甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2011 選抜高校野球大会 第3日目対戦結果

2011-03-25 | 2011 春 ☆ 甲子園
センバツ高校野球大会3日目。

今日の兵庫は肌寒い一日となりましたが、今日も甲子園では熱い戦いが繰り広げられました。
第3試合の水城-光星学院戦では震災で応援に駆け付けられなかった生徒の替わりに、
両校のアルプスには、たくさんの友情応援の人たちの応援の声が響き、プレーしている選手に力を与えたことだと思います。


第1試合 日大三高と明徳義塾の対戦は際どいゲーム展開となりました。
8回三高の守備ではキャッチャーの鈴木選手が、二塁手からの送球を顔面に受け前歯2本を折ってしまいました。
この間明徳義塾に勝ち越しの1点が入り振り出しに戻ったゲームは逆転となりましたが、
9回三高の攻撃では負傷を負った鈴木選手の左中間へタイムリー2ベースヒットで2得点を返し逆転、2回戦に駒を進めました。
鈴木選手の”絶対に負けられない”と思う強い気持ちが込められた一打だったような気がします。

鈴木選手は、試合後病院に直行し、折れた歯をワイヤーで止める措置、下唇裂傷で4針縫ったほか、上唇は打撲と診断されました。
「絶対に負けられないという気持ちで打席に入った。けがの痛みは感じなかった。苦しんだ試合だったので、ただうれしかった」とコメント。

鈴木選手のあの一打が無ければ結果は変わっていたかもしれません。
小倉監督さんからも・・・
「きつかったです。明徳はバッティングがしぶとかった。いい勝負になると想ってやっていた。
 鈴木が顔にボールを受けてその後よく打ってくれた。たぶん何も覚えていないと思うが、あの一打で勝たせてもらった」とのコメント。

次の試合が心配ですが、早く良くなりますように・・・

第2試合 清静-京都成章戦では、清静2回攻撃2年生拓植選手のタイムリーヒットで先制。この回4得点を奪う。
3回にはスクイズなどで2点を加え7回には増田選手のホームランで3得点しセンバツ初出場、初戦勝利を飾り2回戦進出です。

清静の光岡監督さんからは・・・
「打線はこんなに打つチームじゃないのですが、ファーストストライクを振っていったのが結果につながった。
 元気いっぱい、思い切りよくプレーしてくれた。うちらしさが出たと思う」とのコメントが。
2回戦も元気いっぱいがんばって欲しいなと思います。

第3試合 水城-光星学院戦は、共に震災で大きな被害を受けた地域同士の対戦となりました。
全校生徒が地元青森でスクリーン応援する中、光星学院は5回まで毎回得点を上げ10-0と快勝、
2年ぶり5回目出場の光星学院が初出場の水城を破りセンバツ初勝利2回戦進出です。


第3日目の対戦結果です。

【一回戦】 3日目 第1試合
チーム名




明徳義塾(高知)
000
112
010
5
日大三高(東京)
001
002
12×
6


【一回戦】 3日目 第2試合
チーム名




京都成章(京都)
000
101
001
3
静清(静岡)
042
000
30×
9


【一回戦】 3日目 第3試合
チーム名




水城(茨城)
000
000
000
0
光星学院(青森)
142
120
00×
10


9回表 水城の攻撃

①   5番戸塚、内野安打。カウント1-2から外角のスライダーを引っ張り、一二塁間への打球。
   ファーストが飛びつくもボールを掴めず、ノーアウト一塁。
②   6番佐藤大の代打・中村、ショートフライ。カウント1-0から内角のストレートを打ち上げ、1アウト一塁。
③   7番小磯の代打・菊池、ピッチャーゴロ。カウント1-1から内角のストレートに詰まり、2アウト二塁。
④   8番阿久津の代打・長島、空振り三振。カウント1-2から外角低めのスライダーにバットが回り、二塁残塁で3アウト。


・・・第4日目対戦組み合わせ・・・

第1試合 智弁和歌山(和歌山)-佐渡(新潟)
第2試合 総合技術(広島)   -履正社(大阪)
第3試合 国学院久我山(東京)-九州学院(熊本)