故事成語類（実践問題）

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痴(烏滸)がましくも練習問題です。でも、たまにはこういう方が力がつくかも・・・。私の経験上も他ブログなどで大変お世話になりました・・・。実際に考えることで、覚えようとするだけでなく、記憶の残り方が違うのかも知れませんね。
＜よみ＞
①礼儀廉恥は国の四つの維なり、四維（しい）張らざれば国すなわち滅亡す　　（注）訓読みで。
②伯牙、琴を鼓し、鐘子期之を聴く。・・・志、流水に在らば、鐘子期又曰く、「善い哉、琴を鼓する、湯湯乎として流水の如し若し」と。・・・」
③経を談じて腹笥虚し。
④君子の徳は風なり、小人の徳は艸なり。艸、風を上（くわ）うれば必ず偃す。　（注）音読み＆訓読みで。
⑤吾れ、万物を齎送と為す。　（注）意味：死に行く私への贈り物はこの世界の万物だ。
＜かき＞
①ヒ士は伍無く、ヒ女は家なし。（注）ヒ士：疲れた兵士　　ヒ女：道徳にそむく女
②疾風に勁草を知り、ハントウに誠臣を知る。
③絵事（かいじ）はソを後にす。
④大国を治むるはショウセンを烹るがごとし・・・。
⑤才人は世を経し、能人は世を取り、ギョウジンは世に逢ひ、名人は世に垂れ、高人は世を出で、達人は世を玩（たの）しむ

回答・解説は、このあとすぐ・・・（＾＾：）


＜回答・解説＞
よみ　①つな　　②しょうしょうこ：水勢のさかんなさま　（湯：ショウ　準１）　③ふくし　＊腹笥（ふくし）は腹の中の本箱を意味し、転じて博学を云うのに用いる。「五車腹笥」：車５台分の書物が腹の本箱に詰まっていることで広く学問に通じているとなる。　腹笥空虚＝学問のない、無学な。④くさ、ソウ　⑤シソウ　　「齎」は通常は「セイ」。他の熟語や「齎送」の場合も「セイソウ」と読む場合もある（意味は異なる）ので注意してください。荘子のこの文は有名で、「シソウ」です。

かき　①罷　　②板蕩　　③素　＊「絵事後素」の成語あり。絵の描き方。さまざまな色を塗った後、最後に白粉を用いて色彩を鮮明にするように、人間もさまざまな教養を積んだ後に礼を学べば教養も引き立ち人格が完成する・・・。
④小鮮：こざかなの意。「烹鮮」（ほうせん）の熟語あり。⑤暁人

ではまた。