17日に登った燕岩を下りたときのことです。
燕岩は国道433号線の分水嶺から登ります。国道のそばにこのような石碑があります。タカ長には初めての山なので、この石碑のそばの道を入る、と言う程度のことしか分かりませんでした。
その向こうは別荘地のようなところで、そのはずれから山道に入るようですが、具体的なことは分かりません。そこでおおよその見当をつけて歩き始め、その先にいた人に確認することにしました。
「その先を左に入れば良いけど、木を伐ったところは茂っているよ」
「茂って入れなかったらしっぽを巻いて帰って来ます」
と言うようなこと話してから山道に入りました。
思い出と言うのはそのことではありません。急ぐ山歩きではないのでのんびり登り、燕岩の上でゆっくりと昼食を済ませて、またまた、のんびり歩いて別荘地に帰ったときのことです。
建物が何軒建っているのか数えていませんが、多くは人の住んでいない感じでした。登るときに話をした人の家は日常的に住んでおられる感じでした。
その家の前には小さなテーブルもありました。
「あそこに座ってコーヒータイムをさせてもらうと良さそうだね」と言うようなことを話しながら通り過ぎると、、、、、、、、
後ろの方から奥さんが、「栗の実はいりませんか」と追いかけて来られました。もちろん、タカ長は遠慮なく頂きました。
「いつまでたっても下りて来られないし、、、、別の道を下りられたのかと思って出てみれば車はあるし、、、、、」
袋に入れた栗の実をタカ長たちに持たせるためにずいぶん気を遣わせたようです。奥さんには迷惑をかけたのかも分かりませんが、その心づかいがとても嬉しかったのです。
登山中に栗ひろいをしている人に偶然出会って、その人から頂いたのならそれほど感動しなかったでしょうが、タカ長たちに持たせるために栗を袋に入れて、未だ未だかと家の周りを注意しながらタカ長たちを待って下さったことに感動したのです。
この軌跡の端が燕岩です。国道433号線をはさんだ向かいにある山が気になっていました。帰宅して調べるとその山は椎谷山。「433」の数字のあたりから登るようです。
画像の左上にピークらしく見えるのが椎谷山で、だいたい尾根すじを登るようです。標高は燕岩より100メートルくらい高くなりますが、往復するだけならタカ長でも行けそうです。
もう少し季節が進んで、紅葉のころ行くことを考えるようになりました。その時は何かお土産を持って、、、、、、、、。
そのお土産を何にするか、お菓子など持って行くと気を遣わせることになるので、さてさてどうするか???
そのような心づかいを頂いたことで、433号線を走ったり、あのあたりの山が見えるところに登ると、あの奥さんの心遣いを思い出すことになりそうです。
そのような小さな思い出が出来たことを嬉しく思っているのです。
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