のときは、「キ」と「テツ」両方の読みあり・・・咥咥然(キキゼン)(大字源)=笑うさま、大笑いするさま 咥然(テツゼン)=笑うさま(字通) など
  ②“かむ”“くわえる”意味のときは、どうも「テツ」の模様・・・咥噬(テツゼイ)=かむ(字通)、「人を咥まず、亨」(易経)→「不咥(フテツ?)」とか「咥人(テツジン)」とかの音読みになるのかもしれない・・・  
・なお、漢検2では「咥(くわ)える」だけが大見出し。音熟語は一切ナシ。」
と紹介しておきましたが、「詳細は後日案内しますが・・・」の部分を以下、記載しておきます。
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●<咥:キ、テツ、わら(う)、か(む)、くわ(える)>
・漢検2:音訓すべてあり。音による意味分けなし。掲載熟語なし。「咥(くわ)える」のみ。
・大字源
 「キ」(漢音):わらう、・・・。「咥咥然(キキゼン)」=笑うさま、大笑いするさま
 「テツ」(漢音):①かむ、くわえる *掲載熟語なし。  ②姓(「蛇咥(タテツ)」=未開族の姓)
・大漢和
 (音読み多数あり・・・そのうち、)
 「キ」:大いに笑う・・・
 「テツ」:(かむ、くわえる の読み以外に)笑う・・・  とあり。「虎の尾を履む、人を咥まず、亨る」(易経)→熟語にしたら、「不咥(フテツ?)」とか「咥人(テツジン?)」とか・・・?  *大漢和では「テツ」音にも「笑う」意あるも、該当熟語見当たらず。
・漢字源 *掲載熟語なし*
 「キ」(漢・呉音):笑う
 「テツ」(漢音)「デチ」(呉音):かむ、くわえる・・・ 
・字通
 「テツ、わらう、かむ」・・・ただし、「形声」の説明のところに、「他に、キ、キツ、チツ、シ、チのような音があり、みな嘲笑的に笑う時の声である」との説明あり。
 掲載熟語」:「咥噬(テツゼイ)」=かむ、「咥然(テツゼン)」=笑うさま、「咥咥(テツテツ)」=笑うさま、「訶咥」←読みなし、意味記載なし。
 (注)「訶咥」・・・他の辞典ではこの熟語の掲載なく読み意味とも不明だが、
  ・「訶咥(カキ)」なら、「しかりわらう」とでもいう意味か・・・「訶謔(カギャク)」で「しかりたわむれる」(大漢和)という意味もあるから、「しかりわらう」という意味でもおかしくはない気もする。
  ・「訶咥(カテツ)」なら、「しかりとがめ、かむ」とでもいう意味になるのかも・・・。

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噦(エツ、“カイ”) 

2016年02月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「胴欲」・・・今回は“してやったり”と、出題者をとても喜ばせてしまったことだろう(^^)まんまと罠に嵌った人たちの何と多いことか・・・私も含めて、コメントを寄せてくれた方々、み~んな、引っかかってる(^^)・・・それも高得点リピーターの方が多い・・・これも前回の「斬奸状」と同じく、制限時間内に(1級レベルの)頭の修正ができるかどうかなんだよな、最後まであきらめない粘りと短い時間内での頭のリフレッシュで「胴欲」に戻れるか、閃くことができるかどうか・・・。良問と云えるのかな(^^;)決して難問ではないんだが、一種“高度な”ヒッカケ問題とも云える。
・・・もう1回、こういう視点から、「広辞苑」も見直さないとイケナイかなあ(^^;)う~ん、ちょっと骨の折れる作業だなあ(^^;)
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●噦:エツ、しゃっく(り)、しゃく(り)、しゃく(る)、むか(つく)
 *噦噫(エツアイ)=しゃっくりとおくび、噦噎(エツエツ)=しゃっくり ・・・など。
 *以下の記事は漢検1級受検にはあまり役立ちません*
・漢検2も音訓同じ、「漢字必携」も同じ。
・でも「噦」に「カイ」音があるのが前から気になっていた・・・
 <漢字の正しい書き順>
 ・音訓:エツ、オチ、カイ、ケ、えず(く)、しゃく(り)、しゃっくり (*)エツ(漢音)オチ(呉音)カイ(漢音)ケ(呉音)← 漢字源による
 ・「噦噦(カイカイ)
 <広辞苑>
 ・「吼噦(コンカイ)」 *「吼」も現行音には「コン」音なし。*意味は、①狐の鳴き声 ②狂言の外題・・・
・音による意味分けあり
 <大字源>
 「エツ」・・・上記訓よみとほぼ同じ意味(略)
 「カイ」・・・①鳥が鳴く ②声が濁る
  「噦噦(カイカイ)」=①鳥の泣き声 ②馬につけた鈴の音の和らぎ鳴る音「鑾声、噦噦(カイカイ)たり」 ③深く暗いさま(一説に、ゆったりと明るいさま)
 <大漢和>大字源とほぼ同じ説明・・・ただし、「噦噦」は「カイカイ・ケイケイ」との読みが振ってあった。
 <漢字源>
 「エツ」(「オチ」)・・・上記訓読みとほぼ同じ意味(略)
 「カイ」(「ケ」)・・・馬の鈴の鳴る音の形容「噦噦(カイカイ)」。ほかに、①広くて明るいさま(詩経・小雅) ②車がゆるやかにすすんで馬の鈴がリズムをもって鳴る音の形容(詩経・魯頌)
 <字通>
 噦噦(カイカイ)=鈴の音。なお、「カイ」音に当たると思われる熟語に「雀噦(ジャクカイ?)」「鳴噦(メイカイ?)」があったが、読みは振ってなかった・・・。他の辞典には当該熟語なし。
・さて、「吼噦(コンカイ)」 *吼(現行読み:ク、コウ、ほ(える)・・・吼号(コウゴウ)、獅子吼(シシク)など・・・)
・4漢和辞典すべて、「吼」は「ク、コウ」音のみ。ク(呉音)、コウ(漢音)。ついでに・・・吼天氏(コウテンシ)=(天でほえるものの意から)風の別名、吼擲(コウテキ)=ほえつく、ほえてとびかかる・・・
なぜ、「吼(コン)噦(カイ)」と読むのか・・・漢和辞典には熟語も説明もナシ。広辞苑もあっさりと上記の説明のみ。
・・・困ったときの「大言海」・・・意外に「大言海」って、この種の語源的説明が知りたいときに役に立つことあり・・・
・大言海によれば、
 「吼噦(コンカイ)」:狐の声。古くは、“コウコウ”と云い、今は“コンコン”と云う。聞きようによって「コンクワイ」ともなるなり。「吼」は、ほゆ、「噦(クワイ)」は鳥鳴なり。・・・中略・・・鶏の鳴くにも云う。
 という前段での説明があった後、
 ①狐の鳴き声に云う語 ②狂言の外題なり
 との事。

