センバツ開催が決まり、予定通り甲子園練習が行われました。
センバツバックグラウンドツアーの参加をどうしようか・・・
ためらいましたが、沈んでしまう気持ちと平常心を取り戻すため参加することにしました。
集合より早く着いたので、ツアーまで京都成章と佐渡の練習を見ました。
ツアーから日大三高・履正社・城南・鹿児島実業・創志学園の練習も見れました。
整備も入れて30分と短い時間での練習ですが、高校野球仕様に前日入れ替えられたという土の上で
1分も無駄にすることなく練習する姿がありました。
見たかった日大三高の時間は、ツアーの時間で見れないとのことでしたが、運よくスタンドで見ることができて良かったです。
昨年末の強化合宿では小倉監督さんに会えなかったので今日は甲子園で会えて嬉しかったです
選手たちはバッティング練習で快音を響かせていました。
今春は準優勝旗を返還し、優勝旗を持って帰って欲しいなぁと応援しています。
ガンバレ佐賀高校!
震災の影響を心配していた佐渡の選手も、元気いっぱい守備練習中心にがんばっていました。
不安な気持ちもあるだろうと思いますが、佐渡で応援してくれている方々に元気を届けてあげて欲しいなぁと思います。
城南のバッティング練習では、エース竹内投手がホームランを見せてくれ、スタンドから大きな拍手が起こっていました
報徳学園との初戦楽しみです。
鹿児島実業の選手たち。
このチームは本当に礼儀正しい素晴らしいチームだと感じました。 普段からキビキビとしたチームなのでしょう。
練習終了の挨拶では、全員の挨拶する姿勢と態度が整っていて、見ていてとても気持ちが良かったです。
ぜひ、本番の甲子園で鹿児島実業の挨拶も見て戴きたいなぁと思います。
創部一年、全員が二年生選手という創志学園の選手たちの練習も少しだけ見れました。
ほとんど三年生選手との戦いになりますが、元気いっぱいのプレーで勝利掴んで欲しいなと思います。
このツアーでは、一般では絶対見れないブルペンや、ロイヤルスイートから球場練習を観たり普段ではできない体験ができました。
普段観客が行き交う通路のシャッターが閉まっている小窓。
シャッターが開くとそこは、一般人には見ることができないブルペンです。
ちょうど履正社の選手が練習をしている所が見学できました。
グラウンドでの履正社は声がよく出ていて元気の良いチーム。
大会でも元気いっぱいのプレーが見れそうです。
ここはその昔プールがあった場所だったそうで、天井のアーチは当時のプールの天井をそのまま使用しているそうです。
このブルペンで、プロのあの選手も、この選手も投球練習しているんですね~。
そして、ここもまず一般人は入ることはないだろう・・・ロイヤルスイートも見学させて戴きました。
すご~い・・・の一言。 スタンドとは全く違う空気が流れている感じです。(中は撮影禁止でお伝えできず残念)
ここから眺める球場はこんな感じです。
ここでは同じツアーに参加されていた、甲子園歴史館のボランティアガイドをされている沼山先生と沢田さんに
高校野球の公式ボールを見せて戴き、ボールについてなど色々説明を聞くことができました。
ボールの縫い目も山の微妙な高さの調節が、投手の手に引っ掛かりやすいよう、投手有利向けに作られているというお話を聞きました。
沼山先生・・・実は千葉県の四街道北高校の英語の先生。
昨年まで同校野球部の監督さんをされておられたそうです。
沼山先生は大学卒業後、宇都宮学園野球部のコーチをされておられ、88年センバツ大会に出場されている。
「生きる目標が甲子園にあった。自分が学んだことを多くの人に伝えたい」との想いで、遥々千葉から来られ
歴史館のボランティアガイドをされているそうです。
沢田さん・・・北海道での中学時代、野球部で主将を務め、お父様の転勤で大阪商業高校に転校し硬式野球部に入部。
肩を壊してしまい一年生夏に軟式野球に転向されたそうです。
「硬式の球児は甲子園だけど、軟式球児には明石球場が甲子園のようなものなのですよ」と教えて下さった。
みなさんも運が良ければ歴史館で沼山先生や沢田さんのガイドが聞けるかもしれませんね
そして、甲南女子大学講師(元毎日新聞社運動部記者)の玉置 通夫氏による講演もありました。
「甲子園はプロ野球のためではなく、高校球児のために作られた球場」というお話しがあり、
甲子園が誕生した建設当時の話しや、当時の球児のエピソードなどを聞き、
甲子園は野球と共に成長してきた場所だなぁと感じました。
最後は甲子園歴史館。
一度行きたいと思いながら行けなかった場所。
高校野球の歴史やプロ野球、阪神タイガースが満載の館です。
貴重な品々の展示があり、blogでも紹介した本に出てくる選手の貴重な品に見入ってしまいました。
甲子園の鼓動 第一章 日本の土 ~首里高校1958年の長い旅~ 土を持ち帰ったバック
今読んでいる嶋 清一 ~戦火に散った伝説の左腕~
ボールに嶋さんの想いが込められているようで・・・
池田高校 故 蔦監督さんのユニホーム
先日お亡くなりになられた箕島高校 故 尾藤監督さんのユニホーム
最近では神港学園の伊藤選手の高校通算94本塁打を打った時のバット
”センバツ高校野球2011年” 特別展示展を開催していて、昨春の優勝校 興南と、準優勝の日大三高のコーナーがありました。
準優勝時に書いた日大三高の寄せ書き
今春、優勝旗・準優勝旗が返還される際に両校へ渡るレプリカ
ボールの壁
83回大会に出場する高校のボールには印が入っています。
時間がなく全部の高校のボールを探すことができませんでしたが、兵庫の2校と日大三高ボールを記念に
などなど・・・他にもたくさんの貴重な物があり、もっと時間があればゆっくり見たかったなぁと思いました。
今日は、国学院久我山 ・ 光星学院 ・ 波佐見 ・ 東北 ・ 静清 ・ 大垣日大 ・ 金沢 ・ 九州国際大付
前橋育英 ・ 総合技術 ・ 浦和学院 ・ 香川西 ・ 加古川北 ・ 東海大相模 ・ 明徳義塾 ・ 横浜 の練習があります。
また開会式の選手宣誓は、全員が新2年生で臨む創志学園の野山慎介主将が務めることも決まりました。
大きな被害を受けた東北の選手たちは昨夜無事到着したそうです。
出発前、地震発生初日から給水ボランティアなどを続けてきた場所を訪れ、
「毎日、復興の手伝いをしてくれてありがとう。東北全体に勇気と力を与えてくれればうれしい」
「勝つぞ、勝つぞ、東北」と手拍子で、「頑張れ日本、負けるな東北!被災地に元気を」
と、地元の町内会長の小金沢佳史さんを初め住民の方が、エールで送り出して下さったそうです。
地元で応援してくれている方々の想いを乗せて東北高校のみなさんがんばって!
躊躇していたツアー参加でしたが、気持ちが沈みがちになっていた私は
短い時間でしたが球児たちに元気をもらうことができました。
また自分にできることを考えて行動していきたいなと思います。
被災地の方々にも元気になれる風が届きますように