漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

<30-1>に向けて(その15) 十八史略・史記から

2018年03月08日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざす方向けの記事でありません。初合格をめざす方は基本的な問題の習熟に勉めるべきです。)
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・
(脱線中の、故事成語類の“発展的学習”も終了・・・現在、このように一部開示中・・・そろそろ、模試(その3)以降を作成します・・・もうすでに材料は(その5)までは完成済み・・・今季の模試はもう少し増えそうです・・・)
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●故事成語類の学習、一応終了・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その15>・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

―十八史略―
・コウセキ(衡石)を以て書を量る  (「史記」にもアリ)
(秦の始皇帝の決裁すべき書類の多さ、権勢をむさぼることがそれほどまでになった・・・)

・獣を逐殺する者は狗なり。ハッショウ(発縱)して指示する者は人なり

・ハンソクシ(反側子)をして自ら安んぜしむ
 *反側:(広辞苑)①ねがえりを打つこと。ころびまわること。②そむくこと

・明王聖主は必ずフヒン(不賓)の士あり
 *招いても応じない不屈の者

・ヒリ(髀裏)肉生ず  *「髀肉の嘆」の故事

・臣、死するの日、内にヨハク(余帛)あり、外にエイザイ(贏財)ありて、以て陛下に負かしめず
 (劉備にいった諸葛亮のことば)
 *ありあまるほど衣服があるとか、ありあまる財産を貯えておくようなことはありえない。

・イットウ(一榻)の外、皆他人の家なり
 *自分の寝台のほかは、みな他人の家同様である。不安で眠れない。(宋はなお多くの国に取り囲まれているからだ)

・学にゴニュウ(悟入)あり

―史記―
・コウコウ(鴻溝)を割く、コウコウ(鴻溝)を画す
 *物事に一大区分を定めること。項羽が漢と約して鴻溝の以西と以東をそれぞれ漢と楚とした故事にもとづく。
 *鴻溝:(広辞苑)①大きな溝 ②へだて。境。しきり。分界。

・纍纍(ルイルイ)としてソウカ(喪家)の狗の如し
 *よろよろと志を失って、あたかも飼い主を喪った犬のようにあわれなさまだ
 *天下周遊中の孔子の姿。
 *「纍纍」は「累累」で代替できそう・・・。大字源によれば「纍」は「累」の本字。掲載熟語も「累累」となっている。この出典での「累累」の意味は大字源では“志を得ないさま”となっている。(他の意味も掲載ありー略ー)

・肉を委(イ)して、キコ(饑虎)の蹊(こみち)に当つ

・攻苦、タン()を食う
 *苦境と戦い、粗食に甘んじる。後世、転じて苦心して勉学すること。「啖」は淡。粗食の意。
 *「啖」に“淡”の意味があるのかどうか、念のため、大字源で調べた。
 (大字源)「啖」・・・「意味④あわい。淡味。同」淡 」とあった)
 *「淡」と書いても✖にはならないだろうか・・・わからない・・・
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<30-1>に向けて(その14) 大学 ・中庸・書経から

2018年03月08日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざす方向けの記事でありません。初合格をめざす方は基本的な問題の習熟に勉めるべきです。)
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・
(脱線中の、故事成語類の“発展的学習”も終了・・・現在、このように一部開示中・・・そろそろ、模試(その3)以降を作成します・・・もうすでに材料は(その5)までは完成済み・・・今季の模試はもう少し増えそうです・・・)
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●故事成語類の学習、一応終了・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その14>・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・
―大学―
・バジョウ(馬乗)を畜(か)うものは。鶏豚を察せず。バツビョウ(伐氷)の家は、牛羊を畜わず。
*馬乗を畜う:四頭の馬を持つ身分となった人。 *伐氷の家:郷大夫以上の身分の家。参考文献では“バツビョウ”と振ってあるが、“バッピョウ”でも良いと思うが・・・

―中庸―
・君子の道はヒ()にして隠なり  *費:財物を費やすことから、働きの広いこと。

・君子はイ()に居て以て命を俟ち、小人は険を行いて以て幸を徼める。
 *居易:安全な常道を踏むという意味。 *ブログ既出 *俟命(シメイ)もブログ既出

・義とはギ()なり  *義とはそのときの宜しきにしたがっていくこと。

・セイショク(声色)の以て民を化するに於けるや、末なり

・トッキョウ(篤恭)にして天下平らかなり

―書経―
・明を明にし、ソクロウ(側陋)をも揚げよ (尭典) *側陋:下賤の地位にいる人

・車服はヨウ()を以てす  (舜典) *庸:仕事の実績。*車服:臣下への贈り物。

・テンコウ(天功)を亮らかにせよ (舜典)  
 *天功:(広辞苑は「天功・天工」:天のしわざ。自然のわざ。)天の仕事。

・過ちを宥すに大とするなく、コ()を刑するに小とするなし

・不辜を殺さんよりは、寧ろフケイ(不経)に失せよ *ブログ既出

・口は好を出だしジュウ()を興す  *「戎」は武器。戦争をも起こすということ。

・ショウショウ(簫韶)九成すれば、鳳凰来儀す   *簫韶:舜の音楽。

・宮に恒舞し、室に酣歌す。これをフフウ(巫風)と謂う。
 *淫風、乱風と合わせて三風といい、身を滅ぼし家や国をも亡ぼすもとである。

・一徳をケンキュウ(眷求)して、神の主作(た)らしむ。 
 *天は、純一無垢の徳ある人を心にかけ求めて百神の主とする。それ故に人は、純一の徳を求め、神の主たるを志さなければならない。(伊尹のことば)