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蛾子、転眄、火鍬

2016年02月06日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<2016年 🐁🐃🐯🐇🐉🐍🐎🐑🐒🐔🐕🐖  丙申(ひのえさる・ヘイシン)>宇
①10干=甲・乙・・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(コウイツ・ヘイテイ・ボキ・コウシンジンキ) 
②12支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・酉・戌・亥(シチュウインボウ・シンシゴビ・シンユウジュツガイ)
③木火土金水(モッカ ドキンスイ)+兄弟(エト)➪きのえ/きのと、ひのえ/ひのと、つちのえ/つちのと、かのえ/かのと、みずのえ/みずのと・・・「木+兄」=きのえ ~ 「水+弟」=みずのと・・・丙=火+兄=ひのえ 申=さる 丙申=ヘイシン・ひのえさる・・・
*来年の2017年は、丙→丁(テイ、火+弟=ひのと)、申→酉(ユウ、とり)・・・➪ 丁酉(テイユウ、ひのととり)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●昨日紹介した、ひと様のブログの模擬試験問題で気になった熟語を調べた結果・・・

○「蛾子」(ギシ)・・・「蛾(ガ)」ではなく、「蛾子」は“幼蟻”の意味・・・「蟻(あり)」のことなので、「蟻(あり)」を意味する「蛾」の場合は「ギ」と読む。
(参考) :ガ、、まゆげ、あり    蟻:ギ、あり、くろ、くろ(い)

転眄・・・「テンメン」との読みでしたが、「テンベン・テンメン」のどちらでも良さそう。
 (参考)「ベン」(漢音)「メン」(呉音)
  *漢検2「ベン」読みの熟語のみ。大字源・漢字源も「ベン」音の熟語のみ。ただし、
  大字源:「転眄」(テンベン・テンメン) ①振り返ってみる ②わずかな時間
  漢字源:「転眄」(テンベン) ①振り返ってみる ②昔のことを反省する ③ほんのわずかな時間

火鍬(カショウ)
 *「カショウ」と読む *「十能」の類義語での出題  ・・・とても出てこない難問だった(^^;)
 *この熟語は調べた範囲では漢字源の「鍬」のところにありました。
 *「鍬」・・・くわ、すき という読み・意味ですが、それ以外に「さじ形をした器具、火をすくうもの、米をすくうもの・・・」(漢字源)とか、「すき、くわなどの器具のほか、さじ・十能などをもいう」(字通)との意味もある模様・・・。(字通には「火鍬」そのものの熟語はナシ)
 *大漢和・大字源には、説明や熟語は見当たらなかった(ーー)

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漢検1級 27-③に向けて (番外) 0201  弐 弍

