漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

イグイにも笠

2018年02月03日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(最後まで見てくれている方に幸運が訪れますように・・・こうやって直前まで記事にしていて当たると面白いなあ(笑)・・・)

・熟字訓・当て字もざっと復習完了・・・
・あとは、筆記したブログ模試(模擬試験倉庫と当ブログ模試)の間違った部分などを見返す作業・・・



●ブログ既出だが、意外に“イグイ”となったら書けないカモ・・・現行音訓にないけど、ことわざ辞典だけでなく、国語辞典にもこの漢字・読みと意味はある・・・

 イグイ(堰杙)にも笠:「馬子にも衣裳」と同じ

 堰杙(いぐい)=井堰(いセキ)にうち並べるくい。(広辞苑)


  堰:エン、せき、いせき、せ(く)

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昊天 皇天

2018年02月03日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(最後まで見てくれている方に幸運が訪れますように・・・こうやって直前まで記事にしていて当たると面白いなあ(笑)・・・)
<余談>
●膾残魚(カイザンギョ・しらうお)の故事・・・
 ・書き忘れていたけど、膾残魚(カイザンギョ)が、なぜ、当て字で“しらうお”と読むのか・・・
 ・大字源にあったのを簡単に書くと、
  中国春秋戦国時代、越王勾践が川辺で、魚の“なます”を食していたところ、呉兵が襲ってきたので、あわてて“食べ残しのなます(膾)”を川に捨てて逃げたところ、後、その“残った膾”がしらうおとなったという伝説から・・・ということだった。
 ・大概、こういう漢名で音読みのある当て字は、こういう謂われのようなものがあるから面白いですね・・・「錦襖子(キンオウシ・かじかがえる)」も以前調べて記事にしましたが、こういう“謂われ”まで読んでおくと、単なる知識習得以上の面白さがある・・・

●「昊天(コウテン)」と「皇天(コウテン)」
・故事成語で出るか、音読みで出るか、わからないけど、いままで紹介したものに加えて、以下のとおり、「皇天(コウテン)」と「昊天(コウテン)」の文を紹介・・・なお、
 昊天=空(そら)のこと  皇天=天のこと   
と簡単に理解しておくと文意もわかりやすいかも・・・

<昊天>
 ・昊天、極まりなし・・・「昊天罔極」・・・大空➪父母の恩が極まりなしという意味
 ・昊天、成命あり  (注)この「昊天」は、“大いなる天”と解釈しているものもある

<皇天>
 ・皇天親無し、惟、徳を是輔く   *天は公平で特定の人にひいきすることはなく、徳行のある者を助ける   
 ・皇天、吾が邦を眷祐す      

  *1級受験者は“コウテン”といったら「昊天(こうてん)」と連想して間違えやすいから注意・・・
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黄髪番番 餮を絶ち・・・ 楽只君子

2018年02月02日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(当ブログ模試、読み問題も復習終了・・・その中で故事成語あるいは読み問題になりそうなものを見つけた・・・)
最後まで見てくれている方に幸運が訪れますように・・・

古の人、黄髪のハハ(番番)たるに謀る  
黄髪のハハ(番番)に謀れば、則ち過つ所なし
(史記)

テツ(餮)を絶ち、欲を棄て、明らかに訴訟を弁ぜよ   (十七条憲法第五条)

君子思うに、応にラクシ(楽只)なるべし (吉田松陰)
ラクシ(楽只)君子、万寿無疆なり(詩経・小雅「楽只君子、邦家之光、楽只君子、万寿無疆」)

 「楽只」:楽しむこと。(「只」は語調を唱える語で特に意味はナシ)

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人を禦ぐにコウキュウを以てすれば、屢、人に憎まる / 能弁者は便佞コウキュウのみ  

2018年02月01日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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 (この時期、混乱しそうな人は読まないほうがよろしいかと思います) 
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・あと2日・・・だんだんワクワクしてきた(笑)前回、前々回に比べたら調子は良いと思うけどなあ・・・さて、どうなるか、楽しみ。


人を禦(ふせ)ぐにコウキュウ(口給)を以てすれば、屢、人に憎まる
 *論語(公冶長第五)の一節
 *「禦(あた)る」と読んでるのもある(現行訓ナシ)

