日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<偶然は準備のできていない人を助けない>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その12)を配信します・・・(その1)~(その10)までで十分な力を養えた方が対象です。(その10)までの10模試に比し、若干難度高めに設定してありますので、お含み置きください・・・
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*文章題は、原文を尊重して旧かな使いを使用しているものがあります。ご了承ください。(漢字は新字に直しています)
*本番並みに、時間は60分厳守でトライしてみてください。
*それでは・・・(高得点リピーターの方には幾分“物足りない”かも知れませんが、それでも何問(=難問)かはお役にたてるかも(笑)・・・)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その12> *次回(その13)は、5/14(月)配信*
(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.視、眩泯して見を亡う
2.珍烹を並べた大宴であった
3.賓客のため珍簟を敷く
4.我が佩玖を貽す
5.凶歉による匱餒に苦しむ
6.沾沾齷齷たる者、闇雲に罵る。
7.于嗟徂かん、命の衰えたるかな
8.亟肄を以て之を罷れさす
9.木を伐ること丁丁たり
10.大鵬、南溟を亶翔す
11.多くの帑廩を有する大人である
12.幢牙、翩翻として戦場にあり
13.其の性、佚蕩なり
14.本仏が佗身を示す
15.その沼の渟泓には気をつける
16.泰では軍隊の決定方法は鬮拈であった
17.朝に衙蠹が巣くっている
18.儔儻と行を共にす
19.做大に構えて譲らない
20.孰誰、能く人に問わん
21.烈士は営みを苟にせず
22.道の阿に朽ちかけた小屋がある
23.白浪天を掀げ尽日風吹く
24.勢いよく息を吩く
25.捩摺の小花がいっぱいに付いている
26.韜で左の肘をおおう
27.禺は熱帯アフリカに分布する
28.胥、戚える
29.雪の重みで枝が撓んで曲っている
30.木を打ち鳴らして掫りを行う
(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。19、20は国字で答えること。(40)2×20
1.肩をソビやかして威嚇する
2.奥山にボンゼイの鐘が鳴りひびく
3.天目茶碗のケンサンを鑑賞する
4.消しゴムのカスを捨てる
5.ショウヨウのため家に引き籠もっている
6.祭礼でスリガネの音が聞こえる
7.キュウイン結ぶ時季が到来した
8.敢えてバシンを披瀝する
9.春になってアゲハチョウが飛び交う
10.ラマはチベット仏教の高僧だ
11.ダッキは殷の紂王の寵妃で毒婦の代名詞ともされる
12.美人のキョウタイに心惑わす
13.コンピュータ機器類をキョウタイに収納する
14.忠信以てこれを得、キョウタイ以て之を失う
15.漢検1級受検初合格を見事にやってノけた
16.矢柄のことをノという
17.本堂の屋根にシビを設えた
18.シビを拝す
(国字)
19.鳥のトキは泥鰌などを捕食する
20.ヌカミソは野菜などを漬けるのに用いる
(三)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.よめ入りすること。とつぐこと。
2.神を祭るときにそなえる肉。
3.大きく揺れ動くこと、そのさま。
4.事の始めと終わり。本末。
5.立派でめずらしい。すぐれていて異彩がある。
<語群>
( ぎゃくと、とうとう、さいそ、とうでき、きか、たんげい、たくき、きょうこう )
(四)次の問1と問2の四字熟語について答えよ。 (30)
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.( )麟振 2.( )蛙鳴 3.( )粉壁 4.( )蕭然 5.( )相依
6.造次( ) 7.肉山( ) 8.比肩( ) 9.雲壤( ) 10.慧可( )
<語群>
( てんぱい、りょうじょう、げつべつ、ずいしょう、かふく、だんぴ、たんえい、せんそう、ほりん、ぼうと )
問2 次の1~5の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の四字熟語群から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。(10)2×5
1.世の中を大変驚かせること
