気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

出逢いは偶然か (‥ )ン? 必然か ( ‥) ン?

2020年05月20日 | 日記

ママ(長男のお嫁さん)我が家に来て明日でもう15年経つ。

諺に「嫁姑仲よきはもっけの不思議」などというのがあるが、

かくいう私も同居だったお義母さんとは何度か言い争いのようなものがあった。

でもママとは一度もない。不思議?のうち。どうしてなのか?よく考えてみると、

やはりママができているという答えに落ち着く。

ではなぜか?それはママのお母さんにあるのだと思う。

孫たちはグランマと呼んでいる。(Grandmother)

前回のブログでもちょっと登場してもらった、ママのお母さんは

北米インディアナ州の出生、出身で、両親は北欧系のアメリカ人。

祖父母はインディアンの人たちに溶け込もうとしておさげ髪にしていた。

アメリカには日本よりだいぶ前に写真があったようで、その写真を見せていただいたことがある。

ネガはガラス?だった。

大学生の時、交換留学として行ける国がドイツと日本の二択で、日本を選んだそうだ。

理由は ”下駄” ?

その鼻緒の柄の美しさに「こんなところにも芸術が」と、日本の文化に触れてみたいと思ったらしい。

日本の留学先は、あの都の西北W大。

時代はちょうど大学紛争の真っ只中(アメリカとの安全保障条約に反対した学生の運動でデモや校内立てこもりなどが頻繁に起こっていた。いわゆる安保闘争)で、私だったらドイツを選んだでしょう。

でも、出逢いって、偶然なのか?必然なのか?

そこで出会ったのがお父さん。fall in loveです。

お母さんは自分の実家のことを、「トウモロコシ畑が果てしなく続く田舎で、留学してでもその田舎を出たかっただけなのに、こんな遠くの日本に来てしまった。」

と言っているらしい。

そのお母さんのママへの教えは、「ここは日本なのだからまずは日本の所作が正しいということを念頭に置くこと」だそうだ。

~郷に入っては郷に従え~ということらしい。

移民した祖先が先住民インディアンの人達と仲良くやっていくためにはいちばん大切な事だったのかもしれない。

そんなお母さんから育てられたママだから今時珍しい「仲良きはもっけの不思議」になるのかなと私は思っている。

でもなんだか似てる・・・育ったところ (‥ )ン? 

 お母さんの故郷インディアナ州の田園風景

私の故郷実家脇の田園風景 ( ‥) ン? 

ひょっとして国も違い、かなり離れているけれど同じようなところ?

私のこじつけでしょうか?

お母さんは昨年退職(翻訳や書類校正の仕事)したけれど、今でもアメリカから日本に嫁いできた人達の相談相手になるボランティアをされているそうだ。

素敵な方だ。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 若気の至りから~Thinking Ou... | トップ | 落し文をお題にした母の句~... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当に縁って不思議です。 (naramama)
2020-05-24 11:36:58
くちがずこ様
コメントありがとうございます(*^-^)
グランマのお話はもっとあるので、
折をみてまた書いてみたいと思っています。
例えば結婚を反対されたお父さんが
(それは反対されますよね。
ひとり娘がUSAから日本へ('O'*) なんですから)
1ドル360円時代に単身アメリカに渡たり、どのようにグランマの両親の信頼を得たか?
聞くとまるで映画のようです。\(^o^)/
返信する
人様との御縁は・・・ (くちかずこ)
2020-05-24 10:04:20
これほど広大に?
人智の及ばない縁、凄いなあ・・・

仲良し、
双方の御人徳だと思います。
返信する

コメントを投稿