・惟、天のサイショウ(災祥)を降すは徳にありん

・顚木のユウゲツ(由蘖)あるが若し  *由蘖:ひこばえ (大字源)ひこばえ。切った根株から出た芽。(出典は同じ)
 *倒れた樹木がふたたび根元からひこばえを出すように、いったん衰えた国でも、努力次第で盛んになるものである。

・天、惟、殷を喪ぼすこと、ショクフ(穡夫)の若し *草刈りをする人。

・怨みは大に在らず、亦、小に在らず。恵と不恵と、ボウ()とフボウ(不懋)となり。
 *恵は、道にしたがうこと。懋は勉めること。

・(君子、)ムイツ(無逸)を所とする *君子は逸楽にふけらぬということを自分の心身のおきどころとする。

・ショショク(黍稷)は馨しきに非ず、明徳、惟、馨し ・・・ブログ既出か・・・
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<30-1>に向けて(その13) 菜根譚から

2018年03月07日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・早めの積極的なチャレンジをお願いします・・・
●故事成語類の学習継続中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その13>は菜根譚から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

・道徳にセイシュ(棲守)する者は一時に寂寞(セキバク)たり。権勢にイア(依阿)する者は万古に凄涼(セイリョウ)たり。
 *依阿:(大字源)人のいいなりになってへつらう。

・シンゴ(身後)の恵沢は、流し得て長きを要す
 *その仕事がなんであれ、死後できる限り永く世の役にたつものであるようにつとめるべきだ。

・キョウコウキョゴウ(矜高倨傲)は、カッキ(客気)に非ざるはなし。客気を降服し得て下し、而る後に正気伸ぶ。
 *思いあがった、人を人とも思わない態度をとるのは、客気、すなわちから元気である。この客気を抑制しえて、はじめて人間の正しい気象が伸びる。

・書を読みて聖賢を見ざれば、エンザン(鉛槧)のヨウ()となる

(・攲器(キキ)は満つれるを以て覆る  *「攲」:対象外漢字)

・家人過ちあらば、宜しくボウド(暴怒)すべからず、宜しくケイキ(軽棄)すべからず。

・トキ(妬忌)の心は、骨肉尤も外人よりも狠(はなは)だし

・キサ(欺詐)の人に遇わば、誠心を以て之を感動し、暴戻の人に遇わば、和気を以て之をクンジョウ(薫蒸)す

・マレイ(磨礪)は当にヒャクレン(百煉)の金の如くすべし

・寧ろ小人のキキ(忌毀)する所と為るも、小人のビエツ(媚悦)する所と為ること毋れ
 *忌毀:きらい、そしる *媚悦:こびへつらい、よろこぶ

・桃李は艶なりと雖も、何ぞショウソウ(松蒼)ハクスイ(柏翠)の堅貞なるに如(し)かんや

・趣を得るは多きに在らず、盆地ケンセキ(拳石)の間にも、煙霞は具足す
 *拳石:一握りの小さな石

・心に物欲なければ、則ち是、秋空セイカイ(霽海)なり

・コチュウ(個中)の趣きを会(エ)し得れば、五湖の煙月も尽くスンリ(寸裡)に入る
 *個中:(広辞苑)①この範囲内。このうち。②学芸などの深い道理または趣味の範囲内。③(仏)禅の用語で、「此処(ここ)」の意。箇衷。許衷。
 *参考文献では“個中の趣、すなわちそれがなんであれ、それがもつ風情(を理解できれば)”と解説あり。
 *「会し」:参考文献では「会(エ)し」とあるが、「会(カイ)し」と読んでいるものもある。

・意広き者は、トシツ(斗室)も寛きことリョウカン(両間)の若し
 *(参考文献では)「両間」は天地。大字源では「両間:①天と地の間。②以下・・・略」

・名利は飴の如く甘けれども、一たび死地に想い到れば、便ち味はシャクロウ(嚼蠟)の如し

・隠逸の林中に栄辱なく、道義の路上にエンリョウ(炎涼)なし

・此の心、常に静中に安在せば、是非利害も、誰か能く我をマンマイ(瞞昧)せん
 *瞞昧:だましくらます

・栄を希わざれば、何ぞリロク(利禄)のコウジ(香餌)を憂えんや

・山林泉石の間に逍遥して、ジンシン(塵心)漸く息(や)む
 *逍遥:原文では同義の「徜徉」となっている。*塵心:俗塵の心。

・弓影も疑いてダカツ(蛇蠍)と為し、シンセキ(寝石)も視て伏虎と為す

・老より少を視れば、以てホンチ(奔馳)カクチク(角逐)の心を消すべし

・林間のショウイン(松韻)、石上の泉声は、静裡に聴き来れば、天地自然のメイハイ(鳴佩)なるを識る

・心地の上にフウトウ(風濤)なければ、在るに随いて皆青山緑樹なり

・草木纔(わず)かに零落すれば、 便ちホウエイ(萌穎)を根底に露(あら)わす
 *萌穎:芽ばえ。萌芽。

・心曠(ひろ)ければ即ち万鐘もガフ(瓦缶)の如し
 *どんなにたくさんの俸禄も、つまらないかわらけぐらいにしか思えない。
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<30-1>に向けて(その12) 孫子・淮南子ほか