2.身分の高い家の子弟のこと
3.心にわだかまりがなく澄み切っていること
4.日常生活のこと
5.雲が集まってくる様子
<四字熟語群>
( 肌肉玉雪 瓊枝玉葉 運水搬柴 雲壤懸隔 虚霊不昧 煙霏雲斂 殷天動地 口中雌黄 )
(五)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.蓖麻 2.骨牌 3.大口魚 4.水獺 5.蝘蜓 6.楊櫨木 7.秦皮 8.胡蝶花 9.鴉葱 10.丁抹
(六)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.跌誤 - 2.跌つ
イ.3.仄陋 - 4.仄しい
ウ.5.綺語 - 6.綺しい
エ.7.荐居 - 8.荐まる
オ.9.哄閙 - 10.哄めき
(七)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
1.微恙 2.偏頗 3.酷暑 4.遅疑 5.富贍
6.鬩牆 7.蘊奥 8.蟾兎 9.協調 10.誥命
<語群>
( ふんこう、へいこう、ようだい、かんい、こうぼう、きぼう、かいわ、きかん、こんおう、じゅうあ )
(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.カンバツに飢饉なし
2.タニシも魚交じり
3.大匠は拙工のためにジョウボクを改廃せず
4.イエイの戚
5.白き骨は父の恩、シシムラは母の恩
6.年寄りの言うことと馬のシリガイは外れたことがない
7.コを破りて円と為す
8.鼠を以てハクとなす
9.ケンジュン、道を楽しむ
10.カタミの水
(九)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
(A)「外寇の患は古より之あり。而れども代々能将あり、機に乗じて掃蕩し、大害を為すに至らざりき。近時に至り、西洋の諸夷更々(こもごも)来り通信通市を求む、亦未だ大害を為す能はざりき。嘉永1.キチュウ(注1)六月、合衆国の船四隻浦賀に来り、国書を幕府に呈し切に要求する所あり・・・夷の曰く、「我、吾が国の命を奉ずるのみ、何ぞ日本の国法を知らんや」と、2.キョゴウ益々甚だし。執政、過激変と生ぜんことを慮り、奉行に命じて仮に其の書を受けしむ。夷、報を求むること甚だ迫る。遂に、明年更に至らんことを約し、3.イユして去らしむ。
是より先三五年、合衆国の夷人脚船に乗りて蝦夷に来り、陸地を徘徊す。松前侯之を長崎に4.カンソウす。是の如きものア.凡そ二たびなり。浦賀に来り、長崎に来り、漂民を送還し、薪水をイ.丐求すること亦数々なり。其の我を間諜すること、蓋し一日に非ず。去年に及び、蘭夷、合衆国来航の事を報ず。官深く之を秘し、敢へて中外に5.センシせず。是に至りて事倉卒に出で衆情甚だ騒がし。
是の時、先将軍ウ.薨じ、新将軍初めて立ち、水戸老公を起して防寇の議に参与せしむ。而るに小人比周し公議行はれず、公エ.連りにオ.罷めんことを請ふ。・・・
是の歳、・・・幕府専ら変を生ぜんことを懼れ、6.カンジュウもて夷を待す。夷、カ.肆に不法の事を為せども、官兵少しも禁訶せず。人皆切歯す。キ.応接廠を横浜に起す、構造甚だ粗なり。官吏7.ベンプクしてク.饗待す。論者或いは謂(おも)へらく、夷人を待つには当に示すに荘重を以てすべし、或いは之を上野(注2)に引き、或いは之を大城に引き、兵を厳にして之に備へ、宗室・大臣法服して出でて接すれば、即ち夷も亦8.イタンして怠慢玩弄の態あること能はざらん、是、夷人を重んずるに非ず、乃ち(吾が)国体を重んずるなりと。・・・」(「幽囚録」吉田松陰)
(注1)嘉永キチュウ:嘉永6年(1853年)
(注2)東京上野寛永寺(で会見すること)
・・・・(幽囚録 P50~)
(B)「・・・今宜しく俊才を各国に遣はして、その国の書を購ひ、その学術を求めしめ、因って其の人を立てて学校の師員と為すべし。又、漂民の国に帰り、夷人の投化せる者を求めて、亦之を学校の中に置き、其の聞見知識せる所を問へば、即ち益を広むるの方なり。器械技芸は年を逐ひて変革し、思慮に始まりて試験に成ること素より華夷なし、何ぞケ.都鄙あらん。然れども遠方9.カスウは往々旧を執り古にコ.泥み頑鈍固陋なる者あり。故に諸道の10.コウハクをして万石ごとに才士一人を貢(すす)めて留学三五年ならしめ、又巧思を出し新制を創むる者あらば、額外に之を貢(すす)めて遍く其の伝を広めしむるも亦益を広むるの方なり。今の急務、安んぞ此れに過ぐるものあらんや。・・・」(「幽囚録」吉田松陰)
👍👍👍 🐕 👍👍👍
<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その12 標準解答>