2016年02月01日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<2016年 🐁🐃🐯🐇🐉🐍🐎🐑🐒🐔🐕🐖  丙申(ひのえさる・ヘイシン)>
①10干=甲・乙・・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(コウイツ・ヘイテイ・ボキ・コウシンジンキ) 
②12支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・酉・戌・亥(シチュウインボウ・シンシゴビ・シンユウジュツガイ)
③木火土金水(モッカ ドキンスイ)+兄弟(エト)➪きのえ/きのと、ひのえ/ひのと、つちのえ/つちのと、かのえ/かのと、みずのえ/みずのと・・・「木+兄」=きのえ ~ 「水+弟」=みずのと・・・丙=火+兄=ひのえ 申=さる 丙申=ヘイシン・ひのえさる・・・
*来年の2017年は、丙→丁(テイ、火+弟=ひのと)、申→酉(ユウ、とり)・・・➪ 丁酉(テイユウ、ひのととり)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●ここ1、2週間の1日当たりの閲覧者数がすごく伸びている・・・昨年辺りから200~250PV/日に伸びたと思ったら、最近は週の半分は300PVを超えることもある。この1、2日は350以上で今までの最高380PVを記録・・・((・。・))
●もちッと前から閲覧してくれていれば良いのにナ・・・と、思わないでもないが(^^)、頑張って合格あるいは高得点をめざしてほしい。
●一義的にはボランテイア精神で合格者の底辺を広げることがこのブログの目的だけど、合格者増大と高得点者続出によって1級の難易度をさらにアップさせて(リピーターにとっても)刺激的で学習意欲が益々湧いてくるような出題を出題者側に促したいという“深謀遠慮”もあるんで・・・(^^)
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●漢検漢字辞典・・・それにしても、この辞典、読めば読むほど不満が高まる・・・どなたかが言っていたように「辞典」というよりは「参考書」だな、これは。それも出来の悪い・・・。意図的かどうかはともかく、あまりにも不体裁ではないだろうか。“辞典”というには、あまりにも烏滸、痴、尾籠がましい内容ですねん・・・。
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●また、成美堂の問題集から・・・「疑念」の同義語・・サイジ(猜 弍・・・この字でいいのか?
・「弐」も「弍」も似たようなもんだから、どっちでも良さそうだけど・・・厳密にはチトちがうような・・・
・漢和辞典によれば、
 「弍」・・・「二」の古字(大漢和)、「二」の異体字(漢字源)・・・掲載熟語も、ほとんど「ニ」の字で掲載されている。
 「弐」・・・「貳」が旧字体(大字源)、異体字(漢字源)
 *「弐」は「弍」の誤字だという説明もネット上にはありましたが・・・よくわかりません。
・漢検漢字辞典第2版では、(熟語の意味は漢検からではなく、各漢和辞典から抜萃)
 「弍」(1級レベル):ニ、ジ、なら(ぶ)、つ(ぐ)、うたが(う) *掲載熟語ナシ。ジ(漢音)、ニ(呉音)
 「弐」(4級レベル):中学… ニ 準1… ジ、ふた、ふた(つ) 
 「弐」の掲載熟語・・・
 「弐心(ジシン・ニシン)」「弐臣(ジシン)」=二心ある家臣。二君に仕えた臣。「疑弐(ギジ)」=うたがう、うたがって背き離れる、
 「副弐(フクジ)」=①輔佐する、つきそう ②補佐官 ③副本 ④めかけ ⑤王后の髪飾り 
 「離弐(リジ)」=ふた心をいだいて離れ背く、異心をもつ
 *その他の熟語(各漢和辞典から)
 「弐言(ジゲン)」=①疑わしい言葉 ②異議 「弐辞(ジジ)」=前と違う発言、前言を翻す 「弐車」「弐室」「弐慮(ジリョ)」=弐心・・・
・「猜弐」・・・大字源に、この字での熟語で記載あり・・・「うたがう、“弐”もうたがう意味」とあり。
・なお、付言すると、「弐」の字に現行訓読み以外に「弍」と同様な意味「ならぶ、うたがう、そう、、そえる、そむく、はなれる、わかれる」等々の意味がある。

・成美堂も1級用の問題集だから、同義語で「猜弍」としたのだろうか・・・辞典では「猜“弐”」のほうが通用しているようではある・・・。だから、結論としては「猜弍」でも「猜弐」でもOKでしょう・・・尤も、広辞苑には載っていないから出ないと思うけど。

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漢検1級 27-③に向けて (番外)0131  詼

2016年01月31日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
えなが
<2016年 🐁🐃🐯🐇🐉🐍🐎🐑🐒🐔🐕🐖  丙申(ひのえさる・ヘイシン)>
①10干=甲・乙・・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(コウイツ・ヘイテイ・ボキ・コウシンジンキ) 
②12支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・酉・戌・亥(シチュウインボウ・シンシゴビ・シンユウジュツガイ)
③木火土金水(モッカ ドキンスイ)+兄弟(エト)➪きのえ/きのと、ひのえ/ひのと、つちのえ/つちのと、かのえ/かのと、みずのえ/みずのと・・・「木+兄」=きのえ ~ 「水+弟」=みずのと・・・丙=火+兄=ひのえ 申=さる 丙申=ヘイシン・ひのえさる・・・
*来年の2017年は、丙→丁(テイ、火+弟=ひのと)、申→酉(ユウ、とり)・・・➪ 丁酉(テイユウ、ひのととり)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●先日のグッドモーニング(テレ朝)を見ていたら「聖徳太子が実在していたかどうかに疑問符」とかなんとかの特集があった・・・今更ながら驚いた・・・まだ、こんなのが特集になるんだ・・・推古天皇の甥に「厩戸皇子(うまやとのみこ)」が居たのは、ほぼ歴史上の事実だけど、日本書記によって創られた聖徳太子の実在を疑わない人たちがまだいるんだ・・・実は家のやつも、そばで「えっ、聖徳太子って実在していなかったの?」なんて言うから、余計、驚いた・・・(^^;)
●27-③受験票到着・・・アッという間に年度第3回目の受検か・・・今度は歯ごたえと云うか、骨のある問題を出してよ、漢検さん👍
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●成美堂の問題集から・・・熟語・一字訓読問題で、「詼笑 ー 詼る」なんてのがあった。この「詼る」は現行訓読みの「たわむれる」「おどける」「あざける」のどれに該当するでしょうか・・・。これはレベルの高い人ほどひっかかりやすい問題かもしれない・・・。

●<詼:カイ、たわむ(れる)、おど(ける)、あざけ(る)>
・漢検漢字辞典第2版:音訓は<カイ、たわむ(れる)、おど(ける)>*「あざけ(る)」は意味欄に記載あるのみ。(ちなみに、第1版では、音訓「カイ、たわむ(れる)」のみ・・・。) 掲載熟語:「詼諧(カイカイ)」「詼謔(カイギャク)」「詼笑」(音読みナシ、意味説明ナシ)
・第1版だけで学習している人は「詼笑ー詼(たわむ)れる」レベルで、「詼(たわむれ)る」と誤答してしまうかも・・・(注)「たわむれる」の場合は送り仮名は「・・・れる」だから注意。
・第2版で、ようやく、「詼笑ー詼(お ど)ける」までたどり着けるかも・・・でも、問題の送り仮名が「・・・る」だから「おどけ(る)」は×。
・だから、「詼笑ー詼る」は・・・送り仮名「・・・る」だけなので・・・「あざけ(る)」と正答しないとイケナイ・・・。
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●「詼」・・・まだ、音訓整理で公開していませんでしたが、ついでにここに書いておく・・・
<詼:カイ、たわむ(れる)、おど(ける)、あざけ(る)>
・たわむ(れる):詼謔 ざれごと、詼俳=滑稽、詼譎:ふざけ、でたらめ、詼笑=たわむれ笑う
・おど(ける):詼謔、詼諧=おどけ=諧謔、詼笑:おどけ笑う
・あざけ(る):詼嘲 ふざけからかう(あざける)=詼調、詼笑=あざけ笑う

