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熟語の読み・一字訓読(実践問題その15)です。回答はマウスを動かせば、すぐ見られるようにしてあります。参考までに、末尾に、解説や周辺知識等を記載しています。当面、1級対象漢字から整理していきます・・
問題1 「揉」 ①雑揉(ザツジュウ) ー 揉(いりま)じる ②(「揉」は訓読み)厘揉(リンだめ) ー 揉( た )める ③揉捏(ジュウネツ) - 揉( も )む ④揉事(ジュウジ、もめごと) - 揉( も )める
問題2(準1対象漢字) 「摺」 ①摺本(ショウホン) - 摺( す )る ②摺奏(ショウソウ) - 摺(た た)む ③摺歯(ショウシ、ロウシ) ー 摺(く じ)く ④摺曲(シュウキョク) - 摺(ひ だ)
問題3 「翹」 ①翹望(ギョウボウ) - 翹( あ )げる ②翹足(ギョウソク) - 翹(つまだ)てる ③翹翹(ギョウギョウ) - 翹(す ぐ)れる
問題1 揉:ジュウ、いりま(じる)、 た(める)、も(む)、も(める)
①雑揉:いりまじること、混雑=揉雑(ジュウザツ)
②厘揉(りんだめ):厘や毛などのきわめて少量をはかるはかり。釐等具( れいてんぐ)の小さいもの。厘秤(りんばかり)。「釐揉」(りんだめ)」とも書く。釐等具(れいてんぐ)の小さいもの。厘秤(りんばかり)
(周辺知識)釐等具(れいてんぐ):「れい」・「てん」は「釐」「等」の唐音。釐(りん)・毛などごくわずかな量まで量れる精密な竿秤(さおばかり)。明治初年まで金銀などを量るのに広く用いられていた。銀秤。れいてん。れてぐ。りんばかり。りんだめ。
③揉捏:揉捏(じゅうねつ)法=対象部位の筋肉に対し揉み、捏ねる方法。揉撚(じゅうねん)法とも。他に、「も(む)」意の熟語は、「磨揉遷革 (まじゅうせんかく):教え諭して、人をよい方向に導くこと。「磨」は善をみがく、「揉」は欠点を正し直す(弱点を克服する)意。「遷」は善にうつる、本来のよい状態に戻すこと。「革」はよい状態に改めること」、「揉砕::もみつぶす。もみみ砕く」、煎茶の製造工程での「粗揉(そじゅう)」「揉捻(じゅうねん)」「中揉(ちゅうじゅう)」「精揉(せいじゅう)」など。
④揉事:通常は「揉め事」と書きます。もめる(揉める):争いが起きてごたごたする。「会議が―・める」 いらいらする。「気が―める」 費用がかかる。「 はじめより―める事なれば・・・」
問題2 摺:ショウ、ロウ、す(る)、たた(む)、くじ(く)、ひだ
①摺本:摺り本(すりぼん)のこと、木版印刷など、摺って印刷した本。折り本:横に長く継ぎ あわせた紙を折り畳んで作った本。習字の手本・経本に多い。
その他、「す(る)」意の熟語:「摺動(ショウドウ、シュウドウ)滑らせて動かすこと。」(木版印刷に関係する歴史の古い言葉。)「シュウ」は慣用読みと思われる。他の熟語の「ショウ」もすべて慣用読みかと。摺刷(ショウサツ、シュウサツ、すりさつ):印刷の仕方の一。
②摺奏:上奏する書類をまとめた物。機密を要し、臣下が直接に上奏するもの。たたむ、折る意。他に、「摺帖(ショウジョウ、シュウジョウ):経本折りとも言い、ジグザグの折り方」=「摺葉(ショウヨウ、シュウヨウ):経本折りとも言い、ジグザグの折り方」、「摺扇」:扇子のこと。折り畳める扇
③摺歯:字通では「ショウシ」、大漢和では「ロウシ」。他に、「摺脇(ロウキョウ)」「摺拉(ロウロウ):とりひしぐ」などがあり、「ロウシ」を採りたいが、字通に異を唱えるつもりはありません(^^;)また、史記に「・・・刳腹絕腸,折頸摺頤,首身分離,暴骸骨於草澤,・・・」とあり、音読みなら「摺頤(ロウイ)」と読むか・・・。
④摺曲(シュウキョク):慣用読み。層になってうねったさま ⇒ 褶曲(1級)その他:摺伏=慴伏(1級)=懾伏(1級) :おそれ伏す意。
問題3 翹:ギョウ、あ(げる)、つまだ(てる)、すぐ(れる)
①翹望:首を長くして待ち望むこと。ある事柄の実現することをしきりに待ち望むこと。渇望。切望。「翹首」:首を上げて、ひたすら待ち望むこと。
②翹足:かかとをあげて爪先で立つ。「爪立てる」とも書く。四字熟語「翹足引領」
③翹楚:大勢の中でとびぬけてすぐれていること。また、その人。「楚」は、特に丈の高い木。出典:「詩経」周南・漢広の「翹翹錯薪、言刈其楚(翹翹と錯れる薪の、言は其の楚を刈らん)」から。・・・詳細は本日記事「手賀沼散歩0921(難読・当て字中心)」を参照ください・・・。
<その他>「連翹」(れんぎょう):モクセイ科の落葉低木。中国原産。「翠翹(すいぎょう)」かわせみの羽。かわせみの羽をかたどってつくった女性の髪飾り。
では👋👋👋
本当にありがとうございます。
私も頑張らねば・・・(^^;)