(一)
1.げんべん *漢検2掲載熟語。(大字源:①(畳韻)「眩泯(ゲンベン)」:目がくらむ。めくるめく。「視、眩泯して見を亡う」) 2.ちんぽう 珍烹:めずらしい料理。珍羞。 3.ちんてん *珍簟:りっぱな竹製の敷物 4.はいきゅう *佩玖:(大字源)ハイキュウ:飾りにつける美しい石。 *玖(キュウ、ク):クは呉音。呉音熟語ナシ(大字源)。 5.きだい*飢える *匱餓(キガ)=とぼしくうえる 6.ちょうちょう *“せんせん”と読んでも〇かもしれない。大字源・大漢和は“センセン、チョウチョウ”。漢字源は“チョウチョウ”。字通は“センセン”・・・いずれも“テンテン”読みはナシ・・・。 7.くさ *訓読みなら“ああ”となるところ・・・。*ク音:于嗟(クサ):(大字源)嘆息して発する声。同)吁嗟(クサ・ああ) 8.きい *亟肄(キイ):(大字源)攻めたててしばしば疲れさす。肄、は疲労の意。 *肄:(大字源)意味②つかれ。ほねおり。苦労。「莫ㇾ知ㇾ我肄」(左伝) 9.とうとう *「伐木丁丁(木を伐ること丁丁(とうとう)たり) 鳥鳴嚶嚶(鳥鳴くこと嚶嚶たり 出自幽谷(幽谷より出でて) 遷于喬木(喬木に遷る))(詩経)
(参考)広辞苑:「丁丁(ちょうちょう)」=物をつづけて打つ音。「丁丁(とうとう」=①斧で木を伐る音。②碁を打つ音。また、琴の音。*いずれも広辞苑から。
*漢検2は「丁丁(チョウチョウ):物を続けて強く打ちたたく音を表す語。「打打」とも書く。」しかナシ。 10.せんしょう(*とびめぐる、とびかける) 11.どりん :帑廩(ドリン)=金庫と米倉 12.とうが *幢牙(トウガ)=旌幢の牙旗、幢戟(トウゲキ)=はたとはたぼこ、幢幡=「トウハン」と読むと、①(軍の指揮に使う)はた、「ドウバン」と読むと、 ②仏教用語で仏堂に飾る旗のこと。 13.てっとう *「佚蕩(てっとう)」(漢検2掲載&読みもテットウ) :締まりがなく、だらしないこと(=舒緩)」 (漢検2)「⑤ゆるい。自由な。「佚宕(テットウ)」」 14.たしん *佗身:本仏が聖人や賢人の姿となってこの世に現われること 15.ていおう 16.きゅうねん *鬮拈(キュウネン):くじを引く。物事を決めるのにくじを引いて決定する。 17.がと *役所の悪者、悪吏 18.ちゅうとう:(大字源)なかま。ともがら。同類。類)儔匹、儔類、儔倫、儔侶、儔列。 19.さだい:自ら尊大に構えること
<做:サク、サ、な(す)>
*「做」は「作(サク、サ、つく(る)、な(す)」の俗字。
做事(サジ)=仕事(をする)、做工(サコウ)=はたらく、做処(サショ)=行為、做親(サシン)=結婚(する)、縁組(する)、做七(サシチ)=初七日、做官(サカン)=役人になる、做客(サキャク)=①遠慮する、②他郷にさまよう(大漢和のみ)、做大(サダイ)=自大、做弄(サロウ)=もてあそぶ、做夢(サム)=夢みる、做法(サホウ)=①しかた、やり方、製法 ②策を施す、方策をめぐらす
(参考1)故事成語類:「我より古(いにしえ)を作(な)す」:先例や古いしきたりにとらわれず、自分の手で新例を作り出すこと。
(参考2)「見做す」=「見作す」 、「色を作す」=「色を做す」*做法(サホウ)は既出。
20.じゅくすい:たれぞ、誰か、何人か。21.かりそめ 22.くま 23.あ(げ)・かか(げ) 24.ふ(く) ✕は(く) 25.もじずり 26.ゆごて 27.おながざる *禺 グ、グウ、おながざる、すみ、でく 28.みな 29.たわ(んで) 30.よまわ(り)
(二)
1.聳(やかす)・竦(やかす) 2.梵砌 3.建盞 4.滓 5.小恙 6.摺鉦 (広辞苑では「擦鉦」もOKのようだが・・・) 7.蚯蚓 8.婆心 9.9.揚羽蝶・鳳蝶 10.喇嘛(ラマ):(広辞苑)チベット仏教の高僧。 11.妲己 12.嬌態 13.筐体 14.驕泰 15.退(けた) 16.篦 17.鴟尾・蚩尾・鵄尾 18.芝眉 19.鵇 20.粏
(三)
1.帰嫁(キカ)
2.祭胙(サイソ):(大字源)神を祭るときにそなえる肉。 *漢検2下つき
3.滔蕩:(漢検2) ・・・②うごく。うごかす。「滔蕩(トウトウ)」・・・。滔蕩:①大きく揺れ動く ②大水が一面に広がる ③広大なさま (大字源)①広大なさま ②ゆれうごく
<参考比較>
滔滔:①水が勢いよく、盛んに流れるさま。「―と流れる大河」 ②すらすらとよどみなく話すさま。「―とした演説」 ③世間の風潮が、強い勢いである方向に流れ向かうさま。「―たる時代の流れ」
蕩蕩:①広々と大きいさま。 ②ゆったりと穏やかなさま。平らかなさま。 ③水の勢いが激しいこと。「滝の水が―としぶきをたてる」