 口給(コウキュウ):(大字源)くちだっしゃ。給は、すばしこいこと。[論・公冶長]「禦人以口給、屢憎於人」

 (ネット上の解釈から借用)
  口給、すなわち口先の機転で、人を禦(ふせ)ぎ、つまり便宜的一時的に人をごまかし、そのために人から憎まれるだけだ・・・

能弁者は便佞コウキュウ(口給)のみ 
 *当ブログ模試で出題。同じ「口給」を使ってる・・・

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ヒキン説ばざれば修遠を務むる無かれ

2018年02月01日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●朝の日課その2:他人様のブログの閲覧の前に開くHP・・・
①Yahoo!・・・ざっと見出し記事閲覧 
②自ブログのオープン&検証(昨日の閲覧実態など) 
③「漢字の正しい書き方」(今回もだいぶ御世話になってる)
④「漢字辞典ネット」(特に、漢検2に掲載されていない訓読みの確認など)
⑤「漢字ペデイア」(2つオープン・・・都度見比べたり同時に見たりするため)
⑥他人様のブログ(最近はS+さんの「模擬試験倉庫」問題、ボクちゃん先生ブログ記事閲覧、猫姐さんのブログ記事有無チェックなどなど)
⑦自ブログ模試問題(自ブログ模試の復習のため・・・・あと最初のころ作った11作を残すのみ)
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 (この時期、混乱しそうな人は読まないほうがよろしいかと思います) 
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(当ブログ模試を復習していて気になったことなどを下記・・・)

ヒキン(比近)説ばざれば修遠を務むる無かれ

・覚えてはいたけど、よく「卑近」と混乱するので整理した・・・

比近(ヒキン):大字源・広辞苑・大辞林・新漢語林ナシ。

「比」に“近い。近所。近隣。となりあう。”意アリ(大字源) 
 ***ちなみに、漢検2には「比」にこの意味は載っていない。また、対応する熟語もなさそうだった***

 熟語例(大字源):比隣(ヒリン):となり近所。また、むらざと。(広辞苑)軒を並べるとなり。のきならび。近隣。
          比居(ヒキョ):(①、②は略)③隣りあって住む。隣り近所。比隣。
          比国(ヒコク):①隣りの国。隣国。②ベルギー ③(国語)フィリピン。

*「比隣」は、広辞苑にもアリ。
*自ブログで「比隣」なんて熟語使ってたかどうか検証したら、文章題の中にあった・・・問題ではないけど・・・
 「・・・女を生めばなお比隣に嫁するを得、男を生めば埋没して百草にしたがう。君見ずや青海のコ.頭、古来白骨人の収むるなし。新鬼は煩寃し旧鬼は哭す。天陰り雨湿うて声10.シュウシュウたり。・・・」(「将来の日本」徳富蘇峰)

(参考)
卑近(ヒキン):(広辞苑)てぢかでたやすいこと。ありふれたこと。高尚でないこと。

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心、鞏鞏として夷らかならず

2018年01月30日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
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 (この時期、混乱しそうな人は読まないほうがよろしいかと思います) 
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(本記事とは関係はほとんどありませんが・・・前回の文章題の事を考えると、吉田松陰とか佐久間象山とか蒲生君平とか、江戸から明治初期にかけての文章も読まないといけないのかな、ははは・・・とてもそこまでやれないし、そういう文献はなかなか入手できないだろうけど・・・)

●漢検2掲載の「鞏鞏」・・・いろいろとしらべたけど、

心、鞏鞏(キョウキョウ)として夷らかならず」 (出典:楚辞•劉向<九嘆·怨思>)

ぐらいしか、使われている例は見当たらないようだ・・・

(大字源)
鞏鞏(きょうきょう):かがまるさま、物にしばられたように伸びないさま。(その他辞典)物事にこだわるさま、拘攣。
(漢検2)
鞏:意味②つかねる。かたくしばる。かためる。「鞏鞏」