2018年03月07日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・早めの積極的なチャレンジをお願いします・・・
●故事成語類の学習継続中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その12>は孫子・淮南子・文章軌範・古文真宝から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・
ー孫子ー
・之を経するにゴコウ(五校)の計(はかりごと)を以てす
 *五校の計:道、天、地、将、法の五つを敵味方校合して、いずれも敵に勝るとき、その戦争ははじめて勝利を得ることができる。

・迂を以て直と為し、カン()を以て利と為す

・鳥立つは伏(フク)なり、獣駭くはフ()なり。
 *覆:“フ”は呉音。この参考文献では“フ”音で読んでいる。

・間を用うるに五あり。因間あり、内間あり、 反間あり、死間あり、生間あり。 五間倶に起こって、その道を知ること莫し。 これをシンキ(神紀)と為す。人君の宝なり。
 *この五間を用いて、しかも敵に察知させない将こそ神業ともいうべきもので、君主の大きな宝である。

―淮南子―
・シュウキョク(衆曲)は直を容れず、シュウオウ(衆枉)は正を容れず 

・ホウボウ(蜂房)はジャクラン(鵲卵)を容れず 

・ゴドウ(梧桐)角を断つ  *柔よく剛に勝つたとえ。

―唐詩選・三体詩・古詩源― 取上げるもの、特にナシ

―文章軌範―
・ケンジョ(巻舒)は時に随わず

・ケンベン(軒冕)を泥塗にす

―古文真宝―
・生涯はテンポウ(転蓬)に似たり

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<30-1>に向けて(その11) 管子・韓非子から

2018年03月07日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●<その11>は管子・韓非子から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

ー管子ー
・ソキュウ(祖旧)に恭しくせざれば、則ち孝悌は備わらず
 *祖旧:祖先や旧知の人々

・蛟竜水を得れば、シン()たつべし *「蛟竜水を得」のつづき。

・一体の治者は、奇説を去り、チョウゾク(彫俗)を禁ず *彫俗:うわべかざりの風俗

・天地は一険イチイ(一易)なり

(・天地は、万物の槖(ふくろ)なり。チュウゴウ(宙合)は、また、天地を槖(タク)す) *「槖」は対象外漢字なので出ないかも。「宙合」という熟語が(私にとっては目新しいのと)割と有名らしいので載せておく・・・

―韓非子―
・道は万物の始めにして、是非のキ()なり。 *紀:紀綱の紀で、根本の羲。

・(君の賞を行うや)アイコ(曖乎)として時雨の如し。(百姓、その沢を利とす。)
 *曖乎:(大字源)温かいこと。情意のこもるさま。

・能法の士は、必ず強毅にしてケイチョク(勁直)なり

・和氏の璧は、飾るにゴサイ(五采)を以てせず 
 *(漢検2)「采」の下つき「五采」。 *“五彩”でもokだと思うが・・・。

・天に事うることを知る者は、其のコウキョウ(孔竅)虚し
 *漢検2には「竅孔」の掲載アリ。ほかに、(「竅孔」)「九竅」「空竅(クウキョウ)」・「七竅(シチキョウ)」
 *ブログ既出「空竅は神明の戸牖なり(韓非子・喩老篇)」
 (通釈)人体の孔、すなわち、目や耳などは人の神明(霊魂)の出入り口である・・・(新釈・漢文大系)

・天時に非ざれば、ジュウギョウ(十堯)と雖も、冬、一穂を生ずること能わず
 *時に合わなければ、いかなる人でも腕をふるうことができない。
 *十堯:堯帝のような明君が十人いても・・・という意味。

・雲罷(や)み霧霽るれば、竜蛇も螾螘(=螾蟻:インギ)と同じ。
 *雲や霧がなくなってしまえば勢いがなくなって、ミミズやアリと変わらなくなる。
 *「螘(ギ、あり、くろい)」:蟻の異体字
 *だから「螾螘」=「螾蟻」と書けるかも・・・
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<30-1>に向けて(その10) 墨子・荀子から

2018年03月06日 | 故事成語類
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★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・早めの積極的なチャレンジをお願いします・・・
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●<その10>は墨子・荀子から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・
●荘子も老子と同じく難解・・・さらに深掘りをしたい方は+αの学習が必要かも知れません・・・

―墨子―
・甘井は先ず竭(つ)き、ショウボク(招木)は伐らる。 「甘井先竭、招木先伐
*招木:背の高い木。(大字源にはナシ)
「・・・甘井は先ず竭(つ)き、招木は伐られ、霊龜は先ず灼かれ、神蛇は先ず暴(さら)さる。・・・」の一節。

・官にジョウキ(常貴)なく、民にシュウセン(終賤)なし。
*役人は、賢才をいい位置につけるがよい。それも特定の人間が永久に貴い位置にあることはよくない。また民にあっては、努力する人間が富み栄えるべきもので、いつまでも同じ人が賤しい位置にあるということは望ましい政治ではない。

カク(穫)を捨てて粟(ゾク)をひろうが如し 
*刈り入れの仕事をやめて、こぼれ粟を拾うようなものだ。苦労は大きいが実収は少ない。(衆愚の議論に耳を傾けるものの多いのを嘆いたことば)