4.端倪 *端倪:(広辞苑)①事の始めと終わり。本末。②きわ。はし。(他漢和辞典:きわ、かぎり、分際)③推測すること。測り知ること。
ダミー:逆睹(ぎゃくと):(漢検2)あらかじめ見通しをつけること。
端倪:(漢検2)①物事のはじめと終わり。 ②物事のなりゆきをおしはかること。推測すること。
5.倬詭=(漢検2:タクキ、タッキ)
(四)
問1
1.竜驤 2.蟬噪 3.丹楹 4.茅堵 5.禍福 6.顚沛 7.脯林 8.随踵 9.月鼈 10.断臂
問2
1.いんてん 2.けいし 3.きょれい 4.はんさい 5.うんれん
(参考)
1.(殷天)動地:世の中を大変驚かせること
2.(瓊枝)玉葉:天子の一族のこと。または、身分の高い家の子弟のこと。
3.(虚霊)不昧:心にわだかまりがなく澄み切っていること
4.運水(搬柴):日常生活のこと
5.煙霏(雲斂):雲が集まってくる様子
(肌肉)玉雪 雲壤(懸隔)口中(雌黄)
(五)
1.とうごま 2.カルタ 3.たら 4.かわせみ 5.とかげ 6.うつぎ 7.とねりこ 8.しゃが 9.しらいとそう 10.デンマーク
(六)
1.てつご 2.あやま(つ)*あやま(つ):跌誤=たがいあやまる 3.そくろう 4.いや(しい) 5.きご・きぎょ 6.うつく(しい) ✕あや(しい)*綺語(キゴ):①小説や詩文などの美しい言葉。また、表面だけを飾った言葉。「狂言―(物語や小説などを卑しめていう語)」 ②仏十悪の一つ。巧みに飾ったいつわりの言葉。 7.せんきょ 8.あつ(まる) 9.こうどう 10.どよ(めき) *大字源:どよめき。多くの人の声。どよめく。鬨の声を上げる。
(七)
1.重痾 2.秉公 3.祁寒 4.敢為 5.匱乏
6.紛訌 7.壼奥 8.瑶台 9.諧和 10.黄榜
(参考)
瑶台 蟾兎 蟾兎:月の異称 瑶台(漢検2) 玉蟾・・・
諧和カイワ:①なごやかに親しむこと。仲よくすること。「万民―」類)協調
黄榜(コウボウ)(漢検2掲載熟語):①天子の勅命。黄紙に書いたのでいう。
誥命(コウメイ)=天子がつげるみことのり、誥勅
(八)
1.旱魃・干魃 2.田螺 3.縄墨 4.倚楹 *目立たない、思いがけない人でも他人の身の上を憂え、国の政治を心配しているものであるということ。*倚楹之戚(イエイのうれい イセイのセキ):(大字源)魯の国の女子が柱に寄りかかって国を憂い、他人を悼んだ故事(後漢・盧植伝)
5.肉叢
6.鞦・紂・尻繋
7.觚
8.璞:つまらないものを宝とすること
9.懸鶉 *懸鶉楽道(けんじゅんらくどう):貧しい姿をしていても清貧に甘んじ、道を楽しむたとえ。「懸鶉」はぶら下げたウズラの意。ウズラの尾は毛が抜けているので、すそがつりあがってしまった衣のように見えることから。転じて、破れたみすぼらしい衣服の意。「楽道」は聖賢の道を守り楽しむこと。
10.筐(かたみ)
(九)
1.癸丑 2.倨傲 3.慰喩(「慰諭」でもたぶん〇になるだろう・・・大字源では「慰喩=慰諭」・・・) 4.檻送 5.宣視(「宣示」もOKと思う。参考参照。)6.寛縦 7.便服 8.畏憚 9.遐陬 10.侯伯
ア.およ(そ) イ.かいきゅう(かっきゅう?)(*全集では“カツキュウ”とあるが“カイキュウ”ではないか・・・ここでは現行音の“カイ”で“カイキュウ”としている。大字源にはこの熟語はないが他の熟語はすべて“カイ”(漢・呉音)読み。ただし、音としては“カツ”音(漢音)あり・・・カッキュウとも読むかもしれない・・・)
ウ.こう(じ) エ.しき(りに) オ.や(めん) カ.ほしいまま キ.おうせつしょう ク.きょうたい ケ.とひ コ.なず(み)
(参考)
*宣視(せんし):(ブレイズム)述べて広く知らせる 同)宣示・・・広辞苑ナシ。大字源ナシ(「宣示(せんじ・せんし)」はアリ)。・・「宣示」も同義なのでOKと思うのだが・・・。
*寛縦:広辞苑・大字源ナシ(他の手持ち辞典&ネットもナシ)
『明なれども察に及ばず、寛なれども縦(しょう)に至らず』という故事成語類あり・・・“カンショウ”と読むべきかもしれないが、全集のフリをそのまま採用した
👍👍👍 🐕 👍👍👍
(想定減点数)
読み8 書き8 語選択4~6 四字2 当て字3 音訓3 対類4~6 故事4 文章6
計42~48 154~158
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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<漢字の学習の大禁忌は作輟なり> <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<偶然は準備のできていない人を助けない>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その12)を配信します・・・(その1)~(その10)までで十分な力を養えた方が対象です。(その10)までの10模試に比し、若干難度高めに設定してありますので、お含み置きください・・・