(ブログ既出)
<鞏:キョウ、つか(ねる)、かた(める)、かた(い)>
つか(ねる):なめし皮で堅くくくる、束ねる意・・・なし(音熟語見当たらす)
かた(める):・・・なし(音熟語見当たらず)
かた(い):鞏鞏:物事にこだわるさま、拘攣 「心、鞏鞏として夷らかならず」、鞏固:堅固で動かない、確かでかたいこと、=強固、牢固、確固
その他:鞏膜:目の白膜   *他に「いる・あぶる」「おそれる」等の読みあり(大)

●こんな文章(詩の一節)は、出ないとは思うけど、一応、ネットでみると、向こうの辞典の<漢語大詞典>とか<漢語辞海>とかでは、“成語”扱いのようではあるので、一応、記事にしておく・・・。
なお、それらの辞典では、
 鞏鞏:「鬱結貌」とか、王逸註:「鞏鞏:拘攣貌也」とか書かれていた・・・。
 「鞏鞏」は、“鬱結している状態”とか“拘攣している”状態とかの意味のようだから、まあ大体、大字源の解釈で良いようだ・・・。

●余談:跫:キョウ、あしおと
・“あしおと(足音)”のほうの「跫」は、「跫音」とか「跫然」とか文例が幾つかあり・・・。
・同音異義の「跫跫(キョウキョウ)」という熟語もあるけど、こちらも、

 跫跫(キョウキョウ):(大字源)地を踏む音のさま。「跫跫として深径に馬蹄響」(蘇軾)

 ぐらいの文例しかナシ・・・でもこちらは足音の意味だから“キョウキョウ”で出ても書けそうではある・・・
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無為なれば則ち兪兪(ユユ)たり

2018年01月27日 | 故事成語類
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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(漢検2)
兪:ユ しか(り)
意味:①はい。しかり。応答の語。 ②ますます。いよいよ。類)愈(ユ) ③安らぐ。やわらぐ。「兪兪
「兪」から始まる言葉▲兪り(しか-り)

●「兪兪(ユユ)」という熟語自体は記事にしてましたが、故事成語類としては記事化していなかったので念の為・・・
●この熟語は「荘子・天道篇」中にアリ。

●一部を抜萃すると、

・・・無為なれば則ち兪兪(ゆゆ)たり。兪兪たる者は憂患処(お)る能わず。年寿長し ・・・

*「処」は原文では旧字体の「處」となっている。


兪兪(ユユ):(大字源)安らかなさま。落ち着いたさま。*新釈漢文大系では「兪兪:「愉愉」と同じ。楽しいさま。」とある・・・。

*当ブログでも「兪兪」は“楽しいさま”と載せている・・・。

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芬華 不恤緯 畢矣 轡銜

2018年01月25日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●(魯魚亥豕・亥豕之譌:)「琺“瑯”」「蟷“螂”」につづいて、檳榔(檳榔樹、檳榔毛・・・)の「」も同じ思い違いをしていた(汗)・・・郎党の「郎」ではなく、良好の「良」だった。
●当ブログの模試の復習(<29-3向け>5作、<29-2向け>7作)完了・・・あと、<29-1向け>模試と、遡って復習予定・・・どこまで遡るか・・・全部は出来ないしやらない・・・その復習の中で“深掘り”をしていてお知らせしておいたほうが良いと思ったものを記事にしています・・・
(もう、本番の試験問題も訂正できんだろう・・・ははは、当たると楽しいな・・・)
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功ある者は顕栄せられ、功無き者は富むと雖もフンカ(芬華)する所なし ・出典・史記 商君列伝 *商鞅のこと
 ・芬華(フンカ):(大字源)はなやか。はで。はでに飾る。

 *当模試で音読み問題で出したけど、故事成語の類で書かせるかも・・・

寡婦、イ(緯)を恤えず (寡婦、不恤緯。) ・・・周末の故事
国、将に隕なれば、リイ(釐緯)を恤えず (国之將隕 釐不恤緯)      ・・・三国志・魏書
 *釐緯・・・釐(わず)かな緯(よこいと)

・当模試では「寡婦、緯は不恤するも宗周の隕を憂う」なんて音読み問題をつくったけど、これらは有名な「不恤緯(フジュツイ)」の故事なので、故事成語としても出るかもしれない・・・

