「メタボ健診」正しくは「特定健診・特定保健指導」が、4月1日から始まりました。
批判も多い、課題は山のようにあり、随所に欠陥や問題点を抱えていながらも、始まった以上は、医療機関はもとより医療従事者としても、改善点を指摘しながら、一定の効果をあげる責任があります。
ここはまず内容を熟知することから始めましょう。
対象者は、40歳から74歳までのすべての国民、およそ5.600万人が対象になります。
企業の健康保険組合や市町村など保険者に実施が義務付けられていて、健保組合の場合は、被保険者である従業員だけでなく、その家族も含まれます。
メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)やその予備軍を早く見つけて治療や生活指導を徹底して、加齢にしたがって増大する医療費を削減しようとする、新しい健診制度、と厚労省の弁です。
まずは「ステップー1」①腹囲を測り、肥満の度合いを決めます。
②日本肥満学会が提言する、体の大きさの指数、BMIを決めます。
専門医の方々から、その基準値の決め方に疑義が集中しています。