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*文章題は、原文を尊重して旧かな使いを使用しているものがあります。ご了承ください。(漢字は新字に直しています)
*本番並みに、時間は60分厳守でトライしてみてください。
*それでは・・・(高得点リピーターの方には幾分“物足りない”かも知れませんが、それでも何問(=難問)かはお役にたてるかも(笑)・・・)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その12> *次回(その13)は、5/14(月)配信*
(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.視、眩泯して見を亡う
2.珍烹を並べた大宴であった
3.賓客のため珍簟を敷く
4.我が佩玖を貽す
5.凶歉による匱餒に苦しむ
6.沾沾齷齷たる者、闇雲に罵る。
7.于嗟徂かん、命の衰えたるかな
8.亟肄を以て之を罷れさす
9.木を伐ること丁丁たり
10.大鵬、南溟を亶翔す
11.多くの帑廩を有する大人である
12.幢牙、翩翻として戦場にあり
13.其の性、佚蕩なり
14.本仏が佗身を示す
15.その沼の渟泓には気をつける
16.泰では軍隊の決定方法は鬮拈であった
17.朝に衙蠹が巣くっている
18.儔儻と行を共にす
19.做大に構えて譲らない
20.孰誰、能く人に問わん
21.烈士は営みを苟にせず
22.道の阿に朽ちかけた小屋がある
23.白浪天を掀げ尽日風吹く
24.勢いよく息を吩く
25.捩摺の小花がいっぱいに付いている
26.韜で左の肘をおおう
27.禺は熱帯アフリカに分布する
28.胥、戚える
29.雪の重みで枝が撓んで曲っている
30.木を打ち鳴らして掫りを行う
(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。19、20は国字で答えること。(40)2×20
1.肩をソビやかして威嚇する
2.奥山にボンゼイの鐘が鳴りひびく
3.天目茶碗のケンサンを鑑賞する
4.消しゴムのカスを捨てる
5.ショウヨウのため家に引き籠もっている
6.祭礼でスリガネの音が聞こえる
7.キュウイン結ぶ時季が到来した
8.敢えてバシンを披瀝する
9.春になってアゲハチョウが飛び交う
10.ラマはチベット仏教の高僧だ
11.ダッキは殷の紂王の寵妃で毒婦の代名詞ともされる
12.美人のキョウタイに心惑わす
13.コンピュータ機器類をキョウタイに収納する
14.忠信以てこれを得、キョウタイ以て之を失う
15.漢検1級受検初合格を見事にやってノけた
16.矢柄のことをノという
17.本堂の屋根にシビを設えた
18.シビを拝す
(国字)
19.鳥のトキは泥鰌などを捕食する
20.ヌカミソは野菜などを漬けるのに用いる
(三)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.よめ入りすること。とつぐこと。
2.神を祭るときにそなえる肉。
3.大きく揺れ動くこと、そのさま。
4.事の始めと終わり。本末。
5.立派でめずらしい。すぐれていて異彩がある。
<語群>
( ぎゃくと、とうとう、さいそ、とうでき、きか、たんげい、たくき、きょうこう )
(四)次の問1と問2の四字熟語について答えよ。 (30)
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.( )麟振 2.( )蛙鳴 3.( )粉壁 4.( )蕭然 5.( )相依
6.造次( ) 7.肉山( ) 8.比肩( ) 9.雲壤( ) 10.慧可( )
<語群>
( てんぱい、りょうじょう、げつべつ、ずいしょう、かふく、だんぴ、たんえい、せんそう、ほりん、ぼうと )
問2 次の1~5の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の四字熟語群から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。(10)2×5
1.世の中を大変驚かせること
2.身分の高い家の子弟のこと
3.心にわだかまりがなく澄み切っていること
4.日常生活のこと
5.雲が集まってくる様子
<四字熟語群>
