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●図書館に予約している本がまだなので、自宅の本を改めて読んでいた・・・
●2冊とも、20年近く前の本ですが、まだ色褪せない著作です・・・
●これだけ、日本の古代史を激変させるような内容の著作なのに、未だに色褪せず、かつ、他からの批判や反論もあまり見かけないのは、古田さんが嘆いていたように、やはり(古代史関係の学者や学会などに)“無視”“黙殺”されているのか・・・「・・・されている」というよりも「・・・せざるを得ない」ほど、古田さんの著作物が優れているということか・・・
●内容は古代史カテゴリーの方にそのうち記録するが、なにしろ、常識的で論証も論理的なので、極めて説得力がある著作です。学術書なんだが、読みやすいし、推理小説みたいで、何度読んでも面白い・・・
●とはいえ、以前、読んだときは、大意をつかむのに必死で、やっと理解できた程度だった・・・が、これも、漢検1級の学習をしたおかげで、かなり理解の程度・深度が深まった感じがしている・・・1級以上の漢字も多くあるけど、なんとかわかる力が付いてきたってことかも。
●一例を挙げると、筑後風土記の中の“筑紫の君・磐井”のところに書かれている「衙頭」の「衙」の意味・・・
・普通、日本史では、郡衙・国衙という熟語が出てくるが、これは地元の役所を意味する言葉・・・中国の唐代の用法を基にしている。
・しかし、磐井の場合の“衙頭”の「衙」は唐以前(6世紀前半)だから、唐代の用法ではなく、3~6世紀の中国側の用法に基づく・・・調べてみると、“将軍もしくは大将軍の本営”を意味する用例・・・
てなことも勉強になるというか、理解が深まる。・・・このあと、論理の展開は、いわゆる「倭の五王」は、「使持節・都督・倭・百済・・・安東大将軍、倭国王・・・」と将軍・大将軍を主張したり、中国(南朝)から承認されたりしていたことから、まさに、この“将軍・大将軍”の本営のことを自ら自任していた→その流れを汲んでいるのが磐井→倭の五王も磐井も九州の王者・・・と続いていくのだが、書くと長くなるので、これで紹介はオワリ。
●なにしろ、古代史が好きな人にはとても面白い本だと思うのだが・・・
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