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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開しています。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その239)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<莪:ガ、つのよもぎ、きつねあざみ> *漢検2:「きつねあざみ」訓はナシ、意味欄には「意味②きつねあざみ」とある。
・つのよもぎ:菁莪、蒿莪、蓼莪、莪蒿(注)=蘿蒿
・きつねあざみ:莪蒿(注)=蘿蒿
(注)①漢検2ほか:「つのよもぎ」と「きつねあざみ」は違う植物。②「莪蒿(ガコウ)」=(大漢和)草の名、きつねあざみ、蘿蒿。「初めて生えるのを「莪」、長大なのを「蒿」という」(大漢和)。*「蘿蒿」・・・大漢和は「蘿蒿」の項の意味・説明瀾では「つのよもぎ」の所にあり・・・不詳。
なお、漢字源によれば、「莪蒿」の別名が「蘿蒿」との事。
<莟:ガン、つぼみ、はなしべ> *ガン(慣用音)
・つぼみ:小莟、新莟、晩莟・・・(字通のみこれらの熟語あり。他の漢和辞典にはナシ。)
・はなしべ:(花蕊)・・・熟語見当たらず。
<莎:サ、はますげ>
・はますげ:莎草(サソウ)=はますげ、莎径=はますげの生えた小道、莎衣=莎草で作った衣(大漢和)・すげみの・菅蓑(字通)、<莎草(かやつりぐさ、ささめ、はますげ)>、莎笠(サリュウ)=莎草でつくった笠・菅笠、
・その他:莎鶏=すずむし、はたおりむし(キリギリス)・・・(字通)。虫の名、黒身赤頭の小虫、ころおぎの類・・・(大漢和)。莎靡(サビ)=カヤツリグサがなびく、莎緑(サリョク)=カヤツリグサの緑
*広辞苑:はますげ=カヤツリグサ科多年草(浜菅)・海辺に生える、かやつりぐさ=カヤツリグサ科一年草・路傍に生える雑草。
*「はますげ」と「かやつりぐさ」は異なる植物。
<荼:ト、タ、ダ、にがな、くる(しみ)>*ト(漢音)タ(漢音)ダ(慣用音)
・にがな:荼草(トソウ)=にがな、荼薺(トセイ)=にがなとなずな=転じて、善人と悪人。菫荼(キント)=とりかぶととにがな
・くる(しみ):荼酷(トコク)=苦痛が甚だしい、荼炭=塗炭、、荼毒=荼蓼(トリョウ)=にがなとたで(転じて、苦しみの意味、「荼毒」と同じ意味。) *荼蓼=ともに苦い味なので苦痛ー特に、父母に死なれる苦痛ーにたとえる。「荼蓼の苦しみ」
・その他:荼火(トカ)=「荼(ト)の如し、火の如し」=軍容の盛んなさま、荼白(トハク)=ちがやの穂のような白土・白色。この「荼」は“ちがや”の意味。荼毘(ダビ)、荼枳尼(ダキニ)、荼枳尼天(ダキニテン)
<荳:トウ、ズ、まめ>*トウ(漢音)・ズ(呉音)・・・漢字源。(大字源は「トウ」音のみ)
・まめ:荳腐=豆腐、荳餅(トウベイ)=豆油を搾ったあとのかす。油糟。豆餅。
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開しています。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その239)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<莪:ガ、つのよもぎ、きつねあざみ> *漢検2:「きつねあざみ」訓はナシ、意味欄には「意味②きつねあざみ」とある。
・つのよもぎ:菁莪、蒿莪、蓼莪、莪蒿(注)=蘿蒿
・きつねあざみ:莪蒿(注)=蘿蒿
(注)①漢検2ほか:「つのよもぎ」と「きつねあざみ」は違う植物。②「莪蒿(ガコウ)」=(大漢和)草の名、きつねあざみ、蘿蒿。「初めて生えるのを「莪」、長大なのを「蒿」という」(大漢和)。*「蘿蒿」・・・大漢和は「蘿蒿」の項の意味・説明瀾では「つのよもぎ」の所にあり・・・不詳。
なお、漢字源によれば、「莪蒿」の別名が「蘿蒿」との事。
<莟:ガン、つぼみ、はなしべ> *ガン(慣用音)
・つぼみ:小莟、新莟、晩莟・・・(字通のみこれらの熟語あり。他の漢和辞典にはナシ。)
・はなしべ:(花蕊)・・・熟語見当たらず。
<莎:サ、はますげ>
・はますげ:莎草(サソウ)=はますげ、莎径=はますげの生えた小道、莎衣=莎草で作った衣(大漢和)・すげみの・菅蓑(字通)、<莎草(かやつりぐさ、ささめ、はますげ)>、莎笠(サリュウ)=莎草でつくった笠・菅笠、
・その他:莎鶏=すずむし、はたおりむし(キリギリス)・・・(字通)。虫の名、黒身赤頭の小虫、ころおぎの類・・・(大漢和)。莎靡(サビ)=カヤツリグサがなびく、莎緑(サリョク)=カヤツリグサの緑
*広辞苑:はますげ=カヤツリグサ科多年草(浜菅)・海辺に生える、かやつりぐさ=カヤツリグサ科一年草・路傍に生える雑草。
*「はますげ」と「かやつりぐさ」は異なる植物。
<荼:ト、タ、ダ、にがな、くる(しみ)>*ト(漢音)タ(漢音)ダ(慣用音)
・にがな:荼草(トソウ)=にがな、荼薺(トセイ)=にがなとなずな=転じて、善人と悪人。菫荼(キント)=とりかぶととにがな
・くる(しみ):荼酷(トコク)=苦痛が甚だしい、荼炭=塗炭、、荼毒=荼蓼(トリョウ)=にがなとたで(転じて、苦しみの意味、「荼毒」と同じ意味。) *荼蓼=ともに苦い味なので苦痛ー特に、父母に死なれる苦痛ーにたとえる。「荼蓼の苦しみ」
・その他:荼火(トカ)=「荼(ト)の如し、火の如し」=軍容の盛んなさま、荼白(トハク)=ちがやの穂のような白土・白色。この「荼」は“ちがや”の意味。荼毘(ダビ)、荼枳尼(ダキニ)、荼枳尼天(ダキニテン)
<荳:トウ、ズ、まめ>*トウ(漢音)・ズ(呉音)・・・漢字源。(大字源は「トウ」音のみ)
・まめ:荳腐=豆腐、荳餅(トウベイ)=豆油を搾ったあとのかす。油糟。豆餅。
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