―荀子―
・木は縄(ジョウ)を受けて則ち直く、金はレイ(礪)に就いて則ち利(と)し
 *金は砥石にかけることによって鋭くなる。人も同様であることを言っている。

・良農はスイカン(水旱)の為に耕さざるをせず。

・政事乱るるは、則ちチョウサイ(冢宰)の罪なり

・不足は天下のコウカン(公患)に非ず
 *物資の不足は必ずしもすべての人に共通の患いではない。公患はむしろ国が乱れることにある。

・仁人国を用ゆれば、則ち国はハンセキ(盤石)よりも安し
 *広辞苑などでは盤石(バンセキ、バンジャク)と読んでいるが・・・

・一曲に蔽われて、ダイリ(大理)に闇し 
 *一面の片寄った理論に支配されると、大いなる道筋、天下の公理がわからなくなる。

・人心は譬えば、ハンスイ(槃水)の如し
 *浅いたらいの中に入れた水のようなもの。ちょっと動かすと映らない。荘子は、「人は流水に鑑みる莫くして、止水に鑑みる」

・人主に賢なきはコ(瞽)ショウ(相)なきが如し
 *当時、盲人には必ずこれを助ける「相(ショウ)」がいた。

・国の将に興らんとするや、必ずシ(師)を貴びてフ(傅)を重んず
 *師:人道の師 *傅:人君を教え助ける人。
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<30-1>に向けて(その9) 荘子から

2018年03月06日 | 故事成語類
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★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・早めの積極的なチャレンジをお願いします・・・
●故事成語類の学習継続中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その9>は荘子から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・
●荘子も老子と同じく難解・・・さらに深掘りをしたい方は+αの学習が必要かも知れません・・・

・(而して宋栄子(ソウエイシ)、)猶然(ユウゼン) として之を笑う。
*猶然:(大字源)①ゆったりしたさま。緩やかに遅いさま。同)悠然 ②笑うさま(出所:本出典(荘子)) *“にたりと笑うさま”とか“冷笑する”という意味で解釈しているものが多いようだ・・・いずれにしても、この場合のユウゼンは“悠然”ではない・・・。
*参考文献では“超然として笑っていた”と解説している。
*「宋栄子という人は、大変達観しており、世の中の人がちょっと得意な境遇になったり、ある官職についたりして喜んでいるのを見ても、ただ超然と笑っていた」「俗輩のことなど、真の自分には無関係だ、という人生態度をあらわしている」

・時雨降りたるに、而も猶、シンカン(浸灌)せば、其の沢に於ける、亦、労せずや。
*漢検2掲載熟語:「灌浸」「浸灌」
*灌浸(カンシン):(大字源)そそぎひたす。水が流れ込む。
*ひでりに待望の雨が降ってきて、水は十分なのに、なおそのうえに水をそそいでやる。全く無駄なことではないか。(賢者が既に位にあれば、自分などがしいて出仕する必要はない)

・鑑(かがみ)明らかなれば即ちジンコウ(塵垢)止まらず
*当参考文献では「塵垢(ジンク)」となっているが、広辞苑・大辞林、漢検2も「塵垢」の読みは“ジンコウ”となっているので、“ジンコウ”としている。

・死生を以て一条と為し、可不可を以てイッカン(一貫)と為す

キホウ(饑飽)を時にし、其の怒心を達す
 *(詳細説明割愛・・・)猛獣を飼いならすコツ。人と人の間も同様。

チョウタク(雕琢)してボク(朴)に復る
 *人間も学問をし知識を広めるが、しまいには素直な天然自然の形にかえるのが良い。

・虎豹の文は田を来す
 *参考文献では「虎豹(コヒョウ)の文(ブン)は田(かり)を来たす」となっているが、読み方としては、「虎豹の文(ブン)は田(デン)を来す」と音で統一するか、あるいは「虎豹の文(あや)は田(か)りを来す」と読んだほうが良いのではないだろうか・・・。
 *能あるものは、その能のゆえに、かえってわざわいを招くということ。

トンテン(遁天)の刑 *天道から逃れた(自然に背いた者の)刑罰。

シンカ(薪火)伝う 
 *形骸は滅びても精神は伝わって消えることはない。伝統の伝わることを「薪火伝う」という。

トク(督)に縁りて以てケイ(経)と為す
 *中庸の道によって行動するのを常とせよ。「経」は常。「督」は着物の背すじ。背中の真ん中にある。従って「督に縁る」は中庸によるの意。
(大字源でも「督:意味⑦まんなか。中央。また、衣服の背の中央の縫い目をもいう。」意あることを確認した。)

・(丘(キュウ)は)天のリクミン(戮民)
 *丘:孔子の自称。天の神から刑を受けた者。(世俗に従って生きた通常人にすぎない)

・汝をゲイ(黥)するに仁義を以てす  *身動きのできないまでに道徳に縛られている。

・明にヘン(駢)なる者は、五色を乱り、文章に淫(イン)す
 *「駢」:足の親指と第二指とがくっついているもの。いらない肉がついているところから、「明に駢なる」は、真の明察ではないこと。「文章」は彩色のこと。
 *「駢(ベン、ヘン)」:参考文献では“ヘン”読みとしている。