・なお、「不恤緯」というのはネットでもヒットする・・・国防論ほかで有名な蒲生君平の「不恤緯」という著作もある。

 「不恤緯」:蒲生秀実著。1858年 (安政5)刊。その後松下村塾からも出版された。書名は緯(よこ糸)を恤えず、周末、はた織の寡婦が、横糸の乏しくなったを憂えず、国の前途を憂えたという中国の故事に基づく。国坊論と尊皇論と結びつけた最初の書物といわれる。

ノウジ(能事)、畢(お)われり ・・・出典:易経
 ・これはよく目にする故事成語・・・
 ・四字熟語にすると、
   能事畢矣(ノウジヒツイ):成すべきことは、すべて成し終えたということ。「ノウジ(能事)、畢(お)われり」 出典:易経

  *「畢矣(ヒツイ)」のほうの音読みも気をつけよう・・・。

ヒカン(轡銜)を急にする者は千里の御に非ず
 ・これもよく目にする故事成語・・・
 ・こちらは“ヒカン”が書けるようにしておこうか・・・
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君子、居易し、以て俟命す

2018年01月21日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●S+さんの<ミニ模試5>の音読み「俟俟(しし)」に触発されて調べたもの・・・
●まずは「俟俟(シシ)」の意味・・・
俟俟(シシ):(大字源)獣の群れがゆっくり駆けるさま。*大字源では、字義③で「俟俟(シシ)」。“まつ、まちうける”意ではない。
       (注)なお、「俟」も「竢」も同義なので「竢」字でも同じ。
●「竢」については、過去、ブログにこんなのを載せている・・・
<竢:シ、ま(つ)、まちう(ける)>  *「俟」に同じ。 
・ま(つ)、まちう(ける):竢望=待望、竢門=門に待つ、竢候=待つ、竢次=順番待ち、竢時=時機を待つ、竢命=命を待つ、竢嗣=位を嗣ぐことを・待つ(待ち受ける)

*漢検2には、「俟(竢)」の音熟語は掲載されていないようだ・・・
*他の熟語でちょっと気になったので、「竢命(シメイ)」(=命を待つ)を調べたら・・・中庸の中の文句だった・・・


●・・・君子居易俟命、小人行険以徼幸・・・(中庸)

「君子は易(イ)に居て もって命を俟(ま)つ)。小人は険を行ってもって幸を徼(もと)む)」と書きおろして読むようだが、音熟語読みなら、

「君子は居易(キョイ)し、以て、俟命(シメイ)す・・・」と読む・・・のかも。なぜなら、

 *「居易(キョイ)」という音熟語が大字源に載ってるので。

 *居易(キョイ):(大字源)①やすらかな状態にいる。(*出典・(同じ原文で)中庸) ②中唐の詩人・白楽天の名(白居易)。

 *「易」には音読み意味分け(イ、エキ)あるも、ここでは意味からも“イ”読み。

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「・・・吾行くに郤曲すれば、吾が足を傷(やぶ)る無かれ・・・」 (“郤曲”の読み)

2018年01月19日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●S+さん(模試倉庫さん)の“おすすめ”で「訓読み書き問題(18)」もやってる・・・現在(1~11)まで完了・・・為になるわ。ははは、どの回も満点取れず・・・。
●その他、自分の為にも記事として整理しながら他の分野も復習してるのと、その途上で相変わらず脱線しながら、余計な記事も書いてる・・・
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(●前回の記事で、漢検2にも掲載されている「内郤」関連で「郤」字を調べていて脱線して発見したもの・・・)

●「・・・吾行くに郤曲すれば、吾が足を傷(やぶ)る無かれ ・・・」
 ・ま、故事成語では絶対といっていいほどでないだろうけど、音読み問題ぐらいで「郤曲」は出るかも・・・
 ・なぜ、記事にしようと思ったかというと、この熟語「きゃっきょく」と読んでるネット上の記事も幾つか散見されたので・・・