( 肌肉玉雪 瓊枝玉葉 運水搬柴 雲壤懸隔 虚霊不昧 煙霏雲斂 殷天動地 口中雌黄 )
(五)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.蓖麻 2.骨牌 3.大口魚 4.水獺 5.蝘蜓 6.楊櫨木 7.秦皮 8.胡蝶花 9.鴉葱 10.丁抹
(六)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.跌誤 - 2.跌つ
イ.3.仄陋 - 4.仄しい
ウ.5.綺語 - 6.綺しい
エ.7.荐居 - 8.荐まる
オ.9.哄閙 - 10.哄めき
(七)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
1.微恙 2.偏頗 3.酷暑 4.遅疑 5.富贍
6.鬩牆 7.蘊奥 8.蟾兎 9.協調 10.誥命
<語群>
( ふんこう、へいこう、ようだい、かんい、こうぼう、きぼう、かいわ、きかん、こんおう、じゅうあ )
(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.カンバツに飢饉なし
2.タニシも魚交じり
3.大匠は拙工のためにジョウボクを改廃せず
4.イエイの戚
5.白き骨は父の恩、シシムラは母の恩
6.年寄りの言うことと馬のシリガイは外れたことがない
7.コを破りて円と為す
8.鼠を以てハクとなす
9.ケンジュン、道を楽しむ
10.カタミの水
(九)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
(A)「外寇の患は古より之あり。而れども代々能将あり、機に乗じて掃蕩し、大害を為すに至らざりき。近時に至り、西洋の諸夷更々(こもごも)来り通信通市を求む、亦未だ大害を為す能はざりき。嘉永1.キチュウ(注1)六月、合衆国の船四隻浦賀に来り、国書を幕府に呈し切に要求する所あり・・・夷の曰く、「我、吾が国の命を奉ずるのみ、何ぞ日本の国法を知らんや」と、2.キョゴウ益々甚だし。執政、過激変と生ぜんことを慮り、奉行に命じて仮に其の書を受けしむ。夷、報を求むること甚だ迫る。遂に、明年更に至らんことを約し、3.イユして去らしむ。
是より先三五年、合衆国の夷人脚船に乗りて蝦夷に来り、陸地を徘徊す。松前侯之を長崎に4.カンソウす。是の如きものア.凡そ二たびなり。浦賀に来り、長崎に来り、漂民を送還し、薪水をイ.丐求すること亦数々なり。其の我を間諜すること、蓋し一日に非ず。去年に及び、蘭夷、合衆国来航の事を報ず。官深く之を秘し、敢へて中外に5.センシせず。是に至りて事倉卒に出で衆情甚だ騒がし。
是の時、先将軍ウ.薨じ、新将軍初めて立ち、水戸老公を起して防寇の議に参与せしむ。而るに小人比周し公議行はれず、公エ.連りにオ.罷めんことを請ふ。・・・
是の歳、・・・幕府専ら変を生ぜんことを懼れ、6.カンジュウもて夷を待す。夷、カ.肆に不法の事を為せども、官兵少しも禁訶せず。人皆切歯す。キ.応接廠を横浜に起す、構造甚だ粗なり。官吏7.ベンプクしてク.饗待す。論者或いは謂(おも)へらく、夷人を待つには当に示すに荘重を以てすべし、或いは之を上野(注2)に引き、或いは之を大城に引き、兵を厳にして之に備へ、宗室・大臣法服して出でて接すれば、即ち夷も亦8.イタンして怠慢玩弄の態あること能はざらん、是、夷人を重んずるに非ず、乃ち(吾が)国体を重んずるなりと。・・・」(「幽囚録」吉田松陰)
(注1)嘉永キチュウ:嘉永6年(1853年)
(注2)東京上野寛永寺(で会見すること)
・・・・(幽囚録 P50~)
(B)「・・・今宜しく俊才を各国に遣はして、その国の書を購ひ、その学術を求めしめ、因って其の人を立てて学校の師員と為すべし。又、漂民の国に帰り、夷人の投化せる者を求めて、亦之を学校の中に置き、其の聞見知識せる所を問へば、即ち益を広むるの方なり。器械技芸は年を逐ひて変革し、思慮に始まりて試験に成ること素より華夷なし、何ぞケ.都鄙あらん。然れども遠方9.カスウは往々旧を執り古にコ.泥み頑鈍固陋なる者あり。故に諸道の10.コウハクをして万石ごとに才士一人を貢(すす)めて留学三五年ならしめ、又巧思を出し新制を創むる者あらば、額外に之を貢(すす)めて遍く其の伝を広めしむるも亦益を広むるの方なり。今の急務、安んぞ此れに過ぐるものあらんや。・・・」(「幽囚録」吉田松陰)
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<30-1向け 漢検1級 模擬試験問題 その12 標準解答>
(一)