・天下をザイユウ(在宥)す *天下をあるがままにあらしめておく。「宥」はすべてのことを許して自然にまかせること。

・上はヒョウシ(標枝)の如く、民は野鹿(ヤロク)の如し
*上に立つ役人は、ただ高く伸びている枝のように、高いところにいるだけで、べつに仕事もせず、名利ものぞまず、一方民は、野に遊ぶ鹿のように、不平もなく、ゆうゆう自適している。これこそが老荘の理想の社会である。
*標(こずえ):(漢検2)意味④こずえ。高い小枝。

・六経は先王のチンセキ(陳迹)なり 
 *孔子の教えの「六経」は、昔の聖王の行った迹であって、聖王それ自身ではない。本物でないものを教えることは尊ぶに足らない。

・道を知る者は、必ず理に達す。理に達する者は、必ずケン(権)に達す。
 *「権」は事物世相の変化に応ずる道。 *事の道理に明らかな者は、権宜の処置を善くする。

坎井之蛙 (カンセイのア) *文献では「坎」の異体字表記。漢検2にはこの異体字も載っている。
 *漢検四字では“「坎井」とも書く”となっている。 

・寿陵のヨシ(余子) *他人の長所にかぶれて、自分の長所を捨てるばか者のこと。
  *「子、独り夫(か)の寿陵の余子が行を邯鄲に学びしを聞かずや。未だ国能を得ず、又、其の故行を失う・・・」
  *余子:(広辞苑)①長子以外の子 ②その人以外の人。
      (大字源)(①~④までの意味アリ。)④に「青年の男子」とある。(未成年かどうかは記載ナシ)
      (当参考文献の解説)二十歳に満たない若者 

チョウヨク(蜩翼)をのみ之を知る 
 *セミ取りはセミの羽しか目にとどめない。心を専らにするたとえ。何事においても、達人になるためには、その道に一意専心しなければならない・・・。「蜩翼之知

・利を以て合う者は、キュウカカンガイ(窮禍患害)に迫って相棄つ。天を以て属する者は、窮禍患害に迫って相収む

ア(堊)を尽くして、鼻傷つかず *「匠石運斤」「運斤成風」の故事のつづきの文。
 *堊(しろつち、いろつち)

サンプ(三釜)にして而も楽しむ

・身は江海に上に在り、心はギケツ(魏闕)の下に居る *魏闕:都の城門

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<30-1>に向けて(その8) 老子から

2018年03月06日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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<30-1向け模試(その2)>配信中・・・早めの積極的なチャレンジをお願いします・・・
●故事成語類の学習継続中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その8>は老子から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・
●老子の成語類は(荘子と同じく)逆説的な表現や内容、儒教や孔子と相反する内容が多いので混乱するかもしれないので、ここに記載されている表現や内容だけでは理解が難しいかも知れません・・・さらに深掘りをしたい方は+αの学習が必要かも知れません・・・

・天地は不仁なり。万物を以てスウク(芻狗)と為す。
 *芻狗:芻(草)で形づくった犬で、のちの埴輪の起源となるもの。「芻狗と為す」とは、自然にまかすという意味に使われる。

・聖人は不仁なり。百姓を以てスウク(芻狗)と為す。

・コウトク(孔徳)の容は、唯、道に是従う。
 *「孔徳」の「孔」は、大きい、あるいは深いという意味。

・キゲン(希言)は自然なり
 *希言:「希」は音声のもっともかすかなこと。「希言」は無声。*無声こそが自然のありようである。

・善閉はカンケン(関鍵)なくして、而も開くべからず。
 *最高の戸締りというものは横錠や縦錠を用いなくても、開くことができないものである。(心の結びつきが大事ということ)

・善結はジョウヤク(縄約)なくして、而も解くべからず。
 *最もじょうずな結び方は、なわやひもを用いなくても解くことができないようなものである。(心の結び方が大事ということ)

・タイセイ(大制)は割くことなし。
 *一番大きな制作品、最上の美術品は手を加えてものではない。人間も最上の人物は、さかしらの知識などで小細工したものではない・・・。

・(聖人は)ジン()を去り、シャ()を去り、タイ()を去る。
 *聖人は、はなはだしい行いはしない。また、奢りを退け、豊かに余りある生活もしない。 中庸を得ていれば、甚とならず、質素であれば奢とならず、倹であれば泰にもならない。

・シ()の処る所、ケイキョク(荊棘)生ず。 *師:大軍のこと。

・カヘイ(佳兵)は、不祥の器なり。 *佳兵:すぐれて鋭利な兵器。

・戦い勝ちては、ソウレイ(葬礼)を以て之に処る

・ボク()は小なりと雖も、天下能く臣とすること莫し

・キョウリョウ(強梁)なる者は、その死を得ず

・天下に道なければ、戎馬、コウ()に生ず

・そのダ()を塞ぎ、その門を閉ず。
 *「知る者は言わず、言う者は知らず。その兌を塞ぎて、その門を閉し、その鋭を挫いて、その紛を解き、その光を和げて、その塵に同じくす。これを玄同と謂う。故に得て親しむべからず、得て疏んずべからず。得て利すべからず、得て害すべからず。得て貴ぶべからず、得て賤しむべからず。故に天下の貴きとなる。」の一節。
 *参考文献では兌(ダ)と読んでいるが、他では兌(タイ)または兌(あな)とよませているものもあるので注意。