郤曲(ゲキキョク):(漢検2ナシ)(大字源)(ゲキキョク)斜めに曲りくねって行くこと。他人に従う意。

 (注1)「漢字の正しい書き順(筆順))音訓(読み)」では、「 ゲキ キャク ケキ すきま くぼ(み)) ・・・「郤曲(ゲッキョク)」」とあり、音にに“キャク”とある。また、この熟語の読みは“ゲッキョク”とある。
 (注2)「郤」の現行読み
  郤:ケキ、ゲキ、ひま、すき、すきま、なかたが(い) *“なかたが(い)”訓は漢検2には掲載ナシ。
 (漢検2)郤 :ゲキ・ケキ ひま・すき・すきま 
      意味:①ひま。すき。すきま。 ②なかたがい。 類)①②隙(ゲキ) 下つき:内郤(ナイゲキ)
●この文節は、荘子・内篇「人間世第四」の中の一節。
 <原文>
 「孔子適楚・・・迷陽迷陽、無傷吾行。吾行郤曲、無傷吾足。 山木自寇也、膏火自煎也。 桂可食故伐之。漆可用故割之。 人皆知有用之用。而莫知無用之用也。」
 <書下ろし>(手持ちの新釈漢文大系(明治書院)から抜萃・引用・・・)
 「迷陽よ迷陽よ、吾が行くを傷(やぶ)る無かれ。吾(われ)行くに郤曲(けききょく)すれば、吾が足を傷(やぶ)る無かれ。 山木は自ら寇(こう)し、膏火は自ら煎(や)く。 桂(けい)は食す可し。故に之を伐る。漆は用ふ可し。故に之を割く。 人は皆有用之用を知るも。無用之用を知る莫し、と。」
  ○迷陽:ばらのこと (当方注:他の解釈もいろいろと書いてある) 
  ○郤曲:うねりくねって歩き、まっすぐに進まないこと。集釈は、心を虚しくし、物の性に随順する意と説く。
  ・・・以下略・・・ ***新釈漢文大系では「郤曲(けききょく)」と振ってあるが・・・***

●有名な「無用の用」を説いている一節・・・他にも有名な四字熟語がいくつもありますね・・・「無用の用」といえば老子が先駆者だけど、老子のほうは、これも有名な「三十輻一轂を共にす」がありますね・・・

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冕者と瞽者を見れば、褻(セツ)と雖も必ず貌(ボウ) を以てす

2018年01月19日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●・・・とはいえ、受検する以上は悔いのない準備はしないとな・・・後で後悔するのは他ならぬ、誰でもない、自分自身でしかないのだから・・・しかし、とはいえ、よおやるのお・・・
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(●本題に入る前の問題・・・
 ①イギタナく惰眠をむさぼる
 ②一般に老人はイザト

 -解答- *こんなのが出るかもね、なにしろ“何でもアリ”だからな*現行訓読みにないけど載ってるからな*
 ①寝穢い(いぎたな-い)
(漢検2)①寝ていてなかなか起きない。「―く惰眠をむさぼる」 ②寝相が悪い。
 大辞林 第三版 - 寝穢い・寝汚い
 広辞苑:「寝穢い」のみ。
 ②寝聡い(いざと-い)
(漢検2)目が覚めやすい。めざとい。「一般に老人は―い」
 広辞苑ほか国語辞典は「寝聡い」のようだ・・・*「寝敏い(ねざとい/いざとい)」とネットにあるのもあるが、〇かどうか不明。)

●本題
 (上記問題は過去既出の「「寝(いぬ)るに尸(シ)せず」:寝るときも無様でなく死人のような恰好をしない(孔子) 「尸」=死体の事。」」のつづきを調べていて目についたので、序でに載せただけ・・・)

「寝(いぬ)るに尸(シ)せず・・・ 冕者(ベンシャ)と瞽者(コシャ)を見れば、褻(セツ)と雖も必ず貌(ボウ) を以てす。」(論語・孔子)