<詼笑>・・・「詼笑」には複数の意味が(上記のように)あるので、以下のような訓読み分けが必要・・・ちょっと厄介なケース・熟語です。
「詼笑(カイショウ)」―詼(おど)ける、詼(たわむ)れる、詼(あざけ)る
*「おど(ける)」と「あざけ(る)」は送り仮名に注意して訓読みする要あり。「たわむ(れる)」しか知らない人は特に注意・・・「・・・る」では「たわむ・れる」とは読まない・・・。ま、この「詼笑」は難しすぎるから出ないだろう(^^)

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漢検1級 27-③に向けて (番外) 0130  枳 

2016年01月30日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
蛍袋ほたるぶくろ山小菜 
<2016年 🐁🐃🐯🐇🐉🐍🐎🐑🐒🐔🐕🐖  丙申(ひのえさる・ヘイシン)>
①10干=甲・乙・・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(コウイツ・ヘイテイ・ボキ・コウシンジンキ) 
②12支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・・酉・戌・亥(シチュウインボウ・シンシゴビ・シンユウジュツガイ)
③木火土金水(モッカ ドキンスイ)+兄弟(エト)➪きのえ/きのと、ひのえ/ひのと、つちのえ/つちのと、かのえ/かのと、みずのえ/みずのと・・・「木+兄」=きのえ ~ 「水+弟」=みずのと・・・丙=火+兄=ひのえ 申=さる 丙申=ヘイシン・ひのえさる・・・
*来年の2017年は、丙→丁(テイ、火+弟=ひのと)、申→酉(ユウ、とり)・・・➪ 丁酉(テイユウ、ひのととり)
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●成美堂出版の「本試験型 漢字検定1級試験問題集」を復習した。いくつか、ミスしたり忘れていたりした問題があった・・・やはり、どんな時でも復習は大事です。その中で音読み問題で「枳殻」があった・・・以前から「キコク」で読んでいたから、間違っていないんだけど、よく考えると、「殻」には「カク、から」の読みしかない・・果たして「キコク」で正しいのか、「キカク」と読んでもいいのか・・・
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●ということで、「枳」「殻」について、調べていたら、「枳」の字について、音訓整理し直したものをご案内していなかったことに気が付いた・・・。
・以下、「熟語の読み・一字訓読(その125)」の中で掲載していた「枳」の部分について追加補筆しております。冒頭の「枳殻」についても触れていますのでご覧ください。

「・・・・・・
<枳:キ、シ、からたち>
・からたち:枳枸(キコウ)=からたちの曲がった枝。きこく。枳実=からたちの実。枳茹=からたちの樹皮。枳落=からたちの生け垣。枳籬(キリ)。枳棘(キキョク)=からたちといばら。枳華=からたちの花。・・・
*枳維(キイ)=上下がつながって蔽いたすけること。「ふせぐ、まもる」意あり。「徳は大人を枳維し、大人は卿を枳維し、卿は大夫を枳維し・・・邑は家を枳維す」(逸周書・小開解) *その他さまざまな読み・意味あるも略。
<2016.1.30追加補筆>
・漢検漢字辞典第2版:音による意味分けあり。
 「キ」=からたち、「枳棘(キキョク)」「枳枸・枳句(キコウ)」「枳実(キジツ)」「<枳殻>・枳(からたち)」「枳殻」(音読みフリなし)
 「シ」=えだ、枝のようにわかれたもの。(熟語の掲載ナシ)
・他の漢和辞典(大漢和・字通・大字源・漢字源)では、漢検辞典ほど明確な音による意味分けはナシ・・・。
 「枳枸・枳句(キコウ)」:大字源は「シコウ」とも・・・。
 「枳殻(キコク)」:漢字源は「シコク」とも・・・。漢字源で「シコク」ともあるから、漢検は「枳殻」に読みを振っていないのかも・・・他の3辞典はすべて「キコク」、広辞苑を始めとする国語辞典も「キコク」・・・(注)「殻(から、カク)」には現行音では「コク」音なし(漢和辞典には「コク」音もあり)
 「枳棘(キキョク)」:漢字源は「シキョク」とも・・・。
・「シ」音の熟語
 「枳首蛇(シシュダ)」=両頭のへび。「枳(シ)」はふたまたの意味。その他、大漢和では、地名県名などで「枳(シ)・・・」が使われているものが散見される。
 