・其の政サツサツ(察察)たれば、其の民欠欠たり。
 *「察察」は明察のさま。政治があまりにも細かいことにまで目を届かせすぎると、民はむしろどこか欠陥のある不完全な状態になってしまう。

・人を治め天に事うるは、ショク()に若くは莫し *嗇:控えめなこと

・敢に勇なれば即ち殺し、フカン(不敢)に勇なれば即ち活かす *不敢:どんなことがあっても絶対にやらないという消極の勇気。

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<30-1>に向けて(その7) 孝経・忠経・近思録から

2018年03月05日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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(そろそろ、<30-1向け模試(その2)>も提供しようかな?・・・早ければ明日明後日あたりには開示予定としておこう)
●故事成語類の学習中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その7>は孝経・忠経・近思録から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

―孝経―
・生に事うるにはアイケイ(愛敬)す。死に事うるにはアイセキ(哀戚)す。
 *広辞苑では「愛敬(あいけい)➪“あいぎょう”」となっている。
 *哀戚:広辞苑はナシ。大字源:かなしみいたむ。哀傷。
 (哀惜:(広辞苑)人の死などを悲しみ惜しむこと。大字源:かなしみおしむ。人の死を悼む。)
 *「哀戚」と「哀惜」は(違いがよくわからないが)一応、使い分けされているようだ・・同)ではないようだ・・・。

―忠経(チュウギョウ)―
・家(いえ)一(イツ)なれば即ち六親和す。国一なれば即ち万人理(おさ)まる。身一なれば即ちヒャクロク(百禄)至る。

・国の道四あり。一に曰く賢を貢す。二に曰くユウ()を献ず。三に曰く功を立つ。四に曰く利を興す。 
 *賢を貢す:賢人を登用すること *猷を献ず:大計を献上すること 利を興す:民利を興すこと。

・天下 忠を尽くせば、ジュンカ(淳化)行わる *淳化:淳厚の風

―近思録―
・文辞のみを以てする者はロウ()なり

・カイイ(懈意)一たび生ずるは、便ち是、自棄自暴なり

・涵養は須らくケイ()を用うべし
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<30-1>に向けて(その6) 小学から

2018年03月05日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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(そろそろ、<30-1向け模試(その2)>も提供しようかな?・・・早ければ明日明後日あたりには開示予定としておこう)
●故事成語類の学習中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その6>は小学から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

・無用の弁、不急のサツ()は、棄てて治めざれ

・ショウショウ(昭昭)の為に節を信(の)べず、メイメイ(冥冥)の為に行いを惰らず

・小児を教うるには、先ずアンショウキョウケイ(安詳恭敬)を要す
 *安:物静か落ち着きのあること。詳:物事を忽せにせず、こまかに注意すること。恭:おごそかで、みだらなふるまいをしないこと。敬:心に慎みをもつこと。

・成立の難きは、天に升るが如く、フクツイ(覆墜)の易きは、毛を燎くが如し。

・君子の心は、オウオウ(汪汪)として淡きこと水の如し

・ソウシン(躁進)はトイ(徒為)のみ
  *やたらに早く出世しようとのみあせるのは、意味のないことだ。*徒為:(大辞林)むだなこと。無益なしわざ。

・コンシュ(婚娶)して財を論ずるはイリョ(夷虜)の道なり

・才性人に過ぐるは、畏るるに足らず。惟、書を読みてジンシ(尋思)推究するは、畏るべしと為す。
 *尋思:(広辞苑)深く考えること。思索。

・正路のシンブ(蓁蕪)、聖門の蔽塞。(之を闢いて而る後以って道に入るべし。)

・平生の志、オンポウ(温飽)に在らず。
 *温飽:あたたかいものを着、おいしいものを食べること。
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<30-1>に向けて(その5) 礼記から

2018年03月04日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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●故事成語類の学習中・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その5>は礼記から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

・ジンシン(仁親)以て宝と為す 
*仁親:身近な人に対して仁道を行うことで、直接には親孝行を言う。*親孝行の道は人間の宝であり、国の宝である。*大字源「仁親」ナシ。

・家のユウム(有亡)に称(かな)う 
 *葬式の道具は、葬家の貧富に応じて加減すればよい。(孔子のことば) 
 *大字源「有亡」ナシ。亡:ム(呉音)ブ(漢音):有る無しの“ない”意のときの音。

・始めて学を立つる者は、必ず先聖先師にセキテン(釈奠)す

・ガク()は内に修むる所以なり。礼は外を修むる所以なり。

・礼は君のタイヘイ(大柄)なり

・礼義は人のダイタン(大端)なり *参考文献では「礼義」。他では「礼儀」ともある。

・礼の人に於けるや、猶、酒のゲツ()あるがごとし
 *糵:こうじ。

・ギシ(蛾子)時に之を術(まな)ぶ *蛾子(ギシ):蟻のこと。 *ブログ既出
 (余談)「術」に“まな(ぶ)”訓はない事を漢検2で確認したところ、「術」に音による意味分けがあった・・・
 「スイ むらざと。一万二五〇〇戸の称。」 この“スイ”音熟語を調べたら、大字源では「術有ㇾ序」(礼記)というのだけがあった。読むとしたら「術(スイ)に序あり」とでも読むのかも・・・。

・カソ(夏楚)の二物は、其の威を収むるなり  *ブログ既出

・エンポウ(燕朋)は其の師に逆ろう 
 *「燕朋」、すなわちあまりよくない友と交わっていると、いつか師に逆らうようになる。「燕」は楽しみがすぎてなれけがす意。
 *(大字源)燕朋:なれなれしい友。友になれなれしくする。