 *ネット上の『現代語訳 論語』(宮崎市定、岩波書店)によれば、
  郷党第十(236~253)
  「寝不尸。居不容。見斉衰者。雖狎必変。見冕者与瞽者。雖藝必以貌。凶服者式之。式負版者。有盛饌。必変色而作。迅雷風烈必変。」が全文。
 (訓) 寝ぬるに尸(し)せず。居るに容(かたち)つくらず。斉衰(しさい)する者を見れば、狎(な)れたりと雖も必ず変ず。冕(べん)する者と瞽者(こしゃ)とを見れば、藝(な)れたりと雖も必ず貌(かたち)を以てす。凶服する者はこれに式す。不版(ふばん)する者に式す。盛饌(せいせん)あれば、必ず色を変じて作(た)つ。迅雷風烈には必ず変ず。
 *他では、以下のような読みをしているものもある・・・
 「寝(いぬ)るに尸せず。居るに容(かたち)づくらず。斉衰(しさい)者を見れば、狎れたりと雖も必ず変ず。冕者(べんしゃ)と瞽者(こしゃ)とを見れば、褻(な)れたりと雖も必ず貌(かたち)を以てす。凶服者には之これに式(しょく)す。負版者(ふばんしゃ)に式す。盛饌有れば、必ず色を変じて作(た)つ。迅雷風烈には必ず変ず。」


*「褻」「貌」は、訓読みの場合と音読みの場合を想定しておいたほうが良いかも・・・
*「斉衰(シサイ)者」:四字熟語にもあるから読みで出るかも ・・・

*「子罕第九」にも同じような文章があるけど略。(少し、熟語の使い方などが違う・・・)
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クシツ(衢室)之問 (参考)嘖室

2018年01月18日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●こんなのは、故事成語類や四字熟語では出ないと思うけど、“読み”では出るかも・・・読みなら簡単だけど・・・

衢室之問」=堯が政を聴く所で下民のいうことを聴いた故事という。転じて、遍く民衆の意見を聴く喩え。 衢室=政を聴く所、明堂。
(昔の理想的な天子とされた帝・尭が、政治の資料として人民のいうことを聴いたこと。広く人々の意見を聴くことのたとえ。「衢室」は、尭の宮殿の名とも。)
(参考)
嘖室(サクシツ)」:斉の桓公が、黄帝の明堂・尭の衢室(くしつ)にならって作らせたもので、自由に討論を行なう室・会議室の意がある。

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ウカワ(鵜川)の小鮎 チュウチョウ(惆悵)の藤は松に離れて便りなし

2018年01月16日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(下記2問について、しょもない事を調べた・・・)
1.ウカワ(鵜川)の小鮎
 (ネット他)
 鵜川の小鮎とは:鵜飼いをする川にすむ小鮎。逃れる方法のない ことのたとえ。
 鵜川の小鮎とは:鵜飼いの行われる川にすむ鮎。どうしても逃れられないことのたとえ。

*“鵜河”ではダメなのかどうか、ちょっと調べた・・・
(広辞苑)
鵜川(うかわ):鵜を川に放して鮎をとらせること。鵜飼。また、その川。
かわ(川・河):地表の水が集まって流れる水路。河川。河流。 ・・・「川」も「河」も同義扱いだが、“うかわ”となると「鵜川」のみだし、故事成語・ことわざの類では「鵜川」が成句のようなので、やはり「鵜“河”」にしたら✖かも・・・

2.チュウチョウ(惆悵)の藤は松に離れて便りなし
 (ネット他)
 *柔弱な藤は松の木にすがるより他に頼りとするものがない。 かよわい女がたよりにしていた男に離れてなげき悲しむさま。

*「便りなし」・・・って、知らせとか手紙とかの意味と捉えると混乱する・・・かも。
*漢検2には説明ナシ。広辞苑でわかった・・・

(漢検2)
便り(たより):様子を知らせること。音信。手紙。「しばらく―が途絶えている」「風の―に聞く」「花の―が届く」
(広辞苑)
便り・頼り(たより):①たよること。たのみとする人や物。・・・
           ②よい機会。ついで。・・・
           ③ゆかり。えん。手づる。・・・
           ④手段・方便。・・・
           ⑤具合。配合。とりあわせ。・・・ 
           ⑥おとずれ。音信。手紙。使者。・・・
           ♢手紙・知らせの意では「便り」と書く。
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ジャクソウ(鵲巣)風の起る所を知る シナト(科戸)の風

2018年01月16日 | 故事成語類
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(「ジャクソウ(鵲巣)風のおころ所を知る」という問題が出てた・・・)
・意味わからなくても、“ジャクソウ”といったら、“かささぎの巣”とか“鵲巣鳩居”(四字熟語)がすぐ連想できるようにしないと・・・でもこういうのは良い問題・・・出るかも。