・・・・・・・・」

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漢検1級 27-③に向けて その107   勦、嘔、欹

2016年01月16日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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<漢検1級 27-③に向けて その107>
●文章題訓練は㊱まで公開。㊲と㊳も出来てる(予約投稿済み)。文章題を作り出したら、青空文庫をまた読み始めちゃって、更に多くの文章題ができそう・・・㊴~㊸の原案も完成済み(公開用にゴチックにしたり、傍線ひいたり・・・といった作業待ち。これが結構面倒。)。自分の学習には大いに役立っているけど、皆さんのためにもなっているでしょうか・・・。もう、あと3週間か・・・。
●最近は古代史の方に時間の比重を移しつつある。古い文献からの引用や古の漢字が多く、1級配当外の漢字が一杯あるので、その学習もせざるを得ない・・・ははは、1級受検には何の役にも立たないが、こんなの、やってる場合か(^^;)でも、面白いんだよな(^^)
●過去問の復習・・・H4年度版から全部入手したと思ったら、H24年度版がヌケていたことが判明。図書館経由で国会図書館のコピーサービスを利用して、この間、手に入れた。勿体ないので、本番直前まで我慢していようと思ってたけど、我慢できずに24-①をやっちゃった・・・200点だった👍
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<勦:ソウ、ショウ、た(つ)、ほろ(ぼす)、かすめと(る)、すばや(い)>
・第2版は音による意味分けなし。音訓はすべてあり。掲載熟語は「勦滅(ソウメツ)」「勦絶(ソウゼツ)」
・大字源・漢字源では音分けあり・・・
 「ソウ」・・・①かすめる ②すばやい
 「ショウ」・・・①つかれる ②つかれさせる ③つくす ④たつ、たちきる ⑤ころす、ほろぼす ⑥おやゆび
 *大字源は「ショウ」にあたる熟語はすべて「ショウ」読み・・例:「勦滅(ショウメツ)」「勦絶(ショウゼツ)」など・・・
 *漢字源は、「正しくは“ショウ”と読むべきであるが、普通、“ソウ”と読む」だって…勦滅(ソウメツ)・勦掃(ソウトウ)・勦除(ソウジョ)など・・・。
・以前の音訓読み整理では、すべて「ソウ・・・」読みで熟語を紹介ずみ。大字源を考慮すると、「ショウ」音での熟語ものせるべきであるが、この時期、混乱するし、漢検辞典が読み分けしていないこと・すべて「ソウ」音熟語であることから、そのまま、「ソウ・・・」にしておく
<嘔:オウ、ク、は(く)、うた(う)>
・第2版は音による意味分けがあった!!
 「オウ」・・・①はく 「嘔吐(オウト)」「嘔血」「嘔心」 *後者2熟語はフリなし ②うたう 「嘔啞(オウア)」「嘔歌(=謳歌)」「嘔吟」 ③むかつく 「嘔気(オウキ)」
 「ク」 ・・・やしなう、いつくしみ育てる *掲載熟語ナシ。
・大字源・漢字源でも音による意味分けがあった。両辞典とも似たような内容・・・第2版とちょっと違うのは、「ク」音で「あたためる」意もある。
 「ク」音の熟語・・・「嘔煖(クダン)」=あたためる、「上下、相嘔(ソウク)」=いつくしむ、「嘔嘔(クク)」=ことばが穏やかで暖かそうなさま(大字源:「項王、言語、嘔嘔(クク)」)、くっくっと喜びしゃべるさま(漢字源:「項王、人を見るに、恭敬慈愛、言語嘔嘔(クク)たり」)
 (要注意)「嘔嘔」には「オウオウ」の読みもあり、「オウオウ」の場合は「車輪の軋る音」の意味。「嘔嘔(オウオウ)啞啞、車、転急」(大字源)「嘔嘔(オウオウ)啞啞、車の転ずること、急なり」(漢字源)
・しかし、漢検も「ク」音で意味分けしているなら、も少し親切に何か載せておいたらどうなんだ(ーー)
<欹:イ、キ、ああ、そばだ(てる)、かたむ(ける)>
・第2版でも音による意味分けナシ・・・①ああ(感嘆の声)「欹歟(イヨ)」 ②そばだてる、かたむける 「欹危」*フリなし。(*ふつう「キキ」と読んでる)
・意味②の場合、「キ」音で良いと思うが、第2版では分けていないので「イ」でも「キ」でも良いのかも知れない。4辞典調べても、今一つ、明確ではない・・・
 「欹案(イアン)」=読書机(字通)*「依に通じる」由。この熟語、他の3辞典にないため、検証できず。
 「欹眠すれば嘔軋(オウアツ)として鳴櫓あるがごとし」(漢字源)・・・「欹眠」:「キミン」だと思うがフリなし、検証できず。

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漢検1級 27-③に向けて その102  儳、瀲

2016年01月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その102 >
●とりあえず、この記事で「漢検漢字辞典第2版」と4辞典との比較での、音訓整理は一応終了かな・・・。
●ちょっとバタバタでしたが、28-①に向けては、もっと整理して分かりやすくしていきたいと思っています。
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<儳:サン、ザン、ふぞろ(い)、さしで(る)>
・第2版:音のみ。訓読みナシ。意味①ふぞろいなさま 「儳巌」 意味②わりこむ、さしでる、さしで口をする 「儳越」「儳言」
・訓読みは載せていないのに、訓に対応する熟語は載せているよ(ーー) ホントにもうっ(ーー)
・こんなの、出るのかなあ・・・「熟語の読み・一字訓読」で・・・
  儳巌(ざんがん)ー儳(ふぞろ)い  ・・・これ、模試で出題したような(^^;)
  儳越(ざんえつ)ー儳(さしで)る
  儳言(ざんげん)ー儳(さしで)る
・ほかに、辞典では、
  儳互(ざんご) ー儳(ふぞろ)い ・・・ *儳互=整わないさま=不斉
  儳和(ざんわ) -儳(さしで)る ・・・ *儳和=さしで口をする
 という熟語もあります。
2016.1.15補筆:「儳互」は漢字源は「さんご」と読んでいる。他の3辞典は「ざんご」。詳細は本記事の末尾参照。
<瀲:レン、みぎわ、う(かぶ)>
・第1版では音のみだったが、第2版では音訓すべてあり。熟語:「瀲瀲(レンレン)」=水のあふれるさま、さざなみのおこるさま 「泛瀲(ハンレン)」
・これは訓読みに昇格しているから、
  泛瀲(はんれん)ー瀲( う )かぶ
 で出そう・・・。
・ほかに、辞典では、
 “みぎわ”に対応すると思われるもの・・・翠瀲、碧瀲など(字通)・・・