・テイエイ(鄭衛)の音は乱世の音なり

・孝子の深愛ある者は、必ず和気あり。和気ある者は、必ずユショク(愉色)あり。愉色ある者は、必ずエンヨウ(婉容)あり。

・清明、躬に在れば、キシ(気志)神(シン)の如し。 *志気は神のような働きをする。

・タクゲン(択言)の躬に在ること罔(な)し
 *択言:選ぶべき余地のあることば。「択言がない」とは、常に正しい発言をする意。

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<30-1>に向けて(その4) 朝宗 明夷

2018年03月03日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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●故事成語類の学習開始・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・

●<その4>は余談・・・
・今、「<30-1>に向けて」と題して、新たな故事成語類シリーズを(自分用に)まとめながら、その一部を開示していますが、参考文献が出典別の故事成語類になっているから、面白くて楽しい・・・
・たとえば、
(詩経)
・沔(メン)たる彼の流水は、海に朝宗す 
*沔:川の流れるさま(対象外漢字)

・・・文章題で出題された「朝宗」・・・語源?は古くて、詩経の時代にはすでに使われていたんだってことがわかった・・・こういうのも、時代や歴史に思いを馳せていると面白い・・・ほとんど、とあらゆる熟語がもとをたどれば詩経だってのがわかる・・・詩経には、他にも、いろいろと思い当たる熟語がたくさんあった・・・・考えれば当たり前・・・古の人も、それよりもさらに古の詩経を土台に文章や詩歌を作ってるんだろうから・・・

(易経)
明夷は艱貞(カンテイ)に利なり
 *「明夷」は「明、夷(やぶ)る」と訓み、暗黒の世の中。
 *「艱貞」は困難な間に処してなお正しきを行うこと。
 *暗い無道の時世に処するには、いかなる困難にあっても、正しさを失わない心がけが必要だ。

・・・ここんとこ、松陰全集でも「明夷」を記事にしたけど、もとの「易経」はこうだった・・・易経はむずい・・・これも何のことやらわからんね(笑)易経はこういうのが多い・・・けど、ちょっとした解説もあるから、それも併せて読んでいるとわかったような気になるから、面白いといえば面白い・・・決して本番ではでないだろうけど(笑)ま、こんなの、覚えられんよねえ・・・

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<30-1>に向けて(その3) 左伝から

2018年03月03日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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●故事成語類の学習開始・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その3>は左伝から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

ジマン(滋蔓)せしむること無かれ。蔓すれば測り難からん。蔓草猶除くべからず。

・子を愛するものは、之に教うるにギホウ(義方)を以てす  *義方:道義に従う道。

ヒン(賓)に礼あれば、主則ち之を択ぶ

シ(侈)は悪の大なるものなり。ケン(倹)は徳の共(キョウ)なり。 
 *この「共」は“恭”に通じているようで、“倹徳は人間の徳の最も恭しいものである”と解説している。

カイ(懐)と安とは実に名を敗る  *懐:恋着を覚えること。安:一時の安佚をむさぼること。

・室はケンケイ(懸磬)の如く、野には青草なし  *国家の破れてさびれている姿。 *当ブログ模試(読み問題)で既出。

ヒジョウ(卑譲)は徳の基なり

セイメイ(斉盟)は信を質(ただ)す所以なり 
 *斉盟:慎みのある盟い。(大字源)ともに誓うこと。(出所は同じ左伝だが、出典は異なっている・・・。)

キョウジン(凶人)は命を終えざるなり  *悪事をする人は決して天命を全うすることはできない。

・公事には公利ありて、シキ(私忌)なし  *「私忌」:個人の不利益 *自分の仕事のよしあしなどによって、公の仕事を廃すべきではない。

ケン(険)と馬とを恃むは、以て固しと為すべからず
 *要害の地形や兵馬の数に依存したのでは、決して国家は安泰ではない。(国家安泰の根本は道義にある)

・国の将に亡びんとするや、必ずセイ(制)多し。*制:法令、精度。繁文は亡国の兆しともいう。

ヘイ(幣)重くして言甘きは、我を誘うなり 
 *手土産や贈り物が鄭重すぎるうえに、非常にうまい話が持ちかけられたときは、自分を誘惑しているのだと考えなければならない。

リ(釐(嫠))は其の緯(よこいと)を恤えずして、宗周の隕ちんことを憂う 
 *「不恤緯」の故事。既出。*参考文献では「嫠」。「釐」と同じ意味、“やもめ(の婦人)”。
 (漢検2)「釐」:意味⑤やもめ。未亡人。「釐婦」

・礼は天のケイ(経)なり。地の義なり。民の行いなり。 *「経」とは常の道の意。

・人のヤク(約)に乗ずるは、仁に非ざるなり。 *「約」は、窮約、困窮。
 *「厄」と間違えやすい?
 *参考文献に“「「約」は、“窮約・・・”」とあったので「窮厄」とは違うのか、気になったので調べた・・・
 (大字源)・・・以下のとおり、たしかに、両熟語に「同)」とはなってはいないが・・・同じような意味のような気がするが・・・ただ、この成語の場合は「約」にしないとダメだろう・・・ 
 窮約:貧しいこと。不如意なこと。
 窮厄:生活が行き詰まる。貧しくて思うとおりにならない。
 *なお、国語辞典などでは「窮厄」のみ掲載。
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<30-1>に向けて(その2) 論語から