「鵠巣(じゃくそう)風の 起こるところを知る」:カササギにはその年の風の具合を予見して巣を作る本能があると言われており、「未来を予知する能力」の例え。
(漢検2)
鳩居鵲巣(キュウキョジャクソウ):①女性が嫁いできた夫の実家をわが家とすること。
                 ②粗末な家に住むこと。仮住まい。
                 ③他人の地位を横取りするたとえ。〈『詩経』〉
 巣作りのうまいカササギの巣に巣作りの下手なハトが入ってすみつく意から。
 「鵲巣鳩居」ともいう。①②「鳩居」ともいう。類)鵲巣鳩占

・(あまり関係ないけど、「鵲巣」を調べていたら)
 「科戸の鵲巣(しなとのじゃくそう)-吹奏楽のための祝典序曲(全曲版) 陸上自衛隊中央音楽隊の委嘱作品として2004年に作曲。」てのに当った。
 これ自体は曲名なので関係ないが、「科戸の風」というのは歴とした歴史民俗用語・・・出ないだろうけど・・・


 シナト(科戸)の風
 (広辞苑)
 「科戸の風・級長戸の風」:(級長戸辺神(しなとべのかみ)の名に基づく)風の異称。祝詞、大祓詞「・・・の天の八重雲を吹き放つ事の如く」    (注1)大祓詞:おおはらえのことば
  (注2)当ブログ別記事(古代史関連)でも大祓の祝詞のところで出てる・・・
 (ネット)
  科戸の風とは? 歴史民俗用語。 〔「しなと」は風の吹き起こる所の意〕 罪や汚れを吹き払うという風。
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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地、ヘキキョ(辟挙)すれば即ち民留処す・・・

2018年01月11日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あと、1、2回、残りの語選択問題を記事でつくろうと思っていたら、また、脱線した・・・
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●かの管仲の言葉は故事成語になりやすい・・・その一節で失念していた文節・・・

地、ヘキキョ(辟挙)すれば即ち民留処す ・・・

辟挙 … 土地が開墾されること *民、留処し・・・:開墾された土地には人が定住する意。
(すでに、「2014年12月17日 | 故事成語類 「衣食足りて”栄辱”を知る」記事にて開示したけど・・・)

*改めて、この「辟挙」を調べたら、
 (大字源)
 辟挙(ヘキキョ):①召しだして挙げ用いる ②すっかり開墾する。 とあった・・・①の意味の用例もあるので(本記事の内容とは関係ないが)留意。

*「辟」には(漢検2にもあるように)、意味として「意味⑥ひらく。土地をひらく。」あり・・・。
*一応、「辟」も1級配当漢字だったんで、念のため、改めて紹介しておきます。


ー過去記事(抜萃)ー
・・・
●かの孔子も、その功績を高く評価した「管仲」(春秋時代の覇者の一人である斉の桓公を輔佐した宰相)の政治・経済政策・・・
●その管仲と取り巻きの学者の言論を集めた「管子」の一節、
 「凡そ地をたもち民を牧する者は、務め四時に在り、守り、倉廩に在り。国、財多ければ即ち遠き者来たり、地、辟挙すれば即ち民留処し、倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り、上(かみ)、度を服すれば即ち六親(りくしん)固く、四維張れば即ち君の令行わる。・・・(中略)・・・四維張らざれば、国乃ち滅亡す。・・・」
 とあるとおり、「倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り・・・、」が「衣食足りて礼節を知る」と短絡したもののよう。
●なお、「四維」とは「礼・儀・廉・恥」の四つの維(つな)のことです。
●史記や漢書も、この表現をほとんどそのまま引用しているそうです。漢書では「衣食足りて栄辱を知り、廉譲(れんじょう)生じて争訟息む」となっています。
  *辟挙 … 土地が開墾されること *民、留処し・・・:開墾された土地には人が定住する意。
・・・

四維張らざれば、国乃ち滅亡す
衣食足りて栄辱を知り、廉譲(れんじょう)生じて争訟息む

のほうが出やすい気もするけど・・・
👍👍👍 🐕 👍👍👍
コメント (2)
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