<参考>「儳」について
・音読み
 大漢和「サン、ゼン、ザン(慣用音)」 大字源「①サン(漢音)、ザン(呉音) ②サン(漢)、ザン(呉)」 字通「ザン」音のみ。 漢字源「①:ザン(慣)、サン(漢)、ゼン(呉) ②サン(漢)、ゼン(呉)」(①=むりに割り込む、他人の隙をみてつけ込む・・・②=ぎざぎざに入り込んで醜いさま)
 *大字源も音による意味分け①・②とあるも、読みは「サン、ザン」で同じ。意味①=さしでる、わりこむ、さしでぐち、つけこむ かりそめ、いいかげんなさま そろわない、みだれている、ふぞろい 意味②=みにくいさま、悪いさま はやい
・上記掲載以外の熟語
 儳焉(ざんえん)=①いやしいさま、軽蔑しているさま ②整っていないさま、ふぞろいなようす 
 儳路(ざんろ)・儳道(ざんどう)=ちかみち、捷径
 儳頭(ざんとう)=粗悪
 儖儳(らんさん)=醜いさま、悪いさま *「儖」は対象外漢字。

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漢検1級 27-③に向けて その101 俑、倚、倩

2016年01月12日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その101 >
●H4~H17までの過去問のおさらい、終了。「文章題」は昔のほうが格段に難しい印象ですねえ。
●次は、H18~の過去問のおさらい。その次は「漢検・四字熟語辞典」を2回ほど、おさらい予定。
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<俑:ヨウ、トウ、ひとがた、いた(む)>
・第1版では「ヨウ」しか無かったのが、だいぶ音訓増えている。
・「俑(ヨウ)を作る」(=作俑。悪い前例を作るたとえ。)、「兵馬俑」「ひとがた」の説明は第1版にもあり。
・第2版では、音による意味分けがなされている!!
 「ヨウ」=ひとがた
 「トウ」=いたむ、いたみ *熟語はナシ。
・しかし、「トウ」音での熟語を探したけど、いつもの4辞典にはナシ(「“痛”に通ず」との説明はあったが)・・・。
・こんな所もアンバランスですねえ(ーー) 他にもっと丁寧に音分けの説明や熟語を載せるべきところがたくさんあるんじゃないの???
<倚:イ、キ、よ(る)、たの(む)>
・第2版、音訓すべてあり。音による意味分けはナシ。
・掲載熟語
 「倚依(イイ)」・「依倚(イイ)」=たよりにする、「倚信(イシン)」「倚藉(イシャ)」=信頼する、頼りにする
 「倚子(イシ)」(=椅子(イス)のこと。「倚子(イシ)」がその後、唐音の「子(ス)」になって「椅子(いす)」になった由。)
 「倚人(キジン)」(=意味④に「障害を持つ人」との説明。=畸人)
・「イ」音と「キ」音で意味分けができそうな気もするけど、もうひとつの掲載熟語「偏倚」に振りがなかったので調べたら、どうも、「イ」「キ」どちらにも「かたよる」という意味がある(大字源)ようで、この場合、「ヘンイ・ヘンキ」両読みで良さそう・・・だから、漢検も読みを振っていないのだろうと思った・・・。まあ、こういうところが音熟語の厄介なとこですねえ(ーー)
<倩:セン、セイ、うつく(しい)、むこ、やと(う)、つらつら>
・第2版、音訓すべてあり。音による意味分けなし。熟語「倩倩」(読みナシ)。「倩(つらつら)」。  *「つらつら」は邦語。
・大字源では
 「セン」(漢・呉音)=うつくしい
 「セイ」(漢音)=やとう、むこ、かりる・こ(乞)う、身代わり
 と、音による意味分けあり。
・「倩倩」は、4辞典ともに「センセン」。
・「うつくしい」に対応する熟語・・・倩影(センエイ)、倩粧(センショウ)=倩妝(センショウ)
・「やとう」に対応する熟語・・・倩人(セイジン)=人をやとう、倩雇(セイコ)=やとわれる、倩代(セイダイ)=雇いかえる、人に代理を頼む

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漢検1級 27-③に向けて その96 ・・・橦、橈、檐・・・