2018年03月02日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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●故事成語類の学習開始・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・
●<その2>は論語から・・・ブログ既出のものなどは極力除いています・・・念の為のものは再掲載しています・・・

・(孔子が政に必要な五美(ゴビ)を問われて弟子に応えたことば)
恵(ケイ)して費やさず、労して怨みず、欲して貪らず、泰(タイ)にして驕らず、威ありて猛からず。

・レイ(令)をマン(慢)にして期を致す、之を賊という
令:命令 慢:緩慢 期:(成果の)の期日 賊:人をそこなうということ。

・(君子九思) ・・・色は温(オン)を思う。・・・
孔子曰く、君子に九思あり。視は明を思い、聴(テイ)は聡を思い、色は温を思い貌(ボウ)は恭を思い、言は忠を思い、事は敬を思い、疑わしきは問(モン)を思い、忿(いか)りには難を思い、得ることを見ては義を思う。

・(孔子が仁を問われて、“能く五つの者を天下に行うを仁と為す”とし「曰く、恭・寛・信・敏・恵なり。・・・」の、続き(補足説明)の言葉)
恭なれば即ち侮らず。寛なれば即ち衆を得。信なれば即ち人任ず。敏なれば即ち功あり恵なれば即ち以て人を使うに足る

・「君子に侍するに三愆あり」のつづき ~ブログ既出~
言未だ之に及ばすして言う、之をソウ(躁)と謂う。言之に及びて言わざる、之をイン(隠)と謂う。未だ顔色を見ずして言う、之をコ(瞽)と謂う。

・論の篤きに、是、与せば、君子者か色荘者か *色荘者:顔色、口調だけをおごそかにする人。
(当ブログ既出)
②子曰く、論の篤きにこれ与(くみ)すれば、君子者か、(しきそうしゃ)か。
②(色荘者):(訳)議論の誠実さだけを頼りにすると、その人が本物の君子なのか、表面的に君子を装っているだけの人なのか区別できない。色荘者:色は外部にあらわれる言語動作の類をいう。荘は荘重にすること。表面を飾って立派に見せる人をいう。(「論語新釈」(講談社学術文庫)より。)

・君子は坦らかにトウトウ(蕩蕩)たり、小人は長(とこ)しえにセキセキ(戚戚)たり。 ・・・ブログに一部既出・・・
 「蕩蕩」:①広く大きなさま「ーたる大河」 ②平易なさま、平坦なさま ③水勢のはげしいさま ④法度のやぶれすたるさま ⑤おだやかなさま。ゆったりしたさま。 「戚戚」:故事成語類(実践問題その3)ほかで、この熟語は何度か既出。

・利を見ては義を思う。危うきを見ては命を授く。キュウヨウ(久要)に平生の言を忘れず。 
 「久要」:将来長きにわたって約束すること。「要」は約束する意。

・仁を好みて学を好まざれば、其の弊や愚なり。知を好みて学を好まざれば、其の弊やトウ(蕩)なり。信を好みて学を好まざれば、その弊やゾク(賊)なり。直を好みて学を好まざれば、その弊やコウ(絞)なり。勇を好みて学を好まざれば、その弊や乱なり。剛を好みて学を好まざれば、その弊や狂なり。
 蕩(トウ):とりとめのない結果となってしまうということ
 賊(ゾク):ものごとを損ねてしまうこと
 絞(コウ):窮屈に首をしめられること。
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<30-1>に向けて(その1) ~鄙倍 一簣 蛮貊 鄭声~

2018年03月01日 | 故事成語類
             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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(この記事は初合格をめざすための方向けの記事でありません。)
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●故事成語類の学習開始・・・この分野は無尽蔵なので、やり出したらキリがないが、好きな分野なのでついついやってしまう・・・190超え、あわよくば200を目指すためのメモのようなもの・・・合格だけをめざすための記事ではありません・・・

●<その1>は、漢検2に掲載ある熟語がらみの故事成語・・・すべて、孔子がらみ、論語からの成語類から・・・

・未だイッキ(一簣)を為さずして、止むは吾が止むなり     *自らの努力不足のこと。   (漢検2)一簣、一簣の功


・容貌を動かして、斯(ここ)に暴慢に遠ざかる。顔色を正して、斯に信に近づく。辞気(ジキ)を出して、斯にヒバイ(鄙倍)に遠ざかる。

(漢検2)下つき:鄙倍(ヒバイ)
(当ブログ既出) 
  <語選択問題8> 鄙倍(ひばい):見識が狭く道理に背くこと。

・言、忠信にして、行い篤敬ならばバンバク(蛮貊)の邦と雖も行われん。  (漢検2)蛮貊(バンバク)


・テイセイ(鄭声)は淫なり  
(漢検2)鄭声(テイセイ):野卑でみだらな音楽。「声」は音楽の意。中国、春秋時代、鄭の国の音楽がみだらであったと伝えられることから。

<序で>
・憤せざればケイ()せず、悱(ヒ)せざれば発せず ・・・  *「啓発」の語源 
 *「悱(ヒ)」(1級対象外漢字):(大字源)いいなやむ。口に出して言おうとしても言葉にならないさま。

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