気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

俳句🖊40~花林檎

2023年04月13日 | 喜代の俳句

七十路(ななそじ)を旅に誘ふや花林檎

季語:【林檎の花】(春/植物)子季語・花林檎 林檎(秋の季語)

※俳句歳時記

林檎は春、五弁の花をつける。蕾は紅色だが、開くと薄赤く見える。

北海道・青森・長野など寒冷地を中心に栽培されている。

🔶花の盛りは四月~五月で、そのころの林檎畑は壮観である。

例句【みちのくの山たゝなはる花林檎/山口青邨】※たたなはる(畳なはる)重なり合って連なる。

     

隣家の塀越しに林檎の花を見つけました。👀

聞くと、林檎の木が欲しくて5年前に購入したもので、今年はじめて花をつけたらしいのです。

庭の奥にあったものを、塀越しに行き過ぎる人にも見えるように運んできたらしく、大きな鉢植えでした。

     

「句意」

清楚で美しく、そして凛として咲く林檎の花!は初々しく…そして後に実をつけます。🍏🍎

もう70歳を過ぎた私には…とても眩しく見えました。

そして思い出した歌【村下孝蔵/踊り子】YouTube/夕暮れニャンコさんからお借りしました。

何処か行きたい~林檎の花の咲いている~暖かい所なら何処へでも行く~

村下さんの声っていつ聞いても澄んでいて、まるで林檎の花のようです。

でも…林檎の花の咲いているところって…寒いのではないかと思う私なのですが…

 

…ということで、5月末に「青森行き」が決定しました。

今度は七十路(ななそじ)夫婦のふたり旅です。

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俳句🖊39~花の雨

2023年03月26日 | 喜代の俳句

花の雨走る電車もさくら色

季語:花の雨【花】の傍題(春/植物)

※俳句歳時記

【花】の傍題:花盛り・花灯り・花影・花朧・花の雨・花の山・花の昼・花の雲・花便り・花の宿・花月夜・花盗人

花といえば平安時代以降、桜の花をさすのが一般的である。『古今集』の

<久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 紀友則>の花は桜。

「花の雨」は桜のころの雨、「花の曇」は桜が爛漫と咲き雲がたなびくように見えるさまをいう。

     

今日はせっかく桜が満開になっているのに、雨が降っています。

この地域では、大岡川に沿った恒例の桜まつりが行われていますが、あいにくの雨です。

そして孫が中学校の部活(美術部)で最後に作成した大きな灯ろうが飾られているようなので、とても残念です。

 

きのうは、ママがイレギュラー出勤だったので、急遽夕餉の支度をすることになり、雨の中を食材の買い出しに行きました。

京浜急行沿いのスーパーへと歩いていると、ちょうど電車が通り...

しとしとと降る春雨の中、沿線に満開の桜が咲いていて、それが京浜急行の赤い色とコラボレーション!

一瞬、走り去る赤い電車がさくら色に見えました。

まるで電車に燥ぐ子供のようだけれど、ちょっと嬉しい気分になりました。

そこで「花の雨」という季語で、詠んでみました。

それにしても、花(さくら)の季語は沢山あるのでびっくりしました!

ちなみに「さくら色」は「桜の花のような色」なので、季語ではないようです。

詠んだ後で「季語重なりなのか?」と思い、調べてみました。

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俳句🖊38~ひなあられ

2023年03月06日 | 喜代の俳句

【ひなあられ食べ尽くしたり男の子】

季語:ひなあられ(雛あられ)春(行事)【雛祭(ひなまつり)】の傍題(ひな人形・雛・雛飾る・・・などの多くの傍題があります)

※俳句歳時記

3月3日に女児の息災を祈って行われる行事で、古くは桃の節句、雛遊びなどといった。

桃の節供はもとは五節句(人日(じんじつ)=一月七日、上巳(じょうし)=三月三日、端午=五月五日、七夕=七月七日、重陽=九月九日)の一つ。

雛に桃の花を飾り、白酒・菱餅・あられなどを供えて祝う。

人形(ひとがた)で体の穢れ(けがれ)を祓い川に流した上巳(じょうし)の日の祓の行事に、雛遊びの風習が習合したもので、

江戸時代から紙雛にかわって内裏雛が多く作られるようになり、豪華な段飾りへと発展した。

     

これは去年詠んだ句で、添削して頂いた句のなかで予想外に直しのなかった句です。

作品の背景:姉の節句に飾られたあられを全部食べてしまった弟

先生の添削:あらあらあらと驚きの声が聞こえてくる句です。

この弟の年齢が気になります。

男の子というところが面白く俳味(はいみ)があります。

飾るとまた食べてしまうかもしれませんね。

     