2016年01月08日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
筑波山遠景
<漢検1級 27-③に向けて その96 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」・・・現在、第11回までを公開中。27-③まで、あと1か月!! 模試もアト1回!!
●カテゴリー再編(予告)・・・27-③終了後、現在のカテゴリー別の記事を大再編する予定です。お含み置きください👋
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<橦:トウ、ショウ、つ(く)、う(つ)、はたざお>
・第2版:「う(つ)」以外は音訓あり。(「う(つ)」は意味①の中で「つく、うつ」となっている。) 音分けナシ。熟語ナシ。
・大字源では、
 「トウ」=①はしら、さお ②木の名(「橦(トウ)」という木)
 「ショウ」=①つく、つきやぶる ②きぎれ
・熟語
 「橦城(ショウジョウ)」=城をつきやぶる
 「橦末(トウマツ)」=はしら・さおの先。四字熟語「橦末之技」=竿頭で行う曲芸。かるわざ。
 「橦華(トウカ)」=橦(トウ)の花、「橦布(トウフ)」=橦を紡いだ布=「橦華布」
  *「橦橦(トウトウ)」=鼓の音。
<橈:ドウ、ジョウ、ニョウ、たわ(む)、まげ(る)、くじ(く)、かじ、かい>
・第2版:音訓すべてあり。音分けなし。熟語「逗橈(トウドウ)」=逗撓(トウドウ) *橈≒撓
ほとんどの熟語が「ドウ」音で、 「撓」に置きかえられるものがほとんど。(*「かじ、かい」の意味以外の熟語)
 「橈折(ドウセツ)」「橈曲(ドウキョク)」「橈橈(ドウドウ)」=曲りたわむさま、「橈木(ドウボク)」=木をためまげる、「橈枉(ドウオウ)」=枉曲をためなおす、「橈敗(ドウハイ)」=みだれ敗れる、「橈散(ドウサン)」=散らす・・・・・
 *ただし、「柔撓(ジュウジョウ)=たわみやすい、しなやか」と、「ジョウ」音での熟語もあり。
「かじ、かい」の意味の場合は「ジョウ」音の模様・・・
 「橈楫(ジョウシュウ)」「孅(繊)橈(センジョウ)」「廻橈(カイジョウ)」「蘭橈(ランジョウ)」・・・
・なお、「ニョウ(呉音)」音での熟語は見当たらず。
<檐:エン、タン、ひさし、のき>・第2版:音訓すべてあり。意味は「のき、ひさし」のみ。熟語:「檐宇(エンウ)」「屋檐(オクエン)」「笠檐(リュウエン)」「檐端(エンタン)」「檐滴(エンテキ)」「檐鈴(エンレイ)」=簷馬(エンバ)=風鈴
「タン」音の説明・意味なし・・・大字源では、「タン」(漢・呉音)で、
  ①になう、②輿の類の乗物、 ③「檐鼓(タンコ)」=牽牛星の別称  となっていて、熟語は、
  ①「檐竿(タンカン)」=竿をになう、②「檐子(タンシ)」=二本の竹で肩にかつぐ輿
 なんてのがあります。これは受検には役立たないかも・・・。なにしろ、意味の説明も無いから(ーー)

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漢検1級 27-③に向けて その95 椹 樔

2016年01月07日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
*カモメの乱舞*
<漢検1級 27-③に向けて その95 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」・・・現在、第11回までを公開中。27-③まで、あと1か月!! 模試もアト1回!!
●カテゴリー再編(予告)・・・27-③終了後、現在のカテゴリー別の記事を大再編する予定です。お含み置きください👋
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<椹:チン、ジン、あてぎ、くわのみ、さわら> ・・・以前、音訓整理で紹介したと思いますが、改めて第2版との比較で・・・
・第2版:音訓すべてあり。音による意味分けナシ。掲載熟語など:「椹(さわら)」「椹質」→フリなし。 *「椹(さわら)」は邦語。
・大字源で音分けあり
 「チン」(漢・呉音)=①あてぎ ②まと(弓のまと)
 「ジン」(呉音 *漢音では「シン」)=①桑の実 ②きのこ(=蕈)
・「椹質」・・・なぜ、読みを振ってないのか、わからん(ーー)わざとなのか、それとも読み方が色々あるからなのか・・・後者の場合もあるからややこしい・・・でも、この「椹質」は「チンシツ」しかなかったぞ(ーー)他の辞典では「ジンシツ」と読むのがあるのかなあ( 一一)
・「あてぎ」「まと」に当たる熟語 
 「椹質(チンシツ)」=①首切り台、罪人を乗せて斬る台 ②木を切る台 ③矢を射る的
 *ほかに、「射椹(シャチン)」=まと、「樹椹」「鉄椹」「木椹」「椹台」・・・あてぎ、台の意味。
・「くわのみ」に当る熟語
 「椹酒(ジンシュ)」=桑の実で醸した酒(同:甚酒)、桑椹(ソウジン)
<樔:ショウ、ソウ、すく(う)、すくいあみ、す、た(える)、とだ(える)> *以前、紹介したよりも詳しいかも*
・第2版:音すべてあり。訓には「た(える)、とだ(える)」はなし(ただし、意味②には説明あり、熟語も「樔絶」あり→フリはなし)。
・意味①は「すくう、すくいあみ」、意味③が「す」・・・重要度順としておきながら、①の熟語掲載なし、②の訓は載せないのに熟語あり・・・とってもアンバランス(ーー)・・・どうしようもないな、こりゃ(ーー)
・「樔絶」・・・音フリがないのはわかる・・・「ソウゼツ」「ショウゼツ」あり・・・「ソウゼツ」の方が“通って”いる気がするが・・・。
 大漢和・字通「ソウゼツ」
 大字源「ショウゼツ」 「ソウ」=①やぐら、見張り処 ②鳥の巣、樹上の住居 ③魚をすくい取るアミ 「ショウ」=たち切る、きる 「樔絶」
 (注)大漢和も大字源と同様の音分けになっているが、どういうわけか、「樔絶」は「ソウゼツ」と振っている・・・。
 *字通はそもそも「ソウ」音しかナシ。
 *漢字源は「ソウ(漢)、ジョウ(呉音)」で熟語掲載なし・・・意味も、①木の上の小屋 ②動物を根こそぎすくいとる・・・のみ。
・熟語
 ①やぐら、見張り処に当たる熟語・・・「高樔(コウソウ)」「登樔(トウソウ)」 *「巣」の意味ではない模様。
 ②鳥の巣、樹上の住居・・・「樔居(ソウキョ)」=巣居、「檜樔(カイソウ)」
 *漢検のいう「意味①すくう、すくいあみ」に当たる熟語は見当たらず。しかも、各辞典とも意味の①番目ではない~(ーー)どうもわからん。

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漢検1級 27-③に向けて その93 蝘 ・・・蝘蜓はトカゲかヤモリか・・・