1.げんべん *漢検2掲載熟語。(大字源:①(畳韻)「眩泯(ゲンベン)」:目がくらむ。めくるめく。「視、眩泯して見を亡う」) 2.ちんぽう 珍烹:めずらしい料理。珍羞。 3.ちんてん *珍簟:りっぱな竹製の敷物 4.はいきゅう *佩玖:(大字源)ハイキュウ:飾りにつける美しい石。 *玖(キュウ、ク):クは呉音。呉音熟語ナシ(大字源)。 5.きだい*飢える *匱餓(キガ)=とぼしくうえる 6.ちょうちょう *“せんせん”と読んでも〇かもしれない。大字源・大漢和は“センセン、チョウチョウ”。漢字源は“チョウチョウ”。字通は“センセン”・・・いずれも“テンテン”読みはナシ・・・。 7.くさ *訓読みなら“ああ”となるところ・・・。*ク音:于嗟(クサ):(大字源)嘆息して発する声。同)吁嗟(クサ・ああ) 8.きい *亟肄(キイ):(大字源)攻めたててしばしば疲れさす。肄、は疲労の意。 *肄:(大字源)意味②つかれ。ほねおり。苦労。「莫ㇾ知ㇾ我肄」(左伝) 9.とうとう *「伐木丁丁(木を伐ること丁丁(とうとう)たり) 鳥鳴嚶嚶(鳥鳴くこと嚶嚶たり 出自幽谷(幽谷より出でて) 遷于喬木(喬木に遷る))(詩経)
(参考)広辞苑:「丁丁(ちょうちょう)」=物をつづけて打つ音。「丁丁(とうとう」=①斧で木を伐る音。②碁を打つ音。また、琴の音。*いずれも広辞苑から。
*漢検2は「丁丁(チョウチョウ):物を続けて強く打ちたたく音を表す語。「打打」とも書く。」しかナシ。 10.せんしょう(*とびめぐる、とびかける) 11.どりん :帑廩(ドリン)=金庫と米倉 12.とうが *幢牙(トウガ)=旌幢の牙旗、幢戟(トウゲキ)=はたとはたぼこ、幢幡=「トウハン」と読むと、①(軍の指揮に使う)はた、「ドウバン」と読むと、 ②仏教用語で仏堂に飾る旗のこと。 13.てっとう *「佚蕩(てっとう)」(漢検2掲載&読みもテットウ) :締まりがなく、だらしないこと(=舒緩)」 (漢検2)「⑤ゆるい。自由な。「佚宕(テットウ)」」 14.たしん *佗身:本仏が聖人や賢人の姿となってこの世に現われること 15.ていおう 16.きゅうねん *鬮拈(キュウネン):くじを引く。物事を決めるのにくじを引いて決定する。 17.がと *役所の悪者、悪吏 18.ちゅうとう:(大字源)なかま。ともがら。同類。類)儔匹、儔類、儔倫、儔侶、儔列。 19.さだい:自ら尊大に構えること
<做:サク、サ、な(す)>
*「做」は「作(サク、サ、つく(る)、な(す)」の俗字。
做事(サジ)=仕事(をする)、做工(サコウ)=はたらく、做処(サショ)=行為、做親(サシン)=結婚(する)、縁組(する)、做七(サシチ)=初七日、做官(サカン)=役人になる、做客(サキャク)=①遠慮する、②他郷にさまよう(大漢和のみ)、做大(サダイ)=自大、做弄(サロウ)=もてあそぶ、做夢(サム)=夢みる、做法(サホウ)=①しかた、やり方、製法 ②策を施す、方策をめぐらす
(参考1)故事成語類:「我より古(いにしえ)を作(な)す」:先例や古いしきたりにとらわれず、自分の手で新例を作り出すこと。
(参考2)「見做す」=「見作す」 、「色を作す」=「色を做す」*做法(サホウ)は既出。
20.じゅくすい:たれぞ、誰か、何人か。21.かりそめ 22.くま 23.あ(げ)・かか(げ) 24.ふ(く) ✕は(く) 25.もじずり 26.ゆごて 27.おながざる *禺 グ、グウ、おながざる、すみ、でく 28.みな 29.たわ(んで) 30.よまわ(り)
(二)
1.聳(やかす)・竦(やかす) 2.梵砌 3.建盞 4.滓 5.小恙 6.摺鉦 (広辞苑では「擦鉦」もOKのようだが・・・) 7.蚯蚓 8.婆心 9.9.揚羽蝶・鳳蝶 10.喇嘛(ラマ):(広辞苑)チベット仏教の高僧。 11.妲己 12.嬌態 13.筐体 14.驕泰 15.退(けた) 16.篦 17.鴟尾・蚩尾・鵄尾 18.芝眉 19.鵇 20.粏
(三)
1.帰嫁(キカ)
2.祭胙(サイソ):(大字源)神を祭るときにそなえる肉。 *漢検2下つき
3.滔蕩:(漢検2) ・・・②うごく。うごかす。「滔蕩(トウトウ)」・・・。滔蕩:①大きく揺れ動く ②大水が一面に広がる ③広大なさま (大字源)①広大なさま ②ゆれうごく
<参考比較>
滔滔:①水が勢いよく、盛んに流れるさま。「―と流れる大河」 ②すらすらとよどみなく話すさま。「―とした演説」 ③世間の風潮が、強い勢いである方向に流れ向かうさま。「―たる時代の流れ」
蕩蕩:①広々と大きいさま。 ②ゆったりと穏やかなさま。平らかなさま。 ③水の勢いが激しいこと。「滝の水が―としぶきをたてる」
4.端倪 *端倪:(広辞苑)①事の始めと終わり。本末。②きわ。はし。(他漢和辞典:きわ、かぎり、分際)③推測すること。測り知ること。
ダミー:逆睹(ぎゃくと):(漢検2)あらかじめ見通しをつけること。