自分ではあまり考えないで作った句で、背景のとおりで、みたまま、思いついたままだったので添削がなかったのが予想外でした。

あまり推敲をしてしまうと、最初に思いついたことの流れのようなものが無くなってしまうのかもしれません。

添削は無かったけれど勉強になった句でした。

桃の節句も終わってしまいました。

もうじきお彼岸です。

今朝、いつも見ているテレビ朝日の「依田さんのお天気コーナー」は「行田八幡神社の花手水前」からの中継でした。

【ふるさとの思ひ膨らむ春来る】 喜代

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俳句🖊37~乙女椿

2023年02月22日 | 喜代の俳句

【散るさだめ哀しき乙女椿かな】

季語:乙女椿(春)【椿】の傍題・・・山椿・藪椿・白椿・紅椿・乙女椿・八重椿 玉椿・つらつら椿・花椿・椿林・落ち椿

※俳句歳時記

花は八重咲と一重咲きとがあり、鮮紅・白色などの色はさまざま。

「椿」は国字で、春の事触れの花の意。中国で椿の字をあてる木は別種で、山茶と書くのが日本の椿にあたる。

日本にもともと自生していたのは藪椿であり、それをもとに園芸種が多数作られた。

藪椿の素朴な美しさと園芸品種のあでやかさが対照的。

地上に落ちた「落椿」が俳句の素材になることが多い。

     

俳句に使用した写真はこども植物園に咲いていた椿です。

ピンクのツバキの花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」だそうです。

この花も植物園の裏手に咲いていました。

それでも「乙女」と言われるように、愛らしい美しさがあります。

そのまま散る(落ちる)のは惜しいような…そんな気持ちを詠んでみました。

     

「椿」は「俳句生活」の今月(2月)のお題です。

我が家の乙女椿はまだ蕾なので、実際に見てみようと思いお天気も良かったので、昨日こども植物園へ行ってきました。

まだ蕾のものが多い中、他にこのように、濃い紅椿が咲いて【黒龍】と立て札に書いてありました。

【藪椿】は沢山咲いていました。

足もとには福寿草

俳句を始めて2年になり、このところ他の方にも、解かるような句になってきているのかを知りたい気持ちが起きてきました。

通販生活を利用している妹から「俳句生活へ投句してみれば…」と以前からの助言があったり(妹も投句しています)

ブログをフォローさせていただいている方が数名投句されているので、毎月、発表を見るのを楽しみになっていたので、

少しずつ「俳句生活…通販生活主催」と「俳句365…松山市主催」などに投句を始めました。

自分のだけでなく、知人の名前(俳号)を探すのが、入試発表を見るような、何かの当選を探すようなドキドキ感やワクワク感があるのです。

 

去年、何事も経験なので1年に1度募集している「猫俳句大賞…(株)アドライフ主催/堀本裕樹選」に応募してみました。

「大賞になって10万円貰えたら、また旅行に行こう!」なんて妹に冗談を言っています。

万に一つもそんなことはありえないでしょうけれど!

でも、またひとつ楽しみが増えました。

「椿」は年末には開花する山茶花のせいでしょうか?何となく冬に咲く感じがしていますが季語は「春」です。

言われてみれば「春」の「木」で…【椿】でした。

もうじき春ですね・・・

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俳句🖊36~冬日向

2023年02月08日 | 喜代の俳句

冬日向猫競り合ひて暖をとる

季語:冬日向(冬・天文)

【冬の日】の傍題:冬日向・冬日(ふゆひ)・冬日影

※俳句歳時記

寒気の中の輝かしい冬の太陽、あるいはその日差しをいう。

◇冬日影の「日影」は陽光のこと。→冬の日(時候)

     

今年もまたこんな取り合いが始まった。(去年のブログ写真から)

まるで家猫のように、我が家の陽だまりでお昼寝をするようになっているロシアンブルー?の「ニャーニャ」

ニャーニャとは私の付けた名前だけれど、この間、小次郎ママに本当の名前を教わった。

「豆太」と言うらしい。

ええっっ~以外な名前にビックリ!

豆太の実家?の方から聞いたらしい。

実家とは、出窓からいつも外を眺めているニャーニャそっくりの猫がいるお宅。

こんな感じで!(※写真がないので写真ACさんよりお借りしました)

その窓辺の猫ちゃんとニャーニャは「きょうだい」らしい。

兄・妹…か、姉・弟…???

という事は姉か妹の猫は、もしかしたら「豆子」?…って聞いたら「ピンポン!」って…小次郎ママが言う!

でも私は、豆太はしっくりとこないので、これからもニャーニャと呼ぶことにした。

だけれど、何故ニャーニャは家出なんかしたんだろう。

私の見た、窓辺の豆子は、毛もつやつやとして綺麗で、お借りした写真のように、いかにも「ロシアンブルー」って佇まいだった。

「男の子なので家の中に閉じこもっているのが嫌いだったのでしょう」と飼い主さんは思っているらしいのだけれど...「自由を求めて!」ってところ?

でも地域猫でも野良は野良!

冬は寒いし…猫は猫なりに大変だろうと思うのだけれど…。

人間社会にもいろいろあるけれど、猫社会にもいろいろとあるのだろう…きっと!

     

俳句に使った写真は私を見ている。最近は逃げない。

この頃、17歳になったチワワ犬小次郎がだんだんと弱ってきていて、ニャーニャは一緒の散歩できなくなって、なんとなく寂しそうだ。

「可哀想だから」と小次郎ママが時々一人散歩をして、その後ろをニャーニャがついて行っている。

以前の散歩写真

こんなほのぼのとした光景がもう見られないのかと思うとちょっぴり寂しい。

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