2016年01月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その93 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」・・・現在、第11回までを公開中。27-③まで、あと1か月!! 模試もアト1回!!
カテゴリー再編(予告)・・・この<漢検1級 27-③に向けて>シリーズもそうだけど、色々な対策シリーズの記事がだいぶ増えて溜まってわかりづらくなってきている。27-③終了後、カテゴリーを大再編したいと思っている・・・現在、<熟語の音訓>シリーズも毎日のようにご覧いただき学習されている方もいるようなので、ちょっと待ちますが、27-③終了後から、再編していこうと思っていますので、お含み置きください👋
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<蝘:エン、なつぜみ> <蜓:テイ>
・第2版の<蝘(エン)>のところで、「意味①なつぜみ、意味②「蝘蜓エンテイ(やもり)」に用いられる字」と出ていた。
・一方、熟字・当て字の方では、巻末に<蝘蜓(とかげ)>・・・第1版でも同じ。
・これ、「蝘蜓」で出題されたら、「やもり」と書いたら×なのか(ーー)
・4辞典では、「蝘蜓」の読みと意味は、
 大漢和「エンテン」=やもり
 大字源「エンテン」=とかげの類
 漢字源「エンテイ・エンテン」=①ヤモリ科の爬虫類の名。やもり。②セミ科の昆虫。ニイニイぜみ。なつぜみ。
 字 通「エンテイ」=やもり
と、「やもり」の方が優勢・・・(^^)
 (注)「蜓」に「テイ」と(現行音にはないが)「テン」の読みあり・・・大字源・漢字源では「テン」=やもり、「テイ」=せみ、とんぼの類・・・と、音による意味分けあり。
・もひとつ余計に問題が増えた・・・「蝘蜓」・・・音で「エンテン」と読んだら×なのか(ーー)
・しようがないなあ・・・「蝘蜓」は「エンテイ」で、熟字・当て字なら「とかげ」、その他で出たら「やもり」という意味の場合もあると覚えておいたほうが良いか・・・。
・参考まで、「蜻蜓」・・・これは、「セイテイ」で「とんぼ」でした👍 でも、大字源は「セイテイ」で「虫の名。せみ。」となってたけど・・・。

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漢検1級 27-③に向けて その92  悖 怕

2015年12月31日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

<漢検1級 27-③に向けて その92 >
●真冬の特訓・・・「syuusyuu模擬試験問題(27ー③用)」・・・現在、第10回までを公開中。
●アっという間の、臘尾、臘日・・・。今年もご愛読?、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
●それにしても良くほぼ毎日続けてきたもんだ・・・いつまで続くことやら・・・。
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●漢検漢字辞典第2版から・・・
<悖:ハイ、ボツ、もと(る)、みだ(れる)、さか(ん)>
・第2版の音訓・・・「さか(ん)」以外は載っている。「さか(ん)」は意味のほうに書いてある。熟語も「悖然(ボツゼン)」。
・「悖然」意外に、「悖逆(ハイギャク)」「悖礼(ハイレイ)」「悖戻(ハイレイ)」「狂悖(キョウハイ)」「老悖(ロウハイ)」「悖乱(ハイラン)」・・・「もとる、みだれる」の意味での熟語が載っている。・・・これらはすべて「ハイ」読み。
・ただし、漢検第2版では、音による意味分けはしてありません。
・各辞典によれば、
 「ハイ」・・・もとる、みだれる
 「ボツ」・・・(「勃」に通じるということで)さかん、急に
 と、意味分けをしています。
・ただ、「狷悖」・・・これは「ケンボツ」(大漢和、大字源、字通) *漢字源には本熟語掲載なし。
・「狷悖(ケンボツ)」=片意地で道理にさからうこと ←大漢和も大字源も字通も、意味分けしているにもかかわらず、読みが「ボツ」って、おっかしいんじゃないのう(ーー)・・・この辺が、漢字の世界のよくわからないところ。「ボツ」は慣用音らしいから、こう読んじゃって、そのままになっているのかしらん(ーー) 出ないとは思うけど、ちょっと注意。
<怕:ハ、ハク、おそ(れる)>
・音訓すべてあり。熟語はナシ。当て字で、<怕癢樹(さるすべり)>。「怕(おそ)れる」。音による意味分けもないが、意味で「①おそれる、こわがる ②しずか、心やすらか」。・・・意味の②は訓読みには無いじゃないか!!
・大字源・大漢和では音分けあり・・・(漢字源には「ハク」音なし)
 「ハ(漢音)」=おそれる、はじる、はずかしがる・・・・「怕畏」「怕怯」「怕驚」「怕羞」「怕婦(ハフ)(=嫉妬深い妻をおそれる)」・・・
 「ハク(漢音)」=しずか、やすらか、無為、無欲のさま・・・「怕乎(ハクコ)=何もしないさま」=「怕兮(ハクケイ」 *「兮(ケイ)」は対象外漢字、漢文の助字の一つで語調をととのえるための字。
・ついでに、
「怕癢花(ハヨウカ)」=さるすべり・百日紅、「怕癢(ハヨウ)」=こそばゆい、くすぐったい 
という熟語もありました。
<2017.7.20追記>
「怕懼」「懼怕」
 *大字源では、
  ・「怕」の項では、「怕懼(ハク)」=おそれる。怕怯(ハキョウ)。
  ・「懼」の項では、「懼怕(クハク)」=おそれる。怕も、おそれる。(なお、下つき熟語で「怕懼(ハクク)」となっている。)
 となっており、大字源の中でも「怕」の音読み分けが明瞭になされているわけではなさそう・・・。

 *他の辞典やネットなどでは「怕懼(ハク)」「懼怕(クハ)」の読みとなっているものもあるようである。こちらの方が読みとしては統一性があるような気がするが・・・いずれにしろ、どっちで読んでも良さそうだが、「怕(ハ)」で読んでおいたほうが無難な気はする・・・

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