端倪:(漢検2)①物事のはじめと終わり。 ②物事のなりゆきをおしはかること。推測すること。
5.倬詭=(漢検2:タクキ、タッキ)
(四)
問1
1.竜驤 2.蟬噪 3.丹楹 4.茅堵 5.禍福 6.顚沛 7.脯林 8.随踵 9.月鼈 10.断臂
問2
1.いんてん 2.けいし 3.きょれい 4.はんさい 5.うんれん
(参考)
1.(殷天)動地:世の中を大変驚かせること
2.(瓊枝)玉葉:天子の一族のこと。または、身分の高い家の子弟のこと。
3.(虚霊)不昧:心にわだかまりがなく澄み切っていること
4.運水(搬柴):日常生活のこと
5.煙霏(雲斂):雲が集まってくる様子
(肌肉)玉雪 雲壤(懸隔)口中(雌黄)
(五)
1.とうごま 2.カルタ 3.たら 4.かわせみ 5.とかげ 6.うつぎ 7.とねりこ 8.しゃが 9.しらいとそう 10.デンマーク
(六)
1.てつご 2.あやま(つ)*あやま(つ):跌誤=たがいあやまる 3.そくろう 4.いや(しい) 5.きご・きぎょ 6.うつく(しい) ✕あや(しい)*綺語(キゴ):①小説や詩文などの美しい言葉。また、表面だけを飾った言葉。「狂言―(物語や小説などを卑しめていう語)」 ②仏十悪の一つ。巧みに飾ったいつわりの言葉。 7.せんきょ 8.あつ(まる) 9.こうどう 10.どよ(めき) *大字源:どよめき。多くの人の声。どよめく。鬨の声を上げる。
(七)
1.重痾 2.秉公 3.祁寒 4.敢為 5.匱乏
6.紛訌 7.壼奥 8.瑶台 9.諧和 10.黄榜
(参考)
瑶台 蟾兎 蟾兎:月の異称 瑶台(漢検2) 玉蟾・・・
諧和カイワ:①なごやかに親しむこと。仲よくすること。「万民―」類)協調
黄榜(コウボウ)(漢検2掲載熟語):①天子の勅命。黄紙に書いたのでいう。
誥命(コウメイ)=天子がつげるみことのり、誥勅
(八)
1.旱魃・干魃 2.田螺 3.縄墨 4.倚楹 *目立たない、思いがけない人でも他人の身の上を憂え、国の政治を心配しているものであるということ。*倚楹之戚(イエイのうれい イセイのセキ):(大字源)魯の国の女子が柱に寄りかかって国を憂い、他人を悼んだ故事(後漢・盧植伝)
5.肉叢
6.鞦・紂・尻繋
7.觚
8.璞:つまらないものを宝とすること
9.懸鶉 *懸鶉楽道(けんじゅんらくどう):貧しい姿をしていても清貧に甘んじ、道を楽しむたとえ。「懸鶉」はぶら下げたウズラの意。ウズラの尾は毛が抜けているので、すそがつりあがってしまった衣のように見えることから。転じて、破れたみすぼらしい衣服の意。「楽道」は聖賢の道を守り楽しむこと。
10.筐(かたみ)
(九)
1.癸丑 2.倨傲 3.慰喩(「慰諭」でもたぶん〇になるだろう・・・大字源では「慰喩=慰諭」・・・) 4.檻送 5.宣視(「宣示」もOKと思う。参考参照。)6.寛縦 7.便服 8.畏憚 9.遐陬 10.侯伯
ア.およ(そ) イ.かいきゅう(かっきゅう?)(*全集では“カツキュウ”とあるが“カイキュウ”ではないか・・・ここでは現行音の“カイ”で“カイキュウ”としている。大字源にはこの熟語はないが他の熟語はすべて“カイ”(漢・呉音)読み。ただし、音としては“カツ”音(漢音)あり・・・カッキュウとも読むかもしれない・・・)
ウ.こう(じ) エ.しき(りに) オ.や(めん) カ.ほしいまま キ.おうせつしょう ク.きょうたい ケ.とひ コ.なず(み)
(参考)
*宣視(せんし):(ブレイズム)述べて広く知らせる 同)宣示・・・広辞苑ナシ。大字源ナシ(「宣示(せんじ・せんし)」はアリ)。・・「宣示」も同義なのでOKと思うのだが・・・。
*寛縦:広辞苑・大字源ナシ(他の手持ち辞典&ネットもナシ)
『明なれども察に及ばず、寛なれども縦(しょう)に至らず』という故事成語類あり・・・“カンショウ”と読むべきかもしれないが、全集のフリをそのまま採用した
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(想定減点数)
読み8 書き8 語選択4~6 四字2 当て字3 音訓3 対類4~6 故事4 文章6
計42~48 154~158
👍👍👍 🐕 👍👍👍
やっとチャレンジできました~
難しいよ~いっぱい間違えたよ~
以下誤答です
(一)
24.は
26.なめしがわ
(二)
3.硯盞
6.擦鐘
10.拉摩
(三)
3.幢幢
5.倬危
(七)
10.公榜 惜しいな~
(八)
4.威盈
9.???
(九)
3.慰諭
5.宣旨
6.勘柔
10.黄白
170点台か~
次がんばるね
・まあまあの出来じゃないのかなあ・・・儂も出されたら、たぶん書けなさそうな書き問題や文章書き問題がだいぶあったかんね(笑)
・次回、またヨロチクね。